心筋 梗塞 症状。 急性心筋梗塞の前兆、その症状とは?・私の体験と対処法

何にも症状や既往がないにもかかわらず、心電図で心筋梗塞の疑いという診断を目にします。症状がなくても心筋梗塞ということはあるのですか

心筋 梗塞 症状

心筋梗塞の前兆かもと思ったら• 心筋梗塞では亡くなられる方の半数以上が、発症から1時間以内に集中しています。 そのため病院に到着する前に亡くなる場合が多いのです。 心筋梗塞の前兆かもと思ったら、ためらわずに 救急車を呼び 病院に受診しましょう。 心筋梗塞の前兆症状とは? 1. 狭心症の発作• 心筋梗塞を起こした患者の約半数が、心筋梗塞発症直前に狭心症の発作に襲われています。 狭心症の発作は一時的なものであり、しばらくその場でじっとしているだけで痛みは治まります。 しかし、心筋梗塞発症直前かもしれないので、病院受診を急ぐ必要があります。 狭心症の症状とは• 狭心症の3大症状は、「息切れ」、「動悸」、「胸の痛み」です。 胸のあたりが、圧迫されるような痛みや締め付けられるような痛みを感じます。 人によっては、あごやみぞおちに症状 痛み が広がる場合もあります。 放散痛。 私の体験• 左右両方の鎖骨の下に刺すような痛みの後、あごの下への放散痛がありました。 まさか心筋梗塞の前兆症状である狭心症であるとは思わずに、市販の痛み止めの服用と湿布薬を貼り、一晩様子を観てしまいました。 「」も参照ください。 左肩や背中の痛み• 実際に左肩や背中が悪いことによる痛みではありません。 これは、心臓とは異なる場所に発生する痛み 放散痛 です。 心臓の痛みを脳に伝える神経が、左肩や背中の神経と同じなためにおこります。 脳が、心臓に感じた痛みを、誤って左肩や背中の痛みだと感じてしまうためであるようです。 私の体験• 私の場合、左肩というか左腕の付け根から下あたりに強烈な痛みを感じていました。 その強烈な痛みは、心筋梗塞を起こしていたと思いますが…• 左腕を普通に上げることが難しいくらいの状態でした。 「」をご参照ください。 左手小指の鋭い痛み• 心筋梗塞を起こした方の経験によれば、左手の小指が、何かでしばったように、しびれたりうずいたりしたそうです。 左手小指に走る原因不明の痛みは、かなり危険なようです。 長く左手小指に違和感や痛みを感じるようなら、病院に行きましょう。 冷や汗が止まらなくなる 私の体験• 私の場合、夏の終わりではありましたが、汗が止まりませんでした。 その汗は、いつも汗をかく場所ではありませんでした。 私の場合は頭の後ろのあたりでした。 「」をご参照ください。 歯の痛み、奥歯や下あごの痛み• 心筋梗塞になった多く方が語る前兆症状の一つに、歯の痛みがあるそうです。 特に奥歯や下あごのあたりが、急激に痛み出したら要注意だそうです。 また、虫歯でもないのに突然歯の痛みが襲ってきたときには、心筋梗塞を疑うことが必要かもしれません。 私の体験• 私の場合、左右両方の鎖骨の下に刺すような痛みを感じてから、左右両方の下あごのあたりが、急激に痛み出しました。 「」をご参照ください。 胸の違和感・ざわつき• 激しい痛みがあるわけでもない、しかし胸に違和感を感じる。 なんとなく胸がざわつく…ような感じがする。 言葉での表現は難しいですが、体験者の私としてはよくわかる言葉です。 私の体験• 市販の痛み止めを飲み、狭心症の痛みがおさまってからは、「激しい痛みがあるわけはないが、胸に違和感を感じる」「なんとなく胸がざわつく…ような感じがする」が心筋梗塞を起こすまで続いていました。 「」や「」をご参照ください。 その他• 不整脈、吐き気や胃のムカムカ、顔面蒼白、 少しのことで疲れるたり息切れしたりすることがあるようです。 以上のような症状を感じて、心筋梗塞の前兆かもと思ったら、ためらわずに 救急車を呼び 病院に受診しましょう。 もご参照ください。 1962年 昭和37年 愛知県にて出生。 1993年 平成5年 に看護師資格を取得した現役の看護師。 2015年 平成27年 8月31日、急性心筋梗塞を発症。 自らの運転する車で病院受診後、そのまま10日間の入院生活を送る。 入院中より、先々に対する漠然とした不安や再発に対する不安を感じるようになる。 ネット検索にて、真島消化器クリニックの「脳梗塞・心筋梗塞完全予防法」に出会う。 自分なりに「RAP食」をやり始める。 2015年 平成27年 11月、福岡県久留米市の真島消化器クリニックを受診。 8か所の血管エコー検査にて80歳以上の血管の状態であると指摘される。 真島医師の指導により本格的に「RAP食」に取り組み始める。 をご覧ください•

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心筋梗塞の前兆と初期症状…後遺症が残った場合のリハビリ方法

心筋 梗塞 症状

心筋梗塞とは 心筋梗塞は現代病で、性別に関係なく 40代から60代で多く発症する疾患です。 実は、30歳を過ぎれば誰でも発症する可能性も! 心筋梗塞は、心臓の周りの冠動脈が動脈硬化や、 血栓で詰まり心臓の筋肉が壊死する病気です。 そして、 壊死した部分は再び動くことはありません。 2011年の死因別の死亡原因では、 一位のがんに次いで多いのが 心疾患。 そのうちの22%が急性心筋梗塞で、4万3265人だったのです。 では、心筋梗塞の前兆はあるのでしょうか? 心筋梗塞の前兆症状やチェック法 心筋梗塞の主な初期症状は? やはり、代表的なのは 突然の激しい胸の痛みです。 それは胸の左側でなく、中心に痛みが出ます。 さらに、1点の痛みではなく、まるで握りこぶしで 抑えつけられるような痛みです。 同じような痛みでも、 15分くらいまでの場合は、 狭心症の疑いもあるのです。 ですが、15分から30分以上の痛みには、 心筋梗塞を疑います。 あごの痛み• 左手小指のしびれや痛み• 左肩の痛み• 吐き気・嘔吐• 冷や汗• 息切れ これらの症状が 2,3個あてはまったら、 なるべく早く医師にご相談下さい。 胸以外の痛みは、 放散痛といって、 病気に直接かかわる場所とは違う 離れた場所が痛むことをいいます。 初期症状には、ここにあげたような症状が多いのですが、 中には 無症状で進行するケースもあり 分かりにくいことにも、注意が必要ですね。 心筋梗塞になりやすい人は? 心筋梗塞の主な原因は動脈硬化ですが 動脈硬化の 危険因子としては次の様なものがあります。 高血圧• 高コレステロール• 糖尿病• ストレス• 睡眠不足• 心筋梗塞を発症した家族がいる さらに最近は やせた人が多くなる傾向です。 また、心筋梗塞を起こしやすい人というと、 せっかちで怒りっぽい性格で、ストレスをため込むからと されていました。 ですが、最近の大阪大学の調査では、 のんびり温和 な性格の人のほうが、ストレスをためやすく 心筋梗塞になる確率は、1,3倍もあるという結果に! 病気自体は 5年10年という時間をかけて なっていくものだそうです。 bostonscientific. html 心臓の周りには冠動脈という、心臓に栄養を送る 大切な血管があります。 その冠動脈の根元 太い血管が詰まると重度の心筋梗塞になり 先のほうの 細い血管だったり、詰まった箇所が少ない場合や 周囲の筋肉の壊死が少ない場合などは、 軽度の心筋梗塞になるのです。 心筋梗塞の予防法は? 残念ながら、これをやっておくと絶対にならないという方法はありません。 ですが、日ごろから、次のようなことに注意していると 発症する確率を下げることが期待できます。 ・ 規則正しい生活・ラジオ体操などの運動 ・ 自分を律すること ・ 小さな症状を見逃さない ・ ストレスをためすぎない ・ 塩分を控える ・ 血圧管理 ・ 血糖値を抑える ・ 心臓ドッグをうける 心臓ドッグは、 3D画像で心臓の周りの様子をみることができ 冠動脈の細くなった部分を、見つけることができます。 費用は10万円ほどかかりますが、症状がある場合は 保険適用できます。 また、こちらの検査も簡単に受けることができて 動脈硬化になりやすい傾向を知ることができます! 最前線で働くビジネスマン、子育て中のママさん 会社を経営されている方も、皆さん体が資本! 突然発症し、後遺症がのこる可能性も 高いという怖い梗塞の原因、動脈硬化。 手軽に受けられる 発症リスク予測検査も 予防法の一つになってくれそうですね。 (ハーバード大学より) 過度に炭水化物を減らすのは、危険ですね。 さらに、塩分・動物性脂肪や甘いものを控えるのも大切。 動物性脂肪は、1日20g摂取の場合が一番かかりにくいのです。 大豆好きの女性には心筋梗塞が少ないという事実も! 女性の場合は女性ホルモンの減少から、高血圧になる例も多いですね。 そんなとき、大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きを するので、健康的な体づくりに有効ということなんです。 減塩料理や、大豆食品の多い食事を心がけることや 適度な運動と睡眠、過度なストレスをさけることに加えて 心臓ドッグなどの検査を心がけることも大切ですね。 お読みいただきありがとうございました。

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何にも症状や既往がないにもかかわらず、心電図で心筋梗塞の疑いという診断を目にします。症状がなくても心筋梗塞ということはあるのですか

心筋 梗塞 症状

心筋梗塞とは 心筋梗塞【しんきんこうそく】は、心臓を動かす心筋に血液が届かなくなって、激しい胸の痛みなどに襲われる病気です。 類似した病気の狭心症【きょうしんしょう】と合わせ、虚血性心臓疾患と呼ばれます。 「虚血性」とは「血液が足りない」という意味です。 虚血性心臓疾患は、欧米に比べると患者数が少ないのですが、高齢者人口が増えるにつれ患者数が増えており、いまや、がん・脳卒中と並ぶ日本人の三代死因の一つになりました。 急性心筋梗塞に限ると、年間約15万人が発症し、そのうちの約30%が亡くなっていると言われています。 発症したら一刻を争う事態となるので、迷わず救急車を呼びましょう。 ここでは、心筋梗塞がなぜ起こるのか、どういう症状が現われるのか、どういう治療・手術をするのか等を説明します。 図1 心筋が動くには、この3本の冠動脈を通して酸素と栄養分を得なければならず、冠動脈が詰まってしまったら、詰まった先にある心筋は、酸素と栄養分が届かず壊死してしまいます。 壊死した心筋は再生しません。 心筋が壊死すると、心臓から充分な血液が全身に送り出せなくなり、迅速に治療しないと死に至る恐れがあります。 3本の冠動脈のうち、1本が詰まったものを1枝病変、2本詰まったものを2枝病変、3本すべてが詰まったものを3枝病変と呼びます。 一般に、詰まった箇所が多ければ多いほど重篤です。 心筋梗塞のほとんどは、突然襲ってくる急性心筋梗塞です。 知らず知らずのうちに血管が詰まる心筋梗塞もありますが、ここでは、大部分を占める急性心筋梗塞を中心に話を進めます。 狭心症との違い 心筋梗塞と類似した病気に、同じ虚血性心臓疾患の狭心症があります。 両者の違いは、冠動脈の詰まり方にあります。 心筋梗塞が、冠動脈が塞がり血流がなくなってしまった状態であるのに対し、狭心症は、冠動脈の内径が狭くなった状態で、まだいくらかは血流があります。 したがって、心筋梗塞のほうがより危険で重篤と言えます。 どちらも、胸の痛みや圧迫感といった症状が出ますが、狭心症では、そうした症状が数分から長くて15分程度と一時的なのに対し、心筋梗塞では30分以上継続し、安静にしていたり、救急薬のニトログリセリンを服用したりしても、治まりません。 原因 心筋梗塞の原因の大部分は、動脈硬化です。 高血圧や脂質の過剰摂取などのさまざまな要因で血管が柔軟性を失い、硬くなってしまう現象を動脈硬化と言います。 動脈硬化が進むと、血管壁が厚みを増し、血管の内径が狭くなります。 こうして血流が悪くなった状態が、狭心症です。 心筋梗塞の大部分は、その動脈硬化の進んだ血管壁の内側に、脂質(脂肪分)から成るコブのようなものができることで発症します。 まず、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が血液中に増えすぎると、傷のついた内皮細胞(動脈の血管壁を形作っている一番内側の細胞)のすき間からLDLコレステロールが血管壁の内側に入り込みます。 続いて、それを退治しようとする免疫細胞や、その他の細胞も入り込むため、血管壁がコブのように膨れ上がります (図2)。 この「アテローム(粥腫【じゅくしゅ】)」と呼ばれる脂質のコブ(プラーク)が大きくなって破裂すると、そこに急速に血の塊(血栓)ができ、血管が塞がれてしまいます。 これが心筋梗塞です。 図2 必ずしも狭心症から進展するのではない かつては、狭心症が悪化することで心筋梗塞が起こる、と考えられていましたが、現在、必ずしもそうではないことが分かってきました。 狭心症の症状が出ていなかったのに、突然心筋梗塞を起こす人が、発症者の半分くらいはいるのです。 狭心症では、冠動脈の内径が半分以上狭くなると、安静時は何ともないのに、運動をしたり階段を上ったりしたときに胸の痛みや圧迫感を覚えるようになる人が多いのですが(こういう狭心症を「安定狭心症」と言います)、心筋梗塞では、内径が半分も狭くなっていないのに、突然、脂質のコブが破裂して血の塊が血管を塞ぎ、発症するケースがしばしば見られます。 つまり、自覚症状がないのに心筋梗塞を発症してしまうケースが、かなりあるというわけです。 動脈硬化以外の原因もある 心筋梗塞は、動脈硬化とそれに続く脂質のコブの破裂以外に、以下のような原因でも発症します。 前兆とチェック項目 心筋梗塞の前兆は、胸の痛みや、胸が締めつけられるような圧迫感です。 心筋梗塞を起こした人の約半数は、発症する1~2か月以内に、そうした前兆を経験します。 しかし、残りの約半数は、そんな前兆なしに、いきなり発症します。 また、糖尿病や高血圧症を抱えている人、高齢者などは、痛み等の自覚症状がないことがしばしばあります。 したがって、前兆がないからと油断するのは禁物です。 前兆がある場合によく見られるパターンは、胸の痛みや圧迫感が、まず5~10分程度数回繰り返され、その後大きく激しくなったり、頻度を増したりします(こういう状態を「不安定狭心症」と言います)。 不安定狭心症でも、安静にしていればほぼ治まるので、軽く考えて放置してしまう人が少なくありません。 胸の違和感や痛み、締めつけられるような感じを繰り返すようなら、心筋梗塞を疑ったほうがいいでしょう。 また、夜間や安静時にも痛みなどが出るようなら、必ず医療機関を受診しましょう。 チェック項目 胸の痛みや圧迫感はなくても、以下のような症状を繰り返すようなら、注意が必要です。 症状 心筋梗塞の症状として最も特徴的なのは、脂汗が出るほどの激しい胸の痛みです。 「痛み」というよりも、胸が締め付けられるような圧迫感、焼けつくような感じ、と表現する人もいます。 狭心症とは違って、症状が一時的(数分から15分程度)ではなく30分以上続くので、しばしば恐怖感や不安感を伴います。 痛む場所は、主に胸の中央部から胸全体にかけてですが、左胸から顎のあたり、左肩から左腕にかけてに広がる場合もあります。 このため、心臓から来る痛みとは思わず、胃痛や歯痛などと勘違いする人もいます。 背中が痛むこともあります。 呼吸が苦しい、冷や汗が出る、吐き気がする、といった症状を訴える人もいます。 顔面が蒼白となり、脱力感を覚え、動悸やめまい、失神、ショック症状を呈する場合もあります。 不整脈対策 心筋梗塞は、心室細動(心室がブルブル細かく震え、血液を送り出せなくなった状態)などの不整脈を合併しがちなので、それが起こるかどうか監視する必要があります。 なぜなら、発症後1時間以内に死亡する原因の多くが、この不整脈にあるからです。 不整脈が起こると心臓がポンプの役を果たせなくなります。 こうなると、1分2分を争って人工呼吸や心臓マッサージといった心肺蘇生法を施さないと、助かりません。 病院で不整脈が起こった場合は、医師が薬を投与するなどして対処できますが、問題は病院外です。 発症してから1時間という時間帯は、自宅や外出先、あるいは病院に向かう途中であることが多く、不整脈が起こっても心肺蘇生法が施せないケースがしばしばあります。 ただ、幸いなことに最近は、至る所にAED(自動体外式除細動器)が配備されるようになったので、周りにいる人がそれを使って対処できるようになりました(原理としては電気ショックです)。 病院に向かうのに、自家用車やタクシーを使う人がよくいますが、救急車は不整脈が起こっても対処できます。 ためらうことなく救急車を呼んでください。 再灌流【さいかんりゅう】療法 心筋梗塞が起こったら、一刻も早く血管の詰まりを取り除き、血液を再開通させねばなりません。 この再開通作業を再灌流療法と言います。 発症してから6時間以内に行なえば、梗塞した範囲が小さくなることが確認されています。 再灌流療法には、血栓溶解療法とカテーテル・インターベンション(PCI)、そして冠動脈バイパス手術があります。 これには、薬を静脈から注入する経静脈的血栓溶解療法(IVT)と、カテーテル(細い管)を使って冠動脈内に直接薬を流し込む経皮的冠動脈内血栓溶解療法(PTCR)があります。 日本には次に述るカテーテル・インターベンション(PCI)が可能な医療機関が多いこともあって、再灌流療法を実施する際はカテーテル・インターベンションを優先し、血栓溶解療法は第二選択とすることが多いようです。 ステントは、あらかじめバルーンの外側に折りたたまれた状態で装着されています。 バルーンを冠動脈の詰まった箇所で膨らませると、血管が押し広げられます。 その状態でバルーンをしぼませ、抜き取ると、押し広げられたステントがそのままの状態で残ります。 こうして血液を再開通させます (図4)。 図4 ただし、ステントには周りに血栓を生じやすいという欠点があります。 血栓ができると、せっかく広げた血管がまた塞がってしまいます。 それで、最近はステント自体に抗血小板薬を染み込ませ、自然に放散させることで血栓ができないように工夫したステントが使われるようになってきました。 体にメスを入れるわけではないので、外科手術に比べ体の負担が軽く、入院も数日で済むという利点があるので、現在、1枝病変(冠動脈の1本が詰まった状態)では、主にこのカテーテル・インターベンションが行なわれています。 ただし、2枝病変や3枝病変、あるいは他の疾患も合併しているような、より重篤な症状の場合は、次に述べる冠動脈バイパス手術でなければ対応できません。 血栓溶解療法で出血性の合併症が出たようなときも、緊急の冠動脈バイパス手術が必要になります。 オフポンプCABG 人工心肺は使わず、心臓を動かしたまま行なう手術です。 ドーナツ型をした直径4センチくらいの、スタビライザーというシリコンゴム製器具を使って、一部だけ心臓の動きを止めます。 スタビライザーを心臓に押し当てると、あてがったドーナツの穴の部分だけ動きが止まります。 利点は、人工心肺が引き起こす合併症の危険が減ることです。 「オフポンプ」とは、ポンプ(人工心肺)を使わないという意味です(これに対し、人工心肺を使う手術は「オンポンプ手術」と呼ばれます)。 現在、冠動脈バイパス手術では、このオフポンプ方式がスタンダードになってきています。 胸骨正中[きょうこつせいちゅう]切開CABG 胸をのどからみぞおちのあたりにかけて縦に25~30センチくらい切り開き、開胸器で押し広げ、心臓を露出させて行なう手術です。 胸の真ん中正面には、縦に胸骨という大きな骨があり、そこから何本もの肋骨が横に張り出しています。 心臓や肺は、この籠のような形をした骨の中に収められ、保護されています。 そのため、心臓を手術する際には、この胸骨を切り開き、押し広げることになります。 内視鏡下手術、ロボット手術(CABG) 現在考えられる、最も安全で体に負担をかけない手術です。 内視鏡下手術は、メスで皮膚を切り開かず、胸に小さな穴を開け、そこから内視鏡を入れて行ないます。 小切開CABGでは、肋骨の一部と神経なども切る必要があり、手術後の痛みが大幅に低減するわけではないのですが、内視鏡下手術では、肋骨はもちろん神経も切らずに済むので、痛みが大幅に減り、手術の傷もすぐにふさがります。 さらに進化したのがロボット手術(商品名から「ダビンチ手術」とも呼ばれます)です。 内視鏡を高度に進化させ、コンピュータ制御にしたものです。 胸に四つの小さな穴を開け (図8、9)、そこからメスや鉗子【かんし】、カメラなどを装着したロボットの腕(アーム)を差し込みます。 手術を担当する医師は3メートルほど離れた操作台から、送られてくる画像を見ながらロボットの腕を操作し、手術します (図10)。 四つの小さな穴を開けるだけなので、患者の負担は最も軽く、手術中の出血も極めて少なく、傷もすぐふさがって、手術後3日の入院で帰宅することも可能です。 ただし、内視鏡下手術もロボット手術も、医師に極めて高度な技術力が求められます。 アウェイク手術(CABG) 全身麻酔をかけず、胸部にのみ局所麻酔をかけて行なう手術です。 全身麻酔は体に大きな負担をかけるので、重症の呼吸不全や脳梗塞を患っている人、あるいは高齢者では、心臓手術が必要と分かっていても踏み切れないケースがしばしばあるのですが、局所麻酔(硬膜外麻酔)なら体の負担が軽いので、手術することができます。 ただし、麻酔医に高度の腕が要求されます。 手術中、患者に意識があり、医師と言葉が交わせます。 「アウェイク」とは覚醒している(目覚めている)ということです。 合併症の治療 心筋梗塞には、さまざまな病気が合併します。 血液を再開通させるだけでなく、それらの合併症が出たら、迅速に対応しなければなりません。 以下に、主な合併症を記します。

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