ヘヴンズ 声優。 山下大輝 (やましただいき)とは【ピクシブ百科事典】

Fate/stay night

ヘヴンズ 声優

スマートフォンでは一部のゲームパート(ルート)が無料プレイ化されている(の節を参照)。 概要 本作品は、それまでとして活躍していたTYPE-MOONの商業デビュー作品である。 また、TYPE-MOONによるほかの作品、『 』や『 』などと同一世界での出来事を扱っていることでも知られている。 これらの作品の間にはストーリーの直接的な関係はなくそれぞれの作品は単独で内容を理解することができるものの、共通の設定を背景に描かれており、する部分も存在している。 その骨子は原作者である奈須きのこが『』を模倣して中学生時代にノートに書き連ねていた「真の作品」であり、大学生時代に「それカタチにしようよ」と仲間が声をかけて制作が開始された。 後年発売されたファンディスクも合わせた販売累計は約40万本におよび、アダルトゲームの実販売数が集計されるようになってからは(時点で)最高の売上を誇っている。 そのヒットの影響は小さくはなく、本作発売当時はをはじめとするにおいて「島」と呼ばれるジャンルの一角を担うに至った。 また普段アダルトゲームをプレイしない層にも「名前くらいは聞いたことがある」人もいる程度の知名度は獲得した。 インターネット上では熱狂的なファンの手により「Fateは文学」というコピペも流行した。 物語の途中の選択肢によって生まれる状況の差異により、ストーリーが計3ルートに分岐する方式が取られている()。 1月から同年6月まで、「Fate」ルートを基本にし他のルートの内容も盛り込んだ全24話のテレビアニメが放送された。 また1月23日に劇場版アニメ「Unlimited Blade Works」が公開された。 それに基づいた新たなプロジェクトチームにより、2014年10月より分割2クールのテレビアニメとして「Unlimited Blade Works」が放送された。 7月27日には劇場版アニメとして「Heaven's Feel」の章形式での制作も発表され、第一章が10月14日より公開、第二章が1月12日に公開された。 第三章は8月15日に公開予定である。 テレビアニメ第1作の放送開始に合わせて『』にて西脇だっとによる「Fate」を基本にした漫画版の連載が開始され、2012年12月号まで連載された。 また2015年6月号 より『』で「Heaven's Feel」の漫画版が連載されている。 歴代作品発売略歴 ゲーム形式で販売された作品に限定して記載する。 そのほかの関連作品についてはを参照。 - WIN用版が発売(内容はCD-ROM版と同じ)。 ファンディスク• - 『 』が発売。 本作ファンディスクと続編的要素を併せ持つ作品。 - 版 hollow ataraxiaが発売(発売元:)。 復刻版• Windows10に対応。 スピンオフ作品• 2007年 - 専用ソフト『 』が発売(発売元:)。 ジャンルは。 ストーリー的には本編とは関係無い作品。 『タイガーころしあむ』続編として新要素を追加。 『stay night』本編を対戦格闘ゲームとして再構成。 2008年 - 追加要素を加え、PlayStation 2移植版が発売。 携帯ゲーム機向けに操作性を改良し、更なる追加要素を追加。 - 専用ソフト『 』が発売(発売元:)。 ジャンルは。 本作とはで未来の全く別の聖杯戦争を描き、歴代のTYPE-MOON作品の人物を共演させている。 ジャンルは。 ジャンルは。 攻略ルート 物語の途中の選択肢によって生まれる状況の差異により、ストーリーが計3ルートに分岐する方式が取られており、全てのルートで全てのサーヴァントの役回りが異なる壮大なビジュアルノベルとなっている。 また、分岐できるようになる選択肢が現れる条件から、プレイ可能なシナリオの順番は固定されており、隠された真相が後のルートで明かされるという相互補完的な要素が盛り込まれているのも大きな特徴である("Heaven's Feel"シナリオの長大化の原因ともなった)。 標準的な攻略時間は60時間にも及ぶ。 エンディング45の内、バッドエンドやデッドエンドが40という多さも特徴である。 構想段階では3ルートではなく、ライダールートやキャスタールートなど、もっと多くの分岐が考えられていたという。 ところが、開発時間の不足と攻略時間の軽減のために削られていき、物語上必須であったイリヤルートまでが削除された結果、イリヤルートの一部は桜ルートに統合されることになった。 "Fate"(セイバールート) セイバーが聖杯を望む理由と、彼女にとっての救いを描いたルート。 最初にこのルートをクリアしなければ次のシナリオに進めない形式で、エンディングは1種類のみ。 セイバーと士郎がお互いを理解し尊重するようになっていく過程で、自らの折れかけた「思い」を相手の生き方の中に再確認し合い、最後にはその思いを貫くためにそれぞれの道を選ぶ、というもの。 "Unlimited Blade Works"(遠坂凛ルート) セイバールート終了後に分岐可能。 サーヴァントとマスターの契約破りや裏切りが横行し、敵味方の関係が目まぐるしく変化するシナリオ。 アーチャーの意外な正体が明らかになると共に、士郎自らサーヴァントと戦うなど、主人公・衛宮士郎のルートでもある。 これから士郎が歩むことになる険しい道と、それを突きつけられてなお揺るがぬ彼の決意を描く。 "Heaven's Feel"(間桐桜ルート) 上の2ルート終了後に分岐可能になる作品中もっとも長いルート。 聖杯戦争を描いたこれまでのルートと根本的に異なり、そもそも「聖杯」とは何か、なぜサーヴァント同士の戦いが必要だったのかという核心の部分の謎を明らかにするシナリオである。 また、士郎の人格が抱える歪みを解決し、彼が救われるための在り方の一つを提示する意味も含まれている。 そのほかのエンディング 本作品の上記以外の40のバッド・デッドEDについては、「とっさの選択を間違え殺される」というお約束的なものがほとんどだが、中には一つの解決・結末を示すものも存在する。 例として、士郎がそれまでの「正義を貫く自分」を桜ルートでも選択する、遠坂凛に記憶を消されて聖杯戦争とは無関係となり生存する 、など。 このエピソードを終えるとタイトル画面がさらに変化する。 まず年老いた士郎の過去(Fateルート)の回想から始まり、1つの時間に留まり続けたセイバーと、正義の味方になるという理想を追い求めた末に精神が磨耗しきった士郎が、「もう一度再会を果たす」という永過ぎる時間に阻まれた叶わぬ「ユメ」を追い求めるシナリオ。 選択肢は存在せず、文章量もほかのルートの10分の1もない。 攻略後にはPS2版専用のエンディングテーマが挿入されている。 タイガー道場 本編でデッドエンドやバッドエンドを迎えた時に登場する「へんてこヒントコーナー」。 全40回。 回をこなすごとにタイガースタンプに記録されていく。 を着た「タイガ」こと藤村大河と、を着た「ブルマ」こと弟子1号(イリヤスフィール・フォン・アインツベルン)が活躍するが、で描かれた「へたれセイバー」やらしきものくわえた「やさぐれRIN」など、本編のほかのキャラクターも回によってはデフォルメやモザイクがかかった状態で登場する。 ただし、リズと黒桜だけはそのままの姿で登場している。 基本的に的な視点で進行するが、本編でどのようなエンディングを迎えたかによって、タイガー道場でのキャラクターたちも微妙に変化する。 一応、グッドエンドやトゥルーエンドへのヒントを語っているが、回によってはキャラ同士の掛け合いに終始するだけで、ヒントになっていないこともある。 タイガースタンプ10個につきミニ劇場が1つずつ開放され、となりで眠っているの絵が活発化していくギミックになっており、全40回と本編のエンディングを全て見ると、タイガとイリヤのお宝映像を見ることができる。 ストーリー 「」および「」も参照 プロローグ のとある地方都市「冬木市」に数十年に一度現れるとされる、持ち主のあらゆる願いを叶える「 聖杯」。 7人の( マスター)は7騎の( サーヴァント)と契約し、聖杯を巡る抗争「 聖杯戦争」に臨む。 聖杯を手にできるのはただ一組、ゆえに彼らは最後の一組となるまで互いに殺し合う。 ただし、この闘いも魔術も一般人には厳に秘匿されていた。 高校二年生の冬に、 遠坂凛は、前回の聖杯戦争で命を落とした父の遺志を継ぎ、聖杯戦争に挑もうとしていた。 凛は男性のサーヴァントを召喚するが、彼は年若い魔術師である凛を侮る態度に出たため、思い通りに動かそうと回数制限のある絶対命令権である 令呪を使用するという暴挙に出てしまう。 抽象的な命令のため効果は薄かったものの自身に作用してくる卓越した魔力に、凛をマスターと認めた彼は アーチャー(弓兵)のサーヴァントだった。 翌日、凛は学校に構内の人間を害する目的の結界が張られていることに気付き、学生の居ない夜間に調査を開始するが、そこに別のサーヴァント・ ランサー(槍兵)の妨害が入りアーチャーと戦闘になる。 しかし、この戦いを学生に目撃されたランサーは口封じのためにその学生を殺害してしまう。 その学生の 衛宮士郎は凛にとっては密かにであるが大切な縁があったため、出来る限りの蘇生魔術を施してその場を後にするが、ランサーが殺しそこなった目撃者を見逃すはずは無いと気付き、アーチャーと共に士郎の家に向かったところ、衛宮邸前に現れた新たなサーヴァントに襲撃される。 そのサーヴァントは小柄な金髪の少女で、凛が真に召喚を望んでいたサーヴァント・ セイバー(剣士)だった。 士郎は10年前()に起きた冬木大火災の生き残りで、養父の跡を継ぎそこなった半人前の魔術師だった。 高校生になっていた士郎はある日、夜の学校で偶然にもアーチャーとランサーによるサーヴァント戦を目撃したことから、ランサーに殺されかかるが駆けつけた凛によって蘇生魔術を施され帰宅する。 だが自宅でランサーに再度襲撃されたため庭にある蔵へ逃げ込んだところ、蔵の床に描かれていたが発動し、奇縁によりサーヴァントの1人・セイバーが召喚され、士郎自身も聖杯戦争に巻き込まれることとなる。 自分を災害時に救ってくれた亡き養父・ 衛宮切嗣のような「 正義の味方」になりたいと願う士郎は、無関係な犠牲者を増やさないために聖杯戦争に参加することを決意する。 Fate 士郎とセイバーは様々な強敵たちと対抗するため、凛やアーチャーと共同戦線を張ることとなる。 激闘の末、セイバーは「 約束された勝利の剣()」を使用して 間桐慎二のサーヴァントである ライダーを撃破。 エクスカリバーを使ったことでセイバーの真名は アルトリア()であることが明らかとなり、王の選定の剣を抜いた時から成長が止まり、少女の身のまま男性として振る舞ってきたことが語られる。 その後、 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの城にて士郎たちは最強の敵・ バーサーカーと対峙する。 一度はアーチャーを失うという敗北を喫するも、雪辱戦では士郎がセイバーの失われた選定の剣「 勝利すべき黄金の剣(カリバーン)」を投影してバーサーカーを倒す。 サーヴァントを失ったマスター・イリヤスフィールは衛宮邸で保護され、アーチャーを失った凛も引き続き士郎に協力することになる。 だが間もなく、存在しないはずの8人目のサーヴァント・ ギルガメッシュが現れ、その圧倒的な力で キャスターを撃破するという事件が発生する。 士郎は単身、8人目のサーヴァントというイレギュラーについて監督役の 言峰綺礼に聞き出そうとするが、その言峰こそがギルガメッシュのマスターであり、また残るランサーも言峰がほかのマスターから略奪したサーヴァントであったことが判明する。 言峰は士郎を聖杯戦争の勝者と認め、聖杯を士郎に与えると言い、聖杯の力であれば10年前の災厄もなかったことにできるだろうと語りかける。 しかし士郎は「起きたことはやり直せないし、そんなことはしてはならない」と言い、それを聞いたセイバーも「王の選定をやり直す」という自身の願いを改める。 しかし、聖杯は万能の盃などではなく、呪われた力の渦に過ぎないことが言峰の口から明らかとなる。 間もなく窮地に陥る士郎とセイバーだったが、ランサーの命を賭した足止めによって難を逃れる。 直後、言峰は衛宮邸を襲撃して聖杯の器であるイリヤスフィールを誘拐し、自らが聖杯を召喚しようと企てる。 士郎は聖杯の破壊をセイバーに提案し、セイバーは士郎に同意する。 そして士郎は自身に埋め込まれていたエクスカリバーの鞘「 全て遠き理想郷()」をセイバーに返還。 「全て遠き理想郷」はギルガメッシュの「 天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」の一撃をも防ぎ、セイバーはギルガメッシュを倒し、また士郎も「全て遠き理想郷」を投影し因縁の敵である言峰を倒す。 士郎は最後の令呪によってセイバーに聖杯の破壊を命じ、イリヤスフィールを救出する。 そしてセイバーは、士郎に愛の告白をして彼の前から姿を消す。 聖杯戦争によって起きた被害は、教会から派遣された新しい神父によって元の形を取り戻した。 士郎は凛から「セイバーが消えて、もっと落ち込んでいるかと思った」と問われるが、「未練なんてきっとない。 いつか記憶が薄れても、セイバーが好きだったことはずっと覚えてる」と言い日常へ戻る。 セイバーもまた過去に戻り、にエクスカリバーを湖に投げ入れるように命じ、剣がに返還されたことを聞き届けたのち静かに安らかな眠りにつく。 Unlimited Blade Works 紆余曲折の末、凛やアーチャーと同盟を結ぶことになった士郎とセイバーだったが、士郎はアーチャーと反りが合わず、アーチャーからも 「 理想を抱いて溺死しろ」とまで告げられる。 それでも士郎は何故かアーチャーの刀や剣技に惹かれていくのだった。 冬木市内で魔力を集めるために暗躍するキャスターは士郎を柳洞寺におびき出して自分と手を組むよう迫るが、士郎は乗り込んできたアーチャーとセイバーに救われる。 その際、柳洞寺の山門の守護にあたっていた アサシンは実はキャスターの傘下にあったことが判明する。 さらに士郎と凛は学校に張られた結界の対応にあたるが、結局結界は発動し、その後の戦闘の中で結界を張っていたライダーが何者かに敗れて脱落する。 キャスターのマスターは実は凛の担任教諭・ 葛木宗一郎であり、ライダーを斃したのは彼だった。 キャスターの策略によりセイバーと士郎との契約は断たれ、セイバーの令呪はキャスターに奪われてしまう。 サーヴァントを失った士郎だったが、なおも単身で聖杯戦争を続行する。 続いてアーチャーが離反してキャスターに与し、孤立した凛は士郎と行動を共にして打開策を練る。 同盟相手を模索してアインツベルンの城を訪れるが、そこで士郎たちはバーサーカーが間桐慎二率いるギルガメッシュに敗れ、イリヤスフィールも心臓を抉られて殺害されるという場面に遭遇する。 途方に暮れる2人だったが、ランサーの協力を得たことで再びキャスターに挑む。 苦戦を強いられる士郎たちだったが、裏切ったアーチャーによってキャスターと葛木は倒される。 しかしアーチャーは凛の元へは戻らず、士郎にその刃を向ける。 そこでアーチャーの目的が士郎の殺害であるということが判明する。 そこで凛は救出されたセイバーと再契約して危機を脱するが、アーチャーの宝具と言わしめる魔術、固有結界「 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」を見せつけられ、決闘を条件として凛を攫われてしまう。 アインツベルンの城で、アーチャーの正体は未来において英雄になった衛宮士郎であること、またその末路を聞かされ、「お前の理想は間違いだった」と告げられるが、士郎はそれを否定し対決する。 一方で拘束されていた凛はランサーによって救出されるが、ランサーはマスターである言峰と相打ちになって果てる。 未来の自分の姿であるアーチャーに士郎は苦戦し、またアーチャーは士郎の理想を衛宮切嗣の借り物にすぎないと否定して士郎を追い詰めるものの、士郎もまたその理想が間違いではないという信念を貫く。 その様を見たアーチャーはかつての自分を思い出して次第に手が止まり、最後は士郎を認め敗北する。 そして終結の最中に突如として現れたギルガメッシュの攻撃から士郎を庇い「お前が倒せ」と言い残してアーチャーは消える。 柳洞寺にてギルガメッシュは聖杯の器であるイリヤスフィールの心臓を慎二に埋め込んだ不完全な聖杯、 アヴェンジャーを現界させる。 士郎と凛は聖杯のもとへ、セイバーはギルガメッシュのもとへと二手に別れて向かうが、士郎達の前にギルガメッシュが現れ、セイバーはなおも山門を守護していたアサシンに阻まれる。 凛は慎二の救出へと走り、そして士郎はギルガメッシュと対峙する。 ギルガメッシュの圧倒的な力に劣勢を強いられる士郎であったが、アーチャーの固有結界である「 無限の剣製」を自身の手で発動させたことによって形勢を逆転させ、ギルガメッシュを追い詰める。 一方、凛は消滅を免れていたアーチャーの援護もあり、聖杯の核となっていた慎二の救出に成功し、アサシンを破ったセイバーの宝具によって聖杯も破壊された。 核を失った聖杯は、士郎と交戦中だったギルガメッシュを新たな核として取り込もうとするが失敗し、ギルガメッシュを巻き込んで消滅する。 そしてアーチャーは凛に士郎の後事を託し、満足しながら消滅する。 その後、日常に戻った士郎は理想の自分と対峙したことを感慨深く振り返り、理想を追い求める決意を固める。 Heaven's Feel 凛に同盟を提案されるがこれを拒否した士郎とセイバーは、新都で一般人を襲っていたライダーとそのマスターである間桐慎二に勝利する。 敗北のショックで荒んだ慎二から守るため、士郎は慎二の妹である 間桐桜を衛宮邸に匿う事を決める。 その頃、桜たちの祖父である魔術師・ 間桐臓硯によって柳洞寺のアサシンを生贄にもう1人のアサシン( 真アサシン)が召喚される。 またキャスターやランサーは何者かの策略に嵌まり早々に脱落する。 監督役である言峰綺礼からも警戒を促された士郎は、セイバーとともに夜の市内巡察を行う。 そして士郎や凛たちは、深夜の市街地で謎の「 黒い影」と遭遇する…。 なおも探索を続けていた士郎とセイバーだったが、セイバーが真アサシンに敗れ、黒い影に取り込まれてしまう。 サーヴァントを失った士郎だったが、ライダーが実は桜のサーヴァントであったということ、そして桜とその命は臓硯の手中にあるということを知らされる。 冬木に被害をもたらすかもしれないという桜を士郎は守ると誓う。 士郎はイリヤスフィールを頼ろうとするが、そこで士郎は消滅したはずのセイバーがバーサーカーを破る光景を目撃する。 真アサシン、そして黒い影を味方に付けたセイバーは士郎たちにも牙を剥くが、アーチャーの犠牲によって士郎たちはなんとか生還する。 そしてそこで左腕を失った士郎は、アーチャーの腕を移植することで命脈を保つ。 衛宮邸で安静にしていた桜であったが、その実聖杯の器として既に覚醒しており、黒い影を操る正体であったことが判明する。 ギルガメッシュをも取り込んで力を得てしまった桜は、兄・慎二を殺害してしまったことから遂に正気を失ってしまう。 真の聖杯の器であるイリヤスフィールを連行した桜と臓硯であったが、士郎は言峰と協力してイリヤスフィールを奪還。 そこで士郎はセイバーと同じく黒い影に囚われたバーサーカーと対峙し、アーチャーの腕を解放することによって限界以上の力を発揮する方法を自覚し、バーサーカーを撃破した。 間桐臓硯は聖杯として膨大な魔力を得た桜に離反され、真アサシンも桜によって殺害される。 桜を救いたいというライダーの協力を得た士郎は、セイバーを激闘の末に倒す。 また時を同じくして凛は桜に挑むが、情から桜を殺すことができずに敗れ、桜は罪の意識にさいなまれる。 そこへ現れた士郎によって桜はついに黒い影から解き放たれ、臓硯も現れたイリヤスフィールと対峙し、この世への未練を捨て去り昇天する。 大聖杯を破壊するために1人残った士郎だったが、そこへアヴェンジャーの誕生を悲願とする言峰が現れる。 士郎は言峰と激闘を繰り広げ圧倒されるが、言峰もまた既に限界を突破しており、その戦いの最中に息絶える。 士郎は最後の力を振り絞って大聖杯を破壊しようとするが、イリヤスフィールがそれを制止し、その力を使い果たして大聖杯の起動を収めた。 士郎は肉体こそ死亡したが魂だけは生存し、第三魔法によってその魂を新たな身体に移す事に成功。 これによって第五次聖杯戦争はその幕を閉じた。 用語解説 この作品は、他のTYPE-MOON作品の多くと世界観を共有している。 「」も参照 聖杯 「万能の釜」や「願望機」とも呼ばれる。 手にする者の望みを実現させる力を持った存在で、本来の意味でのとは全く別物である。 冬木の聖杯は聖堂教会に観測された第726個目の聖杯候補であり、表向きは真贋の判断が付いていないことになっている。 しかし、実は失われた第三魔法 ・ 魂の物質化、 天の杯を再現するために作られた贋作であるとの判定はできている。 聖杯自体は実体を持たず、魔術師などが体内に持つ魔力を精製するための疑似神経である魔術回路を持つ存在を「器」として、サーヴァントの魂が溜まった「器」に降霊することで現われ、後述するシステムとしての「大聖杯」に対し「小聖杯」と呼ぶこともある。 ただし、広義的に見て願いを叶える「願望機」としての役割も器は確かに備えており、サーヴァント5体以上の死亡による儀式の完成によってもたらされる膨大な魔力を用いれば大抵の願いは叶えることが可能なので、実質的には真作の聖杯を手にしたのと変わらない。 そのため、実際は贋作と分かっていてなお、魔術協会が主催を務め、聖堂教会が監督役を派遣して「聖杯戦争」を見守っている。 しかし、第三次聖杯戦争においてルールを破って召喚されたアヴェンジャーが原因で、聖杯が溜め込む「無色の力」は汚染されて「人を殺す」という方向性を持った呪いの魔力の渦と化すようになり、それ以降、冬木の聖杯は 全ての願いを「人を殺す」という結末に拡大解釈する欠陥品になってしまっており、正体を知った凛は「みたいなもの」と評している。 こうして聖杯の中に淀み始めた黒い泥は、触れたものの魂を汚染してしまい、サーヴァントさえも性格を悪しき方向へと反転させ暴走状態にしてしまう。 これを 黒化と呼ぶ。 天の杯(ヘブンズフィール) 物質界において唯一、永劫不滅でありながら肉体という枷に引きずられる魂を、それ単体で存続できるよう固定化させる魔法。 本来、三次元世界上の法則には従わず、物質世界では存在できないものである「魂」の次元を上げる、いわば「高次元の魂」を創造する魔法で、これによって魂は物質界より次元の高い概念世界である星幽界に属することになり、物質世界からは絶対に手出しできない無敵状態となって、肉体は星幽界からラジコン操作のように操られることになる。 1つの魂が一度に操ることのできる肉体は1つだけで、ほかの魂を宿している肉体を強引に奪うことはできないなどの制約はあるものの、要は魂が寿命を迎えるまで死ぬことがないようにする魔法である。 聖杯戦争 広義においては真贋を問わず聖杯と呼ばれるものを手に入れるための行為全般を指すが、必ずしも「戦争(武力闘争)」であるとは限らず、例えば「聖杯」が売りに出され、それを買うためにオークションなどを行うことも「聖杯戦争」と呼ばれる。 冬木の地の聖杯戦争は、聖杯によって選ばれた7人のマスターが、サーヴァントと呼ばれる特殊な使い魔を使役して戦いあう形をとる。 冬木の地の聖杯戦争は、その聖杯と同様に、失われた第三魔法の再現のための儀式である。 一連の儀式は200年前、アインツベルン・遠坂・マキリ(間桐)の3家がそれぞれの思惑から協力したことで始まった。 儀式の成功にマスターが戦いあう必要はなく、召喚された7騎のサーヴァントの魂を全て「器」に注いでしまえばそれでよかったのである。 しかし最初にその方法をとった時は、儀式を始めた者たちの間で、完成した聖杯の唯一の権利を独占するために殺しあいが始まってしまい失敗に至った。 そのため、2回目の儀式からは円滑に儀式が進むように権利争奪を兼ね、外部の魔術師4人も呼び寄せ「聖杯戦争」の形となったのである。 元々、 魔術の行使自体が秘匿されなければいけない掟のため、戦闘は基本的に夜間で行われる。 加えて聖杯戦争出場者以外の部外者や一般人に見られた場合は、口封じのため速やかに抹殺しなければならないとされている。 聖杯戦争の実施にあたっては、柳洞寺のある円蔵山地下に隠された 大聖杯と呼ばれる巨大な魔法陣により、冬木の土地の霊脈が枯渇しない程度に少しずつ魔力を吸い上げて儀式に必要な量を溜める必要がある。 そのインターバルは通常60年を要するところだが、前回の第四次聖杯戦争では呼び出された聖杯が結局「使用」されないままに終わり、本作の舞台である第五次聖杯戦争の開催が早まる原因となった。 本編の10年前に、衛宮切嗣の手により「洞窟内に瘤を発生させ、そこに堆積したマナが30年から40年の間に破裂し大聖杯を龍洞に崩落させる」という細工が為されていたが、上の事情によって第五次聖杯戦争が早まっていたために不発に終わった。 しかし、聖杯が出現した際にそれは発動し、洞窟を崩壊させ、そして本編の10年後に遠坂凛とロード=エルメロイII世によって大聖杯の完全解体が達成され、冬木の聖杯戦争はその歴史に終止符を打つことになる。 マスター サーヴァントと契約して聖杯戦争に参加する者。 聖杯が選別したマスター候補者が、召喚されたサーヴァントと契約することでその資格を得る。 サーヴァントとの間には見えないつながりが築かれ、現界のための依り代と魔力供給の役割も併せ持っており、召喚者にはサーヴァントを支配・制御するための令呪と呼ばれる聖痕が与えられる。 また、マスターには人それぞれのマスターが最も認識しやすい形でサーヴァントのパラメータを認識する能力と、英雄に関する知識が与えられる。 なお、魔力循環のためのつながりによってサーヴァントの過去をマスターが夢などで見ることもある。 召喚者以外の者がマスターとなる場合もあり、その際は脱落者の未使用の令呪が与えられる。 ただし、聖杯が認めるマスターの最低限の条件は「魔術回路があること」で、そのほかの方法でマスターになった者を聖杯はマスターと認めず、令呪を与えることもない。 これは他者の意志の介在により移譲や奪取する場合も同様である。 令呪(れいじゅ) 聖杯により与えられるマスターの資格で、自らのサーヴァントに対する絶対命令権。 腕のどこかに3画の聖痕として現れ、3回までの命令が有効。 個人によって形状の差異はあるが、使用するたびに1画ずつ消えていくと言う共通点を持ち、いずれも強大な魔力が込められている。 命令が具体的なものであればあるほど強制力が大きく、場合によっては数kmの瞬間移動したり、侵入不可能な結界内にも移動するなどの本来なら不可能な行為を可能にすることもできる。 逆に、例えば「常にマスターの命令通りに行動させる」というような命令が曖昧で長期に渡る具体性のないものは効果が薄くなり、さらにペナルティはかかるもののサーヴァントが命令への抵抗も出来る。 令呪を使い果たしたとしてもサーヴァントが裏切らなければ契約自体は維持できるが、もし裏切れば自分のサーヴァントに殺害されることが多いという事情のため基本的に使い果たすのは推奨されていない。 だがそれも方便で本当の意味は別にあり、聖杯を真に稼働させるためには7人全てのサーヴァントの死が必要であるため最終的な勝者も自身のサーヴァントに自害を強いる必要があるため。 しかし、サーヴァントにその情報は与えられておらず、アインツベルン・遠坂・マキリの魔術師を除き、マスターもそのことを知らない場合がある。 サーヴァント 単に使い魔とも表現される。 聖杯の助けを得たマスターによって召喚・使役される「」。 全並行世界の過去・現在・未来の英雄たちの霊である。 実在したか否かを問わず、人類史や神話・伝承において偉大な功績をあげ、死後もなお人々の信仰の対象とされる英雄の霊格が、人間霊よりも高位である・・ に昇華された存在。 英雄の情報が、世界の外側、根源の渦の内部にある「 英霊の座」と呼ばれるデータベースに登録されることで、時間や因果、そして輪廻からも外れて不変の現象となったもの。 ただし、座にいる英霊本体を直接召喚・使役できるのは抑止力(後述)のみであるため、厳密には英霊の分身というべき存在である。 攻撃能力はおよそ1機分といわれ、破壊力に関しては近代兵器の方が強力なものが多いが、霊体であるため通常の兵器や攻撃が効かないという点で優位。 機関銃(通常攻撃)とミサイル(宝具)を備え、魔力の補給が必要という点でも戦闘機に例えられる。 本来、英霊として召喚される彼らは意思を持たない純粋な「力」として使役される。 しかし、冬木の聖杯戦争においては、一度の聖杯戦争につき セイバー(剣士)・ アーチャー(弓兵)・ ランサー(槍兵)・ ライダー(騎兵)・ キャスター(魔術師)・ バーサーカー(狂戦士)・ アサシン(暗殺者)が7つの基本的な クラス(器)として用意され 、該当する属性をもった英霊をそのクラスへと憑依させ、人のカタチと人格を再現する。 セイバー、アーチャー、ランサーは 三騎士と称され、総じて強力とされる。 三騎士は聖杯によって確実に用意されるが、ほかのクラスはたびたびエクストラクラスに変わる。 英霊の能力をそぎ落とし限定するこのシステムによって、魔法使いにも不可能な英霊の召喚を容易にしている。 ただし、クラスの制限に従い、ランサーとして召喚された英霊がセイバーであれば有していた筈の剣の宝具を失うなどということもあり得る。 しかし、単純に武装によってクラスが決まるのではない。 例えば、アーチャーは、マスターに侍られなくても長時間に渡り現界用の魔力を保持できるという「単独行動」のスキルが与えられ、視力が驚異的に高くなる他、自身の低ステータスを補う優れた宝具を所有する特性があり、単独の飛び道具や遠距離攻撃武器をもたないか、主体でない英霊でも割り当てられることがある。 また、バーサーカーなど属性の強いクラスの場合、英霊の一部の側面を強調することで通常とは異なる姿で現界する場合がある。 バーサーカーとアサシンは召喚時の詠唱に2小節を加えることによって、任意で召喚できる。 サーヴァントのを知られるということは同時に弱点を晒すということでもある。 これは、英霊は基本的に神話伝承に語られる英雄であり、その物語の中には彼らの最期や弱点なども含まれ、宝具と同様に属性として備わっていることが多いためである。 真名がマスター以外の者に知られないように、サーヴァントは真名ではなくクラス名で呼ばれる。 肉体年齢については、逸話や呪いなどがない限り全盛期の姿である。 英霊である彼らは人間がまともに戦って敵うような相手ではないとされ、彼らの半身ともいえる宝具を筆頭として、現代の人間より遙かに強い力をもった存在として描かれる。 さらには、元々の力に加えて、その英霊の知名度や伝説への信仰による恩恵を得て戦うこともできるが、その基準は聖杯戦争の舞台によって変わり、冬木の聖杯戦争の場合は日本における知名度が影響する。 したがって、聖杯戦争が開催される土地が英霊の出身地・文化圏に近いほど、当該サーヴァントはステータスの低下や宝具・スキルの喪失といった劣化を避けられる。 英霊は、サーヴァントとして召喚される際にクラス(器)へと収まることで、三騎士の「対魔力」やバーサーカーの「狂化」などクラスに応じた固有のスキルや、聖杯戦争のシステム、召喚された地域やその時代についての知識が与えられる。 また、マスターの性質や魔力の量によりその能力には補正がかかる。 上述のとおり架空の英霊の召喚は可能だが、本人ではなくその英霊の特徴に該当する亡霊が呼び出される。 ただし、聖杯は西洋由来の概念であるため、東洋の英霊など、聖杯の概念が浸透していない地域や時代の英霊を召喚することは(例外こそあるものの)原則不可能である。 何らかの要因で死の要素を持たない不死者やあるいは神も、あらゆる並行世界において英霊になる未来が存在しない為に召喚することはできない。 セイバーは召喚時点では生者であるが、いずれ死に至るため条件を満たしている。 彼らは使役する立場であるマスターより遥かに強力な存在だが、「現界のための絶対条件」としてマスターからの絶対命令権である令呪の縛りが課せられていて、マスターはサーヴァントに3度だけ絶対に従わせる命令を下せる。 さらにサーヴァントらは現世に留まるために現代の依り代を必要とし、現界のための魔力もほぼ自給できないため、マスターとの協力関係を余儀なくされる。 彼らの本質は霊体であるため、たとえ彼らが実体化している時でも、神秘の存在しない攻撃は効果がないとされる。 逆に言えば、神秘さえあればペーパーナイフでも傷つけられる。 魔力供給を断たれると霊体に戻り、と呼ばれる、自然や空間に存在する魔力の薄い無機物を通り抜けることができる。 その状態でもマスターと意思を通わせることは可能である。 霊体のままだと通常干渉を受け付けないが、現実への干渉力も同様に落ちる。 サーヴァントは、敗北した後、記録だけを「英霊の座」へとフィードバックし、通常の時間軸から消え去る。 その性質を利用して 「根源の渦」への孔を穿つのが冬木の聖杯戦争という魔術儀式の真の姿である。 孔を開くためには、サーヴァント全員の魂を器たる「小聖杯」に蓄え、力が満ちた後に解き放つことが必要なので、自身のサーヴァントも殺す必要がある。 令呪の1画を残すことがセオリーとされるのはそのためであり、その知識がサーヴァントに与えられることはない。 黒化したサーヴァントはその時点で聖杯の力によって受肉するため、物理的な干渉力は増大するが霊体化はできなくなる。 また魔力の制限がなくなり、戦闘力が大幅に強化される。 作中世界で数ある聖杯戦争の中でも英霊をサーヴァント(使い魔)として召喚する方式は冬木にしか存在しない。 それ故に根源への到達さえ可能とする聖杯の存在も含めて極東のマイナーな儀式にも関わらず、きわめて完成度が高い魔術儀式であるために魔術協会や聖堂教会からも 冬木の聖杯戦争が注目される要因となっている。 触媒・聖遺物 サーヴァントの召喚において、特定の英霊を召喚したい場合にはその英霊に縁のある聖遺物を触媒として用いることで召喚する英霊の指定が可能。 ただし、触媒が縁として弱い物、或いは複数の英霊が該当する触媒、および触媒なしで召喚した場合には召喚者であるマスターと性格や人生が似通った英霊が召喚される。 例えば、アルゴー船の残骸を触媒とした場合には船長であるイアソンを始め、「最強の大英雄」「裏切りの魔女」「医術の神」「純潔の狩人」、円卓の欠片を用いれば「全ての円卓の騎士」と大勢の候補からマスターに最も似通った英霊が召喚される。 希少例だが、召喚される側がマスターと縁のある品を所持していることでも召喚対象となる場合があり、本編では士郎の体内に埋め込まれていた聖剣の鞘が縁となってセイバーが召喚され、命を救われた士郎が生涯持ち続けた凛のペンダントが縁となり未来からアーチャーが召喚されている。 宝具(ほうぐ) 人間の幻想を骨子にして作り上げられた武装のこと。 英霊は、生前彼らが持っていた武器や固有の能力・魔術・特徴、あるいは彼らを英霊たらしめる伝説や象徴が具現化したモノとして、伝承由来の宝具を持つ。 宝具には、具体的な武具の形を取らず、身体能力として常時発動するようなものも含まれることがある。 ひとりの英霊が持つ宝具の数は、その英霊の伝承の数や種類によって異なる。 基本的に宝具は、魔力を注ぎ宝具の真名を口にすることで秘められた真の力を発現させる「真名開放」によって行使される。 これにより、英霊より格上の存在である幻想種最強の竜種を倒すことも可能とされる絶大な威力を発揮可能。 ただし、能力の発動は任意の発動から使用条件といったものもあり、全ての宝具に真名開放があるわけではない。 武器などの現存する宝具が多いが、それら自体には一種の概念武装ではあるが宝具としての能力は付与されず、基本的にはその武器を象徴する使い手のサーヴァントが手にすることでのみ、宝具と成り得る。 全て遠き理想郷() セイバーの使用する宝具だが、作中ではセイバーと共に召喚されたものではなく、概念武装の聖遺物として伝存している。 が死後に辿り着いた妖精郷と同じ名を持つエクスカリバーの鞘。 老化を停滞させ、事象に対しても有効な無制限の治癒能力を発揮する。 宝具としての能力は魔法を含むあらゆる攻撃を寄せ付けない絶対的な防御力を誇る結界宝具であり、ギルガメッシュの乖離剣エア、「この世全ての悪」の泥さえも跳ね返す。 前回の第4次聖杯戦争より衛宮切嗣が使用しており、冬木大災害の場で士郎の命を救うため、切嗣によって士郎の体内に埋め込まれた。 後にこれは士郎によってセイバーに返還されるが、ルートによっては返還されずに士郎の体内に宿ったままとなるものの、大聖杯の解体によって星へと帰って行くことになる。 第4次聖杯戦争においてこの宝具の辿った経緯については「」を参照 この鞘の治癒能力は基本的にセイバーとの接点が必要であり、契約による繋がりがある限り何の問題もなく治癒能力を発揮する。 (かんしょう・ばくや) アーチャーの使用する夫婦剣。 白と黒の短刀で、黒い剣が陽剣・干将、白い剣が陰剣・莫耶。 互いに引き合う性質をあり、巫術、式典用の魔術兵装としての側面を持つ。 干将と莫耶を揃えて使うことで所有者の対魔術、対物理が向上する。 作中に彼の宝具と言われることがあるが、宝具ではなくアーチャーの能力による複製品。 ただし、「干将・莫邪」の本来の持ち主たる英霊が所持する本物なら、怪異に絶大な効果がある対怪異用宝具となるという。 投擲する活用法もあり、性質を利用することで避けられても再び襲いかかっていく。 また投影の負担が軽いので複数本用意できる。 性質と投影を駆使した干将・莫耶の究極技ともいえる「 鶴翼三連」がある。 テレビアニメ第1作では彼自身が使用し、さらに刀身を強化することで鳥の羽のような巨大な剣「 干将・莫耶オーバー・エッジ」にて斬撃する。 これは原作では描かれておらず、奈須が監督の山口に「この剣は大きくなるんですよ」と語ったのがきっかけで作られたものである。 「干将・莫邪」に刻まれている詩が発動呪文でもある。 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン) ギルガメッシュの使用する宝具。 ギルガメッシュが貯蔵する膨大な数の武器や財の納められた宝物庫を開く鍵剣こそが本体。 それ自体に脅威はなく使用者の財がなければただの鍵でしかないが、人類史全ての財を所有すると言われたギルガメシュだからこそ意味のある宝具と言える。 鍵剣を使わなくても財を取り出すことはできるが、乖離剣を呼び出す際にはしばしば鍵剣を使用している。 ただし、ヘラクレスの「十二の試練」など、英雄の生涯における逸話や技などが基になった形のない宝具までは所有していない。 生前のギルガメッシュの逸話からAランクを超える宝具も大量に保持しているため、ヘラクレスの「十二の試練」を破る攻撃が可能だが、ヘラクレスは宝具の嵐を強行突破して肉薄することも可能なため、ギルガメッシュ本人がそれを承知して「分が悪い」とも告げ、確実に葬るためにイリヤを狙っている。 ゆえに宝物庫には人類が生み出すものであれば、過去未来の時間軸問わず全てを保有している。 逆に、「基本的に全く別の新人類、または別天体の知的生命体の文明技術によって生み出された全く別の概念による物」は収蔵されておらず、また「存在こそしても使用した伝承がない宝具」は、原典が何に当たるかわからないため宝物庫から取り出すことが不可能。 固有結界 心象世界を具現化し、現実世界へ侵食させることで、一定領域を、通常とは異なる法則が支配する結界へと創り変える魔術。 「世界」に干渉するというその特性上、発動中は「世界」、即ち二種類の抑止力 星の抑止力と霊長の抑止力 からの修正を常に受け続ける。 したがって、結界の展開・維持にはそれ相応の魔力が必要であり、人間の術者は高々数分しか使用することができない。 術者の心象は術者ごとに異なるため、その能力もそれぞれ異なる。 魔法に最も近い魔術であり、魔術師の目指す到達点の一つだが、夥しい代償を負うことが少なくないため禁呪として扱われる。 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス) アーチャー、及び衛宮士郎が使用する固有結界。 アーチャーのものは、スキル「魔術:C-」の一部であって本来は宝具ではないが、アーチャーのシンボルということで彼の事実上の宝具となっている。 数多の剣が、あたかも墓標のように大地に突き刺さっている 剣の丘の心象世界。 内部は武具を構成するあらゆる要素で満ちている。 武具を視認するだけで、それが例え宝具であろうともその構造を瞬時に読み取り、複製して心象世界内に貯蔵する。 投影魔術を用いれば、貯蔵されている武具を現実世界へ引っ張り出すことが可能である。 通常の投影魔術の燃費は決して良いものではないが、アーチャーと士郎の場合は心象世界から武具を取り出す際の僅かな魔力消費のみで成立する。 彼らの魔術はすべてこの固有結界から零れ落ちたものに過ぎない。 武具の複製の際には、その構造のみならず、オリジナルに宿る製作者の理念や本来の使い手の技術をも読み取る。 そのため、本来の使い手には及ばないものの、アーチャーと士郎は擬似的な武具の担い手となることができ、それが宝具であれば、彼らの力が追いつく範囲の中で「真名開放」を行うことができる。 また、「複製した宝具は替えが利く」という特性から、アーチャーは宝具を敢えて破壊することでその魔力を爆発的に解放する「 壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)」をなんの躊躇いもなく使用する。 その他、複製するだけにとどまらず、自分好みのアレンジを施すことも可能。 ただし、宝具を複製した場合はオリジナルよりランクが一つ落ちる。 加えて、弓や槍、盾や鎧など剣以外の武具の投影には、剣の投影にかかる2倍から3倍の魔力が必要となる。 これらの能力から、ギルガメッシュは彼らのことを「贋作者(フェイカー)」と称して蔑む。 セイバーの「約束された勝利の剣」やギルガメッシュの「乖離剣エア」など、神造兵装の複製は原則不可能である。 ただし、「約束された勝利の剣」に限ってはセイバーオルタのものを士郎が投影したと思しき描写が存在し、アーチャーは「完全な複製は不可能だが、真に迫る物なら投影できる」と述べている。 ひとたび結界を展開すれば、武具は自在に操ることができるうえに瞬時に手にすることもできる。 結界の展開・維持にはそれ程魔力を消費しない。 加えて、霊長の守護者であるアーチャーは本質的に霊長の抑止力側の存在であるため、「世界」からの修正が軽減される。 しかし、結界展開後、破壊されてしまった武具を修復する、結界展開時には貯蔵されていなかった武具を新規に複製するなどの場合は著しく魔力を消費する。 なお、アーチャーと士郎の心象はそれぞれ異なるため、発動呪文と結界内の風景には若干の違いが存在する。 ギルガメッシュの「王の財宝」の天敵と呼べる魔術である。 宝具が発射される前に結界内の武具をぶつけて潰すことができ、打ち出された宝具に対しても有効な武具で受け流すことができる。 あるいは、擬似的な武具の担い手となれるアーチャーと士郎に対して、ギルガメッシュは基本的に持ち主に過ぎないが故に同じ武具でも相殺することができる。 その上、接近戦の場合にはギルガメッシュは必ず宝物庫を開いてから宝具を取り出す必要があるが、アーチャーと士郎は結界内の武具を手元に引き寄せるだけでよい。 以上の理由により、ギルガメッシュはアーチャーと士郎に後れを取ることになる。 しかしながら、乖離剣エアを使用する場合はこの限りではない。 霊長の守護者 「抑止の守護者」とも、あるいは単に「守護者」とも呼ばれる。 英霊の中でも、人類の自滅を回避するための究極の力として存在する者たち。 自由意思を剥奪された状態で 霊長の抑止力(アラヤ)に召喚・使役され、絶滅を回避するという大義の下、現場の人間を加害者・被害者問わず全て殺害する。 霊格・神性が低い所謂アラヤ寄りの英霊や、専らアラヤとの契約によって英霊となった者にこの仕事が割り振られる。 相違する場合は特筆する。 PCゲーム版はバーサーカーの咆哮を除きボイスは存在しない。 主人公 衛宮士郎(えみや しろう) 声 - (幼少期 - )• 穂群原(ほむらばら)学園2年C組に在籍。 10年前に冬木市で起きた大火災の数少ない生存者。 その際に助けてくれたのが魔術師である衛宮切嗣であり、養子となった。 切嗣に命を救われたことと助かった(と思っている)のが自分だけであることが非常に強烈な心象として残っており(俗に言う)、切嗣への憧れから、正義の味方となってみんなを救い、幸せにするという理想を本気で追いかけている。 養父からの「借り物の理想」を追いかけて正義の味方を目指し、人助けのためなら自らを省みないその生き方は、シナリオ原作者の表現によれば「一生懸命人間のふりをしているロボット」あるいは「人間になろうとしているロボット」。 言峰綺礼が先天的な異常者であるとすれば、彼は冬木大火災に狂わされた後天的異常者である。 元部員であり、その腕は文字どおり百発百中であったという。 人助けが生き甲斐であり、他人から頼まれたことに対して基本的に嫌と言わない(言えないのではなく)ため、都合よく利用されることも多い。 学園では「穂群原の」の異名を持つ。 得意とするのは物を修理することと、家庭料理をはじめとする家事全般。 身長が低いことと、童顔であることを気にしている。 運命のその夜、サーヴァント同士の戦いを目撃してしまったために殺されそうになった彼は、偶然召喚したセイバーに窮地を救われ、以後彼女のマスターとして聖杯戦争に参加することになる。 養父に無理に頼み込んで魔術の指導を受け、今も欠かさず鍛錬を続けてはいるものの、本来魔術師の家系ではない上、養父亡き今となっては完全な独学であり、初歩的ではあるが、極めるのは至難とされる「 強化」(物体に魔力を通し、その物体がもともと持っている性質の一部を強化する魔術)しか使うことができず、しかも成功率は低い。 また、魔術回路は一度造って蓄積されたものを起動させれば良いだけという魔術師の常識すら知らず、毎晩行うことを日課にしている魔術の鍛錬のたび、一から魔術回路を造るという死と隣り合わせの危険を犯している。 魔術師にはあまり役に立たない類のものだが、物体の構造を把握することにかけては一流 で、この才能ゆえか凛にも不可能だった学園内に張られたライダーの「他者封印・鮮血神殿」の結節点の特定を易々とこなしている。 魔術師としては知識も技量も半人前だが、彼にとっては「強化」よりも遙かに高度な魔術であるはずの「 投影」(イメージを元に、魔力で無から一時的に物体を作り出す魔術)の方が楽に扱えたり 、さらに彼が「投影」した物体は時間経過では消滅しない など、特定の魔術に関しては普通の魔術師にはありえない特異な才能を発揮する。 これは彼の身体が、一時的かつ限定的ながら術者の心象風景によって世界そのものを塗り潰してしまう大魔術「 固有結界」 のみに特化した異端であるため。 その異端ぶりは、一流の魔術師である切嗣や凛が、士郎の魔術の異常さは感じながらもその正体を見極めるに至らず、的確な指導を行えなかったほどである。 彼の固有結界「 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」は「 視認した剣(および剣と認識できるもの)の構成や本質を捉え、複製し内部に蓄える」という能力を持つ。 彼が普段用いている「強化」や「投影」、物体の構造の把握、結界の存在に敏感であることなど、全てはそこから漏れ出たただの副産物に過ぎない。 特に彼の「投影」に関しては、物体を自身の固有結界の内側から取り出す作業であるため、本来の「投影」とはその出自からして全く異なっている。 通常の「投影」では器を生成する分の魔力に加えて、その物体が内包する分の魔力も必要となり、はなはだ非効率 な上、肝心の効果も瞬間的なのだが、士郎の場合は心象世界から引き出す際のわずかな魔力消費だけで成立する。 ただし、第五次聖杯戦争時点での士郎に投影できるのは武具、それも主に剣に限られ、近代兵器や機械は外見だけで中身が伴わない。 鎧や盾など防具などに関しては瞬間的な効果で代償も大きい。 それ故に彼が「 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)」を投影した際は4枚になっている(ただし、凛ルートでは7枚と完全に投影している )。 また、魔術師として未熟なために魔力が足りず、自力で固有結界を展開することはできない。 ただし、命の危機に瀕すると、自覚がないまま固有結界が体内で暴走を始める。 最悪の場合には、無数の剣を生み出して体の内部から彼を串刺しにし、命を奪うこともある。 彼は知らなかったが、切嗣に命を救われた際、体内にエクスカリバーの鞘である結界宝具「 全て遠き理想郷()」を埋め込まれており、それが縁となってセイバーが召喚された。 セイバーと契約していれば、セイバーとの距離に応じた強度の回復能力が発動する。 セイバーがじかに接触すれば、宝具の恩恵によってほぼ致命傷に近い傷からでも回復できる。 長年体内に宿していたために、上記のような契約や接触もなく自力で恩恵を作動させられるなど容易に投影可能であり、「真名開放」も可能。 だが、それはセイバーとのライン(契約ではなく因果線)がつながっているからこそであり、鞘単体では彼の魔術特性と起源を「剣」に変えていくものでしかない。 そのため、固有結界に大きく関係している。 そして本編の10年後に大聖杯が解体された時にはセイバーとのラインが切れ、鞘のイメージを失い投影できなくなる。 "Unlimited Blade Works"のシナリオでは身に宿したままだが、原作者曰く、のちに意味を失い、肉体から抜け落ちるように星の内海へと還るとのこと。 "Heaven's Feel"のシナリオでは中盤の戦闘で左腕を失う重傷を負ったが、同じく瀕死の重傷を負い消滅寸前だったアーチャーの発案により彼の左腕を移植 され、彼の魔術や戦闘経験・技術を引き継ぎ 、黒化したバーサーカーやセイバーオルタとも対等に戦えるほどの力を得た。 しかし、英霊であるアーチャーの腕は人間の身で到底扱えるものではなく、一度でもアーチャーの腕を解放すれば、その魔術行使に肉体が耐えられず内部から崩壊を始め、さらにアーチャーの記憶に侵食され、次第に士郎の人格、意識、記憶を破壊してしまう。 そのため、魔力殺し(マルティーン)の聖骸布を巻いて封じることになるが、それでも生きている限り魔力は肉体に通るものであるため、腕からの侵食は完全には止められず、10年ほどで完全に侵食されてしまう。 それまでに腕と拮抗するほどの魔術師に成長しなければならず、少なくとも生活的に聖骸布を巻き直せるくらいにはと凛は述べている。 また魔術回路のオンオフはかえって危険と判断して従来のままである。 結局は聖骸布を解いて戦うことを選んだ士郎は、記憶が次第に薄れて廃人と化していき、また投影のたびに体の内側で暴走する固有結界から生み出された剣で串刺しにされる状態となってゆく。 メインヒロイン ()( Saber) セイバーのラッピングが施された車両(・ ) 声 -• 士郎と契約した剣士のサーヴァント。 容貌は見目麗しい華奢な少女だが、「最優のサーヴァント」と謳われるセイバーのクラスで召喚されるほどの英霊。 ただし、未熟なマスターである士郎との契約が原因で魔力の供給が十分ではなく、思うままに力を振るえずにいる。 性格は良く言えば実直で生真面目だが、悪く言えば融通の利かない頑固、そして負けず嫌い。 凛とした表情を滅多に崩さないが、怒ると怖い。 その一方で時折、年相応の少女らしさを見せることもある。 かなりの健啖家であり 、またの名を「腹ペコ王」。 人気投票では第1回、第2回共に1位に輝いた。 そしてTYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票でも1位に選ばれた。 Fate派生作品では様々なセイバーが登場。 2013年エイプリルフール企画「路地裏さつき・ヒロイン十二宮編」ではほかのセイバー系ヒロインを討とうと画策した。 真名は アルトリア・ペンドラゴン、つまり世界的に有名なの伝説的英雄 である。 作品中の設定では、選定の剣(カリバーン)を岩から引き抜いた「アルトリア」という少女が性別を男と偽って「アーサー」を名乗り、王になったとされる。 肉体の成長はその瞬間から止まってしまった。 聖杯に賭ける願いは"王の選定のやり直し"。 生前の彼女は自国ブリテンを救済するため選定の剣を引き抜き、その達成に向けて人生の全てを国に捧げた。 そこに間違いや後悔の念は抱いていなかったが、選定の剣を抜く以前から「自分より王に相応しい人はいて、その人なら平和な国を長く築けたのではないか」という思いがあり、を経てその思いが聖杯に賭ける願いへと至った。 実はほかの英霊たちと違ってまだ死んでおらず、死の寸前で「聖杯を手にすること」を求めて霊長の抑止力と契約し、生きている状態のまま様々な時空間に呼び出されている。 聖杯を手にし、霊長の抑止力との契約が達成された暁には本来の時間に戻り、願いを叶えた後にそのまま死を迎え、はじめて正式に英霊となることになる。 そのため、生者である彼女は霊体化することができない。 また、敗退しても英霊の座には行かず元の時間軸に戻るのみであるため、聖杯戦争の真の目的である「根源」への到達は容量不足になる為に行う事が出来ない。 つまり彼女が召喚された時点で「根源」に到達する儀式は失敗していることになる。 生前の時点で、選定の剣「 勝利すべき黄金の剣()」は折れてしまっており、また、使用者を妖精郷に隔離することであらゆる物理干渉や魔術干渉、さらには魔法や平行世界・多次元からの干渉すらも遮断し、傷や病に老化をも癒す、ランクEXの結界宝具「 全て遠き理想郷()」も手元からは失われている。 また、前述の「全て遠き理想郷」も、士郎の体内に埋め込まれる形で第五次聖杯戦争に存在しているため、ルートによっては士郎からセイバーに返還され、第3の宝具となる。 宝具以外にも多数の精霊の加護を得ている。 テレビアニメ第1作では監督である山口がTYPE-MOONと綿密な打ち合わせを繰り返した結果、奈須による「小柄な女の子が頑張っている」「爽やかな水」というイメージに集約された。 また、彼女の玉座は原作ではデザインされていなかった為、キャラクターデザインの石原恵がドラゴンをモチーフに描き起こしたものである。 セイバーオルタ• 属性:秩序・悪• 容姿も属性も完全に変貌し、半ば殺人マシーンじみた強敵として士郎の前に立ちふさがる。 存在しないはずの8人目以降のサーヴァントのうち10人目とする解釈もあるが、手段を選ばなくなっただけで本質はセイバーと同じものであり別人ではない。 宝具『約束された勝利の剣』は、本作では通常時のセイバーと同じく「エクスカリバー」表記であるが、通常時と区別して「 エクスカリバー・モルガン」としている作品もある。 ()(とおさか りん) 声 -• 士郎と同じ穂群原学園(2年A組)に通う女生徒で、魔術師。 アーチャーのマスター。 亡き父の遺志を継いで聖杯戦争に臨む。 家訓「どんな時でも余裕を持って優雅たれ」を実践する。 学校では男女問わず絶大な人気を誇る美少女であり、主人公の衛宮士郎も1年生の頃から彼女に憧れを抱いていた。 学校では優等生を演じているが、実態は猫かぶりであり、その本性は士郎によると「 あかいあくま」。 魔術師としての誇りや元来のプライドの高さゆえに誤魔化しているが、実はかなりお人好しな性格である。 その性格からアーチャーからは「凛は戦いには向いていない。 魔術師ならば志より結果を取るべきだ。 」と指摘されている。 アベレージ・ワンと呼ばれる使いの魔術師として高い実力を誇るも、先祖代々の遺伝で肝心な所でミスをする悪癖がある。 遠坂家の魔術である「力の転換」によって魔力を込めておいた宝石を用いる宝石魔術や、相手を指差すことで人を呪う北欧の魔術「」を得意とする。 また、言峰から指南されていた影響でも用いる。 料理の腕前は、少なくとも得意の中華料理に関してなら士郎より上。 ただし和食に関しては味噌汁の作り方すら知らない。 趣味は士郎いじりと宝石磨き。 寝起きはかなり悪い。 遠坂の魔術の性質上、高価な宝石を多用する必要があるため、お金に細かい。 士郎と共同戦線を張り、彼の魔術を指導するために衛宮邸へ居候するが、家主の士郎よりも権力を振るう。 人気投票では第1回、第2回共に2位に入った。 TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では4位。 ()(まとう さくら) 声 -• 間桐慎二の妹。 穂群原学園に通う士郎の1年後輩で、士郎にとっても妹のような存在。 弓道部所属。 穏やかな性格の美少女。 ある出来事をきっかけに、1年ほど前から毎日士郎の家に朝食と夕食を作りに来ている。 実は人間らしい感情を持てるようになったのは最近のことで、士郎や大河の影響で随分と明るくなり、笑顔を見せるようになった。 今や洋食に関しては料理の師である士郎よりも上。 士郎は気付いていないが、彼のことを恋い慕っている。 内罰的で自己評価が極度に低い。 日常をこの上なく尊く思っており、そのために彼女なりに懸命に耐え切ろうとする。 実は彼女も魔術師であり、ライダーの正式なマスターである。 凛の実の妹でもあり、旧姓は遠坂。 幼い頃間桐の家に、養女として迎えられている。 遠坂の魔術刻印の継承者にして姉である凛に対しては、憧れと同時に強いコンプレックスを感じている。 元々聖杯戦争に関わる意志が無かった為、"Fate"・"Unlimited Blade Works"ルートではマスターとしての権利を最後まで義兄の慎二に委ねている。 身体に合わないマキリの魔術に無理矢理馴染ませるべく、長年にわたり蟲による調整を受け続けてきた。 そのため、元は凛と同じだった髪や瞳の色が一変するほど体質が変化した。 常人なら数日もたずに発狂するほどの蟲による凄惨な陵辱や、義兄である慎二による虐待など、過酷な境遇に長年置かれていたために、その精神は極限まで追い詰められているが、生来の我慢強さにより発狂には至っていない。 幼い頃の出来事については『』を参照。 前回の聖杯の破片から作られた刻印蟲を心臓に植え付けられているため、今回の聖杯戦争におけるもう一つの聖杯でもある。 ただし不完全であり、本来なら完成に至ることはないが、Heaven's Feelルートにおいて、士郎と恋人となったことによって「士郎を失いたくない」という恐怖心や間桐臓硯の策略もあり、鬱屈していたネガティヴな感情が噴出することで中身の成長を促し完成する。 第三次聖杯戦争の時から大聖杯内に留まる「 この世全ての悪()」と接続した影響で黒化反転した事により、根底から人格が一変した禍々しい姿(俗に「黒桜」と呼ばれる)となり、心ならずも冬木市で大虐殺を行うこととなる。 テレビアニメ第1作では、キャスターに拉致されて聖杯降霊の拠り代にされかける、というオリジナルエピソードがある。 その際に奈須が「空気の読めない桜らしい格好」として発案し武内がデザインした桜の衣装が登場した。 この衣装はファンの間でたびたび物議をかもし、奈須は「空気を読めないのは僕だった」と述懐している。 一方、武内はこの衣装が気に入っている旨のコメントを残している。 人気投票第1回は6位、第2回は5位。 『まほうつかいの箱』女性キャラ投票では4位、TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では8位を獲得し、奈須きのこから「ついに時代が桜に追いついた」と評された。 サーヴァント アーチャー( Archer) 声 -• キザな皮肉屋で現実主義者だが、根底の部分ではお人好し。 アーチャーのクラスでありながら、弓よりも2本1対の陰陽の夫婦剣「 (かんしょう・ばくや)」による白兵戦を好む。 ステータス自体は平均的だが、それでも剣戟は音速を超える。 弓兵として弓を取ることもあり、ケルト神話に登場するの名を冠した「 偽・螺旋剣(カラドボルグII)」などを矢として番える。 さらには、ギリシャ神話のトロイア戦争にてアイアスが使用した盾で、投擲に対しては無敵とされる概念武装「 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)」なども使用する。 凛による乱暴な召喚のせいで記憶が混乱し自分が何者か分からないと言い張り、マスターである凛もその真名を知らない。 士郎を個人的に敵視しているようだが、その一方で彼に対して的確な助言を送ることもある。 またセイバーに対しても彼らしくない行動をとり、出合い頭の奇襲に対応しきれなかった点や、表面的には挑発的な物言いをしながら、その実叱っていたことなどから、凛は正体を察しつつも、セイバーに関係した英霊ではないかとカマをかけたこともある。 人気投票では第1回、第2回共に3位に入り、TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では再び総合3位に入り、男性キャラクターとしては1位となっている。 第5次聖杯戦争で唯一の、未来の時代の英霊。 真名は エミヤ。 とある未来の世界において、死す運命にあった百人の命を救うため「 霊長の抑止力(アラヤ)」と「救命の奇跡の対価として、死後に英霊となる」という契約を交わした、主人公の 衛宮士郎である。 優れた才能を持たない彼が、それでも自分の理想を貫き通し、厳しい修練と戦いをただひたすら耐え抜いて正義の味方に成ろうとした、そのなれの果て。 皮膚や髪の色が作中時点の士郎と異なるのは、固有結界の魔術による反動である。 この変色は士郎にも見られ、"Fate"のシナリオで「勝利すべき黄金の剣」を投影した際に皮膚の一部が変色している。 本来ならサーヴァントの過去を見ることが出来るのは、契約によって魔力のラインが繋がったマスターだけだが、士郎は元が同一人物のため、「自分が辿るかもしれない未来の可能性」であるところの彼の過去を幾度か幻視している。 理想を追い続けたその生涯は報われることなく、自分が助けた相手の裏切りによって幕を閉じるが、それでも彼は誰一人恨まず、後悔はなかった。 それどころか死後にその魂を英霊としてまで、見ず知らずの人々のために正義の味方になることを切望した。 だが、英霊としての彼に与えられた役割は、一部の人々を抹殺することで人類全体を破滅から救う「 霊長の守護者」であった。 拒むこともできないまま、その手で永遠に望まぬ殲滅を繰り返し、かつそれを通して人々の醜い面を延々と見せつけられた結果、彼の信念も遂には摩耗して、抱き続けた理想に絶望し、自分のかつての生き方を憎むまでになった。 そして、生前の自分と同じ時代に召喚された際に、士郎を自らの手で抹殺することでを起こし自分を消滅させることを思いつく。 しかし実際には、英霊となった時点で因果を外れ、既に「衛宮士郎」とは別の存在となってしまっているため、望みが叶えられる可能性はまずない。 彼自身も認めている通り単なる八つ当たりに近く、また、何らかの変化があると信じないと自身を許容できないとも語っている。 奈須きのこ曰く、召喚されたこの世界で、正義の味方の名の下に生まれる殺人者を自らの手で断つことが、命を奪ってしまった者達への最低限の償いと考えている、とのこと。 結局、何度もチャンスがあったにもかかわらず、士郎を一方的に殺そうとはせずに聖杯戦争の最善の終結を優先しており、むしろ士郎に対して助言を与えたり手助けをしたりしている。 "Unlimited Blade Works"のシナリオで士郎の殺害を実行に移したのも、凛とセイバーとで勝ち残る算段が付いたと判断したからであり、そこに、彼が絶望してもなおやめられなかった正義の味方としての生き方、彼の信念を窺うことができる。 ギルガメッシュも、彼に対しては「理念自体は俗物ではない」と一定の評価を与えている。 召喚の触媒になった品は、凛が父親から譲り受けた宝石のペンダント。 凛が士郎の命を救うために用いたそれを、彼は生涯大切に持ち続けていたため、召喚者である凛との縁となった。 つまり、召喚の触媒を召喚者でなく英霊の側が所持していたことになる。 召喚時の暴走のせいで記憶喪失というのは全くの嘘ではなく、生前の記憶自体が摩耗しているため、召喚直後の記憶は実際に曖昧で、現状を把握、推測することで急速に記憶を取り戻している状態だった。 その中で覚えていたことは、自身の真名と冬木の大災害の光景、切嗣に正義の味方になると誓った夜の思い出と、セイバーを召喚したときの光景だけである。 なお、作品のプロローグの独白は、実は士郎ではなく彼のもの。 彼がどのような聖杯戦争を歩んだかは本編では明確にされていないが、発言を総合すると"Fate"ルートのシナリオに近いと推察できる。 なお、原作者の奈須きのこ曰く「士郎は作中のどのルートでもエミヤにはならないが、可能性自体はある」とのことである。 また、テレビアニメ第2作の放送後には、奈須きのこがより明確に歩みを語っており、「聖杯戦争開始時の条件がほぼ同じではあるものの、何かが欠けていた世界」において、セイバーの心を救えないまでもセイバーのことを理解し、聖杯を破壊したのちに別れた、とのこと。 作画担当の武内崇は「"Fate"ルートのグッドエンドみたいなもの」と述べている。 「 錬鉄の英霊」の異名を持つ。 今回の聖杯戦争において、未来の英霊である彼には知名度による恩恵がなく、特定の宝具も持たないため一番不利だが、鍛え上げた戦術と必勝の戦略、そして、固有結界「 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」を自在に操れることが彼を強者としている。 詳細はの項目を参照のこと。 並大抵の武器では傷一つつかないサーヴァントにとって、彼の固有結界の能力そのものは大した脅威ではない。 相手の宝具や技術を単純に複製・模倣しただけでは、それを極限まで使いこなす本来の担い手に到底及ばないためである。 したがって、他の英霊の宝具をいくつも記憶した上でそれらを効果的に運用することにより、初めて他のサーヴァントに対抗し得る力となる。 ここに、「心眼(真)」を初めとする、修練と経験によって培われてきた技量が活きてくる。 テレビアニメ第1作では、原作で省略されたバーサーカー戦が描かれており、敗れはしたものの、全サーヴァント中最強と謳われたバーサーカーを5回殺害(原作では6回)するほどの実力を発揮した。 ただし描かれたのは、「無限の剣製」を発動してバーサーカーに挑みかかるところまでで、その後場面は暗転し、アーチャーの最期が暗示される。 彼が万全の状態で全力を出すことは作中においてなく、戦略的にわざと見逃すことや、マスター不在などで不利になる場面が多く、純粋に勝利することはなかった。 また敵といえど身内(セイバー、凛、イリヤなど)に対し非情になりきれない節があり、直接的に傷つけることはしなかった。 彼を象徴する赤い外套 は「赤原礼装」と言い、ある聖人 の聖骸布から作られた概念武装 で、外敵ではなく外界からの守りである。 テレビアニメ第2作では、メルトダウン寸前の原子炉を止めるためにアラヤと契約したことなどが断編的に描かれている。 また、守護者としての召喚時のことも描かれ、様々な時代の紛争地に召喚され対象の殲滅を続ける。 身の丈2m半ばを超える巨漢。 巨大な岩の剣を軽々と振り回す。 第五次聖杯戦争で召喚されたセイバーが最優のサーヴァントなら、バーサーカーは最強のサーヴァントと評されており、肉弾戦では敵無しとされる。 バーサーカーのクラスの固有スキルである「狂化」により、理性や一部の技術を失う事を代償に能力が引き上げられており、その破壊力は圧倒的である。 通常、バーサーカーのクラスは制御や維持の難しさから、「弱い」英霊を狂化し能力を高めて使役するが、今回のバーサーカーは元の英霊としての格も非常に高く「神話級」であり、剣を叩きつければ衝撃で乗用車が跳ね上がる、地面が陥没するなど手のつけられない怪物となっている。 狂化してなおマスターであるイリヤを護ろうとする意志を感じさせる描写がある。 テレビアニメ第2作では、狂化に似合わない太刀筋や、武器を封じられるや否や瞬時に俊敏な格闘に切り替えるトリッキーな戦術を披露している。 また声優が起用されておらず、サウンドエフェクトとなっている。 真名はにおける大英雄・。 神の祝福(呪い)によって肉体そのものが常時発動型宝具「 十二の試練(ゴッド・ハンド)」と化している。 この宝具はBランクに満たない攻撃を無効化し、11回までの自動蘇生を行うことができる。 さらに一度受けた殺害方法では二度と殺せないため、完全に倒すにはAランク以上かつ12種の攻撃か、強力な一撃で複数回殺す必要がある。 ただし、消費する魔力は桁違いで、凡庸な魔術師ならば一生かかって蘇生1回分の魔力が用意できるかどうかである。 逆に充分の魔力があれば、消費したストックも回復できる。 なお、英霊ヘラクレスにはキャスター以外の全てのクラスに該当する資質があり、数々の試練を知恵と機転で乗り越えたヘラクレスにはレンジャーでもあるアーチャーが特に相性が良く、バーサーカー以外のクラスだった場合には、生前に培った武技と「十二の試練」(自身の技能で一度見た技は見破れるため、より完璧になる)に加えて、状況・対象によってカタチを変える万能宝具「 射殺す百頭(ナインライブス)」も用いる。 この宝具はヒュドラを射殺した彼の弓の宝具(対幻想種用のホーミングドラゴンレーザー九発同時発射)を模した独自の流派であり、剣や盾などを用いた用途がある。 その中の大剣による対人用の「射殺す百頭」は本編でアーチャーの腕を用いた士郎が斧剣共々投影し、九つの急所を瞬時に斬りつける「 是・射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)」を黒化したバーサーカー自身に対して使用している。 関連作品では士郎の大技にされている。 関連作品において彼自身が放った場合は、名の示すとおり100回斬りつける演出がなされる。 同じ剣を用いた利用法として、地面を叩いてマルチレーザーを発射する対軍仕様がある。 これらを犠牲にしてまでヘラクレスをバーサーカーとして召喚したのは、過去に幾度となく裏切られてきたアインツベルンにとって「無駄な知恵を付けず自分の言うことだけを聞く忠犬」のほうが制しやすかったためである。 召喚に持ち得た触媒は、彼の武器である斧剣である。 ランサー( Lancer) 声 -• 高い瞬発力と白兵戦の能力を備え、紅い魔槍を持つ。 マスターから偵察任務を命じられており、主に単独で行動する。 根は実直で、口は悪いが己の信念と忠義を重んじる英霊らしい英霊と言える。 物語の始まりにおいて、戦いを目撃した一般人として聖杯戦争の掟に則り士郎を殺そうとした。 真名はにおける大英雄で、の光の皇子・。 死力を尽くした戦いを求めて召喚に応じた。 彼の本来のマスター()は言峰綺礼に騙し討ちされて令呪を奪われ生死不明になっており、現在のマスターは綺礼である。 令呪により、主の鞍替えへの賛同の強制と、「お前は全員と戦え。 だが倒すな。 一度目の相手からは必ず生還しろ」との2つを命じられているため、全力で戦い得た機会は全ルートを通して1度だけである。 宝具は、必中必殺の呪いの槍を使用して因果を逆転し、「敵の心臓に命中している」という事実(結果)を作った後に攻撃(原因)を放つ対人宝具「 刺し穿つ死棘の槍()」と、この槍の呪いの力を最大解放し助走から高々と飛びながら投擲し、炸裂弾のごとく使用する対軍宝具「 突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)」。 前者(通称・刺しボルク)は魔力消費も少ない上に避けるには高い幸運が必要という、一対一の決闘で非常に効率がよい宝具である。 本編によると、防ぐには純粋に槍の魔力を上回る防壁を用意するしかない。 発動後の回避は不可能であり、アーチャーであろうと、発動されないよう間合いから「必死に下がるしかない」という。 また、セイバーに使用した際は上記の令呪とセイバーの直感スキルや再生能力もあり致命傷とならなかったが、本来なら受けた傷を癒やすことすら許さない呪いも与える。 心臓に命中した場合、呪いの棘が全身の血管と内臓を破壊し「槍+相手の最大HPダメージ」を与えて確実に死亡させる。 これらの効果から、不死と言われる吸血鬼の真祖であろうと、「約束された勝利の剣」を耐える相手であろうと殺すことが可能である。 後者(通称・投げボルク)は破壊力重視で本来の使用方法である。 マッハ2の速度で放たれ、無数に鏃を撒き散らし標的の周辺を吹き飛ばす威力で、概念的に作用しないが因果を歪む呪いは健在で何度かわされようと標的を捕捉し続ける。 その射程は40kmで、一度ロックオンすると地球の裏側まで追い続ける。 本編では、アーチャーの「熾天覆う七つの円環」を完全に破壊し、アーチャーの片腕を負傷させた(劇場版では防がれている)。 アーチャーによるとオリジナルであるを超えているとのこと。 魔術にも秀で、18の原初のを習得しているが、直接的な戦闘を好むため、使用することは稀である。 作中では火、探索のルーンのみを使用した。 コメント [ ]によると石化の魔眼を無効化やパラメータの上昇、全ルーンを使用することで上級宝具すら防ぐことが可能となるなど多様な能力を持ち、その腕前はキャスターとして召喚可能なほどである。 なお、日本では知名度がないために恩恵は少ないが、本来ならセイバー、バーサーカーにも並び立つ存在らしく、地元なら城と戦車(チャリオット)の宝具と不眠の加護などのスキルが追加され、イングランドやアイルランドではセイバーを上回る強さを発揮できるとされる。 また、戦闘続行スキルの恩恵により、勝つよりも生き残ることに特化したサーヴァントとも称され、本人によると「セイバーとアーチャーの2人が相手でも、勝ちにいかなければ長時間は持ち堪えられる」とのこと。 さらに"Fate"ルートではギルガメッシュ相手に半日にも及ぶ戦いを繰り広げ、それ相応のダメージを与えている。 ライダー( Rider) 声 -• 女性の英霊で、その名のとおり高い騎乗能力と機動力を持つ上に豊富な宝具を用いる。 また、後述する神性に由来した魔術を扱うことも可能である。 常に目隠しを装着しており、武器は鎖の付いた鉄杭である。 長身で女神にも喩えられる妖艶な美貌と、それに似つかわしくない奥ゆかしく思慮深い性格なために人気は高く、専用ルートがないにもかかわらず人気投票では第1回、第2回共に4位に入る健闘を見せた。 真名はギリシャ神話に登場する3姉妹の末妹・。 怪物に貶められたが本来の彼女はの一柱であり、その名残りとして神性Eのスキルを所持している。 最高クラスの石化の魔眼「 」を有するが、普段は、強力な幻術結界であると同時に、相手の能力発露を封じる対人宝具「 自己封印・暗黒神殿(ブレーカー・ゴルゴーン)」によって自ら封じている。 石化の魔眼は常に魔力を消費するが、相手がサーヴァントであろうと高ランクの魔力や加護がなければ問答無用で石化し、またたとえ石化が防がれても全ステータスを1ランク下げる重圧の効果を及ぼすという、非常に強力な武器である。 この効果は距離を置くと薄れるが、ライダーが認識せずとも相手がライダーを認識しただけで石化が始まる。 そのほかに、内部の人間を溶解し魔力として使用者に還元する赤い結界を張る対軍宝具「 他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)」と、騎乗できるものなら幻想種をも御し、更にその能力を向上させる「 騎兵の手綱()」といった、合計3つの宝具を扱う。 また、彼女の仔とも言えるを血の魔法陣から召喚し騎乗することで戦う。 特にベルレフォーンは攻守ともに破格の宝具であり、バーサーカーが相手であろうと1回は確実に殺すことができる。 純粋な火力系ではなく、体当たりであるゆえに「突き穿つ死翔の槍」などとの相性が良くないとされる場合もあるが、どんな物量を相手にしても安全かつ瞬時に突破可能な点で破格の対軍宝具である。 マスターの魔力量によっては、これらの宝具を同時発動させることも可能である。 触媒はの古い神殿で発掘された鏡だが、実際にはサーヴァントを召喚する縁としては弱い。 しかし、触媒を用いずに召喚した場合は特に召喚者と精神的、存在的傾向が近い英霊が選ばれるという法則があり、メドゥーサが喚ばれたのはむしろ、召喚者である桜との共通点、すなわち「周囲の悪意による被害者であるゆえに次第に怪物へと歪んでゆく」という点で近い境遇にあったためである。 この共通点のため、マスターである桜に対して、かつての自分を見るかのような感情を抱いており、彼女を常に気遣い、その運命を案じ、誰であろうと彼女に危害を加える存在を許さない。 ルートによっては士郎と協力し、アンリマユと契約した桜を救うために奮闘する。 キャスター( Caster) 声 -• ローブに身を包んだ女性の英霊で、魔法こそ習得していないものの、魔法に近いレベルの神代の超高等魔術を平然と扱い、魔術師としての能力は魔法使いと同等、もしくは上回るというレベル。 現代で魔術師として比べるなら最強で、対人間では最大最悪の戦果を上げるサーヴァント。 しかし大抵のサーヴァント、特に三騎士のクラスに召喚されたものは対魔力を備えているため、魔術が主な攻撃手段となるキャスターは全サーヴァントの中でアサシンと並んで最弱とされているが、戦略はほかのサーヴァントにはないほどの最高クラスである。 そのため、得意である策略を巡らして着実に力を蓄えており、凛からも「一番厄介なサーヴァント」と評されている。 人気投票では第1回、第2回共に10位に入るなど高い人気を誇っている。 真名はギリシャ神話に登場する裏切りの魔女。 宝具は裏切りの魔女である自身の象徴が具現化した、あらゆる魔術による生成物を初期化する短剣である対魔術宝具「 破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)」。 自身を召喚したマスターと性が合わず、下らぬ命令で令呪を消費させ殺害した。 その後、ランサーに襲われて辛くも大聖杯が眠り、霊脈としても優れる柳桐寺の近くまで逃げ果せるも現界を保てず消滅してしまう危機を葛木宗一郎に救われ、柳桐寺に連れ込まれる事で消滅を回避した。 現在のマスターである葛木に寄せる想いは、単なるマスターとサーヴァントの関係以上である。 柳桐寺を自分の神殿とし、街中の人々から生命力を吸い上げて自分の魔力にしている。 また、ルール外にアサシンを召喚することで、正規のマスターとなるはずだった人物からサーヴァントの権利を奪っている。 ルートによっては、真アサシン(後述)でもない限り感知されずに侵入することが不可能である衛宮邸の結界を掻い潜って魔力の糸を通した上、士郎の行動を操って殺す寸前に至ったり、結界自体を強引に断ち切ったりという芸当をやってのける。 ローブを蝶の羽のように変化させて浮遊することができ、接近戦しか攻撃手段を持たない者に対してはかなりのアドバンテージを得ることができる。 ファンディスクでは、ヘカティック・グライアー という、宝具に匹敵する威力の直径数mのビーム魔術を披露した。 「 金羊の皮(アルゴンコイン)」というドラゴン召喚触媒(精霊つき)を所持しているが、竜を召喚・使役するスキルがないため、無用の長物と化している。 仮にコルキスの竜とタッグを組んだ場合であっても、コルキスの竜はあまり強くないらしく、中堅がせいぜいだという。 「破戒すべき全ての符」はキャスター本人が使用すればサーヴァントとの契約を無効にすることはおろか、令呪諸共契約の主導権自体を奪い取ることすら可能であり、それによってキャスターはセイバーとアーチャーを支配下に置いた。 アサシン( Assassin) 声 -• アサシンのクラスでありながら侍姿をしており、剣技でほかのサーヴァントと真っ向から渡り合う。 得物は5尺余りの。 何事にも動じないクールな性格の持ち主だが、花鳥風月を愛でる雅な一面もある。 キャスターのルール違反によって召喚されたサーヴァント。 英霊であり、既に死んでいるキャスターがマスターとなってサーヴァントを召喚することは、「 生者のみが死者を甦らせられる」という原則に違反するため、強引に土地を依り代にして「 マスターが存在しない」状態で召喚した。 その影響で、本来「アサシン」のクラスに呼び出される「ハサン・サッバーハ」以外の 架空の英霊が「アサシン」のクラスに憑依してしまった。 英霊としての真名は であるが、これは作中世界においては架空の人物であり、彼を演じるのに最も適した無名の剣士の亡霊が、佐々木小次郎という架空の英霊の殻を被った存在である。 召喚の際の触媒にして依り代となった柳桐寺の山門を離れることができないため、もっぱら山門の護りを命じられている。 キャスターからは余り当てにされずに最初から捨て駒扱いされており、アサシンも彼女のやり方が気に入らずに何かと突っかかることがある。 相手の攻撃の受け流しや、「全てが首を落とすための攻撃」と評されるほど鋭い一撃必殺の斬撃を主眼に置いた戦法を得意とする。 サーヴァントとしては珍しく防御タイプであるが、その防御方法は相打ち狙いの一撃必殺による牽制である。 英霊ではないため宝具こそ持たないものの、ひたすら磨き抜かれたその剣技は「多重次元屈折現象(キシュア・ゼルレッチ)」と呼ばれる魔法域(第二魔法の一種)の事象にまで高められ、「魔力を使わず」「まったく同時に」3つの斬撃を繰り出して敵を斬るという必殺の「 燕返し(つばめがえし)」を編み出すに至った。 彼の剣の技量は、半ば身体が消えた状態でなお、万全の状態のセイバーと互角以上に渡りあうほどである。 公式で人類最強剣士の1人とされる。 生前には山で修行をし続けて人間に剣を振るう機会がなく、老年にして燕返しを取得して間もなく息を引き取った。 そのため、聖杯戦争においては強者相手に剣技を振るうことを期待している。 本来の「アサシン」ではない彼は、暗殺者としての技能がないため、生前同様あくまでも剣士としての戦闘しかできないが、佐々木小次郎の高い知名度の恩恵からか、五次サーヴァント随一の敏捷性を誇る。 今回の聖杯戦争のサーヴァント中では最高の剣技を誇るも、「それが全て」なのが彼の弱点であるため、「殺し合い」が苦手とされる。 もっとも、これを補うかのように相手が剣の間合いに入るまでは気配遮断で姿を現さず、山門にはキャスターによる魔術や宝具の威力を削減する強力な結界が施されている。 そもそも特殊な地形もあいまって、バーサーカー戦ではキャスターによる援護があったとはいえ、全サーヴァント(ギルガメッシュと真アサシンは除く)を一度は撃退した。 テレビアニメ第1作では、彼の代わりにシールダーと呼ばれる盾のサーヴァントが登場する予定があった。 また、「美形に描いて欲しい、とにかく美形、全キャラクター中一番の美形」と要望されていたという。 ( Gilgamesh) 声 -• 前回の聖杯戦争での「アーチャー」であり、いかなる手段によってか、そのまま現界し続けていた。 一人称は"我(オレ)"。 前回の聖杯戦争の折、セイバーを我が物にしようとして拒絶されているが、諦めていない。 人気投票では、第1回、第2回ともに10位以下だったが、TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では9位を獲得し、奈須きのこから「なんでZeroと別枠なのかと言うと、そりゃ別キャラだからだよ。 」とコメントされた。 「王」を自称し、この世の全ては自分の所有物だと言って憚らないその言動は、まさに傍若無人の一言につきる。 本来なら英霊1人につき多くて数個という宝具を無数に所有しており、それらを雨あられと射出するスタイルで戦う。 ただでさえ一撃必殺の威力と厄介な効果を持つ宝具が無数に襲い掛かってくるため、その攻撃力は強力無比であり、サーヴァント5体以上の破壊効率を発揮して「戦闘」ではなく「戦争」で敵を圧倒する。 古代のなど多くの神話で、 人類最古の英雄王として収められており、10年前の聖杯戦争では言峰綺礼と組んで戦った(その際の詳細は『』を参照のこと)。 その最終局面において聖杯の「中身」を浴びてしまうが、圧倒的な魂の強さを持つ彼は、本来なら汚染されて自我を失ってしまうというその強力な呪詛を逆に「飲み干す」ことにより受肉、現界し続けるための肉体を手に入れている。 彼 自身の宝具として扱われる物は2つのみだが、かつて世界が1つであった時、世界の全てを手に入れた彼は、後の世に伝わる宝具の元になった「宝具の原典」を全て自分の宝物庫のなかに保管しており、それらを自身の宝具「 王の財宝(ゲート・オブ・)」を通して空間から自由に取り出して扱うことができる。 また、彼が「 乖離剣・」と呼ぶ無銘の剣の宝具によるEXランクの一撃「 天地乖離す開闢の星()」は空間を切断し、セイバーの「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」と衝突した際は相殺されながらもこれを凌ぐ威力を見せた。 好んで使う対神宝具「 天の鎖()」という神を律する鎖で、相手の神性が高いほど制約・拘束力が高まる。 逆に神性を持たない存在にとっては少々頑丈な鎖程度になる。 これをはじめ、全ての宝具の原型を有することから、ほぼ全ての英雄の弱点に付け入ることができる。 また、最強の剣をも有するためにサーヴァント中最強の存在であり、油断や慢心が足を引っ張ることさえなければ敵無しとされている。 ギルガメッシュ本人にもいくつかの武勇はあるが、それでも戦士としての技量という意味では高名な戦士であるセイバーやランサー、アサシン、バーサーカーには到底及ばない。 しかし、「王の財宝」でそれを補って余りあるために対英霊という意味で最強のサーヴァントと認知されている。 ただし、彼はあらゆる宝具の原型の「所有者」であり「使い手」ではないので、「真名解放」は言わずもがな宝具を「使いこなす」真似はできない。 アーチャー並びに士郎が彼の天敵と呼べるのは、ギルガメッシュが担い手ではないということ、また彼らの固有結界「無限の剣製」がその特性上、宝具を取り出すというタイムラグの必要な「王の財宝」よりも早く剣を用意でき、常に先手を取ることができるなどのアドバンテージがあるためである。 本編や劇場版第1作及びテレビアニメ第2作では「無限の剣製」展開後は技量の複製ゆえに剣技についてゆけず、自身の宝具を破壊もしくは相殺され、放とうとする宝具もこちらよりも先に追撃され、自由に宝具を出せずに防戦一方の戦いに追い詰められていき、自身の敗北を認めている。 ただし「乖離剣・エア」については「無限の剣製」をもってしても複製することができず、対界宝具である「天地乖離す開闢の星」の一撃は固有結界を破壊できるため、本編で士郎はこれを非常に危険視して決して抜かせていない。 前回の「この世全ての悪(アンリマユ)」の泥を飲み干したのに対し、"Heaven's Feel"シナリオで桜の影に呆気なく飲まれるが、それは本体から切り離された泥と本体につながった影の威力の差によるものである。 それでも彼の強靱な魂を汚すことはできず、黒化できないどころか逆に影を飲み込もうとしたほどである。 前回の聖杯戦争からの10年間、何も問題を起こさなかったのは、ある宝具で性格と姿を変えて過ごしていたからである。 その詳細は『』を参照。 なお、シルエットモデルはのゲーム『』の主人公ギルガメスであり、所有している財宝の入手経路にも同作のパロディが盛り込まれている。 真アサシン(しんアサシン) 声 -• 直接的な戦闘能力ではほかのサーヴァントに劣る分、暗殺者としての特殊能力を駆使して戦う。 作中では単に「アサシン」と呼ばれ、「真アサシン」という名称はシーンタイトルなどで用いられている。 真名は。 山の翁、アサシンという言葉の語源となった人物 である。 ただし、この「ハサン・サッバーハ」とは特定の個人ではなく、その名を継いだ歴代の山の王たちから成る英霊候補の亡霊の群れを指しており、本来なら毎回の聖杯戦争においてアサシンのサーヴァントには、19人いる「ハサン・サッバーハ」のうちの一人が召喚される。 歴代のハサンたちにはそれぞれ通称が存在するが『』において明らかにされたこのハサンの通称は「呪腕のハサン」。 "Heaven's Feel"シナリオ開始後まもなく、間桐臓硯により、アサシンとして現界していた佐々木小次郎の肉体を利用して召喚された。 召喚当初は知性も低くたどたどしい口調だが、ランサーを破ってその心臓を取り込んだことで知性と能力が大幅に強化された。 心臓からランサーの人格の影響を受けており、認めた主に対しては厚い忠誠心を見せる。 劇場版では侵入に気付いた葛木を戦闘不能にした後、まだ契約状態にあったキャスターと対峙するが葛木を人質に契約を解除させた後で二人を始末している。 戦闘力は強化されてもほかのサーヴァントに比べれば劣るのは変わらず、愛用する「ダーク」という投擲用の短剣を使った付かず離れずの戦法を取る。 宝具は相手の本物の心臓と共鳴する偽りの心臓を作り、それを握りつぶすことで相手を呪い殺す右腕「 妄想心音()」。 桜の影の存在によって、セイバーとバーサーカーすら敗れている。 アヴェンジャー( Avenger) 復讐者のサーヴァント。 第三次聖杯戦争の折、勝利に固執したアインツベルンがルールを破りエクストラクラスで召喚した、喚んではいけなかった「反英霊 」。 真名は この世全ての悪()ではあるが、アサシンと同じく作中世界において創作された悪魔であり、その正体はを信じる古代のある村で、「この世全ての悪性をもたらしている悪魔を仕立て上げることで、人間全体の善性の証明とする」という身勝手な願いのために、この世全ての悪を体現する悪魔「アンリマユ」の名と役割を強制的に背負わされ、人々に心から呪われ蔑まれ疎まれ続ける中で「そういうもの」になってしまった、ただの人間である。 どのルートにおいても性質はサーヴァントと同じであるものの、殺すという目的と生まれ出たいという意志以外持たない出来損ないのサーヴァントであり、同じサーヴァントを核に出来ないことを分からずギルガメッシュを取り込もうとするなど、知性は皆無。 『』も参照のこと。 聖杯戦争に参戦したマスター イリヤスフィール・フォン・アインツベルン( Illyasviel von Einzbern) 声 -• 「雪の妖精」を思わせる小柄な少女。 愛称は イリヤ。 聖杯戦争のためだけに育てられた、マスターとして最強の存在。 基本的には素直で無邪気、天真爛漫な性格だが一般的な常識や倫理観が乏しく、特に殺人に抵抗がない(ただしあくまで敵として認識した相手に対してであり、無関係な民間人を手にかけるほど残忍ではない)。 夜に出会えば危険極まりないマスターであるが、昼の商店街に現れたときは人との触れ合い方を知らない臆病な面も見せている。 魔術師としては余り洗練されていないが、肉体が魔術回路そのものであり特別製の令呪仕様のため、最高のマスター適正と魔力を持つ。 士郎を「お兄ちゃん」と呼んで慕い、戦争開始直後より執着する。 バーサーカーは最強の従者であると共に、冬の城で孤立したイリヤにとっての父親のような存在でもあり、普通のサーヴァントとは一線を画す絆がある。 普段の立ち居振る舞いは幼いが、魔術師・貴族の姫として威厳のある一面もあり、「妹」ではなく「姉」としての顔を垣間見せる時もあるなど、様々な側面を併せ持つ。 本来は専用ルートがあったが、時間の都合でカットされたという経緯がある。 バッドエンド後のお助けコーナー「タイガー道場」の弟子一号「ロリブルマ」としても登場する。 衛宮切嗣とアインツベルンのアイリスフィールとの間に生まれた実娘で、実年齢は18歳であり、士郎にとっては非血縁の姉にあたる。 母のアイリスフィールはアインツベルンの錬金術が生み出したであり、彼女もまた母の胎内にいる時からアインツベルンより様々な魔術的調整を施されており、その影響で肉体の成長が二次成長で止まっている。 切嗣は第四次聖杯戦争終了後に何度かイリヤに会いに行こうとしたが、アインツベルンの結界に阻まれて会えなかったにもかかわらず、の偏った入れ知恵により、切嗣が自分と母を捨て最後の最後でアインツベルンを裏切ったと吹き込まれたことで切嗣を憎んでいるが、故人と知った時に悲しむなど内心複雑な模様である。 士郎のことは最後の家族としても見ており、彼を失い再び孤独になることを何よりも恐れている。 士郎を直接手に掛けないのは、自分自身で最後の家族を消すのが怖いためである。 今回の聖杯戦争の聖杯であり、同じく聖杯である桜をどことなく苦手としている。 アインツベルンから失われた第三魔法「魂の物質化」、"天の杯(ヘブンズフィール)"に至るための器(願望機)の身体(正確には心臓部分)でもあり、魂を取り込むことで魔術は理論を省略して「結果」のみを現出でき、それがイリヤの魔力で叶うことならば、イリヤ自身はそのために必要な魔術理論を知らなくとも行使できる。 テレビアニメ第2作では両親が冬木へ向かった後の過去やバーサーカーとの信頼の確立の過程が詳しく描写され、切嗣の帰りを待ち続けながらも母の殻を被った聖杯の泥から切嗣によって聖杯が破壊されたことを知らされ、更にユーブスタクハイトに吹き込まれた話を信じて切嗣への憎悪を募らせる。 その後は器とマスター、両方のための調整に苦しむ中でこれまで破棄されたホムンクルス達からアインツベルンの妄執とも言うべき悲願と自分が負けたらユーブスタクハイトが研鑽を打ち切るという結末を聞かされ、自分というものが無いホムンクルスとしての出自や多くのホムンクルスを捨ててきたアインツベルンとユーブスタクハイトにも憎悪を向ける片鱗を見せた。 アインツベルンの妄執を知ってからはセラとリーゼリットにも気を許さず、当初はバーサーカーも只の道具としか見なしていなかったが、かつての母と同じく、ユーブスタクハイトによって狼と怨霊のいる吹雪の森に放り込まれ、狼に襲われたところをバーサーカーに救われてからは「世界で誰よりも一番強い」と絶対的な信頼を寄せる。 間桐慎二(まとう しんじ) 声 - (幼少期 - )• 士郎とは同級生で、中学からの数年来の友人。 一見秩序と公平を重んじる優等生であり、女生徒にも優しいので人気があるが、実際にはプライドが高く他人をすぐに見下す悪癖があり、口も悪い。 士郎のことも何かと馬鹿にし、時には便利屋同然に扱うも、家に士郎を頻繁に招くなど彼なりの一本筋や友情を持っている。 士郎は慎二の性格をそれなりに理解しており、交友関係が今に至るも続いているのは彼が「歪んではいても腐ってはいない」ためらしい。 後輩部員をイジメで退部させるなどの問題を起こしているため、部長の美綴には悩みの種の一つである。 漫画版の番外編では、士郎にこっそりと協力する形で、桜をいじめていた先代の弓道部主将を、取巻きを脅迫して懐柔するなどして追い込んでいる。 桜から偽臣の書(本の形をした仮の令呪)によってライダーへの命令権を借り受け、ライダーの仮マスターとして聖杯戦争に参加した。 間桐の家は数代前に魔術師として枯れており、彼自身に魔術回路はないので、ライダーに命じて学校に結界を張らせ、無差別に生徒や教師から生命力を奪おうと画策する。 偽臣の書で借りた桜の影を魔術として行使するが、威力は弱い。 士郎や凛などの聖杯戦争参加者と比較すると実力や思慮深さは明らかに劣っていて、無茶な命令を令呪で強制してライダーを消滅させかけたりするほか、窮地に陥ると戦意喪失するなど、臆病な面も見受けられる。 UBWルートでは、自身の脱落をライダーのせいにして、自分の非を全く認めない点を綺礼から内心呆れられ、更にセラからも小物扱いされている。 もっとも、乗せやすい性格であったために綺礼からはギルガメッシュの上辺だけのマスターとして良いように扱われ、最終的には凛の代わりにイリヤの心臓を植え付けられて聖杯の器になる。 その結果、「出来損ないの核による出来損ないのサーヴァント」が顕現する。 テレビアニメ第1作ではセイバールート同様にバーサーカーに殺害されたが、漫画版では生存する。 士郎と出会った頃は歪んでおらず、魔術回路を持たずとも由緒正しい魔術師の家系に生まれ、魔術に関する知識を持っていることを誇りにしており、義理の妹となった桜のことも気にかけていた。 しかし、養子に来た桜こそが次期後継者だと数年前に知ってしまい、彼にない魔術素養を全て持っていたことと、彼が桜に向けていた憐みは実際は桜から向けられていたと思い込んで以降、強い劣等感や強迫観念を抱きながら歪んでいき、桜に虐待を行うようになった。 言峰綺礼(ことみね きれい) 声 -• 今回の聖杯戦争の監督役を務め、神秘の隠匿や退場者の保護などを行い聖杯戦争を円滑に進める役目を持つ。 聖堂教会の人間でありながら魔術師でもあり、凛の兄弟子かつ第2の師にしてその後見人である。 不遜かつ余裕ぶった態度で、他人の心の傷を炙り出し、いたぶることを好む。 心霊医術との達人であり、以前は代行者 として活動していた。 ゆえに代行者を象徴する概念武装、「黒鍵」と呼ばれる魔力で編まれたレイピア状の退魔の投擲剣を愛用する。 近所の中華料理店「紅洲宴歳館・泰山」の激辛が好物である。 教会の思惑を受けて10年前の第四次聖杯戦争に参加しており、その最中に監督役の父から保有していた預託令呪と監督役を受け継いだ後、自らの師であり共闘関係にあった凛の父・遠坂時臣を裏切って殺害している。 衛宮切嗣と最後まで争い、彼に心臓を撃たれるも、契約していたサーヴァントを通して流れ込んだ聖杯の中身を心臓代わりに蘇生した。 当時の出来事に関しては『』を参照のこと。 かつては欠陥者でありながら道徳を信じ、善であることが正しいとする良識を持っていたため、常識から外れた自分を正し、人並みの幸福を得ようとひたすら苦行や試みを繰り返していたが結局どうあっても正すことはできず、主の教えに決別した時に悪しか愛せない自身を受け入れ、悪を行うことで快楽を求めながら、同時に悪である自身が生まれた理由を探すようになる。 表向きは真っ当な監督役を装っているが、前回の聖杯戦争でサーヴァントとなった ギルガメッシュを今も現界させており、今回の聖杯戦争ではランサーのマスターは知人であり魔術協会所属の魔術師バゼット・フラガ・マクレミッツ(を参照)と知り、魔術協会に聖杯の真実を知られるのが厄介という理由で騙し討ちによって令呪を奪い、2体のサーヴァントを使役して暗躍する。 彼自身は聖杯にかけるべき願いを特に持ち合わせていないので、自分の嗜好にあった願望者が聖杯を使うことを望んでいるが、悪として生まれついた自身と「 この世全ての悪(アンリマユ)」とを重ねて見ており、"Heaven's Feel"シナリオにおいては、自身や聖杯では出せない「答え」を「この世全ての悪」が出すことを願ってその誕生を見届けようとする。 アーチャーとは違った方向から衛宮士郎の歪みを暴く人物である。 劇場版アニメHFの放送後には、奈須きのこは彼の歪みに「他人が堕落したり、足踏み外したりするところを見たいと思っているわけではなくて、それでしか生の実感ができない人。 基本的には、正しい修行をしてまともな道徳観念や精神性を持ち合わせている聖人たが、彼の最大の傷は、世界が苦しまないと自分の実感が持てないことなんです。 それに関しては、衛宮士郎も同じで。 」と述べられている。 次回の聖杯の体現により絶命する。 その状態は"Heaven's Feel"のラストで現れ、『hollow ataraxia』でどんなことをしても逃れられない絶対の事柄だと語られている。 詳しくは『』を参照。 生徒会顧問。 実直、寡黙な人物で生徒からの評判は悪くない。 柳洞寺に居候している。 キャスターのマスター。 魔術師ではなく、聖杯戦争に関係のない人間だったが、柳洞寺の前で行き倒れていたキャスターを助け、突飛な彼女の話を信じて自ら依り代を引き受け、それ以降は彼女に頼まれるままに力を貸すことになった。 ただし彼は魔術回路を持たないために令呪は授かっておらず、正規のマスターというわけではない。 余りに現実離れした話をする血塗れの女を助け、それを信じた上に自らマスターとなったその寡黙且つ誠実な有り様は、故郷へ帰ることを望むキャスターに「かつて得られなかった女としての幸せ」を思い出させた。 親はなく、とある暗殺集団にただ一度の暗殺だけのための凶器として育てられた。 暗殺達成後は即自決するよう命じられていたがそれをせず、冬木市に流れてきたところを柳洞寺の住職に気に入られそこに居候し、暗殺のために与えられた教職という地位を利用して普通の生活を送っていた。 しかし、訓練により「感動する心」はなくなっている。 特殊な軌道を描き幻惑する奇襲必殺の暗殺術・"蛇"の達人で、キャスターに魔術で拳を「強化」して神秘を付与してもらうことにより、サーヴァントであっても彼の技を初見する相手であれば互角以上に戦うことができる。 ライダーのように個人の戦闘力が優れていない相手ならば殺すことも可能で、UBWルートではライダーをそれによって抹殺し、初見のセイバーすら戦闘不能にしている。 ただし、あくまで通用するのは初見の相手に限られ、2度目以降は相手が達人クラスであれば容易に見切られてしまう。 彼の背景や能力は、『』と本作が同一世界であることを示す演出の一つである。 また、魔術回路こそ持たないが、彼の呼吸自体が魔術回路の役割を果たす特殊な呼吸法であり、外界と内界を接続して「オド(小源)」を生み出している。 この呼吸法を後天的に身に付ける場合、通常ならば一生をかけて習得する必要がある。 このことからも彼の生まれの特殊性が伺える。 只成り行きでマスターとなった身でありながらも、キャスターのことを真摯に案じ、故郷へ帰りたがっている彼女の心情を察すると共に、テレビアニメ第2作ではキャスターの願いや互いのあり方などについて問われたことでアーチャーに語っている。 衛宮切嗣(えみや きりつぐ) 声 -• 衛宮士郎の養父で、士郎は彼の雰囲気から「じいさん」と呼んでいる。 大河とも親しかった。 10年前に士郎を災害から救い、身寄りのない彼を養子に迎えた。 その際に自分を魔法使いと名乗っている。 実際に魔術師であり、士郎に魔術の知識を与えた。 『』で士郎を救出した際の「助ける事が出来た」と言う彼の安堵の表情は、士郎曰く「まるで救われたのは自分の方だ」というもので、その後の「正義の味方」についての士郎との会話などから、士郎に「自分が正義の味方になる」と決意させることとなる。 往時には名高い「魔術師殺し」で、機械文明を嫌う傾向のある魔術師としては珍しく、銃器を好んで自らの魔術礼装 とし、「 固有時制御(タイムアルター)」という自らの肉体に流れる時間の速さを外界のそれと切り離して制御する特殊な魔術を駆使した殺し屋であり、己の正義のためには手段を選ばない「」的存在だった。 士郎は知らなかったが、10年前の聖杯戦争に参加した魔術師の一人である。 アインツベルンに雇われる形でマスターとなり、セイバーのサーヴァントとしてアルトリアを召喚した。 最終的に勝者となったが、聖杯の危険性に気付き、セイバーに令呪で命じて強制的に聖杯を破壊させた。 セイバー召喚の際に使用した「 全て遠き理想郷(アヴァロン)」を、火事で瀕死の重傷を負った士郎を救うために彼の体内へ埋め込んでいる。 聖杯から溢れた泥を直接身に浴びたことで「 この世全ての悪(アンリマユ)」に肉体を蝕まれ、5年後(本作開始の5年前)に士郎に看取られながら他界する。 詳細と活躍については『』を参照。 元々一般人である士郎に魔術を受け継がせる気などなく、せがまれて仕方なく教えたが「いつでも辞めていい」と言うなど、本気では指導していない。 また、士郎の魔術自体もいびつで彼には把握できず、単純にセオリーに基づいただけの投影を無駄と評し、強化の魔術を習得する方を勧めた。 ある程度の期間魔術を教えたにもかかわらず、一番の基本かつ肝心な部分で命の危険を伴う魔術回路については造ることしか教えていないのがなぜなのかは、本編では語られていないが、士郎に魔術を教えると決める前に大河と剣道を例え話にして問答したことがあり、その際大河から「わざと出鱈目を教えて、役に立たないから辞めたいと思うように仕向ける。 それでも気づかずに続けるならその態度は立派で、その努力は最終的に剣道とは違う道に昇華するだろう」とアドバイスされており、その一環としてなのかもしれないとされている。 ほかにも、武術の真似事などを教えている。 遠坂時臣(とおさか ときおみ) 声 - (テレビアニメ第1作)• 遠坂凛の父。 前回の聖杯戦争で凛に家のことを任せて戦いへ赴き、そのまま帰らぬ人となった。 凛はもちろん、言峰綺礼にとっても魔術の師匠である。 凛の召喚の不備の原因である家中の時計が1時間早まってしまった現象は時臣の仕業で、「この程度の身近な狂いに気が付かないようなら聖杯戦争に参加するのはまだ早い」という趣向らしい。 10年前の聖杯戦争における本来のアーチャー(ギルガメッシュ)のマスターであり、実は弟子であった綺礼の騙し討ちに遭って殺害された。 間桐臓硯(まとう ぞうけん) 声 -• 本名はマキリ・ゾォルケン。 500年の時を生き、現在まで永らえてきたマキリ初代当主である。 日本に根を下ろして以来、表の姓として名前のマキリを日本語に置き換えて間桐として名乗るようになる。 蟲を操る大妖術師で、元の肉体はとうに捨てており、仮初の不死を実現するため、人の肉を喰らわせた蟲たちで自分の体を形成している。 本体である魂を宿らせた蟲を桜の心臓に寄生させているために、例え胴体を真っ二つにされても肉さえ確保できれば再生できる怪物であり、言峰からもその点を「妖怪」と称される。 蟲による陵辱によって桜の肉体を作り替え、さらには聖杯に仕立て上げた張本人である。 冬木聖杯戦争を創始した当事者の一人で、英霊を使い魔にするサーヴァントシステムや令呪の考案者でもあった。 元々はこの世の悪を根絶するために第三魔法を再現しようとし、魂の物質化による真の不老不死を求めた。 しかし永い時の中で魂は劣化し、想いは腐敗して、ただの外道にして前述のような化け物に成り果ててしまう。 好々爺めいた言動もほとんど表面だけで、血縁者含む他人の命を平然と自身の目的のために利用する悪辣な男である。 同じ魔術師でもある士郎と凛にも嫌悪感を持たれ、さらに後述にある英霊への冒涜がセイバーの怒りを買うと共に、過去の経験に基づいたアーチャーも「妖物」と称して念入りに息の根を止めようとしている。 彼自身は今回の聖杯戦争は見送り、桜の子か孫の代で黒聖杯を完成させ、次回で勝負する考えであったが故に傍観者に徹し、"Heaven's Feel"シナリオ以外では表に出ることがないが、このシナリオでは黒聖杯の完成の兆しが現れたために好機とし、自らアサシンのサーヴァントを召喚して使役・暗躍する。 このアサシンは上述の真アサシン(ハサン・サッバーハ)であるが、既にキャスターによって召喚された山門のアサシンを媒介とした、ルール違反にルール違反を重ねた非正規の召喚であるため、令呪は備わっていない。 他にもサーヴァントシステムの考案者というだけあり、セイバーに倒されたキャスターの亡骸を能力をそのままにして利用するなどシステムの応用の技術は随一である。 桜の命(心臓)を自分が握っているという自信から、彼女を利用して力を得ようと企む。 出会った当時の言峰には頭を黒鍵で吹き飛ばされているが、前述した通り身体が蟲で構成されているために効果はない。 アトラム・ガリアスタ 声 - キャスターの召喚者にして、最初のマスター。 年齢30代ほどの男性。 生前の夫であるイアソンに似ているという容姿と人格がキャスターから嫌悪され、加えてキャスターの魔術師としての技量への劣等感から彼女と対立し、結果としてキャスターに殺害された。 本編ではわずかに語られるのみだが、テレビアニメ第2作において初めて名前と、以下のキャラクター像が設定された。 魔術協会から派遣された魔術師。 生贄を用いて魔力を生成するという魔術を得意とする金髪に褐色肌の中東系の青年で、かなりの資産家でもあり、魔術に文明機器を利用する。 冬木においては高層ビルに工房を築き、常に多数の女魔術師を愛人としてそばに置いて、外部から持ち込んだ数十体の生贄用の少女と、複数の助手を率いて参戦した。 自らの魔力結晶生成術に自信を持っており、それに裏打ちされたやや尊大な性格をしている。 しかし太古の魔術を操るキャスターはそれを更に効率的な形で軽々とこなしてしまい、その劣等感からキャスターを切り捨てて新規にサーヴァントと契約し直そうと画策するが、キャスターには既に愛想をつかされており、あらかじめ宝具によって契約を断たれて令呪を無効化され、自らの工房で焼殺された。 自らもキャスターを裏切ったにも拘わらず、死の間際に彼女を「裏切りの魔女」と蔑むなど、最期まで典型的な魔術師であった。 メディアの逸話を「恋敵を城ごと焼き殺した」と読んでいた。 またキャスターには竜を召喚する宝具を期待していたが、彼女自身にはそういった逸話も竜の召喚と制御の知識も無いために「外れサーヴァント」と罵倒していた。 キャスターに竜召喚を期待していた件以外にもマナの生成で「ほかのマスターを圧倒する準備がある」と確信していたが、それ故にキャスターからは「始める前から結果を出そうとした」と死の間際に侮蔑された。 本作に繋がる世界軸の物語である『ロード・エルメロイII世の事件簿』にも登場し、作中人物に感心されるほどには魔術による戦闘力の良さが描かれており、ロード・エルメロイII世が参加を希望し、のちに辞退した第5次聖杯戦争の魔術協会からの参加枠を争っている。 一般人 藤村大河(ふじむら たいが) 声 -• 士郎からは「藤ねえ」と呼ばれている。 祖父・藤村雷画(ふじむら らいが)は「藤村組」という極道を仕切る、街の有力者。 その祖父に衛宮家と古くからの縁があり、士郎の養子縁組や遺産相続も取り仕切った関係であることから、士郎とはプライベートでは幼馴染・姉貴分という間柄で、一人暮らしする士郎をいつも気遣っている。 士郎を取られまいとセイバーに竹刀で挑み、当然のように返り討ちに遭った際には大げさに落ち込んだほどである。 士郎も、彼女をかけがえのない家族と認めている。 衛宮親子とは10年前に屋敷を藤村組から購入した縁で知り合い、切嗣に一目惚れした。 その後、道場もあるからと頻繁に通い、当時泣き虫だった士郎を良く思わず、切嗣を取り合っては対立していたが、後に和解して現在は保護者と称し、士郎や桜の作る料理を目当てに衛宮家に入り浸っている。 若くして剣道五段という相当な腕前で「冬木の虎」の異名を持ち、学校でのあだ名は「タイガー」。 本人はこのあだ名で呼ばれると激しく怒る一方で、虎のストラップを愛用の「虎竹刀」に付けていたりする。 虎は「深く憎み、そして深く愛している」存在であり、その定義は「ヒゲが生えていること」らしい。 バッドエンド後のお助けコーナー「タイガー道場」の主としても登場するギャグ担当(自身こそ真の正統派ヒロインだと主張している)。 本編でもシリアスな展開に絡むことはほとんどない。 公式設定では女性キャラで唯一スリーサイズの数値は不明。 美綴綾子(みつづり あやこ) 声 -• サバサバした性格の美少女で、をはじめとして数々の武道の達人。 「美人は武道をしていなければならない」が信条。 遠坂凛の数少ない友達(「殺すか殺さないかの関係」らしい)であり、士郎の友人でもある。 ストーリー開始以前から主要登場人物全員と付き合いがあった珍しい人物。 弓道部を辞めた士郎を部に戻そうと声をかけている。 副部長である慎二の後輩イジメを苦々しく思っている。 ルート次第では慎二の策略でライダーに吸血目的で襲われ、病院送りとなってしまう。 柳洞一成(りゅうどう いっせい) 声 -• 士郎の友人でもある。 実直で真面目な好青年。 また、柳洞寺の跡取息子でもある。 遠坂凛の本質を見抜くなど鋭い洞察力を持ち、独特の言葉遣いを持つ個性的なキャラクター。 柳洞寺に拠点を置くキャスターによって、住人は自分のことを探る人間を殺すように魔術をかけられている。 その一人である一成も、士郎がキャスターのことを問いただした際にスイッチが入り、彼を殺害している。 氷室鐘(ひむろ かね) 声 -• 冷静沈着な性格でメガネ美人。 陸上部に所属している(専門は)が、本人は絵画が趣味。 蒔寺楓(まきでら かえで) 声 -• 褐色肌で和服の似合う日本美人。 凛とはいわゆる悪友で、凛が地を出しているのは美綴と蒔寺くらいらしい。 大雑把な性格だが、趣味は風鈴集めと至って和風趣味。 よく凛と骨董めぐりなどをしているらしい。 三枝由紀香(さえぐさ ゆきか) 声 -• いつも友人の蒔寺楓や氷室鐘と一緒に行動している。 凛に憧れに近い感情を持っており、手作りの弁当を引っさげて一緒に昼食をとろうと誘っているが、その天然で和やかな性格から、猫を被っている凛には警戒されている。 本来は料理が好きだったのだが、蒔寺に誘われて陸上部のマネージャーをやっている。 本人は至って運動音痴。 テレビの影響を受けやすく、最近は時代劇にはまっているために侍口調で話している。 ややお調子者の一面を持ち合わせており、担任の大河に「タイガー」と呼んで叱られたりしている。 テレビアニメ第1作では『』で公開された設定画を基に設定されていたが、テレビアニメ第2作では変更され新規デザインになっている。 蛍塚音子(ほたるづか おとこ) 声 - 士郎のバイト先である新都の居酒屋コペンハーゲンの一人娘。 士郎のことは「エミヤん」と呼んでおり、大河とも高校生の時からの付き合いだが、士郎は長くそうだとは知らなかった。 藤村雷画(ふじむら らいが) 大河の祖父。 深山町一帯に顔を利かせる富豪の長。 切嗣とは衛宮邸を購入した時からの付き合いで、養父を失った士郎の後見人としてしばしば面倒を見ていたらしい。 邸宅には複数の強面の男たちがいる。 "Fate"ルートで最終的にイリヤを引き取り、イリヤを猫かわいがりしているらしい。 魃(ばつ) 声 - マウント深山商店街の中華飯店・泰山の女性店長。 非常に小柄な体格の中国人。 口癖は「- アル」。 非常に辛い麻婆豆腐を出す。 その他の登場人物 リーゼリット( Leysritt) 声 -• アインツベルン製のホムンクルス。 通称・リズ。 やや感情に欠けた話し方をするが、どこか無邪気な性格をしている。 聖杯戦争に当たってはイリヤやバーサーカー、セラとともに来日し、アインツベルン城で暮らしている。 イリヤに対しては友達のような接し方をしているが、イリヤは別に気にしてはいないようである。 セラと違い、アインツベルンに伝わる魔術兵装「天のドレス」をイリヤに着せるためのホムンクルスである。 セラ( Sella) 声 -• アインツベルン製のホムンクルス。 生真面目な性格で表情を崩すことはない。 イリヤが淑女であらんと努めており、ややくだけた感じのリズに関してはいつも小言を言っている。 一方で甘いもの(特に安物)が好きで、リズに深山町まで買いに行かせたりしている。 後にロンドンに渡った遠坂凛の時計塔でのライバルにして、士郎がアルバイトで執事を務めることになるフィンランド出身の名門魔術師。 お嬢様口調で強気な性格。 士郎のことを「シェロ」と呼び好意を持っている。 結局は凛と似通った性格だったために、事あるごとに凛と衝突しており、大乱闘に発展したこともある。 テレビアニメ第2作ではエピローグで登場し、士郎との出会いはお互い道に迷っていた時だということが判明した。 また凛とは、2008年のエイプリルフールネタを彷彿とさせる格闘技戦を繰り広げた。 ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン( Justeaze Lizrich von Einzbern) 200年前、遠坂・マキリと協力して第三魔法の成就を達成させようと聖杯降霊を行ったアインツベルンの当主。 通称・冬の聖女。 柳洞寺地下に置かれる大聖杯の基礎となった魔術回路はユスティーツァ自身であり、アインツベルンは第四次聖杯戦争以降、ユスティーツァと同型のホムンクルスを聖杯として冬木に送り込んだ。 万華鏡(カレイドスコープ)の二つ名を持ち、宝石のゼルレッチとも呼ばれる5人の魔法使いのうちの一人で第二魔法「平行世界の運営」の使い手。 また、遠坂永人の師匠であった関係から、その系統を受け継ぐ凛からは大師父と呼ばれている。 ただし師匠と言っても、単に旅先で出会って宿代の代わりに魔術の筋を見た程度で、指導まではしていない。 また凡人だが善人だから悪用しないし、ましてや絶対に作れないが目標として宝石剣の設計図を託している。 200年前のアインツベルン・遠坂・マキリによる聖杯降霊の儀式にも立ち会っている。 とあるルートでは聖杯戦争後の騒動に沸き立つ魔術協会に現れる。 弟子はほぼ確実に廃人になると言われているが、あくまで魔法使いであって魔術に関しては問題なく指導できる。 遠坂永人(とおさか ながと) 200年前、アインツベルン・マキリと協力して聖杯降霊を図った遠坂家当主。 ゼルレッチの弟子の家系であり、聖堂協会にもある程度顔がきく。 自身は武術の粋である無の境地を利用して根源への到達を考えていた。 そのためか魔術の才能は娘に劣っていたらしい。 ディーロ 第五次聖杯戦争終了後、死亡した言峰綺礼の後任として暫定的に聖堂教会から派遣されてきた司教。 温厚な性格の中高年の男性らしい。 聖杯戦争後の混乱の収集などに従事した。 クラウディア "Heaven's Feel"の回想にのみ登場する言峰綺礼の亡妻と『』の登場人物で、カレン・オルテンシアの母。 元よりアルビノで、免疫機能が欠如した女性で、15年前に言峰は異端審問のおりに彼女を娶ったため、神学校を自己退職し、正式な司祭職への道を断念する、言峰とは結婚生活2年目にして死別した。 『』では言峰の本性に気付かないままの病死であったが、『stay night』ではその内面の歪みを理解した上で、他人の苦しみで喜ぶ男ではないと考え、彼にも"人を愛せる心を持つ人"が存在することを証明する目的で自殺に至った。 結局、言峰は彼女の死に意味を感じることこそできなかったものの、無価値なものにはしたくないという感情を抱かせ、自身の自害を思い止まらせた。 ロード・エルメロイII世 声 - 魔術教会に所属する魔術師にして、時計塔の講師。 魔術師として優れているわけではないが、指導者としては屈指の実力者で様々な異名を持つ。 時計塔時代の遠坂凛の後見人であり、後に共に大聖杯を解体することになる。 本名は ウェイバー・ベルベットで、かつて第四次聖杯戦争に参加したマスターであり、現状冬木の聖杯戦争に参戦したことのあるマスターのなかで、健康体を保って生存している唯一の人物である。 詳細と活躍については『』を参照。 初登場は外伝・関連作品であり、本編においてはテレビアニメ第2作のエピローグにて初めて登場した。 同じく聖杯戦争を生き残った衛宮士郎とすれ違った際に「何のために時計塔へ来たのか?」と訪ね、士郎の「正義の味方になるため」の答えを馬鹿にせず納得する。 アーサー王(セイバー)の時代において類稀な預言者として王宮の顧問役を務めており、ウーサー王と結託してアルトリアを生み出した。 幼いアルトリアの未来を予見し、アルトリアが王の選定の剣カリバーンを引き抜こうとする時に警告を与えた。 セイバーはその飄々とした性格を苦手にしていたが、実際のところは神秘側の存在であるがため、表面こそ人間のようでありながら内面ではそれらしい感情に欠けている。 という使い魔を持っているほか、最高位の魔術師である証の「千里眼」によってあらゆる現在を見通すことができる。 小説「Garden of Avalon」では語り手として登場。 神秘の途絶えたブリテン島において、現代より未来永劫もアヴァロンに幽閉される生活を送っていることが明かされた。 『』においても登場。 こちらでは主人公たちの協力者として、異例なまでの本格的な干渉に踏み切っている。 アーサー王(セイバー)の子。 円卓の騎士の一人。 兜で素顔を隠しており、セイバーが自身に王位を譲らなかったことなどを理由に叛旗を翻す。 セイバーに討たれるも、彼女の死の遠因を作った。 テレビアニメ第1作が初出でこの時点での表記は「モードレット」。 TYPE-MOONによる同人誌『Character material』内の解説によれば、その正体はモードレッドの母「モルガン」(セイバーの姉)がセイバーから作ったクローン(ホムンクルス)で、その出生はセイバーを擬似的に男性に変え、魔術で幻惑して採取した精子を自らの子宮で育てた。 そのため、セイバーの子供というのはあながち間違いではない。 ホムンクルスであるために成長速度が人間より早く、短命であった。 王位を狙うために父親のことを隠してセイバーの下へ送るも、彼女への憧れにより反逆心を抱こうとせず、真っ当な騎士を目指す。 その態度に業を煮やしたモルガンは、セイバーとの不貞の子であることを暴露する。 それでも父親がセイバーだという事実に歓喜してセイバーに詰め寄るが、彼女に拒絶されたため、その愛情は憎悪へと変わり叛旗を翻すことになる。 ただし、最後まで本心では息子と呼んでほしかったことに変わりはなかった。 素顔を隠すのはモルガンの言いつけであり、その素顔はセイバーとうり二つであるが、髪の毛の色は灰色がかった特殊な色合いをしている。 関連作品である『』に登場しており、Fateルート本編では「男」と表記されていたがこの作品からは女性という設定になっている(詳細は)。 円卓の騎士の一人。 王の命で、彼女に代わってエクスカリバーを湖の精に返還し、彼女の最期を看取った。 また、最後まで王が女性とは知らないままだった。 声 - 円卓の騎士の一人。 騎士エクターの子であり、エクターの養子であったアルトリアは義妹に相当した。 寝食を共にしていたため、父とともにアルトリアの性別を知る唯一の円卓の騎士であり、アルトリアは当初、彼の騎士見習いという立場であるとともに、最古参の騎士の一人でもあった。 騎士としての実力はアルトリアなどに及ばなかったが、巧みな弁舌と政務能力で王を補佐し、カムランの丘の戦いまで王に従い続けた。 性格は現実主義かつひねくれ者で、口論ではアルトリアが敗北を認めている。 声 - 円卓の騎士の一人。 「太陽の騎士」の異名を持ち、エクスカリバーと対になる聖剣「ガラティーン」を所持する。 アルトリアに対する心服は深く、同行したヴォーティガーンとの決戦の際には、その実力を改めて実感させられる。 サーヴァント・セイバーとしてのガウェインは「」を参照。 声 - 円卓の騎士の一人。 元はフランスの領主であったが、アーサー王の噂を聞きつけてブリテンに渡る。 眼前でその威容と邂逅してからは客将としてブリテンに留まり、円卓に加盟した後は最優の騎士と呼ばれるほどの高い評価を得た。 円卓に不穏な空気が流れ始めると、ギネヴィアとともに王をいたわるが、後に情を通じてしまったことが露見して円卓を追われることになる。 外様ゆえにブリテンの騎士たちの個人より国を優先する感情に違和を抱いているほか、アルトリアの気高すぎる理想に人ならざるものを感じていた。 バーサーカーとしてのランスロットは「」を参照。 声 - ケイの父親にして、アルトリアの養父。 円卓の騎士の一人であるとは同名の別人。 マーリンによって5歳のアルトリアを預けられ、ケイの弟分の見習い騎士として厳しく指導した。 騎士の理想の姿をアルトリアに教育しており、彼女の持つ国の理想像を育んだ。 円卓の騎士の一人。 大陸の王侯・リヴァラン王の息子にして、アルトリアからの信認厚い騎士の一人。 「悲しみの子」の異名を持つ。 美貌で知られて女癖が悪いが、アルトリアからは「感性が人より詩的にすぎるため」と解釈されている。 円卓一の弓の名手だが、使う弓は特殊な物であるらしい。 「王は人の気持ちが分からない」と言って円卓を去った騎士でもある。 弓で打ち出すのが矢ではなく音の刃と判明した。 円卓の騎士の一人。 アルトリアの姉であるモルガンの子で、アルトリアの甥にあたる。 「傷知らずのアグラヴェイン」との異名を持つ。 寡黙な性格でマーリンからは「陰気で亡霊みたい」と称される。 感情を表に出さない冷徹な性格はほかの騎士から多少疎まれているが、自身に不純な点がないために一目を置かれている。 実はモルガンの影響力を濃く受けており、その刺客として、ランスロットの不義をモードレッドとともに暴き出した。 ウーサー王の娘にして、アルトリアの姉。 アルトリアがウーサーとマーリンによって人工的に神秘を受けつぐ者として生み出されたのに対し、モルガンは生まれた時から神秘を色濃く残していた。 そのため、王位を運命づけられたアルトリアを恨み、息子のアグラヴェインをランスロットへの刺客として送り出したり、魔術を用いてアルトリアと自分の子であるモードレッドを産むなど、アーサーの王国に対して敵対行動をとり続けた。 アーサー王の守護妖精・と対極になる存在とされるが、モルガンも本来は王を守護する妖精の一人であるらしい。 アーサー王の妻。 アルトリアが選定の剣を抜いた時から恋い慕っており、10年後に晴れて結婚することになったが、結婚後にアルトリアから性別の秘密を打ち明けられてしまう。 そのことに苦しみながらもアルトリアに同情した上、国のために不可欠な処置であったと理解していたため、アルトリアに従順な姿勢を貫いた。 だが、知らず堆積していた苦悩を理解したランスロットに惹かれ、国を揺るがすスキャンダルに発展させてしまうことになる。 処刑寸前のところでランスロットに救出され、一度はフランスに渡るが、ランスロットとブリテンの間に和議が結ばれた際にキャメロットへ帰還した。 アルトリアの父にして、ブリテン王の一人。 神秘がかすかに残るブリテンにおけるその末裔。 神秘の断絶を危惧するマーリンと結託し、竜の因子を用いて神秘の化身たるアルトリアを生み出した。 神秘の終焉を図るヴォーティガーンと対立するが、及ばずに敗死した。 声 - 「卑王」の異名を持つ、ブリテンの王の一人。 戦乱のブリテンに、大陸から流入してきたサクソン人を招き入れて統一を目指し、さらなる混乱を生み出した。 城塞都市・ロンディニウムを制圧し、拠点都市やウーサー王をはじめとするブリテン諸侯と激しく敵対した。 ブリテンにまだ辛うじて残っている神秘の時代の終わりを予見し、人間の時代の到来を受け入れようとしていた人物であったが、台頭するアーサー王との決戦に敗れて滅び去った。 その実力はウーサー王を滅ぼし、ガウェインですら戦慄させるほどのものであった。 スタッフ PC版• キャラクターデザイン・原画 -• シナリオ -• プログラム - 清兵衛• スクリプト - つくりものじ• グラフィック - こやまひろかず、BLACK、蒼月誉雄• サウンド - KATE• サポートなど - OKSG• OPアニメーション制作 - PS2版• OPアニメーション制作 - タツノコプロ• プロデューサー - 石川学、高田真宏• 総作画監督 - 武内崇• 作画監督 -• アクション・エフェクト作画監督 -• 美術監督 - 若松栄司• CG監督 - 安藤雄一郎• 撮影監督 - 鈴木清崇• 制作進行 - 佐野正衛• 音響効果 -• デジタル制作 - 畑中宏信 PS Vita版• OPアニメーション制作 -• 制作プロデューサー -• 総作画監督 -• 作画監督 - 菊池隼也•

次の

HE★VENS (へゔんず)とは【ピクシブ百科事典】

ヘヴンズ 声優

オーヴァーロード … ルイス・フォード(ワイアット・ラッセル)• レベッカ … ジャック・ファヴェル• LONG WAY HOME ロング・ウェイ・ホーム … アダム• ロングウェイ・ホーム 海外ドラマ• ヴァージンリバー … プリーチャー• スタートレック:ピカード … 警備員• シー・ユー・イエスタデイ … スライ• ボクらを見る目 … ピーター• リトル・ドラマー・ガール … タイエー• ドリー・パートンのハートフル・ソング• クリミナルマインド Season14• MACGYVER/マクガイバー Season3 海外アニメ• ラスト・バレー・レストーラー• Dope Season3• BS世界のドキュメンタリーヒトラー最期の謎• 天才の頭の中ビル・ゲイツを解読する• ディスカバリーチャンネル「兵器革命」• 冒険世界ミステリーハンター ゲーム• 龍が如く0 誓いの場所 … カツアゲ君(暴)江頭宏哉• ドラゴンクエストX … 闇の根源の幻影• Galaxyz … オルガ• グランドサマナーズ … 地動戦鬼ガーラン 舞台• 集団NO PLAN第5回公演「Bright Star〜asterisk〜」.

次の

音楽朗読劇「ヘブンズ・レコード~青空篇~」2019

ヘヴンズ 声優

スマートフォンでは一部のゲームパート(ルート)が無料プレイ化されている(の節を参照)。 概要 本作品は、それまでとして活躍していたTYPE-MOONの商業デビュー作品である。 また、TYPE-MOONによるほかの作品、『 』や『 』などと同一世界での出来事を扱っていることでも知られている。 これらの作品の間にはストーリーの直接的な関係はなくそれぞれの作品は単独で内容を理解することができるものの、共通の設定を背景に描かれており、する部分も存在している。 その骨子は原作者である奈須きのこが『』を模倣して中学生時代にノートに書き連ねていた「真の作品」であり、大学生時代に「それカタチにしようよ」と仲間が声をかけて制作が開始された。 後年発売されたファンディスクも合わせた販売累計は約40万本におよび、アダルトゲームの実販売数が集計されるようになってからは(時点で)最高の売上を誇っている。 そのヒットの影響は小さくはなく、本作発売当時はをはじめとするにおいて「島」と呼ばれるジャンルの一角を担うに至った。 また普段アダルトゲームをプレイしない層にも「名前くらいは聞いたことがある」人もいる程度の知名度は獲得した。 インターネット上では熱狂的なファンの手により「Fateは文学」というコピペも流行した。 物語の途中の選択肢によって生まれる状況の差異により、ストーリーが計3ルートに分岐する方式が取られている()。 1月から同年6月まで、「Fate」ルートを基本にし他のルートの内容も盛り込んだ全24話のテレビアニメが放送された。 また1月23日に劇場版アニメ「Unlimited Blade Works」が公開された。 それに基づいた新たなプロジェクトチームにより、2014年10月より分割2クールのテレビアニメとして「Unlimited Blade Works」が放送された。 7月27日には劇場版アニメとして「Heaven's Feel」の章形式での制作も発表され、第一章が10月14日より公開、第二章が1月12日に公開された。 第三章は8月15日に公開予定である。 テレビアニメ第1作の放送開始に合わせて『』にて西脇だっとによる「Fate」を基本にした漫画版の連載が開始され、2012年12月号まで連載された。 また2015年6月号 より『』で「Heaven's Feel」の漫画版が連載されている。 歴代作品発売略歴 ゲーム形式で販売された作品に限定して記載する。 そのほかの関連作品についてはを参照。 - WIN用版が発売(内容はCD-ROM版と同じ)。 ファンディスク• - 『 』が発売。 本作ファンディスクと続編的要素を併せ持つ作品。 - 版 hollow ataraxiaが発売(発売元:)。 復刻版• Windows10に対応。 スピンオフ作品• 2007年 - 専用ソフト『 』が発売(発売元:)。 ジャンルは。 ストーリー的には本編とは関係無い作品。 『タイガーころしあむ』続編として新要素を追加。 『stay night』本編を対戦格闘ゲームとして再構成。 2008年 - 追加要素を加え、PlayStation 2移植版が発売。 携帯ゲーム機向けに操作性を改良し、更なる追加要素を追加。 - 専用ソフト『 』が発売(発売元:)。 ジャンルは。 本作とはで未来の全く別の聖杯戦争を描き、歴代のTYPE-MOON作品の人物を共演させている。 ジャンルは。 ジャンルは。 攻略ルート 物語の途中の選択肢によって生まれる状況の差異により、ストーリーが計3ルートに分岐する方式が取られており、全てのルートで全てのサーヴァントの役回りが異なる壮大なビジュアルノベルとなっている。 また、分岐できるようになる選択肢が現れる条件から、プレイ可能なシナリオの順番は固定されており、隠された真相が後のルートで明かされるという相互補完的な要素が盛り込まれているのも大きな特徴である("Heaven's Feel"シナリオの長大化の原因ともなった)。 標準的な攻略時間は60時間にも及ぶ。 エンディング45の内、バッドエンドやデッドエンドが40という多さも特徴である。 構想段階では3ルートではなく、ライダールートやキャスタールートなど、もっと多くの分岐が考えられていたという。 ところが、開発時間の不足と攻略時間の軽減のために削られていき、物語上必須であったイリヤルートまでが削除された結果、イリヤルートの一部は桜ルートに統合されることになった。 "Fate"(セイバールート) セイバーが聖杯を望む理由と、彼女にとっての救いを描いたルート。 最初にこのルートをクリアしなければ次のシナリオに進めない形式で、エンディングは1種類のみ。 セイバーと士郎がお互いを理解し尊重するようになっていく過程で、自らの折れかけた「思い」を相手の生き方の中に再確認し合い、最後にはその思いを貫くためにそれぞれの道を選ぶ、というもの。 "Unlimited Blade Works"(遠坂凛ルート) セイバールート終了後に分岐可能。 サーヴァントとマスターの契約破りや裏切りが横行し、敵味方の関係が目まぐるしく変化するシナリオ。 アーチャーの意外な正体が明らかになると共に、士郎自らサーヴァントと戦うなど、主人公・衛宮士郎のルートでもある。 これから士郎が歩むことになる険しい道と、それを突きつけられてなお揺るがぬ彼の決意を描く。 "Heaven's Feel"(間桐桜ルート) 上の2ルート終了後に分岐可能になる作品中もっとも長いルート。 聖杯戦争を描いたこれまでのルートと根本的に異なり、そもそも「聖杯」とは何か、なぜサーヴァント同士の戦いが必要だったのかという核心の部分の謎を明らかにするシナリオである。 また、士郎の人格が抱える歪みを解決し、彼が救われるための在り方の一つを提示する意味も含まれている。 そのほかのエンディング 本作品の上記以外の40のバッド・デッドEDについては、「とっさの選択を間違え殺される」というお約束的なものがほとんどだが、中には一つの解決・結末を示すものも存在する。 例として、士郎がそれまでの「正義を貫く自分」を桜ルートでも選択する、遠坂凛に記憶を消されて聖杯戦争とは無関係となり生存する 、など。 このエピソードを終えるとタイトル画面がさらに変化する。 まず年老いた士郎の過去(Fateルート)の回想から始まり、1つの時間に留まり続けたセイバーと、正義の味方になるという理想を追い求めた末に精神が磨耗しきった士郎が、「もう一度再会を果たす」という永過ぎる時間に阻まれた叶わぬ「ユメ」を追い求めるシナリオ。 選択肢は存在せず、文章量もほかのルートの10分の1もない。 攻略後にはPS2版専用のエンディングテーマが挿入されている。 タイガー道場 本編でデッドエンドやバッドエンドを迎えた時に登場する「へんてこヒントコーナー」。 全40回。 回をこなすごとにタイガースタンプに記録されていく。 を着た「タイガ」こと藤村大河と、を着た「ブルマ」こと弟子1号(イリヤスフィール・フォン・アインツベルン)が活躍するが、で描かれた「へたれセイバー」やらしきものくわえた「やさぐれRIN」など、本編のほかのキャラクターも回によってはデフォルメやモザイクがかかった状態で登場する。 ただし、リズと黒桜だけはそのままの姿で登場している。 基本的に的な視点で進行するが、本編でどのようなエンディングを迎えたかによって、タイガー道場でのキャラクターたちも微妙に変化する。 一応、グッドエンドやトゥルーエンドへのヒントを語っているが、回によってはキャラ同士の掛け合いに終始するだけで、ヒントになっていないこともある。 タイガースタンプ10個につきミニ劇場が1つずつ開放され、となりで眠っているの絵が活発化していくギミックになっており、全40回と本編のエンディングを全て見ると、タイガとイリヤのお宝映像を見ることができる。 ストーリー 「」および「」も参照 プロローグ のとある地方都市「冬木市」に数十年に一度現れるとされる、持ち主のあらゆる願いを叶える「 聖杯」。 7人の( マスター)は7騎の( サーヴァント)と契約し、聖杯を巡る抗争「 聖杯戦争」に臨む。 聖杯を手にできるのはただ一組、ゆえに彼らは最後の一組となるまで互いに殺し合う。 ただし、この闘いも魔術も一般人には厳に秘匿されていた。 高校二年生の冬に、 遠坂凛は、前回の聖杯戦争で命を落とした父の遺志を継ぎ、聖杯戦争に挑もうとしていた。 凛は男性のサーヴァントを召喚するが、彼は年若い魔術師である凛を侮る態度に出たため、思い通りに動かそうと回数制限のある絶対命令権である 令呪を使用するという暴挙に出てしまう。 抽象的な命令のため効果は薄かったものの自身に作用してくる卓越した魔力に、凛をマスターと認めた彼は アーチャー(弓兵)のサーヴァントだった。 翌日、凛は学校に構内の人間を害する目的の結界が張られていることに気付き、学生の居ない夜間に調査を開始するが、そこに別のサーヴァント・ ランサー(槍兵)の妨害が入りアーチャーと戦闘になる。 しかし、この戦いを学生に目撃されたランサーは口封じのためにその学生を殺害してしまう。 その学生の 衛宮士郎は凛にとっては密かにであるが大切な縁があったため、出来る限りの蘇生魔術を施してその場を後にするが、ランサーが殺しそこなった目撃者を見逃すはずは無いと気付き、アーチャーと共に士郎の家に向かったところ、衛宮邸前に現れた新たなサーヴァントに襲撃される。 そのサーヴァントは小柄な金髪の少女で、凛が真に召喚を望んでいたサーヴァント・ セイバー(剣士)だった。 士郎は10年前()に起きた冬木大火災の生き残りで、養父の跡を継ぎそこなった半人前の魔術師だった。 高校生になっていた士郎はある日、夜の学校で偶然にもアーチャーとランサーによるサーヴァント戦を目撃したことから、ランサーに殺されかかるが駆けつけた凛によって蘇生魔術を施され帰宅する。 だが自宅でランサーに再度襲撃されたため庭にある蔵へ逃げ込んだところ、蔵の床に描かれていたが発動し、奇縁によりサーヴァントの1人・セイバーが召喚され、士郎自身も聖杯戦争に巻き込まれることとなる。 自分を災害時に救ってくれた亡き養父・ 衛宮切嗣のような「 正義の味方」になりたいと願う士郎は、無関係な犠牲者を増やさないために聖杯戦争に参加することを決意する。 Fate 士郎とセイバーは様々な強敵たちと対抗するため、凛やアーチャーと共同戦線を張ることとなる。 激闘の末、セイバーは「 約束された勝利の剣()」を使用して 間桐慎二のサーヴァントである ライダーを撃破。 エクスカリバーを使ったことでセイバーの真名は アルトリア()であることが明らかとなり、王の選定の剣を抜いた時から成長が止まり、少女の身のまま男性として振る舞ってきたことが語られる。 その後、 イリヤスフィール・フォン・アインツベルンの城にて士郎たちは最強の敵・ バーサーカーと対峙する。 一度はアーチャーを失うという敗北を喫するも、雪辱戦では士郎がセイバーの失われた選定の剣「 勝利すべき黄金の剣(カリバーン)」を投影してバーサーカーを倒す。 サーヴァントを失ったマスター・イリヤスフィールは衛宮邸で保護され、アーチャーを失った凛も引き続き士郎に協力することになる。 だが間もなく、存在しないはずの8人目のサーヴァント・ ギルガメッシュが現れ、その圧倒的な力で キャスターを撃破するという事件が発生する。 士郎は単身、8人目のサーヴァントというイレギュラーについて監督役の 言峰綺礼に聞き出そうとするが、その言峰こそがギルガメッシュのマスターであり、また残るランサーも言峰がほかのマスターから略奪したサーヴァントであったことが判明する。 言峰は士郎を聖杯戦争の勝者と認め、聖杯を士郎に与えると言い、聖杯の力であれば10年前の災厄もなかったことにできるだろうと語りかける。 しかし士郎は「起きたことはやり直せないし、そんなことはしてはならない」と言い、それを聞いたセイバーも「王の選定をやり直す」という自身の願いを改める。 しかし、聖杯は万能の盃などではなく、呪われた力の渦に過ぎないことが言峰の口から明らかとなる。 間もなく窮地に陥る士郎とセイバーだったが、ランサーの命を賭した足止めによって難を逃れる。 直後、言峰は衛宮邸を襲撃して聖杯の器であるイリヤスフィールを誘拐し、自らが聖杯を召喚しようと企てる。 士郎は聖杯の破壊をセイバーに提案し、セイバーは士郎に同意する。 そして士郎は自身に埋め込まれていたエクスカリバーの鞘「 全て遠き理想郷()」をセイバーに返還。 「全て遠き理想郷」はギルガメッシュの「 天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」の一撃をも防ぎ、セイバーはギルガメッシュを倒し、また士郎も「全て遠き理想郷」を投影し因縁の敵である言峰を倒す。 士郎は最後の令呪によってセイバーに聖杯の破壊を命じ、イリヤスフィールを救出する。 そしてセイバーは、士郎に愛の告白をして彼の前から姿を消す。 聖杯戦争によって起きた被害は、教会から派遣された新しい神父によって元の形を取り戻した。 士郎は凛から「セイバーが消えて、もっと落ち込んでいるかと思った」と問われるが、「未練なんてきっとない。 いつか記憶が薄れても、セイバーが好きだったことはずっと覚えてる」と言い日常へ戻る。 セイバーもまた過去に戻り、にエクスカリバーを湖に投げ入れるように命じ、剣がに返還されたことを聞き届けたのち静かに安らかな眠りにつく。 Unlimited Blade Works 紆余曲折の末、凛やアーチャーと同盟を結ぶことになった士郎とセイバーだったが、士郎はアーチャーと反りが合わず、アーチャーからも 「 理想を抱いて溺死しろ」とまで告げられる。 それでも士郎は何故かアーチャーの刀や剣技に惹かれていくのだった。 冬木市内で魔力を集めるために暗躍するキャスターは士郎を柳洞寺におびき出して自分と手を組むよう迫るが、士郎は乗り込んできたアーチャーとセイバーに救われる。 その際、柳洞寺の山門の守護にあたっていた アサシンは実はキャスターの傘下にあったことが判明する。 さらに士郎と凛は学校に張られた結界の対応にあたるが、結局結界は発動し、その後の戦闘の中で結界を張っていたライダーが何者かに敗れて脱落する。 キャスターのマスターは実は凛の担任教諭・ 葛木宗一郎であり、ライダーを斃したのは彼だった。 キャスターの策略によりセイバーと士郎との契約は断たれ、セイバーの令呪はキャスターに奪われてしまう。 サーヴァントを失った士郎だったが、なおも単身で聖杯戦争を続行する。 続いてアーチャーが離反してキャスターに与し、孤立した凛は士郎と行動を共にして打開策を練る。 同盟相手を模索してアインツベルンの城を訪れるが、そこで士郎たちはバーサーカーが間桐慎二率いるギルガメッシュに敗れ、イリヤスフィールも心臓を抉られて殺害されるという場面に遭遇する。 途方に暮れる2人だったが、ランサーの協力を得たことで再びキャスターに挑む。 苦戦を強いられる士郎たちだったが、裏切ったアーチャーによってキャスターと葛木は倒される。 しかしアーチャーは凛の元へは戻らず、士郎にその刃を向ける。 そこでアーチャーの目的が士郎の殺害であるということが判明する。 そこで凛は救出されたセイバーと再契約して危機を脱するが、アーチャーの宝具と言わしめる魔術、固有結界「 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」を見せつけられ、決闘を条件として凛を攫われてしまう。 アインツベルンの城で、アーチャーの正体は未来において英雄になった衛宮士郎であること、またその末路を聞かされ、「お前の理想は間違いだった」と告げられるが、士郎はそれを否定し対決する。 一方で拘束されていた凛はランサーによって救出されるが、ランサーはマスターである言峰と相打ちになって果てる。 未来の自分の姿であるアーチャーに士郎は苦戦し、またアーチャーは士郎の理想を衛宮切嗣の借り物にすぎないと否定して士郎を追い詰めるものの、士郎もまたその理想が間違いではないという信念を貫く。 その様を見たアーチャーはかつての自分を思い出して次第に手が止まり、最後は士郎を認め敗北する。 そして終結の最中に突如として現れたギルガメッシュの攻撃から士郎を庇い「お前が倒せ」と言い残してアーチャーは消える。 柳洞寺にてギルガメッシュは聖杯の器であるイリヤスフィールの心臓を慎二に埋め込んだ不完全な聖杯、 アヴェンジャーを現界させる。 士郎と凛は聖杯のもとへ、セイバーはギルガメッシュのもとへと二手に別れて向かうが、士郎達の前にギルガメッシュが現れ、セイバーはなおも山門を守護していたアサシンに阻まれる。 凛は慎二の救出へと走り、そして士郎はギルガメッシュと対峙する。 ギルガメッシュの圧倒的な力に劣勢を強いられる士郎であったが、アーチャーの固有結界である「 無限の剣製」を自身の手で発動させたことによって形勢を逆転させ、ギルガメッシュを追い詰める。 一方、凛は消滅を免れていたアーチャーの援護もあり、聖杯の核となっていた慎二の救出に成功し、アサシンを破ったセイバーの宝具によって聖杯も破壊された。 核を失った聖杯は、士郎と交戦中だったギルガメッシュを新たな核として取り込もうとするが失敗し、ギルガメッシュを巻き込んで消滅する。 そしてアーチャーは凛に士郎の後事を託し、満足しながら消滅する。 その後、日常に戻った士郎は理想の自分と対峙したことを感慨深く振り返り、理想を追い求める決意を固める。 Heaven's Feel 凛に同盟を提案されるがこれを拒否した士郎とセイバーは、新都で一般人を襲っていたライダーとそのマスターである間桐慎二に勝利する。 敗北のショックで荒んだ慎二から守るため、士郎は慎二の妹である 間桐桜を衛宮邸に匿う事を決める。 その頃、桜たちの祖父である魔術師・ 間桐臓硯によって柳洞寺のアサシンを生贄にもう1人のアサシン( 真アサシン)が召喚される。 またキャスターやランサーは何者かの策略に嵌まり早々に脱落する。 監督役である言峰綺礼からも警戒を促された士郎は、セイバーとともに夜の市内巡察を行う。 そして士郎や凛たちは、深夜の市街地で謎の「 黒い影」と遭遇する…。 なおも探索を続けていた士郎とセイバーだったが、セイバーが真アサシンに敗れ、黒い影に取り込まれてしまう。 サーヴァントを失った士郎だったが、ライダーが実は桜のサーヴァントであったということ、そして桜とその命は臓硯の手中にあるということを知らされる。 冬木に被害をもたらすかもしれないという桜を士郎は守ると誓う。 士郎はイリヤスフィールを頼ろうとするが、そこで士郎は消滅したはずのセイバーがバーサーカーを破る光景を目撃する。 真アサシン、そして黒い影を味方に付けたセイバーは士郎たちにも牙を剥くが、アーチャーの犠牲によって士郎たちはなんとか生還する。 そしてそこで左腕を失った士郎は、アーチャーの腕を移植することで命脈を保つ。 衛宮邸で安静にしていた桜であったが、その実聖杯の器として既に覚醒しており、黒い影を操る正体であったことが判明する。 ギルガメッシュをも取り込んで力を得てしまった桜は、兄・慎二を殺害してしまったことから遂に正気を失ってしまう。 真の聖杯の器であるイリヤスフィールを連行した桜と臓硯であったが、士郎は言峰と協力してイリヤスフィールを奪還。 そこで士郎はセイバーと同じく黒い影に囚われたバーサーカーと対峙し、アーチャーの腕を解放することによって限界以上の力を発揮する方法を自覚し、バーサーカーを撃破した。 間桐臓硯は聖杯として膨大な魔力を得た桜に離反され、真アサシンも桜によって殺害される。 桜を救いたいというライダーの協力を得た士郎は、セイバーを激闘の末に倒す。 また時を同じくして凛は桜に挑むが、情から桜を殺すことができずに敗れ、桜は罪の意識にさいなまれる。 そこへ現れた士郎によって桜はついに黒い影から解き放たれ、臓硯も現れたイリヤスフィールと対峙し、この世への未練を捨て去り昇天する。 大聖杯を破壊するために1人残った士郎だったが、そこへアヴェンジャーの誕生を悲願とする言峰が現れる。 士郎は言峰と激闘を繰り広げ圧倒されるが、言峰もまた既に限界を突破しており、その戦いの最中に息絶える。 士郎は最後の力を振り絞って大聖杯を破壊しようとするが、イリヤスフィールがそれを制止し、その力を使い果たして大聖杯の起動を収めた。 士郎は肉体こそ死亡したが魂だけは生存し、第三魔法によってその魂を新たな身体に移す事に成功。 これによって第五次聖杯戦争はその幕を閉じた。 用語解説 この作品は、他のTYPE-MOON作品の多くと世界観を共有している。 「」も参照 聖杯 「万能の釜」や「願望機」とも呼ばれる。 手にする者の望みを実現させる力を持った存在で、本来の意味でのとは全く別物である。 冬木の聖杯は聖堂教会に観測された第726個目の聖杯候補であり、表向きは真贋の判断が付いていないことになっている。 しかし、実は失われた第三魔法 ・ 魂の物質化、 天の杯を再現するために作られた贋作であるとの判定はできている。 聖杯自体は実体を持たず、魔術師などが体内に持つ魔力を精製するための疑似神経である魔術回路を持つ存在を「器」として、サーヴァントの魂が溜まった「器」に降霊することで現われ、後述するシステムとしての「大聖杯」に対し「小聖杯」と呼ぶこともある。 ただし、広義的に見て願いを叶える「願望機」としての役割も器は確かに備えており、サーヴァント5体以上の死亡による儀式の完成によってもたらされる膨大な魔力を用いれば大抵の願いは叶えることが可能なので、実質的には真作の聖杯を手にしたのと変わらない。 そのため、実際は贋作と分かっていてなお、魔術協会が主催を務め、聖堂教会が監督役を派遣して「聖杯戦争」を見守っている。 しかし、第三次聖杯戦争においてルールを破って召喚されたアヴェンジャーが原因で、聖杯が溜め込む「無色の力」は汚染されて「人を殺す」という方向性を持った呪いの魔力の渦と化すようになり、それ以降、冬木の聖杯は 全ての願いを「人を殺す」という結末に拡大解釈する欠陥品になってしまっており、正体を知った凛は「みたいなもの」と評している。 こうして聖杯の中に淀み始めた黒い泥は、触れたものの魂を汚染してしまい、サーヴァントさえも性格を悪しき方向へと反転させ暴走状態にしてしまう。 これを 黒化と呼ぶ。 天の杯(ヘブンズフィール) 物質界において唯一、永劫不滅でありながら肉体という枷に引きずられる魂を、それ単体で存続できるよう固定化させる魔法。 本来、三次元世界上の法則には従わず、物質世界では存在できないものである「魂」の次元を上げる、いわば「高次元の魂」を創造する魔法で、これによって魂は物質界より次元の高い概念世界である星幽界に属することになり、物質世界からは絶対に手出しできない無敵状態となって、肉体は星幽界からラジコン操作のように操られることになる。 1つの魂が一度に操ることのできる肉体は1つだけで、ほかの魂を宿している肉体を強引に奪うことはできないなどの制約はあるものの、要は魂が寿命を迎えるまで死ぬことがないようにする魔法である。 聖杯戦争 広義においては真贋を問わず聖杯と呼ばれるものを手に入れるための行為全般を指すが、必ずしも「戦争(武力闘争)」であるとは限らず、例えば「聖杯」が売りに出され、それを買うためにオークションなどを行うことも「聖杯戦争」と呼ばれる。 冬木の地の聖杯戦争は、聖杯によって選ばれた7人のマスターが、サーヴァントと呼ばれる特殊な使い魔を使役して戦いあう形をとる。 冬木の地の聖杯戦争は、その聖杯と同様に、失われた第三魔法の再現のための儀式である。 一連の儀式は200年前、アインツベルン・遠坂・マキリ(間桐)の3家がそれぞれの思惑から協力したことで始まった。 儀式の成功にマスターが戦いあう必要はなく、召喚された7騎のサーヴァントの魂を全て「器」に注いでしまえばそれでよかったのである。 しかし最初にその方法をとった時は、儀式を始めた者たちの間で、完成した聖杯の唯一の権利を独占するために殺しあいが始まってしまい失敗に至った。 そのため、2回目の儀式からは円滑に儀式が進むように権利争奪を兼ね、外部の魔術師4人も呼び寄せ「聖杯戦争」の形となったのである。 元々、 魔術の行使自体が秘匿されなければいけない掟のため、戦闘は基本的に夜間で行われる。 加えて聖杯戦争出場者以外の部外者や一般人に見られた場合は、口封じのため速やかに抹殺しなければならないとされている。 聖杯戦争の実施にあたっては、柳洞寺のある円蔵山地下に隠された 大聖杯と呼ばれる巨大な魔法陣により、冬木の土地の霊脈が枯渇しない程度に少しずつ魔力を吸い上げて儀式に必要な量を溜める必要がある。 そのインターバルは通常60年を要するところだが、前回の第四次聖杯戦争では呼び出された聖杯が結局「使用」されないままに終わり、本作の舞台である第五次聖杯戦争の開催が早まる原因となった。 本編の10年前に、衛宮切嗣の手により「洞窟内に瘤を発生させ、そこに堆積したマナが30年から40年の間に破裂し大聖杯を龍洞に崩落させる」という細工が為されていたが、上の事情によって第五次聖杯戦争が早まっていたために不発に終わった。 しかし、聖杯が出現した際にそれは発動し、洞窟を崩壊させ、そして本編の10年後に遠坂凛とロード=エルメロイII世によって大聖杯の完全解体が達成され、冬木の聖杯戦争はその歴史に終止符を打つことになる。 マスター サーヴァントと契約して聖杯戦争に参加する者。 聖杯が選別したマスター候補者が、召喚されたサーヴァントと契約することでその資格を得る。 サーヴァントとの間には見えないつながりが築かれ、現界のための依り代と魔力供給の役割も併せ持っており、召喚者にはサーヴァントを支配・制御するための令呪と呼ばれる聖痕が与えられる。 また、マスターには人それぞれのマスターが最も認識しやすい形でサーヴァントのパラメータを認識する能力と、英雄に関する知識が与えられる。 なお、魔力循環のためのつながりによってサーヴァントの過去をマスターが夢などで見ることもある。 召喚者以外の者がマスターとなる場合もあり、その際は脱落者の未使用の令呪が与えられる。 ただし、聖杯が認めるマスターの最低限の条件は「魔術回路があること」で、そのほかの方法でマスターになった者を聖杯はマスターと認めず、令呪を与えることもない。 これは他者の意志の介在により移譲や奪取する場合も同様である。 令呪(れいじゅ) 聖杯により与えられるマスターの資格で、自らのサーヴァントに対する絶対命令権。 腕のどこかに3画の聖痕として現れ、3回までの命令が有効。 個人によって形状の差異はあるが、使用するたびに1画ずつ消えていくと言う共通点を持ち、いずれも強大な魔力が込められている。 命令が具体的なものであればあるほど強制力が大きく、場合によっては数kmの瞬間移動したり、侵入不可能な結界内にも移動するなどの本来なら不可能な行為を可能にすることもできる。 逆に、例えば「常にマスターの命令通りに行動させる」というような命令が曖昧で長期に渡る具体性のないものは効果が薄くなり、さらにペナルティはかかるもののサーヴァントが命令への抵抗も出来る。 令呪を使い果たしたとしてもサーヴァントが裏切らなければ契約自体は維持できるが、もし裏切れば自分のサーヴァントに殺害されることが多いという事情のため基本的に使い果たすのは推奨されていない。 だがそれも方便で本当の意味は別にあり、聖杯を真に稼働させるためには7人全てのサーヴァントの死が必要であるため最終的な勝者も自身のサーヴァントに自害を強いる必要があるため。 しかし、サーヴァントにその情報は与えられておらず、アインツベルン・遠坂・マキリの魔術師を除き、マスターもそのことを知らない場合がある。 サーヴァント 単に使い魔とも表現される。 聖杯の助けを得たマスターによって召喚・使役される「」。 全並行世界の過去・現在・未来の英雄たちの霊である。 実在したか否かを問わず、人類史や神話・伝承において偉大な功績をあげ、死後もなお人々の信仰の対象とされる英雄の霊格が、人間霊よりも高位である・・ に昇華された存在。 英雄の情報が、世界の外側、根源の渦の内部にある「 英霊の座」と呼ばれるデータベースに登録されることで、時間や因果、そして輪廻からも外れて不変の現象となったもの。 ただし、座にいる英霊本体を直接召喚・使役できるのは抑止力(後述)のみであるため、厳密には英霊の分身というべき存在である。 攻撃能力はおよそ1機分といわれ、破壊力に関しては近代兵器の方が強力なものが多いが、霊体であるため通常の兵器や攻撃が効かないという点で優位。 機関銃(通常攻撃)とミサイル(宝具)を備え、魔力の補給が必要という点でも戦闘機に例えられる。 本来、英霊として召喚される彼らは意思を持たない純粋な「力」として使役される。 しかし、冬木の聖杯戦争においては、一度の聖杯戦争につき セイバー(剣士)・ アーチャー(弓兵)・ ランサー(槍兵)・ ライダー(騎兵)・ キャスター(魔術師)・ バーサーカー(狂戦士)・ アサシン(暗殺者)が7つの基本的な クラス(器)として用意され 、該当する属性をもった英霊をそのクラスへと憑依させ、人のカタチと人格を再現する。 セイバー、アーチャー、ランサーは 三騎士と称され、総じて強力とされる。 三騎士は聖杯によって確実に用意されるが、ほかのクラスはたびたびエクストラクラスに変わる。 英霊の能力をそぎ落とし限定するこのシステムによって、魔法使いにも不可能な英霊の召喚を容易にしている。 ただし、クラスの制限に従い、ランサーとして召喚された英霊がセイバーであれば有していた筈の剣の宝具を失うなどということもあり得る。 しかし、単純に武装によってクラスが決まるのではない。 例えば、アーチャーは、マスターに侍られなくても長時間に渡り現界用の魔力を保持できるという「単独行動」のスキルが与えられ、視力が驚異的に高くなる他、自身の低ステータスを補う優れた宝具を所有する特性があり、単独の飛び道具や遠距離攻撃武器をもたないか、主体でない英霊でも割り当てられることがある。 また、バーサーカーなど属性の強いクラスの場合、英霊の一部の側面を強調することで通常とは異なる姿で現界する場合がある。 バーサーカーとアサシンは召喚時の詠唱に2小節を加えることによって、任意で召喚できる。 サーヴァントのを知られるということは同時に弱点を晒すということでもある。 これは、英霊は基本的に神話伝承に語られる英雄であり、その物語の中には彼らの最期や弱点なども含まれ、宝具と同様に属性として備わっていることが多いためである。 真名がマスター以外の者に知られないように、サーヴァントは真名ではなくクラス名で呼ばれる。 肉体年齢については、逸話や呪いなどがない限り全盛期の姿である。 英霊である彼らは人間がまともに戦って敵うような相手ではないとされ、彼らの半身ともいえる宝具を筆頭として、現代の人間より遙かに強い力をもった存在として描かれる。 さらには、元々の力に加えて、その英霊の知名度や伝説への信仰による恩恵を得て戦うこともできるが、その基準は聖杯戦争の舞台によって変わり、冬木の聖杯戦争の場合は日本における知名度が影響する。 したがって、聖杯戦争が開催される土地が英霊の出身地・文化圏に近いほど、当該サーヴァントはステータスの低下や宝具・スキルの喪失といった劣化を避けられる。 英霊は、サーヴァントとして召喚される際にクラス(器)へと収まることで、三騎士の「対魔力」やバーサーカーの「狂化」などクラスに応じた固有のスキルや、聖杯戦争のシステム、召喚された地域やその時代についての知識が与えられる。 また、マスターの性質や魔力の量によりその能力には補正がかかる。 上述のとおり架空の英霊の召喚は可能だが、本人ではなくその英霊の特徴に該当する亡霊が呼び出される。 ただし、聖杯は西洋由来の概念であるため、東洋の英霊など、聖杯の概念が浸透していない地域や時代の英霊を召喚することは(例外こそあるものの)原則不可能である。 何らかの要因で死の要素を持たない不死者やあるいは神も、あらゆる並行世界において英霊になる未来が存在しない為に召喚することはできない。 セイバーは召喚時点では生者であるが、いずれ死に至るため条件を満たしている。 彼らは使役する立場であるマスターより遥かに強力な存在だが、「現界のための絶対条件」としてマスターからの絶対命令権である令呪の縛りが課せられていて、マスターはサーヴァントに3度だけ絶対に従わせる命令を下せる。 さらにサーヴァントらは現世に留まるために現代の依り代を必要とし、現界のための魔力もほぼ自給できないため、マスターとの協力関係を余儀なくされる。 彼らの本質は霊体であるため、たとえ彼らが実体化している時でも、神秘の存在しない攻撃は効果がないとされる。 逆に言えば、神秘さえあればペーパーナイフでも傷つけられる。 魔力供給を断たれると霊体に戻り、と呼ばれる、自然や空間に存在する魔力の薄い無機物を通り抜けることができる。 その状態でもマスターと意思を通わせることは可能である。 霊体のままだと通常干渉を受け付けないが、現実への干渉力も同様に落ちる。 サーヴァントは、敗北した後、記録だけを「英霊の座」へとフィードバックし、通常の時間軸から消え去る。 その性質を利用して 「根源の渦」への孔を穿つのが冬木の聖杯戦争という魔術儀式の真の姿である。 孔を開くためには、サーヴァント全員の魂を器たる「小聖杯」に蓄え、力が満ちた後に解き放つことが必要なので、自身のサーヴァントも殺す必要がある。 令呪の1画を残すことがセオリーとされるのはそのためであり、その知識がサーヴァントに与えられることはない。 黒化したサーヴァントはその時点で聖杯の力によって受肉するため、物理的な干渉力は増大するが霊体化はできなくなる。 また魔力の制限がなくなり、戦闘力が大幅に強化される。 作中世界で数ある聖杯戦争の中でも英霊をサーヴァント(使い魔)として召喚する方式は冬木にしか存在しない。 それ故に根源への到達さえ可能とする聖杯の存在も含めて極東のマイナーな儀式にも関わらず、きわめて完成度が高い魔術儀式であるために魔術協会や聖堂教会からも 冬木の聖杯戦争が注目される要因となっている。 触媒・聖遺物 サーヴァントの召喚において、特定の英霊を召喚したい場合にはその英霊に縁のある聖遺物を触媒として用いることで召喚する英霊の指定が可能。 ただし、触媒が縁として弱い物、或いは複数の英霊が該当する触媒、および触媒なしで召喚した場合には召喚者であるマスターと性格や人生が似通った英霊が召喚される。 例えば、アルゴー船の残骸を触媒とした場合には船長であるイアソンを始め、「最強の大英雄」「裏切りの魔女」「医術の神」「純潔の狩人」、円卓の欠片を用いれば「全ての円卓の騎士」と大勢の候補からマスターに最も似通った英霊が召喚される。 希少例だが、召喚される側がマスターと縁のある品を所持していることでも召喚対象となる場合があり、本編では士郎の体内に埋め込まれていた聖剣の鞘が縁となってセイバーが召喚され、命を救われた士郎が生涯持ち続けた凛のペンダントが縁となり未来からアーチャーが召喚されている。 宝具(ほうぐ) 人間の幻想を骨子にして作り上げられた武装のこと。 英霊は、生前彼らが持っていた武器や固有の能力・魔術・特徴、あるいは彼らを英霊たらしめる伝説や象徴が具現化したモノとして、伝承由来の宝具を持つ。 宝具には、具体的な武具の形を取らず、身体能力として常時発動するようなものも含まれることがある。 ひとりの英霊が持つ宝具の数は、その英霊の伝承の数や種類によって異なる。 基本的に宝具は、魔力を注ぎ宝具の真名を口にすることで秘められた真の力を発現させる「真名開放」によって行使される。 これにより、英霊より格上の存在である幻想種最強の竜種を倒すことも可能とされる絶大な威力を発揮可能。 ただし、能力の発動は任意の発動から使用条件といったものもあり、全ての宝具に真名開放があるわけではない。 武器などの現存する宝具が多いが、それら自体には一種の概念武装ではあるが宝具としての能力は付与されず、基本的にはその武器を象徴する使い手のサーヴァントが手にすることでのみ、宝具と成り得る。 全て遠き理想郷() セイバーの使用する宝具だが、作中ではセイバーと共に召喚されたものではなく、概念武装の聖遺物として伝存している。 が死後に辿り着いた妖精郷と同じ名を持つエクスカリバーの鞘。 老化を停滞させ、事象に対しても有効な無制限の治癒能力を発揮する。 宝具としての能力は魔法を含むあらゆる攻撃を寄せ付けない絶対的な防御力を誇る結界宝具であり、ギルガメッシュの乖離剣エア、「この世全ての悪」の泥さえも跳ね返す。 前回の第4次聖杯戦争より衛宮切嗣が使用しており、冬木大災害の場で士郎の命を救うため、切嗣によって士郎の体内に埋め込まれた。 後にこれは士郎によってセイバーに返還されるが、ルートによっては返還されずに士郎の体内に宿ったままとなるものの、大聖杯の解体によって星へと帰って行くことになる。 第4次聖杯戦争においてこの宝具の辿った経緯については「」を参照 この鞘の治癒能力は基本的にセイバーとの接点が必要であり、契約による繋がりがある限り何の問題もなく治癒能力を発揮する。 (かんしょう・ばくや) アーチャーの使用する夫婦剣。 白と黒の短刀で、黒い剣が陽剣・干将、白い剣が陰剣・莫耶。 互いに引き合う性質をあり、巫術、式典用の魔術兵装としての側面を持つ。 干将と莫耶を揃えて使うことで所有者の対魔術、対物理が向上する。 作中に彼の宝具と言われることがあるが、宝具ではなくアーチャーの能力による複製品。 ただし、「干将・莫邪」の本来の持ち主たる英霊が所持する本物なら、怪異に絶大な効果がある対怪異用宝具となるという。 投擲する活用法もあり、性質を利用することで避けられても再び襲いかかっていく。 また投影の負担が軽いので複数本用意できる。 性質と投影を駆使した干将・莫耶の究極技ともいえる「 鶴翼三連」がある。 テレビアニメ第1作では彼自身が使用し、さらに刀身を強化することで鳥の羽のような巨大な剣「 干将・莫耶オーバー・エッジ」にて斬撃する。 これは原作では描かれておらず、奈須が監督の山口に「この剣は大きくなるんですよ」と語ったのがきっかけで作られたものである。 「干将・莫邪」に刻まれている詩が発動呪文でもある。 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン) ギルガメッシュの使用する宝具。 ギルガメッシュが貯蔵する膨大な数の武器や財の納められた宝物庫を開く鍵剣こそが本体。 それ自体に脅威はなく使用者の財がなければただの鍵でしかないが、人類史全ての財を所有すると言われたギルガメシュだからこそ意味のある宝具と言える。 鍵剣を使わなくても財を取り出すことはできるが、乖離剣を呼び出す際にはしばしば鍵剣を使用している。 ただし、ヘラクレスの「十二の試練」など、英雄の生涯における逸話や技などが基になった形のない宝具までは所有していない。 生前のギルガメッシュの逸話からAランクを超える宝具も大量に保持しているため、ヘラクレスの「十二の試練」を破る攻撃が可能だが、ヘラクレスは宝具の嵐を強行突破して肉薄することも可能なため、ギルガメッシュ本人がそれを承知して「分が悪い」とも告げ、確実に葬るためにイリヤを狙っている。 ゆえに宝物庫には人類が生み出すものであれば、過去未来の時間軸問わず全てを保有している。 逆に、「基本的に全く別の新人類、または別天体の知的生命体の文明技術によって生み出された全く別の概念による物」は収蔵されておらず、また「存在こそしても使用した伝承がない宝具」は、原典が何に当たるかわからないため宝物庫から取り出すことが不可能。 固有結界 心象世界を具現化し、現実世界へ侵食させることで、一定領域を、通常とは異なる法則が支配する結界へと創り変える魔術。 「世界」に干渉するというその特性上、発動中は「世界」、即ち二種類の抑止力 星の抑止力と霊長の抑止力 からの修正を常に受け続ける。 したがって、結界の展開・維持にはそれ相応の魔力が必要であり、人間の術者は高々数分しか使用することができない。 術者の心象は術者ごとに異なるため、その能力もそれぞれ異なる。 魔法に最も近い魔術であり、魔術師の目指す到達点の一つだが、夥しい代償を負うことが少なくないため禁呪として扱われる。 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス) アーチャー、及び衛宮士郎が使用する固有結界。 アーチャーのものは、スキル「魔術:C-」の一部であって本来は宝具ではないが、アーチャーのシンボルということで彼の事実上の宝具となっている。 数多の剣が、あたかも墓標のように大地に突き刺さっている 剣の丘の心象世界。 内部は武具を構成するあらゆる要素で満ちている。 武具を視認するだけで、それが例え宝具であろうともその構造を瞬時に読み取り、複製して心象世界内に貯蔵する。 投影魔術を用いれば、貯蔵されている武具を現実世界へ引っ張り出すことが可能である。 通常の投影魔術の燃費は決して良いものではないが、アーチャーと士郎の場合は心象世界から武具を取り出す際の僅かな魔力消費のみで成立する。 彼らの魔術はすべてこの固有結界から零れ落ちたものに過ぎない。 武具の複製の際には、その構造のみならず、オリジナルに宿る製作者の理念や本来の使い手の技術をも読み取る。 そのため、本来の使い手には及ばないものの、アーチャーと士郎は擬似的な武具の担い手となることができ、それが宝具であれば、彼らの力が追いつく範囲の中で「真名開放」を行うことができる。 また、「複製した宝具は替えが利く」という特性から、アーチャーは宝具を敢えて破壊することでその魔力を爆発的に解放する「 壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)」をなんの躊躇いもなく使用する。 その他、複製するだけにとどまらず、自分好みのアレンジを施すことも可能。 ただし、宝具を複製した場合はオリジナルよりランクが一つ落ちる。 加えて、弓や槍、盾や鎧など剣以外の武具の投影には、剣の投影にかかる2倍から3倍の魔力が必要となる。 これらの能力から、ギルガメッシュは彼らのことを「贋作者(フェイカー)」と称して蔑む。 セイバーの「約束された勝利の剣」やギルガメッシュの「乖離剣エア」など、神造兵装の複製は原則不可能である。 ただし、「約束された勝利の剣」に限ってはセイバーオルタのものを士郎が投影したと思しき描写が存在し、アーチャーは「完全な複製は不可能だが、真に迫る物なら投影できる」と述べている。 ひとたび結界を展開すれば、武具は自在に操ることができるうえに瞬時に手にすることもできる。 結界の展開・維持にはそれ程魔力を消費しない。 加えて、霊長の守護者であるアーチャーは本質的に霊長の抑止力側の存在であるため、「世界」からの修正が軽減される。 しかし、結界展開後、破壊されてしまった武具を修復する、結界展開時には貯蔵されていなかった武具を新規に複製するなどの場合は著しく魔力を消費する。 なお、アーチャーと士郎の心象はそれぞれ異なるため、発動呪文と結界内の風景には若干の違いが存在する。 ギルガメッシュの「王の財宝」の天敵と呼べる魔術である。 宝具が発射される前に結界内の武具をぶつけて潰すことができ、打ち出された宝具に対しても有効な武具で受け流すことができる。 あるいは、擬似的な武具の担い手となれるアーチャーと士郎に対して、ギルガメッシュは基本的に持ち主に過ぎないが故に同じ武具でも相殺することができる。 その上、接近戦の場合にはギルガメッシュは必ず宝物庫を開いてから宝具を取り出す必要があるが、アーチャーと士郎は結界内の武具を手元に引き寄せるだけでよい。 以上の理由により、ギルガメッシュはアーチャーと士郎に後れを取ることになる。 しかしながら、乖離剣エアを使用する場合はこの限りではない。 霊長の守護者 「抑止の守護者」とも、あるいは単に「守護者」とも呼ばれる。 英霊の中でも、人類の自滅を回避するための究極の力として存在する者たち。 自由意思を剥奪された状態で 霊長の抑止力(アラヤ)に召喚・使役され、絶滅を回避するという大義の下、現場の人間を加害者・被害者問わず全て殺害する。 霊格・神性が低い所謂アラヤ寄りの英霊や、専らアラヤとの契約によって英霊となった者にこの仕事が割り振られる。 相違する場合は特筆する。 PCゲーム版はバーサーカーの咆哮を除きボイスは存在しない。 主人公 衛宮士郎(えみや しろう) 声 - (幼少期 - )• 穂群原(ほむらばら)学園2年C組に在籍。 10年前に冬木市で起きた大火災の数少ない生存者。 その際に助けてくれたのが魔術師である衛宮切嗣であり、養子となった。 切嗣に命を救われたことと助かった(と思っている)のが自分だけであることが非常に強烈な心象として残っており(俗に言う)、切嗣への憧れから、正義の味方となってみんなを救い、幸せにするという理想を本気で追いかけている。 養父からの「借り物の理想」を追いかけて正義の味方を目指し、人助けのためなら自らを省みないその生き方は、シナリオ原作者の表現によれば「一生懸命人間のふりをしているロボット」あるいは「人間になろうとしているロボット」。 言峰綺礼が先天的な異常者であるとすれば、彼は冬木大火災に狂わされた後天的異常者である。 元部員であり、その腕は文字どおり百発百中であったという。 人助けが生き甲斐であり、他人から頼まれたことに対して基本的に嫌と言わない(言えないのではなく)ため、都合よく利用されることも多い。 学園では「穂群原の」の異名を持つ。 得意とするのは物を修理することと、家庭料理をはじめとする家事全般。 身長が低いことと、童顔であることを気にしている。 運命のその夜、サーヴァント同士の戦いを目撃してしまったために殺されそうになった彼は、偶然召喚したセイバーに窮地を救われ、以後彼女のマスターとして聖杯戦争に参加することになる。 養父に無理に頼み込んで魔術の指導を受け、今も欠かさず鍛錬を続けてはいるものの、本来魔術師の家系ではない上、養父亡き今となっては完全な独学であり、初歩的ではあるが、極めるのは至難とされる「 強化」(物体に魔力を通し、その物体がもともと持っている性質の一部を強化する魔術)しか使うことができず、しかも成功率は低い。 また、魔術回路は一度造って蓄積されたものを起動させれば良いだけという魔術師の常識すら知らず、毎晩行うことを日課にしている魔術の鍛錬のたび、一から魔術回路を造るという死と隣り合わせの危険を犯している。 魔術師にはあまり役に立たない類のものだが、物体の構造を把握することにかけては一流 で、この才能ゆえか凛にも不可能だった学園内に張られたライダーの「他者封印・鮮血神殿」の結節点の特定を易々とこなしている。 魔術師としては知識も技量も半人前だが、彼にとっては「強化」よりも遙かに高度な魔術であるはずの「 投影」(イメージを元に、魔力で無から一時的に物体を作り出す魔術)の方が楽に扱えたり 、さらに彼が「投影」した物体は時間経過では消滅しない など、特定の魔術に関しては普通の魔術師にはありえない特異な才能を発揮する。 これは彼の身体が、一時的かつ限定的ながら術者の心象風景によって世界そのものを塗り潰してしまう大魔術「 固有結界」 のみに特化した異端であるため。 その異端ぶりは、一流の魔術師である切嗣や凛が、士郎の魔術の異常さは感じながらもその正体を見極めるに至らず、的確な指導を行えなかったほどである。 彼の固有結界「 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」は「 視認した剣(および剣と認識できるもの)の構成や本質を捉え、複製し内部に蓄える」という能力を持つ。 彼が普段用いている「強化」や「投影」、物体の構造の把握、結界の存在に敏感であることなど、全てはそこから漏れ出たただの副産物に過ぎない。 特に彼の「投影」に関しては、物体を自身の固有結界の内側から取り出す作業であるため、本来の「投影」とはその出自からして全く異なっている。 通常の「投影」では器を生成する分の魔力に加えて、その物体が内包する分の魔力も必要となり、はなはだ非効率 な上、肝心の効果も瞬間的なのだが、士郎の場合は心象世界から引き出す際のわずかな魔力消費だけで成立する。 ただし、第五次聖杯戦争時点での士郎に投影できるのは武具、それも主に剣に限られ、近代兵器や機械は外見だけで中身が伴わない。 鎧や盾など防具などに関しては瞬間的な効果で代償も大きい。 それ故に彼が「 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)」を投影した際は4枚になっている(ただし、凛ルートでは7枚と完全に投影している )。 また、魔術師として未熟なために魔力が足りず、自力で固有結界を展開することはできない。 ただし、命の危機に瀕すると、自覚がないまま固有結界が体内で暴走を始める。 最悪の場合には、無数の剣を生み出して体の内部から彼を串刺しにし、命を奪うこともある。 彼は知らなかったが、切嗣に命を救われた際、体内にエクスカリバーの鞘である結界宝具「 全て遠き理想郷()」を埋め込まれており、それが縁となってセイバーが召喚された。 セイバーと契約していれば、セイバーとの距離に応じた強度の回復能力が発動する。 セイバーがじかに接触すれば、宝具の恩恵によってほぼ致命傷に近い傷からでも回復できる。 長年体内に宿していたために、上記のような契約や接触もなく自力で恩恵を作動させられるなど容易に投影可能であり、「真名開放」も可能。 だが、それはセイバーとのライン(契約ではなく因果線)がつながっているからこそであり、鞘単体では彼の魔術特性と起源を「剣」に変えていくものでしかない。 そのため、固有結界に大きく関係している。 そして本編の10年後に大聖杯が解体された時にはセイバーとのラインが切れ、鞘のイメージを失い投影できなくなる。 "Unlimited Blade Works"のシナリオでは身に宿したままだが、原作者曰く、のちに意味を失い、肉体から抜け落ちるように星の内海へと還るとのこと。 "Heaven's Feel"のシナリオでは中盤の戦闘で左腕を失う重傷を負ったが、同じく瀕死の重傷を負い消滅寸前だったアーチャーの発案により彼の左腕を移植 され、彼の魔術や戦闘経験・技術を引き継ぎ 、黒化したバーサーカーやセイバーオルタとも対等に戦えるほどの力を得た。 しかし、英霊であるアーチャーの腕は人間の身で到底扱えるものではなく、一度でもアーチャーの腕を解放すれば、その魔術行使に肉体が耐えられず内部から崩壊を始め、さらにアーチャーの記憶に侵食され、次第に士郎の人格、意識、記憶を破壊してしまう。 そのため、魔力殺し(マルティーン)の聖骸布を巻いて封じることになるが、それでも生きている限り魔力は肉体に通るものであるため、腕からの侵食は完全には止められず、10年ほどで完全に侵食されてしまう。 それまでに腕と拮抗するほどの魔術師に成長しなければならず、少なくとも生活的に聖骸布を巻き直せるくらいにはと凛は述べている。 また魔術回路のオンオフはかえって危険と判断して従来のままである。 結局は聖骸布を解いて戦うことを選んだ士郎は、記憶が次第に薄れて廃人と化していき、また投影のたびに体の内側で暴走する固有結界から生み出された剣で串刺しにされる状態となってゆく。 メインヒロイン ()( Saber) セイバーのラッピングが施された車両(・ ) 声 -• 士郎と契約した剣士のサーヴァント。 容貌は見目麗しい華奢な少女だが、「最優のサーヴァント」と謳われるセイバーのクラスで召喚されるほどの英霊。 ただし、未熟なマスターである士郎との契約が原因で魔力の供給が十分ではなく、思うままに力を振るえずにいる。 性格は良く言えば実直で生真面目だが、悪く言えば融通の利かない頑固、そして負けず嫌い。 凛とした表情を滅多に崩さないが、怒ると怖い。 その一方で時折、年相応の少女らしさを見せることもある。 かなりの健啖家であり 、またの名を「腹ペコ王」。 人気投票では第1回、第2回共に1位に輝いた。 そしてTYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票でも1位に選ばれた。 Fate派生作品では様々なセイバーが登場。 2013年エイプリルフール企画「路地裏さつき・ヒロイン十二宮編」ではほかのセイバー系ヒロインを討とうと画策した。 真名は アルトリア・ペンドラゴン、つまり世界的に有名なの伝説的英雄 である。 作品中の設定では、選定の剣(カリバーン)を岩から引き抜いた「アルトリア」という少女が性別を男と偽って「アーサー」を名乗り、王になったとされる。 肉体の成長はその瞬間から止まってしまった。 聖杯に賭ける願いは"王の選定のやり直し"。 生前の彼女は自国ブリテンを救済するため選定の剣を引き抜き、その達成に向けて人生の全てを国に捧げた。 そこに間違いや後悔の念は抱いていなかったが、選定の剣を抜く以前から「自分より王に相応しい人はいて、その人なら平和な国を長く築けたのではないか」という思いがあり、を経てその思いが聖杯に賭ける願いへと至った。 実はほかの英霊たちと違ってまだ死んでおらず、死の寸前で「聖杯を手にすること」を求めて霊長の抑止力と契約し、生きている状態のまま様々な時空間に呼び出されている。 聖杯を手にし、霊長の抑止力との契約が達成された暁には本来の時間に戻り、願いを叶えた後にそのまま死を迎え、はじめて正式に英霊となることになる。 そのため、生者である彼女は霊体化することができない。 また、敗退しても英霊の座には行かず元の時間軸に戻るのみであるため、聖杯戦争の真の目的である「根源」への到達は容量不足になる為に行う事が出来ない。 つまり彼女が召喚された時点で「根源」に到達する儀式は失敗していることになる。 生前の時点で、選定の剣「 勝利すべき黄金の剣()」は折れてしまっており、また、使用者を妖精郷に隔離することであらゆる物理干渉や魔術干渉、さらには魔法や平行世界・多次元からの干渉すらも遮断し、傷や病に老化をも癒す、ランクEXの結界宝具「 全て遠き理想郷()」も手元からは失われている。 また、前述の「全て遠き理想郷」も、士郎の体内に埋め込まれる形で第五次聖杯戦争に存在しているため、ルートによっては士郎からセイバーに返還され、第3の宝具となる。 宝具以外にも多数の精霊の加護を得ている。 テレビアニメ第1作では監督である山口がTYPE-MOONと綿密な打ち合わせを繰り返した結果、奈須による「小柄な女の子が頑張っている」「爽やかな水」というイメージに集約された。 また、彼女の玉座は原作ではデザインされていなかった為、キャラクターデザインの石原恵がドラゴンをモチーフに描き起こしたものである。 セイバーオルタ• 属性:秩序・悪• 容姿も属性も完全に変貌し、半ば殺人マシーンじみた強敵として士郎の前に立ちふさがる。 存在しないはずの8人目以降のサーヴァントのうち10人目とする解釈もあるが、手段を選ばなくなっただけで本質はセイバーと同じものであり別人ではない。 宝具『約束された勝利の剣』は、本作では通常時のセイバーと同じく「エクスカリバー」表記であるが、通常時と区別して「 エクスカリバー・モルガン」としている作品もある。 ()(とおさか りん) 声 -• 士郎と同じ穂群原学園(2年A組)に通う女生徒で、魔術師。 アーチャーのマスター。 亡き父の遺志を継いで聖杯戦争に臨む。 家訓「どんな時でも余裕を持って優雅たれ」を実践する。 学校では男女問わず絶大な人気を誇る美少女であり、主人公の衛宮士郎も1年生の頃から彼女に憧れを抱いていた。 学校では優等生を演じているが、実態は猫かぶりであり、その本性は士郎によると「 あかいあくま」。 魔術師としての誇りや元来のプライドの高さゆえに誤魔化しているが、実はかなりお人好しな性格である。 その性格からアーチャーからは「凛は戦いには向いていない。 魔術師ならば志より結果を取るべきだ。 」と指摘されている。 アベレージ・ワンと呼ばれる使いの魔術師として高い実力を誇るも、先祖代々の遺伝で肝心な所でミスをする悪癖がある。 遠坂家の魔術である「力の転換」によって魔力を込めておいた宝石を用いる宝石魔術や、相手を指差すことで人を呪う北欧の魔術「」を得意とする。 また、言峰から指南されていた影響でも用いる。 料理の腕前は、少なくとも得意の中華料理に関してなら士郎より上。 ただし和食に関しては味噌汁の作り方すら知らない。 趣味は士郎いじりと宝石磨き。 寝起きはかなり悪い。 遠坂の魔術の性質上、高価な宝石を多用する必要があるため、お金に細かい。 士郎と共同戦線を張り、彼の魔術を指導するために衛宮邸へ居候するが、家主の士郎よりも権力を振るう。 人気投票では第1回、第2回共に2位に入った。 TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では4位。 ()(まとう さくら) 声 -• 間桐慎二の妹。 穂群原学園に通う士郎の1年後輩で、士郎にとっても妹のような存在。 弓道部所属。 穏やかな性格の美少女。 ある出来事をきっかけに、1年ほど前から毎日士郎の家に朝食と夕食を作りに来ている。 実は人間らしい感情を持てるようになったのは最近のことで、士郎や大河の影響で随分と明るくなり、笑顔を見せるようになった。 今や洋食に関しては料理の師である士郎よりも上。 士郎は気付いていないが、彼のことを恋い慕っている。 内罰的で自己評価が極度に低い。 日常をこの上なく尊く思っており、そのために彼女なりに懸命に耐え切ろうとする。 実は彼女も魔術師であり、ライダーの正式なマスターである。 凛の実の妹でもあり、旧姓は遠坂。 幼い頃間桐の家に、養女として迎えられている。 遠坂の魔術刻印の継承者にして姉である凛に対しては、憧れと同時に強いコンプレックスを感じている。 元々聖杯戦争に関わる意志が無かった為、"Fate"・"Unlimited Blade Works"ルートではマスターとしての権利を最後まで義兄の慎二に委ねている。 身体に合わないマキリの魔術に無理矢理馴染ませるべく、長年にわたり蟲による調整を受け続けてきた。 そのため、元は凛と同じだった髪や瞳の色が一変するほど体質が変化した。 常人なら数日もたずに発狂するほどの蟲による凄惨な陵辱や、義兄である慎二による虐待など、過酷な境遇に長年置かれていたために、その精神は極限まで追い詰められているが、生来の我慢強さにより発狂には至っていない。 幼い頃の出来事については『』を参照。 前回の聖杯の破片から作られた刻印蟲を心臓に植え付けられているため、今回の聖杯戦争におけるもう一つの聖杯でもある。 ただし不完全であり、本来なら完成に至ることはないが、Heaven's Feelルートにおいて、士郎と恋人となったことによって「士郎を失いたくない」という恐怖心や間桐臓硯の策略もあり、鬱屈していたネガティヴな感情が噴出することで中身の成長を促し完成する。 第三次聖杯戦争の時から大聖杯内に留まる「 この世全ての悪()」と接続した影響で黒化反転した事により、根底から人格が一変した禍々しい姿(俗に「黒桜」と呼ばれる)となり、心ならずも冬木市で大虐殺を行うこととなる。 テレビアニメ第1作では、キャスターに拉致されて聖杯降霊の拠り代にされかける、というオリジナルエピソードがある。 その際に奈須が「空気の読めない桜らしい格好」として発案し武内がデザインした桜の衣装が登場した。 この衣装はファンの間でたびたび物議をかもし、奈須は「空気を読めないのは僕だった」と述懐している。 一方、武内はこの衣装が気に入っている旨のコメントを残している。 人気投票第1回は6位、第2回は5位。 『まほうつかいの箱』女性キャラ投票では4位、TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では8位を獲得し、奈須きのこから「ついに時代が桜に追いついた」と評された。 サーヴァント アーチャー( Archer) 声 -• キザな皮肉屋で現実主義者だが、根底の部分ではお人好し。 アーチャーのクラスでありながら、弓よりも2本1対の陰陽の夫婦剣「 (かんしょう・ばくや)」による白兵戦を好む。 ステータス自体は平均的だが、それでも剣戟は音速を超える。 弓兵として弓を取ることもあり、ケルト神話に登場するの名を冠した「 偽・螺旋剣(カラドボルグII)」などを矢として番える。 さらには、ギリシャ神話のトロイア戦争にてアイアスが使用した盾で、投擲に対しては無敵とされる概念武装「 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)」なども使用する。 凛による乱暴な召喚のせいで記憶が混乱し自分が何者か分からないと言い張り、マスターである凛もその真名を知らない。 士郎を個人的に敵視しているようだが、その一方で彼に対して的確な助言を送ることもある。 またセイバーに対しても彼らしくない行動をとり、出合い頭の奇襲に対応しきれなかった点や、表面的には挑発的な物言いをしながら、その実叱っていたことなどから、凛は正体を察しつつも、セイバーに関係した英霊ではないかとカマをかけたこともある。 人気投票では第1回、第2回共に3位に入り、TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では再び総合3位に入り、男性キャラクターとしては1位となっている。 第5次聖杯戦争で唯一の、未来の時代の英霊。 真名は エミヤ。 とある未来の世界において、死す運命にあった百人の命を救うため「 霊長の抑止力(アラヤ)」と「救命の奇跡の対価として、死後に英霊となる」という契約を交わした、主人公の 衛宮士郎である。 優れた才能を持たない彼が、それでも自分の理想を貫き通し、厳しい修練と戦いをただひたすら耐え抜いて正義の味方に成ろうとした、そのなれの果て。 皮膚や髪の色が作中時点の士郎と異なるのは、固有結界の魔術による反動である。 この変色は士郎にも見られ、"Fate"のシナリオで「勝利すべき黄金の剣」を投影した際に皮膚の一部が変色している。 本来ならサーヴァントの過去を見ることが出来るのは、契約によって魔力のラインが繋がったマスターだけだが、士郎は元が同一人物のため、「自分が辿るかもしれない未来の可能性」であるところの彼の過去を幾度か幻視している。 理想を追い続けたその生涯は報われることなく、自分が助けた相手の裏切りによって幕を閉じるが、それでも彼は誰一人恨まず、後悔はなかった。 それどころか死後にその魂を英霊としてまで、見ず知らずの人々のために正義の味方になることを切望した。 だが、英霊としての彼に与えられた役割は、一部の人々を抹殺することで人類全体を破滅から救う「 霊長の守護者」であった。 拒むこともできないまま、その手で永遠に望まぬ殲滅を繰り返し、かつそれを通して人々の醜い面を延々と見せつけられた結果、彼の信念も遂には摩耗して、抱き続けた理想に絶望し、自分のかつての生き方を憎むまでになった。 そして、生前の自分と同じ時代に召喚された際に、士郎を自らの手で抹殺することでを起こし自分を消滅させることを思いつく。 しかし実際には、英霊となった時点で因果を外れ、既に「衛宮士郎」とは別の存在となってしまっているため、望みが叶えられる可能性はまずない。 彼自身も認めている通り単なる八つ当たりに近く、また、何らかの変化があると信じないと自身を許容できないとも語っている。 奈須きのこ曰く、召喚されたこの世界で、正義の味方の名の下に生まれる殺人者を自らの手で断つことが、命を奪ってしまった者達への最低限の償いと考えている、とのこと。 結局、何度もチャンスがあったにもかかわらず、士郎を一方的に殺そうとはせずに聖杯戦争の最善の終結を優先しており、むしろ士郎に対して助言を与えたり手助けをしたりしている。 "Unlimited Blade Works"のシナリオで士郎の殺害を実行に移したのも、凛とセイバーとで勝ち残る算段が付いたと判断したからであり、そこに、彼が絶望してもなおやめられなかった正義の味方としての生き方、彼の信念を窺うことができる。 ギルガメッシュも、彼に対しては「理念自体は俗物ではない」と一定の評価を与えている。 召喚の触媒になった品は、凛が父親から譲り受けた宝石のペンダント。 凛が士郎の命を救うために用いたそれを、彼は生涯大切に持ち続けていたため、召喚者である凛との縁となった。 つまり、召喚の触媒を召喚者でなく英霊の側が所持していたことになる。 召喚時の暴走のせいで記憶喪失というのは全くの嘘ではなく、生前の記憶自体が摩耗しているため、召喚直後の記憶は実際に曖昧で、現状を把握、推測することで急速に記憶を取り戻している状態だった。 その中で覚えていたことは、自身の真名と冬木の大災害の光景、切嗣に正義の味方になると誓った夜の思い出と、セイバーを召喚したときの光景だけである。 なお、作品のプロローグの独白は、実は士郎ではなく彼のもの。 彼がどのような聖杯戦争を歩んだかは本編では明確にされていないが、発言を総合すると"Fate"ルートのシナリオに近いと推察できる。 なお、原作者の奈須きのこ曰く「士郎は作中のどのルートでもエミヤにはならないが、可能性自体はある」とのことである。 また、テレビアニメ第2作の放送後には、奈須きのこがより明確に歩みを語っており、「聖杯戦争開始時の条件がほぼ同じではあるものの、何かが欠けていた世界」において、セイバーの心を救えないまでもセイバーのことを理解し、聖杯を破壊したのちに別れた、とのこと。 作画担当の武内崇は「"Fate"ルートのグッドエンドみたいなもの」と述べている。 「 錬鉄の英霊」の異名を持つ。 今回の聖杯戦争において、未来の英霊である彼には知名度による恩恵がなく、特定の宝具も持たないため一番不利だが、鍛え上げた戦術と必勝の戦略、そして、固有結界「 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」を自在に操れることが彼を強者としている。 詳細はの項目を参照のこと。 並大抵の武器では傷一つつかないサーヴァントにとって、彼の固有結界の能力そのものは大した脅威ではない。 相手の宝具や技術を単純に複製・模倣しただけでは、それを極限まで使いこなす本来の担い手に到底及ばないためである。 したがって、他の英霊の宝具をいくつも記憶した上でそれらを効果的に運用することにより、初めて他のサーヴァントに対抗し得る力となる。 ここに、「心眼(真)」を初めとする、修練と経験によって培われてきた技量が活きてくる。 テレビアニメ第1作では、原作で省略されたバーサーカー戦が描かれており、敗れはしたものの、全サーヴァント中最強と謳われたバーサーカーを5回殺害(原作では6回)するほどの実力を発揮した。 ただし描かれたのは、「無限の剣製」を発動してバーサーカーに挑みかかるところまでで、その後場面は暗転し、アーチャーの最期が暗示される。 彼が万全の状態で全力を出すことは作中においてなく、戦略的にわざと見逃すことや、マスター不在などで不利になる場面が多く、純粋に勝利することはなかった。 また敵といえど身内(セイバー、凛、イリヤなど)に対し非情になりきれない節があり、直接的に傷つけることはしなかった。 彼を象徴する赤い外套 は「赤原礼装」と言い、ある聖人 の聖骸布から作られた概念武装 で、外敵ではなく外界からの守りである。 テレビアニメ第2作では、メルトダウン寸前の原子炉を止めるためにアラヤと契約したことなどが断編的に描かれている。 また、守護者としての召喚時のことも描かれ、様々な時代の紛争地に召喚され対象の殲滅を続ける。 身の丈2m半ばを超える巨漢。 巨大な岩の剣を軽々と振り回す。 第五次聖杯戦争で召喚されたセイバーが最優のサーヴァントなら、バーサーカーは最強のサーヴァントと評されており、肉弾戦では敵無しとされる。 バーサーカーのクラスの固有スキルである「狂化」により、理性や一部の技術を失う事を代償に能力が引き上げられており、その破壊力は圧倒的である。 通常、バーサーカーのクラスは制御や維持の難しさから、「弱い」英霊を狂化し能力を高めて使役するが、今回のバーサーカーは元の英霊としての格も非常に高く「神話級」であり、剣を叩きつければ衝撃で乗用車が跳ね上がる、地面が陥没するなど手のつけられない怪物となっている。 狂化してなおマスターであるイリヤを護ろうとする意志を感じさせる描写がある。 テレビアニメ第2作では、狂化に似合わない太刀筋や、武器を封じられるや否や瞬時に俊敏な格闘に切り替えるトリッキーな戦術を披露している。 また声優が起用されておらず、サウンドエフェクトとなっている。 真名はにおける大英雄・。 神の祝福(呪い)によって肉体そのものが常時発動型宝具「 十二の試練(ゴッド・ハンド)」と化している。 この宝具はBランクに満たない攻撃を無効化し、11回までの自動蘇生を行うことができる。 さらに一度受けた殺害方法では二度と殺せないため、完全に倒すにはAランク以上かつ12種の攻撃か、強力な一撃で複数回殺す必要がある。 ただし、消費する魔力は桁違いで、凡庸な魔術師ならば一生かかって蘇生1回分の魔力が用意できるかどうかである。 逆に充分の魔力があれば、消費したストックも回復できる。 なお、英霊ヘラクレスにはキャスター以外の全てのクラスに該当する資質があり、数々の試練を知恵と機転で乗り越えたヘラクレスにはレンジャーでもあるアーチャーが特に相性が良く、バーサーカー以外のクラスだった場合には、生前に培った武技と「十二の試練」(自身の技能で一度見た技は見破れるため、より完璧になる)に加えて、状況・対象によってカタチを変える万能宝具「 射殺す百頭(ナインライブス)」も用いる。 この宝具はヒュドラを射殺した彼の弓の宝具(対幻想種用のホーミングドラゴンレーザー九発同時発射)を模した独自の流派であり、剣や盾などを用いた用途がある。 その中の大剣による対人用の「射殺す百頭」は本編でアーチャーの腕を用いた士郎が斧剣共々投影し、九つの急所を瞬時に斬りつける「 是・射殺す百頭(ナインライブズ・ブレイドワークス)」を黒化したバーサーカー自身に対して使用している。 関連作品では士郎の大技にされている。 関連作品において彼自身が放った場合は、名の示すとおり100回斬りつける演出がなされる。 同じ剣を用いた利用法として、地面を叩いてマルチレーザーを発射する対軍仕様がある。 これらを犠牲にしてまでヘラクレスをバーサーカーとして召喚したのは、過去に幾度となく裏切られてきたアインツベルンにとって「無駄な知恵を付けず自分の言うことだけを聞く忠犬」のほうが制しやすかったためである。 召喚に持ち得た触媒は、彼の武器である斧剣である。 ランサー( Lancer) 声 -• 高い瞬発力と白兵戦の能力を備え、紅い魔槍を持つ。 マスターから偵察任務を命じられており、主に単独で行動する。 根は実直で、口は悪いが己の信念と忠義を重んじる英霊らしい英霊と言える。 物語の始まりにおいて、戦いを目撃した一般人として聖杯戦争の掟に則り士郎を殺そうとした。 真名はにおける大英雄で、の光の皇子・。 死力を尽くした戦いを求めて召喚に応じた。 彼の本来のマスター()は言峰綺礼に騙し討ちされて令呪を奪われ生死不明になっており、現在のマスターは綺礼である。 令呪により、主の鞍替えへの賛同の強制と、「お前は全員と戦え。 だが倒すな。 一度目の相手からは必ず生還しろ」との2つを命じられているため、全力で戦い得た機会は全ルートを通して1度だけである。 宝具は、必中必殺の呪いの槍を使用して因果を逆転し、「敵の心臓に命中している」という事実(結果)を作った後に攻撃(原因)を放つ対人宝具「 刺し穿つ死棘の槍()」と、この槍の呪いの力を最大解放し助走から高々と飛びながら投擲し、炸裂弾のごとく使用する対軍宝具「 突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)」。 前者(通称・刺しボルク)は魔力消費も少ない上に避けるには高い幸運が必要という、一対一の決闘で非常に効率がよい宝具である。 本編によると、防ぐには純粋に槍の魔力を上回る防壁を用意するしかない。 発動後の回避は不可能であり、アーチャーであろうと、発動されないよう間合いから「必死に下がるしかない」という。 また、セイバーに使用した際は上記の令呪とセイバーの直感スキルや再生能力もあり致命傷とならなかったが、本来なら受けた傷を癒やすことすら許さない呪いも与える。 心臓に命中した場合、呪いの棘が全身の血管と内臓を破壊し「槍+相手の最大HPダメージ」を与えて確実に死亡させる。 これらの効果から、不死と言われる吸血鬼の真祖であろうと、「約束された勝利の剣」を耐える相手であろうと殺すことが可能である。 後者(通称・投げボルク)は破壊力重視で本来の使用方法である。 マッハ2の速度で放たれ、無数に鏃を撒き散らし標的の周辺を吹き飛ばす威力で、概念的に作用しないが因果を歪む呪いは健在で何度かわされようと標的を捕捉し続ける。 その射程は40kmで、一度ロックオンすると地球の裏側まで追い続ける。 本編では、アーチャーの「熾天覆う七つの円環」を完全に破壊し、アーチャーの片腕を負傷させた(劇場版では防がれている)。 アーチャーによるとオリジナルであるを超えているとのこと。 魔術にも秀で、18の原初のを習得しているが、直接的な戦闘を好むため、使用することは稀である。 作中では火、探索のルーンのみを使用した。 コメント [ ]によると石化の魔眼を無効化やパラメータの上昇、全ルーンを使用することで上級宝具すら防ぐことが可能となるなど多様な能力を持ち、その腕前はキャスターとして召喚可能なほどである。 なお、日本では知名度がないために恩恵は少ないが、本来ならセイバー、バーサーカーにも並び立つ存在らしく、地元なら城と戦車(チャリオット)の宝具と不眠の加護などのスキルが追加され、イングランドやアイルランドではセイバーを上回る強さを発揮できるとされる。 また、戦闘続行スキルの恩恵により、勝つよりも生き残ることに特化したサーヴァントとも称され、本人によると「セイバーとアーチャーの2人が相手でも、勝ちにいかなければ長時間は持ち堪えられる」とのこと。 さらに"Fate"ルートではギルガメッシュ相手に半日にも及ぶ戦いを繰り広げ、それ相応のダメージを与えている。 ライダー( Rider) 声 -• 女性の英霊で、その名のとおり高い騎乗能力と機動力を持つ上に豊富な宝具を用いる。 また、後述する神性に由来した魔術を扱うことも可能である。 常に目隠しを装着しており、武器は鎖の付いた鉄杭である。 長身で女神にも喩えられる妖艶な美貌と、それに似つかわしくない奥ゆかしく思慮深い性格なために人気は高く、専用ルートがないにもかかわらず人気投票では第1回、第2回共に4位に入る健闘を見せた。 真名はギリシャ神話に登場する3姉妹の末妹・。 怪物に貶められたが本来の彼女はの一柱であり、その名残りとして神性Eのスキルを所持している。 最高クラスの石化の魔眼「 」を有するが、普段は、強力な幻術結界であると同時に、相手の能力発露を封じる対人宝具「 自己封印・暗黒神殿(ブレーカー・ゴルゴーン)」によって自ら封じている。 石化の魔眼は常に魔力を消費するが、相手がサーヴァントであろうと高ランクの魔力や加護がなければ問答無用で石化し、またたとえ石化が防がれても全ステータスを1ランク下げる重圧の効果を及ぼすという、非常に強力な武器である。 この効果は距離を置くと薄れるが、ライダーが認識せずとも相手がライダーを認識しただけで石化が始まる。 そのほかに、内部の人間を溶解し魔力として使用者に還元する赤い結界を張る対軍宝具「 他者封印・鮮血神殿(ブラッドフォート・アンドロメダ)」と、騎乗できるものなら幻想種をも御し、更にその能力を向上させる「 騎兵の手綱()」といった、合計3つの宝具を扱う。 また、彼女の仔とも言えるを血の魔法陣から召喚し騎乗することで戦う。 特にベルレフォーンは攻守ともに破格の宝具であり、バーサーカーが相手であろうと1回は確実に殺すことができる。 純粋な火力系ではなく、体当たりであるゆえに「突き穿つ死翔の槍」などとの相性が良くないとされる場合もあるが、どんな物量を相手にしても安全かつ瞬時に突破可能な点で破格の対軍宝具である。 マスターの魔力量によっては、これらの宝具を同時発動させることも可能である。 触媒はの古い神殿で発掘された鏡だが、実際にはサーヴァントを召喚する縁としては弱い。 しかし、触媒を用いずに召喚した場合は特に召喚者と精神的、存在的傾向が近い英霊が選ばれるという法則があり、メドゥーサが喚ばれたのはむしろ、召喚者である桜との共通点、すなわち「周囲の悪意による被害者であるゆえに次第に怪物へと歪んでゆく」という点で近い境遇にあったためである。 この共通点のため、マスターである桜に対して、かつての自分を見るかのような感情を抱いており、彼女を常に気遣い、その運命を案じ、誰であろうと彼女に危害を加える存在を許さない。 ルートによっては士郎と協力し、アンリマユと契約した桜を救うために奮闘する。 キャスター( Caster) 声 -• ローブに身を包んだ女性の英霊で、魔法こそ習得していないものの、魔法に近いレベルの神代の超高等魔術を平然と扱い、魔術師としての能力は魔法使いと同等、もしくは上回るというレベル。 現代で魔術師として比べるなら最強で、対人間では最大最悪の戦果を上げるサーヴァント。 しかし大抵のサーヴァント、特に三騎士のクラスに召喚されたものは対魔力を備えているため、魔術が主な攻撃手段となるキャスターは全サーヴァントの中でアサシンと並んで最弱とされているが、戦略はほかのサーヴァントにはないほどの最高クラスである。 そのため、得意である策略を巡らして着実に力を蓄えており、凛からも「一番厄介なサーヴァント」と評されている。 人気投票では第1回、第2回共に10位に入るなど高い人気を誇っている。 真名はギリシャ神話に登場する裏切りの魔女。 宝具は裏切りの魔女である自身の象徴が具現化した、あらゆる魔術による生成物を初期化する短剣である対魔術宝具「 破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)」。 自身を召喚したマスターと性が合わず、下らぬ命令で令呪を消費させ殺害した。 その後、ランサーに襲われて辛くも大聖杯が眠り、霊脈としても優れる柳桐寺の近くまで逃げ果せるも現界を保てず消滅してしまう危機を葛木宗一郎に救われ、柳桐寺に連れ込まれる事で消滅を回避した。 現在のマスターである葛木に寄せる想いは、単なるマスターとサーヴァントの関係以上である。 柳桐寺を自分の神殿とし、街中の人々から生命力を吸い上げて自分の魔力にしている。 また、ルール外にアサシンを召喚することで、正規のマスターとなるはずだった人物からサーヴァントの権利を奪っている。 ルートによっては、真アサシン(後述)でもない限り感知されずに侵入することが不可能である衛宮邸の結界を掻い潜って魔力の糸を通した上、士郎の行動を操って殺す寸前に至ったり、結界自体を強引に断ち切ったりという芸当をやってのける。 ローブを蝶の羽のように変化させて浮遊することができ、接近戦しか攻撃手段を持たない者に対してはかなりのアドバンテージを得ることができる。 ファンディスクでは、ヘカティック・グライアー という、宝具に匹敵する威力の直径数mのビーム魔術を披露した。 「 金羊の皮(アルゴンコイン)」というドラゴン召喚触媒(精霊つき)を所持しているが、竜を召喚・使役するスキルがないため、無用の長物と化している。 仮にコルキスの竜とタッグを組んだ場合であっても、コルキスの竜はあまり強くないらしく、中堅がせいぜいだという。 「破戒すべき全ての符」はキャスター本人が使用すればサーヴァントとの契約を無効にすることはおろか、令呪諸共契約の主導権自体を奪い取ることすら可能であり、それによってキャスターはセイバーとアーチャーを支配下に置いた。 アサシン( Assassin) 声 -• アサシンのクラスでありながら侍姿をしており、剣技でほかのサーヴァントと真っ向から渡り合う。 得物は5尺余りの。 何事にも動じないクールな性格の持ち主だが、花鳥風月を愛でる雅な一面もある。 キャスターのルール違反によって召喚されたサーヴァント。 英霊であり、既に死んでいるキャスターがマスターとなってサーヴァントを召喚することは、「 生者のみが死者を甦らせられる」という原則に違反するため、強引に土地を依り代にして「 マスターが存在しない」状態で召喚した。 その影響で、本来「アサシン」のクラスに呼び出される「ハサン・サッバーハ」以外の 架空の英霊が「アサシン」のクラスに憑依してしまった。 英霊としての真名は であるが、これは作中世界においては架空の人物であり、彼を演じるのに最も適した無名の剣士の亡霊が、佐々木小次郎という架空の英霊の殻を被った存在である。 召喚の際の触媒にして依り代となった柳桐寺の山門を離れることができないため、もっぱら山門の護りを命じられている。 キャスターからは余り当てにされずに最初から捨て駒扱いされており、アサシンも彼女のやり方が気に入らずに何かと突っかかることがある。 相手の攻撃の受け流しや、「全てが首を落とすための攻撃」と評されるほど鋭い一撃必殺の斬撃を主眼に置いた戦法を得意とする。 サーヴァントとしては珍しく防御タイプであるが、その防御方法は相打ち狙いの一撃必殺による牽制である。 英霊ではないため宝具こそ持たないものの、ひたすら磨き抜かれたその剣技は「多重次元屈折現象(キシュア・ゼルレッチ)」と呼ばれる魔法域(第二魔法の一種)の事象にまで高められ、「魔力を使わず」「まったく同時に」3つの斬撃を繰り出して敵を斬るという必殺の「 燕返し(つばめがえし)」を編み出すに至った。 彼の剣の技量は、半ば身体が消えた状態でなお、万全の状態のセイバーと互角以上に渡りあうほどである。 公式で人類最強剣士の1人とされる。 生前には山で修行をし続けて人間に剣を振るう機会がなく、老年にして燕返しを取得して間もなく息を引き取った。 そのため、聖杯戦争においては強者相手に剣技を振るうことを期待している。 本来の「アサシン」ではない彼は、暗殺者としての技能がないため、生前同様あくまでも剣士としての戦闘しかできないが、佐々木小次郎の高い知名度の恩恵からか、五次サーヴァント随一の敏捷性を誇る。 今回の聖杯戦争のサーヴァント中では最高の剣技を誇るも、「それが全て」なのが彼の弱点であるため、「殺し合い」が苦手とされる。 もっとも、これを補うかのように相手が剣の間合いに入るまでは気配遮断で姿を現さず、山門にはキャスターによる魔術や宝具の威力を削減する強力な結界が施されている。 そもそも特殊な地形もあいまって、バーサーカー戦ではキャスターによる援護があったとはいえ、全サーヴァント(ギルガメッシュと真アサシンは除く)を一度は撃退した。 テレビアニメ第1作では、彼の代わりにシールダーと呼ばれる盾のサーヴァントが登場する予定があった。 また、「美形に描いて欲しい、とにかく美形、全キャラクター中一番の美形」と要望されていたという。 ( Gilgamesh) 声 -• 前回の聖杯戦争での「アーチャー」であり、いかなる手段によってか、そのまま現界し続けていた。 一人称は"我(オレ)"。 前回の聖杯戦争の折、セイバーを我が物にしようとして拒絶されているが、諦めていない。 人気投票では、第1回、第2回ともに10位以下だったが、TYPE-MOON10周年記念のオールキャラクター人気投票では9位を獲得し、奈須きのこから「なんでZeroと別枠なのかと言うと、そりゃ別キャラだからだよ。 」とコメントされた。 「王」を自称し、この世の全ては自分の所有物だと言って憚らないその言動は、まさに傍若無人の一言につきる。 本来なら英霊1人につき多くて数個という宝具を無数に所有しており、それらを雨あられと射出するスタイルで戦う。 ただでさえ一撃必殺の威力と厄介な効果を持つ宝具が無数に襲い掛かってくるため、その攻撃力は強力無比であり、サーヴァント5体以上の破壊効率を発揮して「戦闘」ではなく「戦争」で敵を圧倒する。 古代のなど多くの神話で、 人類最古の英雄王として収められており、10年前の聖杯戦争では言峰綺礼と組んで戦った(その際の詳細は『』を参照のこと)。 その最終局面において聖杯の「中身」を浴びてしまうが、圧倒的な魂の強さを持つ彼は、本来なら汚染されて自我を失ってしまうというその強力な呪詛を逆に「飲み干す」ことにより受肉、現界し続けるための肉体を手に入れている。 彼 自身の宝具として扱われる物は2つのみだが、かつて世界が1つであった時、世界の全てを手に入れた彼は、後の世に伝わる宝具の元になった「宝具の原典」を全て自分の宝物庫のなかに保管しており、それらを自身の宝具「 王の財宝(ゲート・オブ・)」を通して空間から自由に取り出して扱うことができる。 また、彼が「 乖離剣・」と呼ぶ無銘の剣の宝具によるEXランクの一撃「 天地乖離す開闢の星()」は空間を切断し、セイバーの「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」と衝突した際は相殺されながらもこれを凌ぐ威力を見せた。 好んで使う対神宝具「 天の鎖()」という神を律する鎖で、相手の神性が高いほど制約・拘束力が高まる。 逆に神性を持たない存在にとっては少々頑丈な鎖程度になる。 これをはじめ、全ての宝具の原型を有することから、ほぼ全ての英雄の弱点に付け入ることができる。 また、最強の剣をも有するためにサーヴァント中最強の存在であり、油断や慢心が足を引っ張ることさえなければ敵無しとされている。 ギルガメッシュ本人にもいくつかの武勇はあるが、それでも戦士としての技量という意味では高名な戦士であるセイバーやランサー、アサシン、バーサーカーには到底及ばない。 しかし、「王の財宝」でそれを補って余りあるために対英霊という意味で最強のサーヴァントと認知されている。 ただし、彼はあらゆる宝具の原型の「所有者」であり「使い手」ではないので、「真名解放」は言わずもがな宝具を「使いこなす」真似はできない。 アーチャー並びに士郎が彼の天敵と呼べるのは、ギルガメッシュが担い手ではないということ、また彼らの固有結界「無限の剣製」がその特性上、宝具を取り出すというタイムラグの必要な「王の財宝」よりも早く剣を用意でき、常に先手を取ることができるなどのアドバンテージがあるためである。 本編や劇場版第1作及びテレビアニメ第2作では「無限の剣製」展開後は技量の複製ゆえに剣技についてゆけず、自身の宝具を破壊もしくは相殺され、放とうとする宝具もこちらよりも先に追撃され、自由に宝具を出せずに防戦一方の戦いに追い詰められていき、自身の敗北を認めている。 ただし「乖離剣・エア」については「無限の剣製」をもってしても複製することができず、対界宝具である「天地乖離す開闢の星」の一撃は固有結界を破壊できるため、本編で士郎はこれを非常に危険視して決して抜かせていない。 前回の「この世全ての悪(アンリマユ)」の泥を飲み干したのに対し、"Heaven's Feel"シナリオで桜の影に呆気なく飲まれるが、それは本体から切り離された泥と本体につながった影の威力の差によるものである。 それでも彼の強靱な魂を汚すことはできず、黒化できないどころか逆に影を飲み込もうとしたほどである。 前回の聖杯戦争からの10年間、何も問題を起こさなかったのは、ある宝具で性格と姿を変えて過ごしていたからである。 その詳細は『』を参照。 なお、シルエットモデルはのゲーム『』の主人公ギルガメスであり、所有している財宝の入手経路にも同作のパロディが盛り込まれている。 真アサシン(しんアサシン) 声 -• 直接的な戦闘能力ではほかのサーヴァントに劣る分、暗殺者としての特殊能力を駆使して戦う。 作中では単に「アサシン」と呼ばれ、「真アサシン」という名称はシーンタイトルなどで用いられている。 真名は。 山の翁、アサシンという言葉の語源となった人物 である。 ただし、この「ハサン・サッバーハ」とは特定の個人ではなく、その名を継いだ歴代の山の王たちから成る英霊候補の亡霊の群れを指しており、本来なら毎回の聖杯戦争においてアサシンのサーヴァントには、19人いる「ハサン・サッバーハ」のうちの一人が召喚される。 歴代のハサンたちにはそれぞれ通称が存在するが『』において明らかにされたこのハサンの通称は「呪腕のハサン」。 "Heaven's Feel"シナリオ開始後まもなく、間桐臓硯により、アサシンとして現界していた佐々木小次郎の肉体を利用して召喚された。 召喚当初は知性も低くたどたどしい口調だが、ランサーを破ってその心臓を取り込んだことで知性と能力が大幅に強化された。 心臓からランサーの人格の影響を受けており、認めた主に対しては厚い忠誠心を見せる。 劇場版では侵入に気付いた葛木を戦闘不能にした後、まだ契約状態にあったキャスターと対峙するが葛木を人質に契約を解除させた後で二人を始末している。 戦闘力は強化されてもほかのサーヴァントに比べれば劣るのは変わらず、愛用する「ダーク」という投擲用の短剣を使った付かず離れずの戦法を取る。 宝具は相手の本物の心臓と共鳴する偽りの心臓を作り、それを握りつぶすことで相手を呪い殺す右腕「 妄想心音()」。 桜の影の存在によって、セイバーとバーサーカーすら敗れている。 アヴェンジャー( Avenger) 復讐者のサーヴァント。 第三次聖杯戦争の折、勝利に固執したアインツベルンがルールを破りエクストラクラスで召喚した、喚んではいけなかった「反英霊 」。 真名は この世全ての悪()ではあるが、アサシンと同じく作中世界において創作された悪魔であり、その正体はを信じる古代のある村で、「この世全ての悪性をもたらしている悪魔を仕立て上げることで、人間全体の善性の証明とする」という身勝手な願いのために、この世全ての悪を体現する悪魔「アンリマユ」の名と役割を強制的に背負わされ、人々に心から呪われ蔑まれ疎まれ続ける中で「そういうもの」になってしまった、ただの人間である。 どのルートにおいても性質はサーヴァントと同じであるものの、殺すという目的と生まれ出たいという意志以外持たない出来損ないのサーヴァントであり、同じサーヴァントを核に出来ないことを分からずギルガメッシュを取り込もうとするなど、知性は皆無。 『』も参照のこと。 聖杯戦争に参戦したマスター イリヤスフィール・フォン・アインツベルン( Illyasviel von Einzbern) 声 -• 「雪の妖精」を思わせる小柄な少女。 愛称は イリヤ。 聖杯戦争のためだけに育てられた、マスターとして最強の存在。 基本的には素直で無邪気、天真爛漫な性格だが一般的な常識や倫理観が乏しく、特に殺人に抵抗がない(ただしあくまで敵として認識した相手に対してであり、無関係な民間人を手にかけるほど残忍ではない)。 夜に出会えば危険極まりないマスターであるが、昼の商店街に現れたときは人との触れ合い方を知らない臆病な面も見せている。 魔術師としては余り洗練されていないが、肉体が魔術回路そのものであり特別製の令呪仕様のため、最高のマスター適正と魔力を持つ。 士郎を「お兄ちゃん」と呼んで慕い、戦争開始直後より執着する。 バーサーカーは最強の従者であると共に、冬の城で孤立したイリヤにとっての父親のような存在でもあり、普通のサーヴァントとは一線を画す絆がある。 普段の立ち居振る舞いは幼いが、魔術師・貴族の姫として威厳のある一面もあり、「妹」ではなく「姉」としての顔を垣間見せる時もあるなど、様々な側面を併せ持つ。 本来は専用ルートがあったが、時間の都合でカットされたという経緯がある。 バッドエンド後のお助けコーナー「タイガー道場」の弟子一号「ロリブルマ」としても登場する。 衛宮切嗣とアインツベルンのアイリスフィールとの間に生まれた実娘で、実年齢は18歳であり、士郎にとっては非血縁の姉にあたる。 母のアイリスフィールはアインツベルンの錬金術が生み出したであり、彼女もまた母の胎内にいる時からアインツベルンより様々な魔術的調整を施されており、その影響で肉体の成長が二次成長で止まっている。 切嗣は第四次聖杯戦争終了後に何度かイリヤに会いに行こうとしたが、アインツベルンの結界に阻まれて会えなかったにもかかわらず、の偏った入れ知恵により、切嗣が自分と母を捨て最後の最後でアインツベルンを裏切ったと吹き込まれたことで切嗣を憎んでいるが、故人と知った時に悲しむなど内心複雑な模様である。 士郎のことは最後の家族としても見ており、彼を失い再び孤独になることを何よりも恐れている。 士郎を直接手に掛けないのは、自分自身で最後の家族を消すのが怖いためである。 今回の聖杯戦争の聖杯であり、同じく聖杯である桜をどことなく苦手としている。 アインツベルンから失われた第三魔法「魂の物質化」、"天の杯(ヘブンズフィール)"に至るための器(願望機)の身体(正確には心臓部分)でもあり、魂を取り込むことで魔術は理論を省略して「結果」のみを現出でき、それがイリヤの魔力で叶うことならば、イリヤ自身はそのために必要な魔術理論を知らなくとも行使できる。 テレビアニメ第2作では両親が冬木へ向かった後の過去やバーサーカーとの信頼の確立の過程が詳しく描写され、切嗣の帰りを待ち続けながらも母の殻を被った聖杯の泥から切嗣によって聖杯が破壊されたことを知らされ、更にユーブスタクハイトに吹き込まれた話を信じて切嗣への憎悪を募らせる。 その後は器とマスター、両方のための調整に苦しむ中でこれまで破棄されたホムンクルス達からアインツベルンの妄執とも言うべき悲願と自分が負けたらユーブスタクハイトが研鑽を打ち切るという結末を聞かされ、自分というものが無いホムンクルスとしての出自や多くのホムンクルスを捨ててきたアインツベルンとユーブスタクハイトにも憎悪を向ける片鱗を見せた。 アインツベルンの妄執を知ってからはセラとリーゼリットにも気を許さず、当初はバーサーカーも只の道具としか見なしていなかったが、かつての母と同じく、ユーブスタクハイトによって狼と怨霊のいる吹雪の森に放り込まれ、狼に襲われたところをバーサーカーに救われてからは「世界で誰よりも一番強い」と絶対的な信頼を寄せる。 間桐慎二(まとう しんじ) 声 - (幼少期 - )• 士郎とは同級生で、中学からの数年来の友人。 一見秩序と公平を重んじる優等生であり、女生徒にも優しいので人気があるが、実際にはプライドが高く他人をすぐに見下す悪癖があり、口も悪い。 士郎のことも何かと馬鹿にし、時には便利屋同然に扱うも、家に士郎を頻繁に招くなど彼なりの一本筋や友情を持っている。 士郎は慎二の性格をそれなりに理解しており、交友関係が今に至るも続いているのは彼が「歪んではいても腐ってはいない」ためらしい。 後輩部員をイジメで退部させるなどの問題を起こしているため、部長の美綴には悩みの種の一つである。 漫画版の番外編では、士郎にこっそりと協力する形で、桜をいじめていた先代の弓道部主将を、取巻きを脅迫して懐柔するなどして追い込んでいる。 桜から偽臣の書(本の形をした仮の令呪)によってライダーへの命令権を借り受け、ライダーの仮マスターとして聖杯戦争に参加した。 間桐の家は数代前に魔術師として枯れており、彼自身に魔術回路はないので、ライダーに命じて学校に結界を張らせ、無差別に生徒や教師から生命力を奪おうと画策する。 偽臣の書で借りた桜の影を魔術として行使するが、威力は弱い。 士郎や凛などの聖杯戦争参加者と比較すると実力や思慮深さは明らかに劣っていて、無茶な命令を令呪で強制してライダーを消滅させかけたりするほか、窮地に陥ると戦意喪失するなど、臆病な面も見受けられる。 UBWルートでは、自身の脱落をライダーのせいにして、自分の非を全く認めない点を綺礼から内心呆れられ、更にセラからも小物扱いされている。 もっとも、乗せやすい性格であったために綺礼からはギルガメッシュの上辺だけのマスターとして良いように扱われ、最終的には凛の代わりにイリヤの心臓を植え付けられて聖杯の器になる。 その結果、「出来損ないの核による出来損ないのサーヴァント」が顕現する。 テレビアニメ第1作ではセイバールート同様にバーサーカーに殺害されたが、漫画版では生存する。 士郎と出会った頃は歪んでおらず、魔術回路を持たずとも由緒正しい魔術師の家系に生まれ、魔術に関する知識を持っていることを誇りにしており、義理の妹となった桜のことも気にかけていた。 しかし、養子に来た桜こそが次期後継者だと数年前に知ってしまい、彼にない魔術素養を全て持っていたことと、彼が桜に向けていた憐みは実際は桜から向けられていたと思い込んで以降、強い劣等感や強迫観念を抱きながら歪んでいき、桜に虐待を行うようになった。 言峰綺礼(ことみね きれい) 声 -• 今回の聖杯戦争の監督役を務め、神秘の隠匿や退場者の保護などを行い聖杯戦争を円滑に進める役目を持つ。 聖堂教会の人間でありながら魔術師でもあり、凛の兄弟子かつ第2の師にしてその後見人である。 不遜かつ余裕ぶった態度で、他人の心の傷を炙り出し、いたぶることを好む。 心霊医術との達人であり、以前は代行者 として活動していた。 ゆえに代行者を象徴する概念武装、「黒鍵」と呼ばれる魔力で編まれたレイピア状の退魔の投擲剣を愛用する。 近所の中華料理店「紅洲宴歳館・泰山」の激辛が好物である。 教会の思惑を受けて10年前の第四次聖杯戦争に参加しており、その最中に監督役の父から保有していた預託令呪と監督役を受け継いだ後、自らの師であり共闘関係にあった凛の父・遠坂時臣を裏切って殺害している。 衛宮切嗣と最後まで争い、彼に心臓を撃たれるも、契約していたサーヴァントを通して流れ込んだ聖杯の中身を心臓代わりに蘇生した。 当時の出来事に関しては『』を参照のこと。 かつては欠陥者でありながら道徳を信じ、善であることが正しいとする良識を持っていたため、常識から外れた自分を正し、人並みの幸福を得ようとひたすら苦行や試みを繰り返していたが結局どうあっても正すことはできず、主の教えに決別した時に悪しか愛せない自身を受け入れ、悪を行うことで快楽を求めながら、同時に悪である自身が生まれた理由を探すようになる。 表向きは真っ当な監督役を装っているが、前回の聖杯戦争でサーヴァントとなった ギルガメッシュを今も現界させており、今回の聖杯戦争ではランサーのマスターは知人であり魔術協会所属の魔術師バゼット・フラガ・マクレミッツ(を参照)と知り、魔術協会に聖杯の真実を知られるのが厄介という理由で騙し討ちによって令呪を奪い、2体のサーヴァントを使役して暗躍する。 彼自身は聖杯にかけるべき願いを特に持ち合わせていないので、自分の嗜好にあった願望者が聖杯を使うことを望んでいるが、悪として生まれついた自身と「 この世全ての悪(アンリマユ)」とを重ねて見ており、"Heaven's Feel"シナリオにおいては、自身や聖杯では出せない「答え」を「この世全ての悪」が出すことを願ってその誕生を見届けようとする。 アーチャーとは違った方向から衛宮士郎の歪みを暴く人物である。 劇場版アニメHFの放送後には、奈須きのこは彼の歪みに「他人が堕落したり、足踏み外したりするところを見たいと思っているわけではなくて、それでしか生の実感ができない人。 基本的には、正しい修行をしてまともな道徳観念や精神性を持ち合わせている聖人たが、彼の最大の傷は、世界が苦しまないと自分の実感が持てないことなんです。 それに関しては、衛宮士郎も同じで。 」と述べられている。 次回の聖杯の体現により絶命する。 その状態は"Heaven's Feel"のラストで現れ、『hollow ataraxia』でどんなことをしても逃れられない絶対の事柄だと語られている。 詳しくは『』を参照。 生徒会顧問。 実直、寡黙な人物で生徒からの評判は悪くない。 柳洞寺に居候している。 キャスターのマスター。 魔術師ではなく、聖杯戦争に関係のない人間だったが、柳洞寺の前で行き倒れていたキャスターを助け、突飛な彼女の話を信じて自ら依り代を引き受け、それ以降は彼女に頼まれるままに力を貸すことになった。 ただし彼は魔術回路を持たないために令呪は授かっておらず、正規のマスターというわけではない。 余りに現実離れした話をする血塗れの女を助け、それを信じた上に自らマスターとなったその寡黙且つ誠実な有り様は、故郷へ帰ることを望むキャスターに「かつて得られなかった女としての幸せ」を思い出させた。 親はなく、とある暗殺集団にただ一度の暗殺だけのための凶器として育てられた。 暗殺達成後は即自決するよう命じられていたがそれをせず、冬木市に流れてきたところを柳洞寺の住職に気に入られそこに居候し、暗殺のために与えられた教職という地位を利用して普通の生活を送っていた。 しかし、訓練により「感動する心」はなくなっている。 特殊な軌道を描き幻惑する奇襲必殺の暗殺術・"蛇"の達人で、キャスターに魔術で拳を「強化」して神秘を付与してもらうことにより、サーヴァントであっても彼の技を初見する相手であれば互角以上に戦うことができる。 ライダーのように個人の戦闘力が優れていない相手ならば殺すことも可能で、UBWルートではライダーをそれによって抹殺し、初見のセイバーすら戦闘不能にしている。 ただし、あくまで通用するのは初見の相手に限られ、2度目以降は相手が達人クラスであれば容易に見切られてしまう。 彼の背景や能力は、『』と本作が同一世界であることを示す演出の一つである。 また、魔術回路こそ持たないが、彼の呼吸自体が魔術回路の役割を果たす特殊な呼吸法であり、外界と内界を接続して「オド(小源)」を生み出している。 この呼吸法を後天的に身に付ける場合、通常ならば一生をかけて習得する必要がある。 このことからも彼の生まれの特殊性が伺える。 只成り行きでマスターとなった身でありながらも、キャスターのことを真摯に案じ、故郷へ帰りたがっている彼女の心情を察すると共に、テレビアニメ第2作ではキャスターの願いや互いのあり方などについて問われたことでアーチャーに語っている。 衛宮切嗣(えみや きりつぐ) 声 -• 衛宮士郎の養父で、士郎は彼の雰囲気から「じいさん」と呼んでいる。 大河とも親しかった。 10年前に士郎を災害から救い、身寄りのない彼を養子に迎えた。 その際に自分を魔法使いと名乗っている。 実際に魔術師であり、士郎に魔術の知識を与えた。 『』で士郎を救出した際の「助ける事が出来た」と言う彼の安堵の表情は、士郎曰く「まるで救われたのは自分の方だ」というもので、その後の「正義の味方」についての士郎との会話などから、士郎に「自分が正義の味方になる」と決意させることとなる。 往時には名高い「魔術師殺し」で、機械文明を嫌う傾向のある魔術師としては珍しく、銃器を好んで自らの魔術礼装 とし、「 固有時制御(タイムアルター)」という自らの肉体に流れる時間の速さを外界のそれと切り離して制御する特殊な魔術を駆使した殺し屋であり、己の正義のためには手段を選ばない「」的存在だった。 士郎は知らなかったが、10年前の聖杯戦争に参加した魔術師の一人である。 アインツベルンに雇われる形でマスターとなり、セイバーのサーヴァントとしてアルトリアを召喚した。 最終的に勝者となったが、聖杯の危険性に気付き、セイバーに令呪で命じて強制的に聖杯を破壊させた。 セイバー召喚の際に使用した「 全て遠き理想郷(アヴァロン)」を、火事で瀕死の重傷を負った士郎を救うために彼の体内へ埋め込んでいる。 聖杯から溢れた泥を直接身に浴びたことで「 この世全ての悪(アンリマユ)」に肉体を蝕まれ、5年後(本作開始の5年前)に士郎に看取られながら他界する。 詳細と活躍については『』を参照。 元々一般人である士郎に魔術を受け継がせる気などなく、せがまれて仕方なく教えたが「いつでも辞めていい」と言うなど、本気では指導していない。 また、士郎の魔術自体もいびつで彼には把握できず、単純にセオリーに基づいただけの投影を無駄と評し、強化の魔術を習得する方を勧めた。 ある程度の期間魔術を教えたにもかかわらず、一番の基本かつ肝心な部分で命の危険を伴う魔術回路については造ることしか教えていないのがなぜなのかは、本編では語られていないが、士郎に魔術を教えると決める前に大河と剣道を例え話にして問答したことがあり、その際大河から「わざと出鱈目を教えて、役に立たないから辞めたいと思うように仕向ける。 それでも気づかずに続けるならその態度は立派で、その努力は最終的に剣道とは違う道に昇華するだろう」とアドバイスされており、その一環としてなのかもしれないとされている。 ほかにも、武術の真似事などを教えている。 遠坂時臣(とおさか ときおみ) 声 - (テレビアニメ第1作)• 遠坂凛の父。 前回の聖杯戦争で凛に家のことを任せて戦いへ赴き、そのまま帰らぬ人となった。 凛はもちろん、言峰綺礼にとっても魔術の師匠である。 凛の召喚の不備の原因である家中の時計が1時間早まってしまった現象は時臣の仕業で、「この程度の身近な狂いに気が付かないようなら聖杯戦争に参加するのはまだ早い」という趣向らしい。 10年前の聖杯戦争における本来のアーチャー(ギルガメッシュ)のマスターであり、実は弟子であった綺礼の騙し討ちに遭って殺害された。 間桐臓硯(まとう ぞうけん) 声 -• 本名はマキリ・ゾォルケン。 500年の時を生き、現在まで永らえてきたマキリ初代当主である。 日本に根を下ろして以来、表の姓として名前のマキリを日本語に置き換えて間桐として名乗るようになる。 蟲を操る大妖術師で、元の肉体はとうに捨てており、仮初の不死を実現するため、人の肉を喰らわせた蟲たちで自分の体を形成している。 本体である魂を宿らせた蟲を桜の心臓に寄生させているために、例え胴体を真っ二つにされても肉さえ確保できれば再生できる怪物であり、言峰からもその点を「妖怪」と称される。 蟲による陵辱によって桜の肉体を作り替え、さらには聖杯に仕立て上げた張本人である。 冬木聖杯戦争を創始した当事者の一人で、英霊を使い魔にするサーヴァントシステムや令呪の考案者でもあった。 元々はこの世の悪を根絶するために第三魔法を再現しようとし、魂の物質化による真の不老不死を求めた。 しかし永い時の中で魂は劣化し、想いは腐敗して、ただの外道にして前述のような化け物に成り果ててしまう。 好々爺めいた言動もほとんど表面だけで、血縁者含む他人の命を平然と自身の目的のために利用する悪辣な男である。 同じ魔術師でもある士郎と凛にも嫌悪感を持たれ、さらに後述にある英霊への冒涜がセイバーの怒りを買うと共に、過去の経験に基づいたアーチャーも「妖物」と称して念入りに息の根を止めようとしている。 彼自身は今回の聖杯戦争は見送り、桜の子か孫の代で黒聖杯を完成させ、次回で勝負する考えであったが故に傍観者に徹し、"Heaven's Feel"シナリオ以外では表に出ることがないが、このシナリオでは黒聖杯の完成の兆しが現れたために好機とし、自らアサシンのサーヴァントを召喚して使役・暗躍する。 このアサシンは上述の真アサシン(ハサン・サッバーハ)であるが、既にキャスターによって召喚された山門のアサシンを媒介とした、ルール違反にルール違反を重ねた非正規の召喚であるため、令呪は備わっていない。 他にもサーヴァントシステムの考案者というだけあり、セイバーに倒されたキャスターの亡骸を能力をそのままにして利用するなどシステムの応用の技術は随一である。 桜の命(心臓)を自分が握っているという自信から、彼女を利用して力を得ようと企む。 出会った当時の言峰には頭を黒鍵で吹き飛ばされているが、前述した通り身体が蟲で構成されているために効果はない。 アトラム・ガリアスタ 声 - キャスターの召喚者にして、最初のマスター。 年齢30代ほどの男性。 生前の夫であるイアソンに似ているという容姿と人格がキャスターから嫌悪され、加えてキャスターの魔術師としての技量への劣等感から彼女と対立し、結果としてキャスターに殺害された。 本編ではわずかに語られるのみだが、テレビアニメ第2作において初めて名前と、以下のキャラクター像が設定された。 魔術協会から派遣された魔術師。 生贄を用いて魔力を生成するという魔術を得意とする金髪に褐色肌の中東系の青年で、かなりの資産家でもあり、魔術に文明機器を利用する。 冬木においては高層ビルに工房を築き、常に多数の女魔術師を愛人としてそばに置いて、外部から持ち込んだ数十体の生贄用の少女と、複数の助手を率いて参戦した。 自らの魔力結晶生成術に自信を持っており、それに裏打ちされたやや尊大な性格をしている。 しかし太古の魔術を操るキャスターはそれを更に効率的な形で軽々とこなしてしまい、その劣等感からキャスターを切り捨てて新規にサーヴァントと契約し直そうと画策するが、キャスターには既に愛想をつかされており、あらかじめ宝具によって契約を断たれて令呪を無効化され、自らの工房で焼殺された。 自らもキャスターを裏切ったにも拘わらず、死の間際に彼女を「裏切りの魔女」と蔑むなど、最期まで典型的な魔術師であった。 メディアの逸話を「恋敵を城ごと焼き殺した」と読んでいた。 またキャスターには竜を召喚する宝具を期待していたが、彼女自身にはそういった逸話も竜の召喚と制御の知識も無いために「外れサーヴァント」と罵倒していた。 キャスターに竜召喚を期待していた件以外にもマナの生成で「ほかのマスターを圧倒する準備がある」と確信していたが、それ故にキャスターからは「始める前から結果を出そうとした」と死の間際に侮蔑された。 本作に繋がる世界軸の物語である『ロード・エルメロイII世の事件簿』にも登場し、作中人物に感心されるほどには魔術による戦闘力の良さが描かれており、ロード・エルメロイII世が参加を希望し、のちに辞退した第5次聖杯戦争の魔術協会からの参加枠を争っている。 一般人 藤村大河(ふじむら たいが) 声 -• 士郎からは「藤ねえ」と呼ばれている。 祖父・藤村雷画(ふじむら らいが)は「藤村組」という極道を仕切る、街の有力者。 その祖父に衛宮家と古くからの縁があり、士郎の養子縁組や遺産相続も取り仕切った関係であることから、士郎とはプライベートでは幼馴染・姉貴分という間柄で、一人暮らしする士郎をいつも気遣っている。 士郎を取られまいとセイバーに竹刀で挑み、当然のように返り討ちに遭った際には大げさに落ち込んだほどである。 士郎も、彼女をかけがえのない家族と認めている。 衛宮親子とは10年前に屋敷を藤村組から購入した縁で知り合い、切嗣に一目惚れした。 その後、道場もあるからと頻繁に通い、当時泣き虫だった士郎を良く思わず、切嗣を取り合っては対立していたが、後に和解して現在は保護者と称し、士郎や桜の作る料理を目当てに衛宮家に入り浸っている。 若くして剣道五段という相当な腕前で「冬木の虎」の異名を持ち、学校でのあだ名は「タイガー」。 本人はこのあだ名で呼ばれると激しく怒る一方で、虎のストラップを愛用の「虎竹刀」に付けていたりする。 虎は「深く憎み、そして深く愛している」存在であり、その定義は「ヒゲが生えていること」らしい。 バッドエンド後のお助けコーナー「タイガー道場」の主としても登場するギャグ担当(自身こそ真の正統派ヒロインだと主張している)。 本編でもシリアスな展開に絡むことはほとんどない。 公式設定では女性キャラで唯一スリーサイズの数値は不明。 美綴綾子(みつづり あやこ) 声 -• サバサバした性格の美少女で、をはじめとして数々の武道の達人。 「美人は武道をしていなければならない」が信条。 遠坂凛の数少ない友達(「殺すか殺さないかの関係」らしい)であり、士郎の友人でもある。 ストーリー開始以前から主要登場人物全員と付き合いがあった珍しい人物。 弓道部を辞めた士郎を部に戻そうと声をかけている。 副部長である慎二の後輩イジメを苦々しく思っている。 ルート次第では慎二の策略でライダーに吸血目的で襲われ、病院送りとなってしまう。 柳洞一成(りゅうどう いっせい) 声 -• 士郎の友人でもある。 実直で真面目な好青年。 また、柳洞寺の跡取息子でもある。 遠坂凛の本質を見抜くなど鋭い洞察力を持ち、独特の言葉遣いを持つ個性的なキャラクター。 柳洞寺に拠点を置くキャスターによって、住人は自分のことを探る人間を殺すように魔術をかけられている。 その一人である一成も、士郎がキャスターのことを問いただした際にスイッチが入り、彼を殺害している。 氷室鐘(ひむろ かね) 声 -• 冷静沈着な性格でメガネ美人。 陸上部に所属している(専門は)が、本人は絵画が趣味。 蒔寺楓(まきでら かえで) 声 -• 褐色肌で和服の似合う日本美人。 凛とはいわゆる悪友で、凛が地を出しているのは美綴と蒔寺くらいらしい。 大雑把な性格だが、趣味は風鈴集めと至って和風趣味。 よく凛と骨董めぐりなどをしているらしい。 三枝由紀香(さえぐさ ゆきか) 声 -• いつも友人の蒔寺楓や氷室鐘と一緒に行動している。 凛に憧れに近い感情を持っており、手作りの弁当を引っさげて一緒に昼食をとろうと誘っているが、その天然で和やかな性格から、猫を被っている凛には警戒されている。 本来は料理が好きだったのだが、蒔寺に誘われて陸上部のマネージャーをやっている。 本人は至って運動音痴。 テレビの影響を受けやすく、最近は時代劇にはまっているために侍口調で話している。 ややお調子者の一面を持ち合わせており、担任の大河に「タイガー」と呼んで叱られたりしている。 テレビアニメ第1作では『』で公開された設定画を基に設定されていたが、テレビアニメ第2作では変更され新規デザインになっている。 蛍塚音子(ほたるづか おとこ) 声 - 士郎のバイト先である新都の居酒屋コペンハーゲンの一人娘。 士郎のことは「エミヤん」と呼んでおり、大河とも高校生の時からの付き合いだが、士郎は長くそうだとは知らなかった。 藤村雷画(ふじむら らいが) 大河の祖父。 深山町一帯に顔を利かせる富豪の長。 切嗣とは衛宮邸を購入した時からの付き合いで、養父を失った士郎の後見人としてしばしば面倒を見ていたらしい。 邸宅には複数の強面の男たちがいる。 "Fate"ルートで最終的にイリヤを引き取り、イリヤを猫かわいがりしているらしい。 魃(ばつ) 声 - マウント深山商店街の中華飯店・泰山の女性店長。 非常に小柄な体格の中国人。 口癖は「- アル」。 非常に辛い麻婆豆腐を出す。 その他の登場人物 リーゼリット( Leysritt) 声 -• アインツベルン製のホムンクルス。 通称・リズ。 やや感情に欠けた話し方をするが、どこか無邪気な性格をしている。 聖杯戦争に当たってはイリヤやバーサーカー、セラとともに来日し、アインツベルン城で暮らしている。 イリヤに対しては友達のような接し方をしているが、イリヤは別に気にしてはいないようである。 セラと違い、アインツベルンに伝わる魔術兵装「天のドレス」をイリヤに着せるためのホムンクルスである。 セラ( Sella) 声 -• アインツベルン製のホムンクルス。 生真面目な性格で表情を崩すことはない。 イリヤが淑女であらんと努めており、ややくだけた感じのリズに関してはいつも小言を言っている。 一方で甘いもの(特に安物)が好きで、リズに深山町まで買いに行かせたりしている。 後にロンドンに渡った遠坂凛の時計塔でのライバルにして、士郎がアルバイトで執事を務めることになるフィンランド出身の名門魔術師。 お嬢様口調で強気な性格。 士郎のことを「シェロ」と呼び好意を持っている。 結局は凛と似通った性格だったために、事あるごとに凛と衝突しており、大乱闘に発展したこともある。 テレビアニメ第2作ではエピローグで登場し、士郎との出会いはお互い道に迷っていた時だということが判明した。 また凛とは、2008年のエイプリルフールネタを彷彿とさせる格闘技戦を繰り広げた。 ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン( Justeaze Lizrich von Einzbern) 200年前、遠坂・マキリと協力して第三魔法の成就を達成させようと聖杯降霊を行ったアインツベルンの当主。 通称・冬の聖女。 柳洞寺地下に置かれる大聖杯の基礎となった魔術回路はユスティーツァ自身であり、アインツベルンは第四次聖杯戦争以降、ユスティーツァと同型のホムンクルスを聖杯として冬木に送り込んだ。 万華鏡(カレイドスコープ)の二つ名を持ち、宝石のゼルレッチとも呼ばれる5人の魔法使いのうちの一人で第二魔法「平行世界の運営」の使い手。 また、遠坂永人の師匠であった関係から、その系統を受け継ぐ凛からは大師父と呼ばれている。 ただし師匠と言っても、単に旅先で出会って宿代の代わりに魔術の筋を見た程度で、指導まではしていない。 また凡人だが善人だから悪用しないし、ましてや絶対に作れないが目標として宝石剣の設計図を託している。 200年前のアインツベルン・遠坂・マキリによる聖杯降霊の儀式にも立ち会っている。 とあるルートでは聖杯戦争後の騒動に沸き立つ魔術協会に現れる。 弟子はほぼ確実に廃人になると言われているが、あくまで魔法使いであって魔術に関しては問題なく指導できる。 遠坂永人(とおさか ながと) 200年前、アインツベルン・マキリと協力して聖杯降霊を図った遠坂家当主。 ゼルレッチの弟子の家系であり、聖堂協会にもある程度顔がきく。 自身は武術の粋である無の境地を利用して根源への到達を考えていた。 そのためか魔術の才能は娘に劣っていたらしい。 ディーロ 第五次聖杯戦争終了後、死亡した言峰綺礼の後任として暫定的に聖堂教会から派遣されてきた司教。 温厚な性格の中高年の男性らしい。 聖杯戦争後の混乱の収集などに従事した。 クラウディア "Heaven's Feel"の回想にのみ登場する言峰綺礼の亡妻と『』の登場人物で、カレン・オルテンシアの母。 元よりアルビノで、免疫機能が欠如した女性で、15年前に言峰は異端審問のおりに彼女を娶ったため、神学校を自己退職し、正式な司祭職への道を断念する、言峰とは結婚生活2年目にして死別した。 『』では言峰の本性に気付かないままの病死であったが、『stay night』ではその内面の歪みを理解した上で、他人の苦しみで喜ぶ男ではないと考え、彼にも"人を愛せる心を持つ人"が存在することを証明する目的で自殺に至った。 結局、言峰は彼女の死に意味を感じることこそできなかったものの、無価値なものにはしたくないという感情を抱かせ、自身の自害を思い止まらせた。 ロード・エルメロイII世 声 - 魔術教会に所属する魔術師にして、時計塔の講師。 魔術師として優れているわけではないが、指導者としては屈指の実力者で様々な異名を持つ。 時計塔時代の遠坂凛の後見人であり、後に共に大聖杯を解体することになる。 本名は ウェイバー・ベルベットで、かつて第四次聖杯戦争に参加したマスターであり、現状冬木の聖杯戦争に参戦したことのあるマスターのなかで、健康体を保って生存している唯一の人物である。 詳細と活躍については『』を参照。 初登場は外伝・関連作品であり、本編においてはテレビアニメ第2作のエピローグにて初めて登場した。 同じく聖杯戦争を生き残った衛宮士郎とすれ違った際に「何のために時計塔へ来たのか?」と訪ね、士郎の「正義の味方になるため」の答えを馬鹿にせず納得する。 アーサー王(セイバー)の時代において類稀な預言者として王宮の顧問役を務めており、ウーサー王と結託してアルトリアを生み出した。 幼いアルトリアの未来を予見し、アルトリアが王の選定の剣カリバーンを引き抜こうとする時に警告を与えた。 セイバーはその飄々とした性格を苦手にしていたが、実際のところは神秘側の存在であるがため、表面こそ人間のようでありながら内面ではそれらしい感情に欠けている。 という使い魔を持っているほか、最高位の魔術師である証の「千里眼」によってあらゆる現在を見通すことができる。 小説「Garden of Avalon」では語り手として登場。 神秘の途絶えたブリテン島において、現代より未来永劫もアヴァロンに幽閉される生活を送っていることが明かされた。 『』においても登場。 こちらでは主人公たちの協力者として、異例なまでの本格的な干渉に踏み切っている。 アーサー王(セイバー)の子。 円卓の騎士の一人。 兜で素顔を隠しており、セイバーが自身に王位を譲らなかったことなどを理由に叛旗を翻す。 セイバーに討たれるも、彼女の死の遠因を作った。 テレビアニメ第1作が初出でこの時点での表記は「モードレット」。 TYPE-MOONによる同人誌『Character material』内の解説によれば、その正体はモードレッドの母「モルガン」(セイバーの姉)がセイバーから作ったクローン(ホムンクルス)で、その出生はセイバーを擬似的に男性に変え、魔術で幻惑して採取した精子を自らの子宮で育てた。 そのため、セイバーの子供というのはあながち間違いではない。 ホムンクルスであるために成長速度が人間より早く、短命であった。 王位を狙うために父親のことを隠してセイバーの下へ送るも、彼女への憧れにより反逆心を抱こうとせず、真っ当な騎士を目指す。 その態度に業を煮やしたモルガンは、セイバーとの不貞の子であることを暴露する。 それでも父親がセイバーだという事実に歓喜してセイバーに詰め寄るが、彼女に拒絶されたため、その愛情は憎悪へと変わり叛旗を翻すことになる。 ただし、最後まで本心では息子と呼んでほしかったことに変わりはなかった。 素顔を隠すのはモルガンの言いつけであり、その素顔はセイバーとうり二つであるが、髪の毛の色は灰色がかった特殊な色合いをしている。 関連作品である『』に登場しており、Fateルート本編では「男」と表記されていたがこの作品からは女性という設定になっている(詳細は)。 円卓の騎士の一人。 王の命で、彼女に代わってエクスカリバーを湖の精に返還し、彼女の最期を看取った。 また、最後まで王が女性とは知らないままだった。 声 - 円卓の騎士の一人。 騎士エクターの子であり、エクターの養子であったアルトリアは義妹に相当した。 寝食を共にしていたため、父とともにアルトリアの性別を知る唯一の円卓の騎士であり、アルトリアは当初、彼の騎士見習いという立場であるとともに、最古参の騎士の一人でもあった。 騎士としての実力はアルトリアなどに及ばなかったが、巧みな弁舌と政務能力で王を補佐し、カムランの丘の戦いまで王に従い続けた。 性格は現実主義かつひねくれ者で、口論ではアルトリアが敗北を認めている。 声 - 円卓の騎士の一人。 「太陽の騎士」の異名を持ち、エクスカリバーと対になる聖剣「ガラティーン」を所持する。 アルトリアに対する心服は深く、同行したヴォーティガーンとの決戦の際には、その実力を改めて実感させられる。 サーヴァント・セイバーとしてのガウェインは「」を参照。 声 - 円卓の騎士の一人。 元はフランスの領主であったが、アーサー王の噂を聞きつけてブリテンに渡る。 眼前でその威容と邂逅してからは客将としてブリテンに留まり、円卓に加盟した後は最優の騎士と呼ばれるほどの高い評価を得た。 円卓に不穏な空気が流れ始めると、ギネヴィアとともに王をいたわるが、後に情を通じてしまったことが露見して円卓を追われることになる。 外様ゆえにブリテンの騎士たちの個人より国を優先する感情に違和を抱いているほか、アルトリアの気高すぎる理想に人ならざるものを感じていた。 バーサーカーとしてのランスロットは「」を参照。 声 - ケイの父親にして、アルトリアの養父。 円卓の騎士の一人であるとは同名の別人。 マーリンによって5歳のアルトリアを預けられ、ケイの弟分の見習い騎士として厳しく指導した。 騎士の理想の姿をアルトリアに教育しており、彼女の持つ国の理想像を育んだ。 円卓の騎士の一人。 大陸の王侯・リヴァラン王の息子にして、アルトリアからの信認厚い騎士の一人。 「悲しみの子」の異名を持つ。 美貌で知られて女癖が悪いが、アルトリアからは「感性が人より詩的にすぎるため」と解釈されている。 円卓一の弓の名手だが、使う弓は特殊な物であるらしい。 「王は人の気持ちが分からない」と言って円卓を去った騎士でもある。 弓で打ち出すのが矢ではなく音の刃と判明した。 円卓の騎士の一人。 アルトリアの姉であるモルガンの子で、アルトリアの甥にあたる。 「傷知らずのアグラヴェイン」との異名を持つ。 寡黙な性格でマーリンからは「陰気で亡霊みたい」と称される。 感情を表に出さない冷徹な性格はほかの騎士から多少疎まれているが、自身に不純な点がないために一目を置かれている。 実はモルガンの影響力を濃く受けており、その刺客として、ランスロットの不義をモードレッドとともに暴き出した。 ウーサー王の娘にして、アルトリアの姉。 アルトリアがウーサーとマーリンによって人工的に神秘を受けつぐ者として生み出されたのに対し、モルガンは生まれた時から神秘を色濃く残していた。 そのため、王位を運命づけられたアルトリアを恨み、息子のアグラヴェインをランスロットへの刺客として送り出したり、魔術を用いてアルトリアと自分の子であるモードレッドを産むなど、アーサーの王国に対して敵対行動をとり続けた。 アーサー王の守護妖精・と対極になる存在とされるが、モルガンも本来は王を守護する妖精の一人であるらしい。 アーサー王の妻。 アルトリアが選定の剣を抜いた時から恋い慕っており、10年後に晴れて結婚することになったが、結婚後にアルトリアから性別の秘密を打ち明けられてしまう。 そのことに苦しみながらもアルトリアに同情した上、国のために不可欠な処置であったと理解していたため、アルトリアに従順な姿勢を貫いた。 だが、知らず堆積していた苦悩を理解したランスロットに惹かれ、国を揺るがすスキャンダルに発展させてしまうことになる。 処刑寸前のところでランスロットに救出され、一度はフランスに渡るが、ランスロットとブリテンの間に和議が結ばれた際にキャメロットへ帰還した。 アルトリアの父にして、ブリテン王の一人。 神秘がかすかに残るブリテンにおけるその末裔。 神秘の断絶を危惧するマーリンと結託し、竜の因子を用いて神秘の化身たるアルトリアを生み出した。 神秘の終焉を図るヴォーティガーンと対立するが、及ばずに敗死した。 声 - 「卑王」の異名を持つ、ブリテンの王の一人。 戦乱のブリテンに、大陸から流入してきたサクソン人を招き入れて統一を目指し、さらなる混乱を生み出した。 城塞都市・ロンディニウムを制圧し、拠点都市やウーサー王をはじめとするブリテン諸侯と激しく敵対した。 ブリテンにまだ辛うじて残っている神秘の時代の終わりを予見し、人間の時代の到来を受け入れようとしていた人物であったが、台頭するアーサー王との決戦に敗れて滅び去った。 その実力はウーサー王を滅ぼし、ガウェインですら戦慄させるほどのものであった。 スタッフ PC版• キャラクターデザイン・原画 -• シナリオ -• プログラム - 清兵衛• スクリプト - つくりものじ• グラフィック - こやまひろかず、BLACK、蒼月誉雄• サウンド - KATE• サポートなど - OKSG• OPアニメーション制作 - PS2版• OPアニメーション制作 - タツノコプロ• プロデューサー - 石川学、高田真宏• 総作画監督 - 武内崇• 作画監督 -• アクション・エフェクト作画監督 -• 美術監督 - 若松栄司• CG監督 - 安藤雄一郎• 撮影監督 - 鈴木清崇• 制作進行 - 佐野正衛• 音響効果 -• デジタル制作 - 畑中宏信 PS Vita版• OPアニメーション制作 -• 制作プロデューサー -• 総作画監督 -• 作画監督 - 菊池隼也•

次の