イチゴ の 栽培 方法。 イチゴのふやし方。最適な時期と方法、注意点を紹介します。

イチゴのプランター栽培が分かる!育て方、用土や水やり、追肥は?

イチゴ の 栽培 方法

ポイント・甘い苺を収穫するために、それが得意な栽培システムを選ぶ ・低コストで苺を収穫するために、それが得意な栽培システムを選ぶ ・マニュアル化して大規模農園にするために、それが得意な栽培システムを選ぶ 【1】ビニールハウスか植物工場か? ここからは、順番に栽培システムを決めていこう。 まず考えるべきは、栽培する建物がビニールハウスか植物工場か。 海外のイチゴ栽培では屋外での栽培が主流だけど、日本の品種は果皮が薄いし質が高い果実が求められるので、屋外栽培は候補には入らない。 なので、日本でイチゴ栽培をする場合には建物は ・ビニールハウス ・植物工場 この二択になる。 1.いちごのビニールハウス栽培 ビニールハウスといっても、パイプハウスと鉄骨ハウスがある。 さらにパイプハウスでも、連棟型や耐雪型などその種類は数百通り考えられる。 ただし、今回はそこまで細かく考えずに、一般的なビニールハウスをイメージしてみよう。 ビニールハウス栽培のメリット ・初期コストが安い ・ランニングコストが安い ・大きさなどをカスタマイズができる ・耐雪性などローカライズできる ビニールハウス栽培のデメリット ・気温、日長時間、風の影響を受ける ・季節の影響を受ける ・数年に一回、ビニールを張り替える必要がある こんな農園におすすめ ・家族経営の農園 ・中小企業 ・ベンチャー企業 ・新規就農者 2.いちごの完全閉鎖型の植物工場 最近、大企業向けに流行っているのが完全閉鎖型の植物工場。 完全閉鎖型の意味は、太陽光を遮断して自然の光を使わず、空調もエアコンで制御すること。 一般的にはLED照明を使って、植物に光合成させる。 完全閉鎖型の植物工場のメリット ・季節に関係なく、一年中収穫できる ・衛生的な環境で栽培できる ・地球上のどこでも同じように栽培できる 完全閉鎖型の植物工場のデメリット ・初期コストが莫大に必要 ・ランニングコストが高い こんな農園におすすめ ・農業ビジネスに進出したい大企業 ・植物工場やIoTデータを売りたい企業 ・数十年後を見据えて参入しておきたい企業 タイプ別のおすすめ建物 予算が1,000万円から5,000万円くらいの個人農家、ベンチャー企業、中小企業はビニールハウスを選ぼう。 予算が5,000万円から5億円くらいある大企業は、植物工場も選択肢に入れられる。 最近は植物工場ブームが起こっている。 だけど、日本で日本人向けに農作物を作る場合には、わざわざ植物工場を使う必要はほぼない。 だって、屋外栽培かビニールハウス栽培で、ほぼすべての農作物が収穫できるからね。 しかも、植物工場でのイチゴ栽培は、未だに黒字化できた企業は1社もない。 日本中のイチゴ栽培の植物工場は赤字状態にある。 だからこそあえて植物工場に挑戦する意義はあると思う。 だけど、それは金銭的な体力がある大企業にしかできないことだ。 【2】ビニールハウスの栽培方法は大きく分けて2つある では、次に建物をビニールハウスを選んだ場合を考えてみよう。 ビニールハウスでイチゴ栽培をする場合には、大きく分けて2つの栽培方法がある。 それは、この2つ。 ・土耕栽培 ・高設栽培 1.いちごの土耕栽培 いちごの土耕栽培は、地面の土を使っていちごを育てる方式。 これが昔ながらの農法で、海外では今でもこれが主流の栽培方法。 土耕栽培のメリット ・コストが安い ・味が美味しくなりやすい ・昔ながらの経験が活かせる ・有機栽培しやすい 土耕栽培のデメリット ・土によって違いがあるので、マニュアル化しにくい ・腰を曲げるので作業が辛い こんな農園におすすめ ・初期コストを抑えたい ・家族経営 ・小規模企業 ・味にこだわりたい ・昔ながらの農法を続けたい 2.いちごの高設栽培 いちごの高設栽培は、地面の土を使わずに育てる方式。 直管パイプを使って高設ベンチを作り、胸くらいの高さで育てるのが一般的だ。 他にもハウスの天井から栽培槽を吊り下げる方法もある。 高設栽培のメリット ・立ったまま作業できて楽 ・マニュアル化しやすい ・大規模化しやすい 高設栽培のデメリット ・初期コストが高い ・味が良くなりにくい こんな農園におすすめ ・大規模化したい農園 ・新規就農者 タイプ別のおすすめ栽培方法 昔ながらの農法を守りたい人や、有機質の肥料を使った栽培がしたい人、味を良くすることを追求したい人には土耕栽培がおすすめ。 逆に、楽な姿勢で作業がしたい人や大規模化したい人、初期コストが大きくても問題な人は高設栽培がおすすめだ。 最近では新規就農者は、高設栽培を選ぶことが多い。 ただし、東北や関東、九州など昔からイチゴ栽培をしている地域では、伝統に縛られて土耕栽培を続けている農園も多い。 すでに土耕栽培のいちご農園を経営している場合にはそのままでも良い。 でも、新しくいちご農園を始める場合には、高設栽培がおすすめだ。 【3】いちごの高設栽培の3つの種類 次にいちごの栽培方法で、高設栽培を選んだ場合を考えてみよう。 高設栽培といっても、その種類は大きく分けて3つある。 ・水耕栽培 ・養液土耕栽培 ・固形肥料と灌水栽培 1.いちごの水耕栽培 いちごの水耕栽培は、土も培地も使わずに液肥だけで育てる方法。 養液栽培ともよばれる。 イチゴ栽培のために使われるのは、大量の水を貯めるDFT(湛液型水耕)ではなく、少量の水を流すNFT(薄膜水耕)が一般的。 ただし、ビニールハウスでの商業的なイチゴ栽培では、水耕栽培を用いている農園は数が少ない。 逆に、完全閉鎖型の植物工場では、水耕栽培が用いている。 水耕栽培のメリット ・生育を細かくコントロールできる ・マニュアル化しやすい ・省スペースで栽培できる 水耕栽培のデメリット ・培地の緩衝能が使えない ・温度変化に弱い ・液肥の循環コストや殺菌コストがかかる ・失敗するリスクが大きい ・栽培が難しい こんな農園におすすめ ・人と違ったことがしたい人 ・完全閉鎖型の植物工場をしたい人 2.いちごの養液土耕栽培 私が一番おすすめなのは、養液土耕栽培。 養液土耕栽培とは、液肥と培地を使った栽培なので、水耕栽培と土耕栽培の両方のメリットを受けられる。 日本のイチゴ栽培では、この養液土耕栽培の面積が増えていて、最も一般的な栽培方法といえる。 養液土耕栽培のメリット ・栽培が安定している ・マニュアル化しやすい ・水耕栽培と土耕栽培の両方のメリットがある 養液土耕栽培のデメリット ・培地の種類によって生育が変わる ・生育に影響する要因が多いので複雑 ・培地と液肥混入機のコストがかかる こんな農園におすすめ ・どんなタイプの農園にもおすすめできる 養液土耕栽培で重要なECの管理について、こちらの記事にまとめた。 いちご栽培に興味がある人はぜひ読んでみてほしい。 おすすめ記事 3.いちごの固形肥料と灌水栽培 最後に紹介するのは、いちごの固形肥料と灌水栽培。 これは省コスト化が狙いの栽培方法で、土耕栽培のような感覚で栽培できる。 お金はないけど高設栽培を試してみたい人にはいいかも。 固形肥料と灌水栽培のメリット ・液肥混入機がないので初期コストが安い ・土耕栽培と同じ感覚で栽培できる 固形肥料と灌水栽培のデメリット ・コストをかけて高設栽培にする意味がない ・正確な肥料コントロールができない こんな農園におすすめ ・コストを抑えて高設化したい、既存の土耕栽培の農園 タイプ別の高設栽培の栽培方法 どうしても人と違ったことがしたい人や完全閉鎖型の植物工場をしたい人は、水耕栽培を選ぼう。 すでに土耕栽培のイチゴ農園を経営していて、お金はないけど高設栽培も試してみたい人は固形肥料と灌水栽培もいいだろう。 ただし、高設栽培の強みを生かすためには養液土耕栽培が一番おすすめ。 それにイチゴの高設栽培の場合には、ほとんどの農園が養液土耕栽培を選んでいる。 その理由は、養液土耕栽培が最もコスパが良くて成功確率が高い栽培方法だからだ。 養液土耕栽培にもいろんな種類がある ここまでで、一般的な農園へのおすすめとしてこの組み合わせをおすすめした。 (1)建物:ビニールハウス (2)栽培方式:高設栽培 (3)栽培方法:養液土耕栽培 実はここからが本番で、養液土耕栽培の中にも数百種類の栽培システムが存在している。 なので、その中から一つのシステムを選ばないといけない。 日本では、いろんな農業資材の会社が「いちご栽培用のシステム」と謳って販売している。 それは以下のような要因を組み合わせて差別化をしている。 各社のいちご栽培用システムの構成要素 ・ 支柱:直管パイプ、天井吊り下げ、シーソーベンチ、可動式ベンチなど ・ 栽培槽の種類:プランター、発泡スチロール、鉢、バッグ、二重シート、気化熱シート、Dトレイなど ・ 培地の種類:ピートモス、ココピート、杉皮チップ、ロックウール、混合培地、木炭など ・ 培地の量:一株あたり200ml、1. 5L、2. 0L、3. 0Lなど ・ 液肥の種類:農業資材系各社の複合肥料、有機質肥料など ・ 株間:10、15、20、25、30cm程度 ・ 液肥混入機の種類:ドサトロン、倍率制御式の液肥混入機 ・ 灌水チューブの種類:点滴チューブ、ボタン式ドリップなど ・ その他:ハウス用暖房機、二酸化炭素発生装置、遮光シート、育苗システム、葉面散布肥料 自社の経営や栽培計画に合わせて、ベストな栽培システムを選ぼう イチゴの栽培システムを選ぶと、その農園でできることとできないことが決まる。 失敗しても交換することはできないので、栽培システムを選ぶときには慎重に選ぼう。 栽培システムの10アールあたりの費用は、およそ200万円から5,000万円くらいで、かなり幅がある。 なので、複数の会社から見積もりを取って、コスト面で比較することも大切。 しかし、栽培システムの選択がその後数十年のいちご栽培を決定づけるので、値段が安いだけで選んではいけない。 栽培システムの中には費用の割に良くないものもある。 それに、やりたい栽培と合わないシステムを選ぶとビジネスの失敗が決定してしまうからね。 栽培システムについては、こちらの記事で解説しているので、ぜひ読んでみてほしい。 166• 126• 1 アーカイブ•

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いちごの栽培で大事な”ランナーの切り方”に関するポイントを紹介。

イチゴ の 栽培 方法

ポイント・甘い苺を収穫するために、それが得意な栽培システムを選ぶ ・低コストで苺を収穫するために、それが得意な栽培システムを選ぶ ・マニュアル化して大規模農園にするために、それが得意な栽培システムを選ぶ 【1】ビニールハウスか植物工場か? ここからは、順番に栽培システムを決めていこう。 まず考えるべきは、栽培する建物がビニールハウスか植物工場か。 海外のイチゴ栽培では屋外での栽培が主流だけど、日本の品種は果皮が薄いし質が高い果実が求められるので、屋外栽培は候補には入らない。 なので、日本でイチゴ栽培をする場合には建物は ・ビニールハウス ・植物工場 この二択になる。 1.いちごのビニールハウス栽培 ビニールハウスといっても、パイプハウスと鉄骨ハウスがある。 さらにパイプハウスでも、連棟型や耐雪型などその種類は数百通り考えられる。 ただし、今回はそこまで細かく考えずに、一般的なビニールハウスをイメージしてみよう。 ビニールハウス栽培のメリット ・初期コストが安い ・ランニングコストが安い ・大きさなどをカスタマイズができる ・耐雪性などローカライズできる ビニールハウス栽培のデメリット ・気温、日長時間、風の影響を受ける ・季節の影響を受ける ・数年に一回、ビニールを張り替える必要がある こんな農園におすすめ ・家族経営の農園 ・中小企業 ・ベンチャー企業 ・新規就農者 2.いちごの完全閉鎖型の植物工場 最近、大企業向けに流行っているのが完全閉鎖型の植物工場。 完全閉鎖型の意味は、太陽光を遮断して自然の光を使わず、空調もエアコンで制御すること。 一般的にはLED照明を使って、植物に光合成させる。 完全閉鎖型の植物工場のメリット ・季節に関係なく、一年中収穫できる ・衛生的な環境で栽培できる ・地球上のどこでも同じように栽培できる 完全閉鎖型の植物工場のデメリット ・初期コストが莫大に必要 ・ランニングコストが高い こんな農園におすすめ ・農業ビジネスに進出したい大企業 ・植物工場やIoTデータを売りたい企業 ・数十年後を見据えて参入しておきたい企業 タイプ別のおすすめ建物 予算が1,000万円から5,000万円くらいの個人農家、ベンチャー企業、中小企業はビニールハウスを選ぼう。 予算が5,000万円から5億円くらいある大企業は、植物工場も選択肢に入れられる。 最近は植物工場ブームが起こっている。 だけど、日本で日本人向けに農作物を作る場合には、わざわざ植物工場を使う必要はほぼない。 だって、屋外栽培かビニールハウス栽培で、ほぼすべての農作物が収穫できるからね。 しかも、植物工場でのイチゴ栽培は、未だに黒字化できた企業は1社もない。 日本中のイチゴ栽培の植物工場は赤字状態にある。 だからこそあえて植物工場に挑戦する意義はあると思う。 だけど、それは金銭的な体力がある大企業にしかできないことだ。 【2】ビニールハウスの栽培方法は大きく分けて2つある では、次に建物をビニールハウスを選んだ場合を考えてみよう。 ビニールハウスでイチゴ栽培をする場合には、大きく分けて2つの栽培方法がある。 それは、この2つ。 ・土耕栽培 ・高設栽培 1.いちごの土耕栽培 いちごの土耕栽培は、地面の土を使っていちごを育てる方式。 これが昔ながらの農法で、海外では今でもこれが主流の栽培方法。 土耕栽培のメリット ・コストが安い ・味が美味しくなりやすい ・昔ながらの経験が活かせる ・有機栽培しやすい 土耕栽培のデメリット ・土によって違いがあるので、マニュアル化しにくい ・腰を曲げるので作業が辛い こんな農園におすすめ ・初期コストを抑えたい ・家族経営 ・小規模企業 ・味にこだわりたい ・昔ながらの農法を続けたい 2.いちごの高設栽培 いちごの高設栽培は、地面の土を使わずに育てる方式。 直管パイプを使って高設ベンチを作り、胸くらいの高さで育てるのが一般的だ。 他にもハウスの天井から栽培槽を吊り下げる方法もある。 高設栽培のメリット ・立ったまま作業できて楽 ・マニュアル化しやすい ・大規模化しやすい 高設栽培のデメリット ・初期コストが高い ・味が良くなりにくい こんな農園におすすめ ・大規模化したい農園 ・新規就農者 タイプ別のおすすめ栽培方法 昔ながらの農法を守りたい人や、有機質の肥料を使った栽培がしたい人、味を良くすることを追求したい人には土耕栽培がおすすめ。 逆に、楽な姿勢で作業がしたい人や大規模化したい人、初期コストが大きくても問題な人は高設栽培がおすすめだ。 最近では新規就農者は、高設栽培を選ぶことが多い。 ただし、東北や関東、九州など昔からイチゴ栽培をしている地域では、伝統に縛られて土耕栽培を続けている農園も多い。 すでに土耕栽培のいちご農園を経営している場合にはそのままでも良い。 でも、新しくいちご農園を始める場合には、高設栽培がおすすめだ。 【3】いちごの高設栽培の3つの種類 次にいちごの栽培方法で、高設栽培を選んだ場合を考えてみよう。 高設栽培といっても、その種類は大きく分けて3つある。 ・水耕栽培 ・養液土耕栽培 ・固形肥料と灌水栽培 1.いちごの水耕栽培 いちごの水耕栽培は、土も培地も使わずに液肥だけで育てる方法。 養液栽培ともよばれる。 イチゴ栽培のために使われるのは、大量の水を貯めるDFT(湛液型水耕)ではなく、少量の水を流すNFT(薄膜水耕)が一般的。 ただし、ビニールハウスでの商業的なイチゴ栽培では、水耕栽培を用いている農園は数が少ない。 逆に、完全閉鎖型の植物工場では、水耕栽培が用いている。 水耕栽培のメリット ・生育を細かくコントロールできる ・マニュアル化しやすい ・省スペースで栽培できる 水耕栽培のデメリット ・培地の緩衝能が使えない ・温度変化に弱い ・液肥の循環コストや殺菌コストがかかる ・失敗するリスクが大きい ・栽培が難しい こんな農園におすすめ ・人と違ったことがしたい人 ・完全閉鎖型の植物工場をしたい人 2.いちごの養液土耕栽培 私が一番おすすめなのは、養液土耕栽培。 養液土耕栽培とは、液肥と培地を使った栽培なので、水耕栽培と土耕栽培の両方のメリットを受けられる。 日本のイチゴ栽培では、この養液土耕栽培の面積が増えていて、最も一般的な栽培方法といえる。 養液土耕栽培のメリット ・栽培が安定している ・マニュアル化しやすい ・水耕栽培と土耕栽培の両方のメリットがある 養液土耕栽培のデメリット ・培地の種類によって生育が変わる ・生育に影響する要因が多いので複雑 ・培地と液肥混入機のコストがかかる こんな農園におすすめ ・どんなタイプの農園にもおすすめできる 養液土耕栽培で重要なECの管理について、こちらの記事にまとめた。 いちご栽培に興味がある人はぜひ読んでみてほしい。 おすすめ記事 3.いちごの固形肥料と灌水栽培 最後に紹介するのは、いちごの固形肥料と灌水栽培。 これは省コスト化が狙いの栽培方法で、土耕栽培のような感覚で栽培できる。 お金はないけど高設栽培を試してみたい人にはいいかも。 固形肥料と灌水栽培のメリット ・液肥混入機がないので初期コストが安い ・土耕栽培と同じ感覚で栽培できる 固形肥料と灌水栽培のデメリット ・コストをかけて高設栽培にする意味がない ・正確な肥料コントロールができない こんな農園におすすめ ・コストを抑えて高設化したい、既存の土耕栽培の農園 タイプ別の高設栽培の栽培方法 どうしても人と違ったことがしたい人や完全閉鎖型の植物工場をしたい人は、水耕栽培を選ぼう。 すでに土耕栽培のイチゴ農園を経営していて、お金はないけど高設栽培も試してみたい人は固形肥料と灌水栽培もいいだろう。 ただし、高設栽培の強みを生かすためには養液土耕栽培が一番おすすめ。 それにイチゴの高設栽培の場合には、ほとんどの農園が養液土耕栽培を選んでいる。 その理由は、養液土耕栽培が最もコスパが良くて成功確率が高い栽培方法だからだ。 養液土耕栽培にもいろんな種類がある ここまでで、一般的な農園へのおすすめとしてこの組み合わせをおすすめした。 (1)建物:ビニールハウス (2)栽培方式:高設栽培 (3)栽培方法:養液土耕栽培 実はここからが本番で、養液土耕栽培の中にも数百種類の栽培システムが存在している。 なので、その中から一つのシステムを選ばないといけない。 日本では、いろんな農業資材の会社が「いちご栽培用のシステム」と謳って販売している。 それは以下のような要因を組み合わせて差別化をしている。 各社のいちご栽培用システムの構成要素 ・ 支柱:直管パイプ、天井吊り下げ、シーソーベンチ、可動式ベンチなど ・ 栽培槽の種類:プランター、発泡スチロール、鉢、バッグ、二重シート、気化熱シート、Dトレイなど ・ 培地の種類:ピートモス、ココピート、杉皮チップ、ロックウール、混合培地、木炭など ・ 培地の量:一株あたり200ml、1. 5L、2. 0L、3. 0Lなど ・ 液肥の種類:農業資材系各社の複合肥料、有機質肥料など ・ 株間:10、15、20、25、30cm程度 ・ 液肥混入機の種類:ドサトロン、倍率制御式の液肥混入機 ・ 灌水チューブの種類:点滴チューブ、ボタン式ドリップなど ・ その他:ハウス用暖房機、二酸化炭素発生装置、遮光シート、育苗システム、葉面散布肥料 自社の経営や栽培計画に合わせて、ベストな栽培システムを選ぼう イチゴの栽培システムを選ぶと、その農園でできることとできないことが決まる。 失敗しても交換することはできないので、栽培システムを選ぶときには慎重に選ぼう。 栽培システムの10アールあたりの費用は、およそ200万円から5,000万円くらいで、かなり幅がある。 なので、複数の会社から見積もりを取って、コスト面で比較することも大切。 しかし、栽培システムの選択がその後数十年のいちご栽培を決定づけるので、値段が安いだけで選んではいけない。 栽培システムの中には費用の割に良くないものもある。 それに、やりたい栽培と合わないシステムを選ぶとビジネスの失敗が決定してしまうからね。 栽培システムについては、こちらの記事で解説しているので、ぜひ読んでみてほしい。 166• 126• 1 アーカイブ•

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イチゴの水耕栽培は室内でどうやるの?イチゴの水耕栽培法について

イチゴ の 栽培 方法

イチゴの栽培!プランターなら家庭でも簡単! イチゴは育成が早く育てやすいので、家庭で栽培することも難しくありません。 広いビニールハウスの中で育てられているイメージが強いかもしれませんが、プランターでも美味しく育てることもできます。 ベランダで美味しいイチゴが取れたら素敵ですね。 イチゴを栽培する準備!苗植えの時期と方法は? 土作り 通気性と水はけがよく、弱アルカリ性の土を好みます。 鉢植えなら、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:ピートモス1の割合で混ぜた土か、市販の実を育てる野菜用の培養土がおすすめです。 イチゴ専用の土も市販されているので、ぜひ利用してみてください。 苗植え イチゴの苗植えの適期は9〜10月頃、収穫は4〜5月頃です。 幼苗を4〜5月に植えて翌年の4〜5月に収穫する方法もあります。 種から幼苗を育てることもできますが、時間がかかるためポット苗を購入して植え付け、春に収穫するのが一般的です。 生育したイチゴの出す茎から根が出ることで、新しいイチゴとして育てられるので、苗からの方がたくさんの量を収穫して楽しめますよ。 植木鉢 植木鉢なら6〜7号鉢に1つ、プランターなら深さ20cm前後、幅65cmのプランターに3つが植え付けの目安です。 鉢植えは、ベランダなど狭い場所で少ない数だけ育てたい場合に適しています。 植木鉢を選ぶなら、通気性に優れた素焼き鉢がおすすめです。 プランター プランターなら、テラコッタ製のストロベリーポットが扱いやすくなっています。 プラスチック製でもかまいませんが、風通しが悪い土の乾きにくい場所ならハンギングバスケットにしてみるのもよいですよ。 水はけをよくするために、鉢底石や軽石を敷き、浅植えにするのがポイントです。 冬は室内に入れて、霜や氷点下を下回る環境に置かないように気をつけましょう。 イチゴの育て方!水や肥料の与え方と時期は? 水の与え方 イチゴは、根を浅く張るため乾燥しやすい植物です。 土が乾燥したら水やりをするのですが、乾燥してから時間がたつと本体が弱ってしまうので、こまめにイチゴの状態を確認するようにしましょう。 春に開花して結実がはじまったら、特に、こまめに観察して水やりをしてください。 冬は休眠するために吸水量が落ちるので、与える水も少なめで、土の表面が乾いた晴れた日の午前中にたっぷりと与えるようにしてください。 肥料の与え方 植え付けのとき、魚粉や油粕などの有機肥料を混ぜ込むか、リン酸やカリウムの化成肥料、市販されている専用の肥料を施します。 窒素が多い肥料を使うと、病害虫が発生しやすくなるので注意してください。 緩効性肥料なら11月と2月中旬の2回と、収穫前に2月下旬から3週間に1回、液肥を施していきます。 冬になってイチゴの葉っぱやつるが枯れたらどうする? 冬に休眠期に入ったイチゴは、若い葉っぱをわずかに残してほとんどの葉茎が枯れてしまいます。 枯れた葉っぱは病原菌のすみかになるので、全て取り除きましょう。 枯れた葉っぱを放っておかないことが大切です。 2月の追肥が終わったらポリマルチや敷きわらでマルチングを行い、イチゴのまわりをいつもすっきりさせておくと、厄介な病害虫の被害を抑えることができますよ。 イチゴの栽培で注意する病気や害虫は? 灰色カビ病 灰色カビ病は、4〜6月、9〜10月頃の低温多湿な時期に発生しやすい病気です。 菌が原因の病気で、葉っぱや果実が灰色のカビで覆われ、特に果実が侵されると食用にできなくなり、収穫量が減ります。 水のやりすぎはもちろん、窒素成分が多すぎや日照不足が発生原因になります。 病葉や枯れた部分はできるだけ取り除き、風通しをよくして十分な日照を確保しましょう。 うどんこ病 うどんこ病は、葉っぱや果実に白い粉をまぶしたような症状が出る病気です。 3〜10月の間で、気温が低く、乾燥した環境で病原菌が増殖します。 症状がひどければ、葉っぱが枯れて本体が枯れるなど深刻なトラブルを招くので注意が必要です。 見つけたら、病気になった部分を取り除いて処分するか、症状が広がるようなら野菜用の殺虫殺菌剤で菌を退治してください。 アブラムシ アブラムシは、3〜10月に発生しやすい害虫です。 鉢植えなら、見つけたら手作業で除去しましょう。 込み入った茎の間などに寄生したものは、イチゴを傷めないようにガムテープでそっと取ります。 早期であれば、まめに駆除するとある程度は被害を抑えられますが、大量発生した場合は、殺虫剤を散布して退治しましょう。 イチゴを栽培したら、収穫しよう!時期や方法は? イチゴは、5月中旬〜6月中旬頃に収穫します。 開花から1ヶ月ほど経過し、果実全体が赤く色づいたものからヘタごとハサミで切り取ります。 日中に気温が上がると半日でもかなり熟度が進むため、早朝〜午前中の涼しい時間帯に収穫するのがおすすめです。 イチゴはランナーの伸びる方向とは逆の方向に果実をつけるので、植え付け時にランナーの跡を奥に向けて植えると収穫しやすくなります。 保存 イチゴは傷みやすいので、収穫した果実はできるだけその日のうちに食べましょう。 保存するときは洗ったりヘタを外したりせずに、タッパーなどの蓋つきの容器にヘタを下にして置き、上下に重ねないように並べると、2〜3日はおいしく食べられます。 気温の高い場所に置くと糖分を消耗して甘みが落ちるので、必ず冷蔵庫の野菜室で保存してください。 イチゴの増やし方!つるや茎から新しい苗を育てよう! 8月頃、ランナーと呼ばれる茎を新たに土へ埋めて新しい芽として育てることができます。 赤玉土(小粒)など種まき用の土を入れた容器に、親イチゴから伸びたランナーを土に挿し込んで、親イチゴ同様に育てます。 親1つからは、十数本の子イチゴをとることができますよ。 イチゴの栽培のポイントは? 深植えにせず、水切れに注意しよう イチゴは、浅植えにして、水不足にならないように育てるのがポイントです。 根元のギザギザしたクラウンと呼ばれる部分から新しい葉やランナーが育つので、土に埋もれないようにしてください。 また、イチゴは水が大好きな植物なので、水切れには注意してください。 ただ、常に土が湿っている分、カビが原因の病気にかかりやすくもなります。 鉢植えなら水はけがよくなるよう軽石や鉢底石をしっかりつめ、水はけのよい土作りを心がけましょう。 地植えなら、風通しと日当たりのよい場所がおすすめです。 病害虫に強い品種から始めよう 最近では、カレンベリーやセリーヌといった病害虫に強い品種も出てきているので、はじめてイチゴを栽培される方はそういった品種を育ててみてください。

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