トラネキサム サン。 トラネキサム酸錠250mg「YD」の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

肝斑治療2ヶ月経過!トラネキサム酸の効果がでる期間や副作用について

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その結果、血栓ができやすい状態になります。 トロンビンははじめから体内に存在する物質です。 しかし止血のため、トロンビンを投与することもあります。 たとえば、外科手術などで出血が多い場合にトロンビンを投与すれば、フィブリンを増やして止血しやすくなるのです。 しかし、このようなケースでトラネキサム酸を服用中だったとしたら、 血栓ができすぎてしまうという危険性があります。 なぜなら、トロンビンを投与してフィブリンを増やしたところに、フィブリンを分解させにくくするトラネキサム酸の作用が加わってしまうからです。 医薬品としてトロンビンを処方されるケースはほぼないため、トラネキサム酸との併用を心配する必要はないでしょう。 ただし、予期せぬケガなどで多量に出血した場合、トロンビンを投与される可能性はあります。 そのため、トロンビンとの併用を避けてもらうには、医師にトラネキサム酸を服用中であることを伝えておかなければなりません。 トラネキサム酸との併用を注意したい医薬品とは? トラネキサム酸とトロンビンが併用禁忌となる医薬品であることはここまで解説したとおりですが、ほかにも併用しないほうがよいとされる医薬品があります。 ここからは、そういった「併用注意薬」について見ていきましょう。 ヘモコアグラーゼ ヘモコアグラーゼはヘビ毒に由来する有効成分をもつ酵素止血剤です。 トラネキサム酸と大量併用することによって、血栓んが作られすぎるという危険性があります。 一般的には処方されない医薬品であることはトロンビンとおなじですが、やはり突然の手術などで大量出血などの事態となれば投与されることがあるため、医師に伝えておく必要があるでしょう。 バトロキソビン バトロキソビンは抗血栓薬であり、トラネキサム酸とは真逆の作用をします。 血栓を分解しやすくする効果があり、バージャー病や閉塞性動脈硬化症といった慢性動脈閉そく症によってあらわれる虚血性諸症状を改善する効果があります。 また、突発性難聴の改善にも効果があるといわれています。 バトロキソビンにはフィブリン・ポリマーを分解する働きがあります。 フィブリン・ポリマーとは、網目のような形状をしたフィブリンの集合体で、血管にできた傷をふさいで出血を防止する役目をするものです。 トラネキサム酸はこのフィブリンポリマーの分解をじゃまする作用があるため、血栓塞栓症をおこすリスクが高まります。 そういった理由から、トラネキサム酸とバトロキソビンは併用注意といわれています。 もし、突発性難聴の治療が必要となった場合は、併用リスクを避けるため、トラネキサム酸を服用中であることを医師に伝えておきましょう。 血液凝固因子製剤 血液製剤の分類 全血製剤 血液そのものを指し、輸血時に使用されるもの。 血液成分製剤 全血製剤をを遠心分離したもので、赤血球や血小板などを分けて別々に投与しやすくしたもの。 血漿分画製剤 全血製剤をを遠心分離して、各種タンパク質などを抜きだしたもの。 上記はそれぞれの血液製剤についてまとめたものです。 なかでも血漿分画製剤は必要とされるタンパク質を分離し抜きだしたものをさします。 この血漿分画製剤のひとつである「凝固因子製剤」を投与する場合、トラネキサム酸を服用中であれば注意が必要となります。 凝固因子製剤を使うケースとしては、血友病患者が大量出血するなどの場合に、止血を目的として使用する場合などがあります。 そのため、血友病患者でなければ併用リスクはないといえます。 しかし、血友病で治療が必要であるなら、トラネキサム酸を服用することのリスクがあるため、慎重に判断する必要があるでしょう。 よく使われる医薬品との併用・飲み合わせは? シミや肝斑治療を目的としてトラネキサム酸を服用するのであれば、1~2か月間は服用を継続しなければなりません。 その間に、風邪などをひいてしまったら、あらたに医薬品を服用してよいのだろうかと併用を心配する人もいるかもしれません。 ここからは、利用者が多いと考えられる医薬品について、併用の安全性や注意点を見ていきましょう。 咳止めや風邪薬との組み合わせは? 風邪をひいて病院にいった場合に処方されるのは、鎮咳薬や痰切りの治療薬、鼻水・鼻づまりの治療薬などでしょう。 医薬品名 効果 アスベリン 咳止め アストミン 咳止め フスコデ 咳止め メジコン 咳止め レスプレン 咳止め アンブロキソール 喉の炎症を鎮める エンピナース 喉の炎症を鎮める ムコダイン 咳止め、痰切り、鼻づまり防止 上記はよくある風邪の症状で処方される医薬品をまとめたものです。 こういった医薬品とトラネキサム酸がいっしょに処方されることがあり、併用してもよいか心配になることがあります。 風邪の一般的な症状としては、のどの痛みや咳、鼻づまり、痰がでる、などが多いため、これらの医薬品を処方された経験があるという人は少なくないでしょう。 また、のどの痛みによってトラネキサム酸が処方されることもあります。 つまり、風邪の症状で処方される医薬品と一緒に、トラネキサム酸が処方されることはめずらしくないのです。 なお、ムコダインは風邪でよく処方される医薬品なので、トラネキサム酸とムコダインが一緒に処方されるのはよくあることです。 いずれの医薬品も、トラネキサム酸と相性の悪いものはなく、併用によるリスクはないと考えられます。 併用が心配だからと、片方の医薬品の服用をやめてしまうと、風邪の治療を遅らせることになるでしょう。 早期に治療するためには、処方された医薬品を、指示どおりに服用することが大切です。 なお、市販薬として販売されているルルやパブロンといった風邪薬についても、トラネキサム酸との併用は問題ありません。 こういった風邪薬にはいっていることが多いのは「アセトアミノフェン」という解熱鎮痛薬ですが、トラネキサム酸との併用リスクはありません。 抗生物質との組み合わせは? 抗生物質を処方されるのは、風邪など細菌性の症状がでている場合です。 抗生物質の種類には フロモックス、メイアクト、クラリス、クラビット、ジスロマック などがあります。 わりと広く使用されているものなので、処方された経験をもつ人は少なくないでしょう。 気になるトラネキサム酸と抗生物質との関係ですが、 併用しても問題ない医薬品どうしといえます。 添付文書を確認しても、併用注意といった記載はありません。 また、風邪の治療薬として、病院で一緒に処方されるというケースもあります。 もし、注意するべきことがあるのであれば、胃腸への負担が大きいということでしょう。 抗生物質には、 胃腸系の副作用がでることが多く、下痢や便秘、胃痛などの症状があらわれやすいのです。 そのため、胃腸に副作用がでやすい人が併用すると、たがいの副作用を強めあい、症状が悪化するケースも考えられます。 そういった体質の人にとって、抗生物質とトラネキサム酸は飲み合わせの悪い医薬品だといえるでしょう。 すぐに併用をやめるようにしましょう。 痛み止めや解熱鎮痛剤(NSAIDs)との組み合わせは? 解熱剤や鎮痛剤についても、ひろく服用されている医薬品といえるでしょう。 なかでも知名度が高いのは、NSAIDsとよばれる鎮痛剤です。 ロキソニン、ボルタレン、イブプロフェン、アスピリン、ポンタール、インドメタシン これらすべての医薬品はNSAIDsのなかまです。 「イブ」や「バファリン」などの市販薬は有名で、知らない人はいないでしょう。 なお、NSAIDsはトラネキサム酸との併用注意とはなっていないため、併用しても問題ありません。 トラネキサム酸を服用中にロキソニンなどの市販薬を服用してもよいのです。 とはいえ、注意すべき点もあります。 それは、抗生物質のケースとおなじように、副作用が消化器系にでやすい場合です。 抗生物質との違いは、NSAIDsの副作用が「胃」にでやすいということです。 具体的には、食欲不振や胃痛といった症状があらわれます。 深刻なケースになると、胃潰瘍になることもあります。 このようなリスクをさけるためには、ロキソニンのような鎮痛剤は食後に服用するというルールをかならず守りましょう。 トラネキサム酸の副作用にも消化器系の症状があります。 NSAIDsによって弱った胃に、トラネキサム酸の副作用が重なれば、たがいの副作用が増幅しあい、ひどい症状へと発展する可能性があります。 頻度としては少ないものの、副作用の可能性は否定できません。 トラネキサム酸を服用中に症状がでている、もしくは症状がでやすい人は、あらかじめ胃腸薬などを服用するなどの対策をとるべきでしょう。 抗アレルギーや花粉症との組み合わせは? 花粉症は多くの人がなやまされている症状です。 花粉の季節がゆううつだと感じる人もたくさんいるでしょう。 アレグラ、エバステル、ザイザル、ポララミン 花粉症になると、上記のような治療薬を服用することになります。 このような抗アレルギー・ヒスタミン剤にも注意が必要です。 なぜなら、抗生物質や痛みどめど同様に、消化器系の副作用があるからです。 もし「アレグラなどを服用するときまって胃腸の調子が悪くなる」というのであれば、それらの薬に弱い体質であると考えられます。 トラネキサム酸と服用することで、症状悪化のおそれがあるため、トラネキサム酸との併用には気をつけなければなりません。 胃腸薬との組み合わせは? 日本人の多くは、なんらかの胃腸障害を抱えているといって過言ではありません。 下痢や便秘、胃もたれや胃痛、胸やけなどのうち、誰でもひとつくらいは過去に悩まされていた、もしくは悩みつづけているのではないでしょうか。 そのため、胃腸薬を服用している人も多いはずです。 ムコスタ、ガスター、タケプロン、パリエット、ネキシウム など 上記は胃腸薬のなかでも処方せん薬といわれるものです。 つまり、胃腸薬としてはほんの一部であり、市販薬をあわせればたくさんの種類があるのです。 このような胃腸薬とトラネキサム酸の組み合わせは問題ないとされています。 トラネキサム酸添付文書を確認しても、胃腸薬の併用について注意をうながすような記載はありません。 なお、抗生物質や痛みどめは、トラネキサム酸と併用することで、消化器系の副作用リスクがあることを解説してきましたが、胃腸薬にはリスクどころか副作用をやわらげるというメリットがあります。 つまり、飲み合わせのよい医薬品どうしだといえるのです。 とはいえ、なんらかの胃腸の症状があって胃腸薬を服用しているのですから、症状によってはトラネキサム酸の副作用の影響をうけることもあります。 そういった場合には、副作用に気をつけたほうがよいでしょう。 抗不安薬や睡眠薬との組み合わせは? 多くの人が服用している医薬品として デパス、ワイパックス、ソラナックス、メイラックス、レキソタン、アモバン、ルネスタ、ロヒプノール、レンドルミン など 上記の睡眠薬や抗不安薬などがあります。 それだけトラネキサム酸と併用するケースも多いということです。 とはいえ、トラネキサム酸と抗不安薬・睡眠薬の相性は悪くありません。 つまり、併用注意ではないため、併用しても問題はないのです。 なお、可能性は低いですが、睡眠薬や抗不安薬にも消化器系の副作用があることを忘れてはいけません。 確率は0. しかし、それほど気にする必要はないでしょう。 睡眠薬や抗不安薬によって胃腸障害が発生するリスクは、NSAIDsなどと比べるととても低いからです。 ピルとの組み合わせは? ピルを服用しているという女性も多いのではないでしょうか。 トリキュラー、ダイアン、ヤスミン、アイピル ピルにはこのようにいくつかの種類がありますが、いずれもトラネキサム酸と併用注意とされるものはありません。 つまり、一般的には、併用に問題のある医薬品ではないといえます。 しかし、血栓症の副作用を起こすピルもあるため注意が必要な場合もあります。 そうしたピルと、トラネキサム酸の血栓を作りやすくするという作用は、相性が悪いといえます。 とはいえ「併用しているけれどとくに問題はない」という人もいるでしょう。 重要なことは、血栓症のリスクをきちんと知っておき、なんらかの異常があった場合はすぐに医師の診察を受けるなど、早めに対処するという意識をもつことです。 ワーファリンとの組み合わせは? ワーファリンは服用している人がそれほど多くない医薬品です。 しかし「併用」という問題においてはたびたび話題になる医薬品でもあります。 ワーファリンは制約が多い医薬品であり、納豆と一緒に摂取してはいけなかったり、妊婦に投与してはいけないとされています。 そのため「トラネキサム酸も併用してはいけないのでは?」と心配になる人もいるかもしれません。 「血栓症」の治療に使用されるワーファリンには、血栓をできにくくする働きがあります。 血栓を作りやすくするというトラネキサム酸の作用とは真逆であることから、飲み合わせが悪いように思えます。 しかし、トラネキサム酸とワーファリンの併用は問題ないとされています。 その理由は、トラネキサム酸よりワーファリンの作用が強力だからです。 もし、トラネキサム酸を服用中だったとしても、血栓を作らない作用のほうが強いため心配することはないのです。 また、ワーファリンを服用しなければならないなら、止血が必要でトラネキサム酸を服用していることはないはずです。 トラネキサム酸の服用が、シミや肝斑対策であったり抗炎症を目的とするなら、ワーファリンを併用することのリスクはないといえます。 万が一、手術をすることになった場合、止血のほうが大切であるため、ワーファリンの服用は中止することになるでしょう。 そういった場合、医師によってきちんと判断されるため、併用について不安を感じる必要はないでしょう。 たとえば、トロンビンやヘモコアグラーゼといった医薬品がそれにあたります。 これらの医薬品は、手術などで止血が必要となるケースや、血友病患者などでなければ投与されないため、通常であればトラネキサム酸との併用はないといえるでしょう。 また、風邪や花粉症の治療を目的とした医薬品はひろく使用されていますが、併用時に注意したいのは消化器系の副作用です。 消化器系の副作用がある医薬品は多く、胃痛や下痢といった症状は比較的でやすいからです。 トラネキサム酸にもおなじような副作用があるため、症状が重なることでより強い症状があらわれることがあります。 とはいえ、そこまで心配する必要はありません。 くり返しになりますが、一般的な医薬品のなかに併用禁忌・併用注意とされるものはないからです。 つまり、基本的には問題がないといえます。 それでも不安なようであれば、併用する前に見出しのなかからその医薬品を探して、問題がないか確認しておきましょう。 もし、なんらかの問題を見つけたなら、事前に医師に確認するようにしましょう。

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トラネキサムサン錠を服用したくありません。

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トラネキサム酸は、1981年から発売されている「トランサミン」というお薬のジェネリック医薬品になります。 ジェネリック医薬品とは、先発品(トランサミン)の特許が切れた後に他社から発売された同じ成分からなるお薬の事です。 お薬の開発・研究費がかかっていない分だけ、薬価が安くなっているというメリットがあります。 トラネキサム酸は「抗プラスミン薬」という種類に属し、プラスミンという物質のはたらきをブロックする作用を持ちます。 これによって出血を止める作用や炎症を抑える作用、更には皮膚のシミや色素沈着を改善させる作用などをもたらしてくれます。 「プラスミンをブロックする」と言っても、これが一体どういう事なのかイメージが沸かないかもしれません。 詳しい作用機序は記事中で説明していきますが、プラスミンをブロックする事は身体に様々な作用をもたらしてくれるのです。 トラネキサム酸の作用機序を詳しく理解すれば、このお薬が様々な領域で用いられている理由も分かるでしょう。 ここでは様々な作用を持つトラネキサム酸というお薬の特徴や効果・副作用などをみていき、このお薬がどのような方に適しているのかを考えていきましょう。 1.トラネキサム酸の特徴 まずはトラネキサム酸の全体的な特徴について紹介します。 トラネキサム酸はプラスミンのはたらきを抑える作用を持ち、それによって• 止血作用(出血を抑える作用)• 抗炎症作用(炎症を和らげる作用) などの作用を発揮します。 トラネキサム酸は、プラスミンという物質のはたらきをブロックする作用があります。 プラスミンは酵素の一種で、フィブリンやフィブリノーゲンといった繊維素を溶かしてしまうはたらきを持つ「繊維素溶解酵素」になります。 「繊維素」や「繊維素溶解酵素」など難しい名前が出てきましたが、これらは私たちの身体の中でどのようなはたらきをしているのでしょうか。 皮膚に傷が生じたりすると血管が傷付き、出血してしまう事があります。 血管から血液が漏れてしまうと、フィブリンやフィブリノーゲンといった繊維素が活性化し、血液中の血小板と反応して、出血部位に「血餅」という血の固まりを作ります。 この血餅が出血部位をふさぐことによって、出血が止まります。 もし血餅が出来ないと大量の血液が失われてしまう事になり、最悪の場合は「失血死」に至ってしまいます。 出血を抑える役割を持つ繊維素が、とても重要な物質である事が分かりますね。 しかし一方で、血餅が血流に乗って無関係なところに流れていってしまうと、細い血管を詰まらせてしまう可能性もあります。 血管を詰まらせてしまうとその先にある臓器に血液が届かなくなってしまうため、これらの臓器の細胞が死んでしまいます。 これは脳梗塞や心筋梗塞などの病態と同じであり、身体にとって重篤な事態となってしまう事もあります。 これを防いでくれるのがプラスミンなのです。 プラスミンはフィブリンやフィブリノーゲンといった繊維素を溶かす事で血栓を溶かしてくれるのです。 プラスミンは本来必要のない部位で血栓が出来てしまうとそれを感知して活性化され、私たちの血管内で不要な血栓が出来ないようにしてくれているのです。 トラネキサム酸は、このプラスミンのはたらきをブロックします。 すると血餅や血栓が溶かされにくくなるため、血が止まりやすくなります。 これがトラネキサム酸の1つ目の作用です。 そしてトラネキサム酸にはもう1つ作用があります。 プラスミンは血栓を溶かす以外にも、炎症を誘発する作用もあります。 プラスミンは炎症を引き起こす物質であるキニンを遊離したり、血管の透過性を亢進させることで炎症反応を促してしまうはたらきがあるのです。 炎症が起きるとその部位には、• 発赤(赤くなる)• 熱感(熱を持つ)• 腫脹(腫れる)• 疼痛(痛む) といった変化が生じます。 トラネキサム酸はプラスミンのはたらきをブロックすることで炎症を抑え、これらの炎症で生じる症状を和らげるはたらきがあります。 例えば咽頭炎や扁桃炎といった上気道に炎症が生じている疾患にトラネキサム酸を用いると、咽頭や扁桃の炎症を抑える事で腫れや痛みを抑える事が出来るのです。 またアレルギー性疾患でも、アレルギーが生じている部位の血管の透過性が亢進して炎症が生じてしまうため、トラネキサム酸はアレルギーによって引き起こされた炎症を抑えるはたらきも期待できます。 このようにトラネキサム酸はプラスミンのはたらきをブロックすることで、• 止血作用(血を止める作用)• 抗炎症作用(炎症を抑える作用) の2つの作用を発揮します。 またそれ以外にもプラスミンは、皮膚の色素沈着を生じやすくさせる作用があるといわれており、この作用からトラネキサム酸は皮膚科や美容外科にてシミや肝斑の治療薬として処方される事もあります。 トラネキサム酸は副作用が少なく安全性が高いのもメリットです。 副作用が生じないわけではありませんが、その頻度は少なく、また重篤な副作用もほとんど生じません。 更にトラネキサム酸はジェネリック医薬品であり、薬価が安いというメリットもあります。 ただし先発品のトラネキサム酸も元々薬価が安いお薬であるため、実感としてはそこまでは感じないかもしれません。 以上からトラネキサム酸の特徴として次のようなことが挙げられます。 【トラネキサム酸の特徴】 ・プラスミンのはたらきをブロックするお薬である ・止血作用(血を止める作用)がある ・抗炎症作用(炎症を和らげる作用)がある ・皮膚の色素沈着を抑制する作用がある ・副作用が少なく安全性が高い ・ジェネリック医薬品であり、薬価が安い スポンサーリンク 2.トラネキサム酸の適応疾患と有効率 トラネキサム酸はどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には次のように記載されています。 血を止める作用• 炎症を抑える作用 のいずれかの目的で投与されます。 「効果又は効能」のうち、最初の2つは止血作用を期待した投与になります。 出血しやすい病態に対してトラネキサム酸は過度な出血を防ぐ作用が期待できます。 3つ目はアレルギー症状の緩和を期待した投与です。 アレルギーが生じるとその部位に炎症反応が生じますので、炎症を抑える作用を持つトラネキサム酸は症状緩和の作用が期待できます。 またトラネキサム酸は血管の透過性亢進を抑える作用があるため、これもアレルギー症状の緩和に役立ちます。 最後の2つは抗炎症作用を期待した投与です。 臨床で多いのは、上気道の感染(上記で言うと咽頭炎や扁桃炎)に対して、腫れや痛みを抑える目的で投与されるケースがあります。 また保険適応外にはなりますが、トラネキサム酸は皮膚の色素沈着を抑える作用が報告されており、皮膚科や美容外科でシミや肝斑の治療のために処方される事もあります。 ではこれらの疾患に対してトラネキサム酸はどのくらいの効果が期待できるのでしょうか。 トラネキサム酸はジェネリック医薬品であるため、有効性についての詳しい調査は行われていません。 しかし先発品の「トランサミン」では行われており、その有効性は、• 止血作用が認められた率は73. 皮膚疾患に対する抗アレルギー作用が認められた率は60. 扁桃炎・咽頭炎・口内炎などに他する抗炎症作用が認められた率は70. 8% と報告されています。 同じ主成分から成るトラネキサム酸も同程度の有効率があると考えられます。 3.トラネキサム酸の作用 トラネキサム酸はどのような作用機序を持ち、それによってどのような作用が期待できるのでしょうか。 トラネキサム酸の作用について詳しく説明します。 より具体的にみると、プラスミンはフィブリンやフィブリノーゲンといった繊維素に結合し、これら繊維素が血栓を作ろうとするのをジャマします。 プラスミンが活性化すると血栓が作れなくなり、血栓は分解されていきます。 トラネキサム酸はプラスミンのリジン結合部位(LBS)に結合することで、プラスミンがフィブリンやフィブリノーゲンに結合できないようにさせます。 するとフィブリンやフィブリノーゲンは血餅を作りやすくなるため、血が止まりやすくなるというわけです。 これがトラネキサム酸の止血作用の機序になります。 より具体的に見ると、プラスミンには血管の透過性を亢進させる作用があります。 血管透過性が亢進すると血管外に様々な物質が移動しやすいようになるため、炎症を引き起こす物質や免疫細胞が血管外の組織に移行しやすくなり、これは炎症反応を引き起こしやすい環境を作ります。 またプラスミンは炎症反応を引き起こす物質(キニンなど)を産生するはたらきがあり、これも炎症反応を引き起こしやすい環境を作ります。 トラネキサム酸は、プラスミンのはたらきをブロックすることで、これらの作用を起こしにくくし、炎症反応を抑えるはたらきがあります。 炎症を抑えることによって、炎症の所見である• 発赤(赤くなる)• 熱感(熱くなる)• 腫脹(晴れる)• 疼痛(痛む) を和らげる作用が期待できます。 またアレルギー性疾患もアレルギー反応によって炎症を引き起こすため、トラネキサム酸はアレルギーによって生じた炎症を和らげる作用も期待できます。 プラスミンのはたらきをブロックするトラネキサム酸は、皮膚の色素沈着を抑える作用が期待でき、このような目的で投与される事もあります。 主に皮膚科や美容外科にてトラネキサム酸はシミや肝斑を治療する目的で処方されています。 ただしこれらはトラネキサム酸の適応疾患ではないため、保険外処方になります。 スポンサーリンク 4.トラネキサム酸の副作用 トラネキサム酸にはどのような副作用があるのでしょうか。 また副作用の頻度はどのくらいなのでしょうか。 トラネキサム酸はジェネリック医薬品ですので、副作用発生率の詳しい調査は行われていません。 しかし先発品の「トランサミン」では行われており、生じる副作用とその頻度としては、• 食欲不振(0. 61%)• 悪心(0. 41%)• 嘔吐(0. 20%)• 胸やけ(0. 17%)• そう痒感(0. 07%)• 発疹(0. 07%) と報告されています。 同じ主成分からなるトラネキサム酸も同程度の副作用が生じると考えられます。 いずれも頻度は低く、トラネキサム酸は副作用が少なく安全性の高いお薬だという事が出来ます。 また、頻度は稀ですが重篤な副作用として• けいれん が報告されています。 なおトランサミンは血が固まりやすい環境を作りますので、元々血栓が生じやすい基礎疾患が背景にある方は慎重に用いる必要があります。 このような方が安易にトランサミンを服用すると、血栓の形成を促してしまい、脳梗塞や心筋梗塞のリスクとなる可能性もありえます。 トラネキサム酸の使い方としては、 【錠剤・カプセル・散剤】 通常成人1日750~2,000mgを3~4回に分割経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 【シロップ】 通常下記1日量を3~4回に分割経口投与する。 なお、症状により適宜増減する。 ~1歳 75~200mg 2~3歳 150~350mg 4~6歳 250~650mg 7~14歳 400~1,000mg 15歳~ 750~2,000mg となっています。 6.トラネキサム酸が向いている人は? 以上から考えて、トラネキサム酸が向いている人はどのような方なのかを考えてみましょう。 トラネキサム酸の特徴をおさらいすると、 【トラネキサム酸の特徴】 ・プラスミンのはたらきをブロックするお薬である ・止血作用(血を止める作用)がある ・抗炎症作用(炎症を和らげる作用)がある ・皮膚の色素沈着を抑制する作用がある ・副作用が少なく安全性が高い ・ジェネリック医薬品であり、薬価が安い といったものがありました。 トラネキサム酸は古いお薬ではありますが、• 止血作用• 抗炎症作用 のいずれにおいても、現在でも広く用いられているお薬です。 特に上気道の炎症(咽頭炎や扁桃炎など)で、腫れが痛みが強い場合には用いられる頻度の多いお薬です。 また皮膚のシミや肝斑の改善にも(保険内で処方はできませんが)、皮膚科や美容外科でよく処方されています。 劇的な効果が期待できるお薬ではありませんが、安全性も高く重篤な副作用もまず生じないため、安心して服用しやすいお薬であるというのも現在でもよく用いられている理由の1つでしょう。 7.トラネキサム酸の成分が含まれる市販薬は? トラネキサム酸を含むお薬は、病院で処方してもらう他に薬局でも購入する事が出来ます。 トラネキサム酸を含む市販薬はいくつかありますが、用途によって、• 炎症を抑える作用を期待しているお薬(風邪薬)• 皮膚のシミ・色素沈着を抑える作用を期待しているお薬 の2つに分けられます。 前者には、 カテゴリー• 247•

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【薬剤師が解説】トラネキサム酸の効果・飲み方・副作用【美白効果・トランサミン】

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