キャンティ コナン。 コナン|黒の組織メンバー「キャンティ」愛車・声優・登場回・お酒の特徴

コナン|黒の組織メンバー「キャンティ」愛車・声優・登場回・お酒の特徴

キャンティ コナン

〜もくじ〜• キャンティとコルンは付き合っている? 結論からいうと、 2人は付き合っていません。 そのような会話等は、今まで出たことがありません。 つまり、ただの仲間(同僚)だということになりますね。 ではなぜセットでの登場が多いのかというと、 幹部の中でもスナイパーはキャンティとコルンだけだから です。 現在中心となって登場している組織のメンバーは、ジン・ウォッカ・ベルモット・キャンティ・コルン・バーボン・キールの7人のみです。 バーボンとキールはスパイなので実質5人のようなものですが・・・。 必然的に一緒に仕事をする率が高く、さらには同じスナイパーなので話も合うのでしょうね。 破天荒に見えるキャンティも、コルンが「狙うのは頭がいい」というと、素直にそれに従います。 よほどコルンの事を信頼しているようです。 そして キャンティもコルンもベルモットの事が大嫌いで憎んでいます。 それは、同じく組織のスナイパーだったカルバドスが、ベルモットにそそのかされた任務に失敗し自殺してしまったからでした。 会うたび敵意を見せる2人の仲間意識は強く、組織とは少し違った人間味あるところが見られますよ。 このことからも分かるように、キャンティとコルンは強い絆で結ばれているんです。 ちなみに2人の年齢は明かされていませんが、 キャンティは20代後半~30代前半でコルンは40~50歳くらいといわれています。 付き合っていてもなくはない年齢ですが・・・あまりピンときませんね。 2人の初登場回は? 初登場も2人一緒です! 第425話「ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間」の事でした。 この回はキールこと水無怜奈も初登場した今後を左右する重要な回ですよ。 ある日水無怜奈が毛利探偵事務所に「ピンポンダッシュ被害」の調査を依頼してきました。 結局は子どものいたずらと判明したが、 コナンが内緒で仕掛けていた盗聴器の回収を忘れてしまったこと がすべての始まりでした。 コナンは回収しようとするものの上手くいかず、盗聴器から組織のボスのメールアドレス「七つの子」のメロディが聞こえてきたことにより、水無怜奈が組織を繋がりがあることが判明します。 盗聴器から聞こえた暗殺計画、 そして暗殺に向かうキャンティとコルンの初登場 が描かれていますよ!なんとか暗殺を阻止していくコナン。 そこからFBIと共に水無怜奈を確保しようとする途中、事故にあってしまい水無怜奈が意識不明で入院することに。 組織はそれを知り、奪還すべく動き始めました。 ここから先がファンに人気の高い 「緋色シリーズ」へとつながっていきます。 緋色シリーズでもキャンティとコルンのコンビも登場していますよ。 緋色シリーズを見る前に、是非「ブラックインパクト!組織の手が届く瞬間」をチェックしてみて下さいね! まとめ キャンティとコルンは付き合ってはいませんが、2人は仲間意識が強くとても強い絆で結ばれています。

次の

キャンティ

キャンティ コナン

非常にご都合主義なキャンティ成り代わりの夢小説。 お相手はスコッチで固定です。 夢主に原作知識バリバリあります。 いろんなキャラを救済します。 非常にカオスですが読んだ後の苦情は受け付けません、すみません。 私が豆腐メンタルなのでご配慮をお願いいたします。 あと、時系列がよく分からないまま書いています。 誤字脱字はスルーかメッセージで教えてください。 前作で多くの方からブクマ、コメント、フォローを頂きまして本当に感謝してもしきれません…!今回の話が面白くなくても生暖かい目で見守ってください(自分に自信の無い人間です)。 ・成り代わりで原作知識ありの夢小説。 ・死んだはずの人が生きてる。 ・捏造100% ・深夜テンションで書いた。 ・例によって自己満足のために書いている。 ・次回予告に書いてある事の全てを次回本当に書けるか分からない。 ・需要があるかも分からない。 (独り言) うちのキャンティ(の中の人)、私が自分のサイトで書いてるハリポタ夢の夢主とPSYCHO-PASS夢の夢主を足して二で割ったような性格してるなぁ、語り口とか似てるなぁと思った昨日です。 サイトで書いてる夢小説は絶賛スランプ中で泣きたい。 みなさん、こんばんは、こちらキャンティです。 私は今、イケメン二人に壁ドンされててある意味生命の危機なんですが、一度ここ数時間のことを回想してみようと思います、はい。 スコッチが公安に保護された後、ライとバーボンは私が用意した別人の死体を、身元が分からないレベルの焼死体にしてジンに突き出した。 シナリオはこうだ。 ライがスコッチを追い詰めて射殺するも、裏切りに関して怒り狂ったバーボンが死体をさらに燃やした。 お蔭さまで焼死体の焼き加減はウェルダン。 指紋どころか遺伝子情報すら分からず。 彼がたまに身につけていたネックレスが燃え残っていたことからスコッチだと判断された。 来葉峠のネタと非常に似てますね、はい。 正直に申し上げます、パクりました。 ごめんよ名探偵!!さらに私が焼死体を見て涙ぐむ演技をして見せれば完璧。 …ウォッカとコルンにめちゃくちゃ心配された。 ジンも若干申し訳なさそうにしてた。 ごめん我が弟どもよ、私は今おまえたちを騙しているんだ。 (ちなみにカルバドスは海外任務中でした) それで…ある意味、危機的状況です、今。 私が自分の普段使っているアパートの部屋に帰ると、既に男が二人待ち伏せしておりまして。 誰かなんてすぐに分かった。 特徴的なミルクティー色の髪と、やっぱり特徴的な真っ黒の長髪。 外で立ち話もなんだからと二人を家へ招き入れたら。 玄関の鍵がしまった瞬間に、バーボンとライが二人揃って私に(女子が喜びそうなほうの)壁ドンをしやがりまして。 壁際に追い詰められて成人男性二人に見下ろされています、現在進行形で!美形二人を眺めていられるのは目の保養だけど!!でもね!?二人とも物凄い疑いの目を向けてくるから怖いのよ!! 「なんでスコッチを、そして僕らを見逃すんです?」 ドSな笑顔のバーボンに問い詰められ。 「正直に言ったほうが身のためだぞ?」 蛇のような鋭い目でライに睨まれ。 美形二人に追い詰められるってのは結構な迫力なんよ!?結構怖いんよ!?美人は怒ると怖いって、あれホントなんだね!! 私は自暴自棄になって目を瞑って怒鳴った。 「私はとっとと足を洗って一般人になりたいんだよ!!犯罪者として生きるなんてもうこりごりだ!!普通の生活がしたい!!あと純粋にスコッチに恋しちまっただけなんだよ!!悪いか!!」 思っていることを嘘偽りなくぶちまけた。 数秒の沈黙。 目を開けると、鬼を通り越して般若の形相で私を問い詰めていたはずの二人は、ポカンとしていた。 恋心を大声で白状するとか…恥ずかしい!! 「…あなた、それ本気で言ってます?」 バーボンが心底驚いたように訊いてきた。 こちとら何年も前から足洗いたくて仕方ないんだよ。 私はジト目でバーボンに言い返した。 「あのねぇ、冗談でこんなこと言うとでも思ってるのかい?」 すると、今度はライが口を開いた。 「…俺はてっきりおまえが何処かからのNOCだと思っていたんだが」 「ありがたいけどそれは誤解だよ」 「そうか」 あれ以来、彼らは私に優しくなった。 理解者がいるって有り難い。 ちなみに。 『キャンティ、今日あなたの家にお邪魔しても良いですか?』 「またかい?いいけど、条件付きだよ」 『なんですか?』 「夕飯作って」 よく分からないけど降谷さんが度々私の家に遊びに来るようになった。 犯罪者の家だぞ、いいのか公安。 今、ジャズバーに来ています。 仕事じゃない。 完全にプライベート。 だけどまあ、会う相手は仕事で知り合った人だけどね。 赤紫のマニキュアを塗って、同じように赤紫のシャツを着て、白いスカートを穿いて。 パンプスは黒。 髪は赤毛だと日本では目立ってしまうから、黒いロングのウィッグを被って。 バーの奥から三番目のカウンター席に座って相手を待つ。 このバーは地下に広がっている作りで、私がいるのは地下二階のカウンター席。 地下三階にはテーブル席があり、小さなステージではトリオがジャズの生演奏をしている。 曲名は知らないけど、アップテンポで短調な私好みの曲。 待ち人はまだかと、爪でウイスキーグラスを弾く。 ピンッと微かな音とともにスコッチウイスキーが揺れる。 「隣いいか?お嬢さん」 聞き慣れた声に声を上げる。 そうすれば、私と同じようにウィッグと服装で印象を変えた彼がいて。 私は思わずふにゃりと笑った。 「どうぞ。 どうやら彼氏にすっぽかされたみたいで」 いつもよりおしとやかな口調で話す。 すると彼は案外いつもの調子で私の隣に腰掛け、私の腰を抱き寄せた。 「こんな美人を振るなんて、その男は見る目が無いな」 鋭い灰色の瞳が、優しく私を射貫く。 その瞳が狙撃をする時のように真剣で、とても雄臭い。 深夜のこのバーだ、男女の一組が妖しげな雰囲気になっていたとしても、キスくらいまでなら許される。 私は小さく笑ってキスをした。 「あなたなら私を慰めてくれるの?」 彼、スコッチは優しく笑って私の頭を撫でてくれた。 関わらないほうが良いというのは分かっていた。 だから彼が公安に保護されてから連絡なんて一切するつもりも無かった。 だけど彼のほうから私のスマホに電話を掛けてきて、どうしても会いたいとのたまったのだ。 惚れた男に求められて突っ返せるほど、私の精神力は強くない。 情報交換という名の下で、三カ月に一度の逢瀬を果たす。 毎回変装して初対面を装い、翌日には二人は赤の他人だ。 この人の体温を感じると、私もまだ闇に染まり切っていないと思える。 実際にはどっぷり裏社会生活を経験済みだけど。 あぁ、早く組織崩壊しないかな。 ちなみにこの日、怪しい奴らが私たちに近づかないかと降谷さんが見張り役を買って出てくれた。 私とスコッチから少し離れた席で彼も酒を嗜んでいたのだ。 で、後日呆れた調子で降谷さんから言われた言葉は。 「このバカップルが…」 すんません。 目下の問題は、イーサン本堂をどうやって救い出すか。 原作だとイーサン本堂のほうがスコッチより先に死んでいたはずなんですが。 やっぱりあれですかね、現実はそう上手くいってくれない、ってことですかね?イーサン本堂は水無さんを庇って死んだが、言い換えれば水無さんはイーサン本堂が死んだお蔭で幹部に昇進できた。 その時、ジンはイーサン本堂の死体を目撃している。 そう、今回は死体のすり替えトリックは使いにくい。 う~ん、全部原作通りにする必要ってあるかな?いや、ないよね!!そもそも萩原さんと松田さんとスコッチが生き延びてる時点で原作通りじゃないもん!!イーサン本堂をまず危険に晒さない方法を考えなきゃ! とか色々考えていたら!!なんと!!このタイミングで!! 海外任務を言い渡されたぁあああああ!!オイふざけんなぁああああ!!私のCIA救済計画はどうなるってんだぁぁああああ!!真剣に考えてた時間を返せぇええええ!! 仕方ないので、私はライとバーボンをビジネスホテルの一室に呼び出した。 スコッチが抜けてからも、この二人はライバルでありながら原作ほどギクシャクしていない。 良い傾向だ。 …じゃなくって。 「急にどうしたんです?」 バーボンがコテンッと首を傾げて私を見てきた。 可愛いな、ハンチング帽が似合ってるよ。 じゃなくってね。 やめて、ライ、そんな苛ついた顔で睨まないで。 イケメンだけどあんた怖いんだよ。 相変わらずまっくろくろすけな服着やがって!!…まあまだ組織に所属しているから真っ黒なのは当たり前なんだが。 この部屋に盗聴器がないことは確認済み。 私は単刀直入に言った。 「…水無怜奈、イーサン本堂。 この二人はCIAからのNOCだよ」 すると二人は目を丸くした。 二人が何か言い出す前に私は彼らにお願いした。 「水無怜奈はまだ未熟ものさ。 このままじゃ、彼女のミスでイーサン本堂が死にかねない。 彼を助けてやってくれ」 「……」 バーボンは咄嗟に返事が出来ずに、難しい顔で黙り込んだ。 まぁ、他国の捜査官を助けるとなると一体何をどう手配すればいいのかって感じだよね。 一方でライが数秒後に頷いた。 「わかった。 彼の件はFBIがどうにかしよう」 「助かる!任せたよ!」 私からCIAへの恩着せは出来なかったけど、少し早めにFBIとCIAが協力関係を結んでおくのも悪くないだろ。 その二週間後、任務を終えてロンドンのキングスクロス駅で「ハリポタのロケ地だぜ~~!!ひゃっほ~~い!」なんて盛り上がっているタイミングで、ライからメールが来た。 『例の件は上手くいった。 バージンも大人になったようだ』 あ、よかった。 ちなみに二文目は隠語です。 カクテルの中であえてノンアルコールになっているものをバージンと言ったりする。 大人になるとアルコール飲料が飲めるようになる。 つまりこの文章は『名無しの下っ端だった人(水無さん)が無事にコードネームを貰えた』ということだ。 よし、これで可愛い水無さんが私の後輩になってくれるのだ!!ははは!! [newpage] (スコッチ視点) 黒の組織への潜入捜査の前線から一度退いた後。 しばらく警察庁や警視庁内で大人しく書類仕事をする日々が続いた。 そののち、身体を休めるためと身を潜めるためという二重の意味を持った休暇が与えられた。 二週間の暇を持て余し、久々に警察学校の同期と連絡を取った。 伊達の部屋に集まって、男四人で久々にかなり酒を飲んだ。 一応ダメもとで零も呼んだが、今日は組織の任務があると断られた。 松田がビールを片手にニヤッと俺を見た。 「長いこと連絡取れなかったから死んじまったかと思ってたが、元気そうで何よりだ。 でもおまえ髭似合わねぇぞ?」 俺は日本酒を煽ってから松田を小突いた。 「うるせぇ。 髭生やしてないとナメられるんだよ」 「そういえば降谷はどうしてんだろうな?」 萩原がチータラを大量消費しながら訊いてくるので、答えてやった。 「あいつは俺と一緒に、ほぼ同じ仕事してる。 ってか俺の方が戦線離脱したんだけど」 伊達がガハハハッと豪快に笑って新しい缶ビールを開けた。 「やっぱりおまえたちはハムか」 『ハム』は警察用語で公安の意味。 まぁ、突然音信不通になったら公安に入ったんじゃないかって思われるよなぁ。 その後は女の話になって、伊達の彼女の話を根掘り葉掘り聞いた。 ナタリーさんとはまだ続いているようだ。 おめでたいことで、お幸せにどうぞ。 俺はキャンティの話をした。 犯罪者相手に惚れてしまったと言えば、三人は呆気に取られていた。 「そんなドラマみたいなことってあるんだねぇ」 萩原さんがニィっと笑った。 「写真とかねぇのか?」 おい、松田おまえもなんだかんだ乗り気だなこの手の話。 俺はスマホのカメラロールをスクロールした。 一枚だけ、ある。 キャンティと一緒に任務でホテルに泊まった時、盗撮した。 好きな女の寝顔の写真が欲しかったんだ。 それを三人に見せれば、伊達が揶揄うように笑ってきた。 「外国の美人か。 おまえもやるじゃねぇか」 「…悪くねぇな」 松田もふむふむと頷きながら煙草をふかす。 だが、萩原がキャンティの写真を食い入るように見ていた。 「…おい、萩原?」 目の前で手を振ってやると、萩原はやっと我に返ったようだ。 それでも呆然とした様子で俺に言ってきた。 「俺、おまえの女に会ったことあるわ」 …は? (スコッチ視点終了) (降谷視点) 一人でひっそりと眠ろうとしていたら公安用のスマホが震えた。 スコッチからのメッセージだ。 眠い目を擦って目を通す。 『キャンティが萩原に接触していたらしい』 一気に目が覚めた。 「…は?」 思わず間抜けな声を出してしまった。 今夜、警察学校の同期と飲むと言っていた。 だから萩原の名前が出てくることは理解できる。 だが、萩原とキャンティがなぜ繋がるのか。 ひとまずスコッチに電話した。 『キャンティだけじゃなく、銀髪の外国人女性も一緒だったようだ。 銀髪のほうとは、松田も接触している』 「っ、松田も?」 『あぁ、しかもどっちも、死にそうになった時にまるでタイミングを見計らったかのように現れたらしい』 なんだ、それは。 どういうことだ。 …もしかしたら。 彼女は俺の本名を知っていた。 スコッチの本名も知っているはずだ。 だったら俺たちの経歴や交友関係も知っているだろう。 俺とスコッチの関係者だからという理由で萩原たちを助けようとしていた、と考えれば接点があることになる。 逆に言えばそう考える以外に同期たちとキャンティの接点がない。 銀髪の女についても気になる。 スコッチが渋るような口調で言ってきた。 『…さらにマズい事に、な』 おそらく彼は苦い顔をしているんだろう。 『萩原がその銀髪のほうに一目ぼれしたらしい』 「…は?」 キャンティと銀髪の女、二人の素性を早々に探らなければいけない。 俺の親友と同期の心を掻っ攫った罪は重い。 どこの馬の骨か分からない女たちに俺の大事な人たちをそう簡単に明け渡してたまるか。 (降谷視点終了) 狙撃手という立場上、だいたい割り振られる任務は暗殺だ。 つい先日もコルンと二人で組織に反旗を翻そうとした科学者を始末した。 まったく物騒な世の中だよ。 なんでもっと平和にハッピーに倫理的に生きようとしないのさ?ま、犯罪者の私がそんなことを言っても説得力まるで無いんだけどね~。 ロンドンが寒かったから南の島に行きたくなった。 でも一人旅も寂しいし日本国内が良い。 あ、別に単独行動ができないとかそういうんじゃない。 逆に私は単独行動大好き派です。 だけどこの度可愛い新米幹部が入ったのだ。 そんなワケで、新米幹部のキールちゃんを連れて南の島へレッツゴー!! …と思ったら、なんと急に天候が悪化し船を出せないとのことで。 港近くのショッピングモールで待ちぼうけ。 なんだよ最近ついてないなぁ…。 キールは前日が任務だったので、急遽取ったビジネスホテルの部屋で休んでいる。 私は一人でショッピングモールをぶらぶらしていた。 あ、楽器屋さんだ。 そういえば前世で高校時代までピアノ習ってたわ。 楽器屋さんのピアノ弾き逃げでもしようかな。 ん?すでに先客が。 ワンピースを着た若いポニテの女性が、楽器屋さんのピアノに向かって、綺麗な姿勢で腰掛けて。 スラリとした手が鍵盤の上に伸びる。 で、弾き始めた曲が…。 月光の第三楽章…だとぉぉぉおおお!?なんだこのお姉さん!!めっちゃレベル高いじゃねぇか!!楽譜を多く出版しているとある出版社では、有名なピアノ曲が難易度でランク付けされている。 Aが初心者向け、Fが上級の上。 月光はそのランクでEランクだ。 何が言いたいかというと、このお姉さんはマジでピアノ上手い。 嵐のような怒涛のような第三楽章が終わり、ふぅとお姉さんが息を吐いた。 私は思わず拍手を送った。 「凄いな!!」 満面の笑みで褒め称えれば、お姉さんは振り向いて恥ずかしそうに笑った。 「ありがとうございます」 可愛いなこの人!!黒い髪が艶やかで、黒い瞳も色っぽくて。 あぁ、今日ここに来てよかった。 もう美人に出会えただけで幸せよ。 「ピアノ弾くの、好きなのかい?」 訊けば、彼女はコクコク頷いた。 「はい。 昔からピアノやってて、今日は久しぶりに弾いたんですけどね」 いや、久しぶりでそれって凄いよ? ふと彼女はショッピングモールの窓の外を見た。 「…雨、凄いですね」 私も振り向いて確認すれば、もはや稲妻が見えた。 「…あ~、今日中の渡航は無理かな」 思わずぼやいてしまった。 すると名も知らぬお姉さんはキョトンと首を傾げた。 可愛いな。 「どこへ行かれる予定だったんですか?」 「月影島ってところ」 私はバッグからパンフレットを取り出して彼女に見せた。 なんかよく分からないけどベルモットにメッチャ勧められたんだよ、そこの島。 どうやら海の幸が美味しいらしく。 すると彼女は一度目を丸くし、そのあとキラキラとした笑顔になった。 「実は私も月影島に行くところだったんです!!」 「あ、マジで!?」 おおう、なんという偶然!!こんな可愛いお姉さんと一緒に船旅が出来るんなら私は幸せだ。 お姉さんはこてっと小首を傾げて微笑んできた。 「ここで会ったのも何かのご縁ですね。 私は浅井成実っていいます」 …え? 浅井成実って、え? ピアノソナタ月光殺人事件の犯人!? 翌日には晴れたので、私はキールや成実先生と非常に短い船旅を楽しみ、一緒に美味しい海の幸に舌鼓を打った。 あ、成美先生とメアドも交換した。 「あなたがアメリカに来るよりも私が日本に行くことが多かったから、あなたと一緒にアメリカにいるのが新鮮だわ」 キュラソーがカリフォルニアの砂漠の中をドライブしながら仄かに笑った。 美人と二人でドライブとか幸せの極みです。 なんだかんだで私がキュラソーに絡むせいか、彼女からもお出かけや任務のお誘いが増えた。 でも私がキュラソーと組むと大抵コルンとは別行動になってしまうので、コルンがかなり寂しそうな顔をする。 あんまり構ってやらないと、コルンもといコリンは拗ねる。 「コルンにお土産買っていかないとなぁ」 私はそう言って助手席からアメリカの夜景を眺めた。 日本よりもネオンが鮮やかで、環境破壊しまくってるなぁと思う。 彼女と夜中のオフィス街にあるアイス屋さんでアイスを食べていると、 「キャァアアアアア!!」 悲鳴が聞こえた。 コナン界っていつも悲鳴が轟いてるよね、物騒だなぁ。 周囲の人たちが空を見上げているので空を見上げてみたら。 お、親方!!空から男の子が!!降ってきた!? 私と同じように上を見たキュラソーが舌打ちした。 「…チッ」 そして突然のジャンプ!!キュラソーは空中で少年を見事に抱き留めて華麗に着地した。 …おい、うちのキュラソーちゃん、完全に人間辞めてるよ、超人だよこの子、知ってたけど。 何故か呆然としているキュラソーから少年を奪い、後部座席に寝かせる。 彼に目立った外傷はなく、おそらくビルの上から落ちてきたショックで気絶しているだけだ。 一応、組織の息のかかった病院に連れて行って検査してもらおう。 キュラソーを強引に助手席に乗せ私が車を発進させた。 こちとら犯罪者だ、あんまり注目を集めたくない。 何より…キュラソーが助けたアジア系の少年、どこかで顔を見たことがある気がする。 思い出せないが、なんか訳ありだろうな。 ネオンが光るアメリカの夜景を突っ走っていると、ポツリとキュラソーが呟いた。 「…咄嗟のことだったの」 「何がさ?」 私が続きを促すと、彼女は夜景を眺めながらボンヤリと言った。 「あなたのせいよ。 あなたが私に人助けなんてさせるから…咄嗟に人助けするようになってしまったわ。 私は裏社会の人間よ。 人を殺すことはあっても助けることなんて滅多にしない。 闇に染まらなければいけない、のに…」 苦しそうに彼女は言葉を切った。 彼女の髪は胸の半ばまで伸びていて、小さなポニーテールが首の後ろで揺れている。 私は道路を見ながら、口元だけで彼女に微笑んだ。 「闇に染まるのが嫌なら、足を洗えばいい。 それだけさ」 「それができたら苦労はしない」 …ですよね~。 組織の病院で意識を取り戻した少年は、キュラソーに名前を聞かれて、こう答えた。 「僕は、ヒロキ・サワダといいます」 …あ、あ~。 なんっか知ってる気がしたんだわ、彼のこと。 それもそのはず、彼、コナン映画『ベイカー街の亡霊』の重要人物だ。 この子こそIT界の天才少年であり、AIノアズアークの制作者だわ。 確かこの子、大人の陰謀で自殺に追い込まれたんじゃなかったか?じゃあお家に帰したら危ないわ。 「ちょっとあんた、私の下で一仕事する気は無いかい?私はキャンティっていうんだけど」 私はニカッと笑って彼に握手を求めた。 すると少年はキョトンとした。 「えっと…どんなお仕事ですか?キャンディさん」 …違う!!それじゃお酒じゃなくてお菓子や!! 結論、ヒロキくんは成実先生と一緒に暮らしてもらうことになった。 だって組織にはあんまり関わらせたくないし。 表の社会でもこの子消されそうになってるし、もういっそ人の少ない南の島でのんびりしててくれ。 あと、たまに私を助けてくれ。 [newpage] 日本に戻ってきて相変わらず物騒な生活をしている。 組織のラボから、新しく開発した薬を次の暗殺任務で試してみて欲しい、だから薬を取りに来てくれ、と呼び出された。 いや、おまえらが持って来いよと言いたい。 でも結局私は足を運んだ。 だって組織のラボって行ったことないから、ちょっと興味があってさ。 で、まさかの。 「あなたがキャンティ?あぁ、薬はそれよ。 一人につき一錠。 効いてくるのは摂取してから二分後よ、結構ゆっくりだから気をつけてね」 シェリーちゃんに遭遇した。 可愛い。 前世、私は子供の頃から『名探偵コナン』の女性キャラの中で灰原が一番好きだった。 今もなおその憧れは健在です。 「わかったよ。 薬のデータは使った三日後までには報告するから」 私は薬を受け取って、労うように微笑んだ。 「あと、寝不足は美容の天敵だよ?あんた可愛いんだからちゃんと寝なきゃ」 シェリーは虚を突かれたように目を瞬いたが、ツンと横を向いた。 「…ふんっ」 バタンッと勢いよくドアを閉められた。 でも、照れたように頬が赤くなっていたのは見間違えじゃないはずだ!!さすがコナン界のツンデレ。 シェリーちゃんから頂いた新薬を任務で試してみたら、暗殺対象だったおっさんはマジで眠るようにお亡くなりになった。 南無阿弥陀仏。 …はぁ、足洗いたい。 そしてスコッチと映画デートしたい。 ポケットに突っ込んでいるスマホが震えた。 こんな真夜中に誰だろう。 疲れてるから電話出たくない。 だいたい夜に電話かけてくるのはバーボンだ。 任務帰りに私の家に寄って夕飯を一緒に食べたりするし。 話題に上がるのは組織内の勢力のことだったり、スコッチのことだったり。 …だけどバーボンは今海外任務中だから、電話かけて来ないと思ったんだけどなぁ。 スマホの画面を見てみると、ある意味案の定、ある意味意外なことに発信元はバーボンだった。 「はいはい、バーボン、どうし…」 何の用かと訊く声を降谷さんが遮った。 『ライがNOCだとバレたようです』 マジかよ赤井さん!!頑張って逃げて!!大丈夫、あんた原作でも逃げ切ってたから!!私の助けは必要ないよね!! で、翌日、無事にジンから「赤井秀一を取り逃がした」との電話が入りました。 さらにその翌日。 非通知の番号から着信があって。 『知っていると思うが、俺は無事だ。 心配かけたな』 と池田秀一ボイスに言われた。 「ライ、あんたマジで何やってんの?…組織幹部の私に電話するとか危険なことするのはやめなさい!!」 叱ったらなぜか笑われた。 『名探偵コナン』で起こっている組織関連の事件って、割と突発的なものもあるけれど、結構前から計画されていたものも多い。 特に工藤くんがコナンになってすぐに起こる事件は、前々から計画されているものが大半だ。 十億円強奪事件なんかがその最たるもので。 組織御用達のバーで今まさに、ジンが宮野明美さんに仕事を持ちかけていた。 私はたまたま少し離れた席で、会話をすべて聞いていた。 「これが成功すれば、シェリーとおまえを組織から抜けさせてやるよ」 ジンが意地悪く笑う。 こいつも随分と裏社会が似合う男になってしまった。 お姉ちゃんは悲しいです。 明美さんはジンの言葉を疑っている。 美人な顔にそう書いてある。 やがて彼女は一縷の望みに賭けてみようと腹を括った。 「いいわ、その仕事、絶対に成功させてみせる」 …いや、ヤバイでしょ。 あんた殺されるよ。 ジンがバーから出て行ったあと、私は明美さんの隣に座った。 で、開口一番に言った。 「悪いけど、話を聞かせてもらったよ。 忠告しとく。 無謀な賭けはやめておきな。 殺されるよ」 彼女はタレ目を大きく見開いたけど、やがて困ったように笑った。 「…そうかもしれないわ。 でも、私は少しでも希望があるならどんなことだってやるわ。 忠告ありがとう」 彼女は涙の一つも見せないで去って行く。 明美さんも私と同じ。 組織から足を洗いたいだけなんだ。 それにしてもどうやって明美さんを助けようか、これ。 逆算してみよう。 申し訳ないが、工藤くんがコナンになってしまうのを防ぐ気は無いのだ。 だってあれは好奇心に負けて危険なことに首突っ込んだ彼の自業自得だし…、あとコナンがいないと組織は倒せないはずだから。 コナンの相棒の灰原哀も必要。 シェリーちゃんは明美さんが殺されたことに怒って自殺を図ろうとAPTX4869を飲んだ。 つまり明美さんが殺されたことにしないといけない。 …ふむ、これは。 明美さんが殺される現場に殴り込みに行って、ジンを説得するしかない!! 大丈夫だ、きっとできる。 だって子供の頃から一緒に生きてきた、あのジルだから。 性根は優しい奴のはずだから。 で、明美さんはFBIに保護してもらおう。 それが一番安全だ、たぶん。 さて、私が何が何でも助けなきゃいけない人その三、伊達航さん。 降谷さんの警察学校の同期で、公安に行ってから消息不明だった降谷さんのことを気にかけてくれていた人。 この人を死なせるわけにはいかない。 伊達さんは確か、高木刑事に手帳を見せようとして、手帳落として交通事故で死んだはず…。 伊達さんを轢いた犯人は居眠り運転だったそうで。 で、事故に遭う前に、詐欺師を殺人の罪で逮捕していたとか。 どうしようか。 事故が起こった場所なんて分からん。 そうだ、警察無線を傍受しよう。 しかし待ってくれ。 私、 伊達さんの命日知らねぇ!! 致命的ミス!! 萩原さんと松田さんは命日分かってたから助けやすかったんだ。 だけど伊達さんの情報知らなすぎる。 仕方ない。 こうなったら最強の助っ人に助力を請おう。 私はスマホに指を滑らせた。 電話を掛けると数コール後に少しハスキーな女性の声が返ってきた。 『もしもし?』 「あぁ、成実、元気にしてた?」 『もちろん。 キャンティは?』 「超元気だよ~。 でもちょっと今回、通信関係でヒロキの力を借りたくてさ」 『呼んでくるからちょっと待っててね』 そう言われて保留にされた。 成実先生のことはあえて「なるみ」のほうで呼んでいます。 だって実は男の娘ですってのは本人から聞きたい。 しばらくすると保留音が消え、代わりに少年の声が話しかけてきた。 『もしもし?キャンディさん?』 「だから私はキャンティだって言ってんだろ!?」 天才くんはなぜか私のコードネームを間違って覚えている。 コナン原作開始まで、おそらくあと一年ほど。 (萩原視点) 何かあったら連絡する、と同期たちと約束して飲み会を締めた日から三年ほど経とうとしていた。 突然スマホが鳴りだした。 画面を見れば発信元が伊達だった。 「よう、どうしたんだ?」 妙に焦った声のアイツが怒鳴ってきた。 『アイツの彼女が交通事故に遭ったんだ!!』 …あいつ? それで思い出すのは三年前に同期と飲んだ時の事。 公安の作業で潜入していたアイツが好きな女が出来たと笑っていた。 そしてその女は、俺の命の恩人の一人でもある。 「赤毛の女か?」 『そうだ!!だからアイツに連絡してやってくれ!!搬送先は警察病院だ!!』 あの日、酔いつぶれた松田と伊達が眠った後、俺だけがアイツの新しい連絡先を教えてもらっていた。 だからアイツにすぐ連絡できるのは俺だけだ。 「わかった」 すぐに電話を掛ける。 なかなか出てくれずコール音だけが重なる。 『はい、俺だけど、萩原?』 危機感の欠片もないヤツの声に俺は怒鳴った。 「おまえ、恋人の一大事に何やってんだ!!すぐに警察病院に行け!!」 知り合いが事故に遭ったと、本当でも嘘でもないことを言って仕事を抜けた。 数十分後に手術室の前で合流した時、アイツの顔は血の気が引いて真っ白だった。 「…キャンティ…」 グッと拳をきつく握って、手術中のランプを灰色の目が剣呑に睨む。 こいつは潜入捜査の時に狙撃手をやっていたらしい。 だからか、眼光が警察学校時代より恐ろしいまでに鋭く威圧的になって帰ってきた。 「とりあえず、落ち着けよ」 「そうだぞ、ここで焦っても何もできねぇ」 俺と伊達が宥めて、ようやくこいつは諦めたようにソファーに座った。 (萩原視点終了) (キュラソー視点) 裏社会に身を置きながらも心の美しさを失わない人物なんていないと思っていた。 だけれど、現実にそんな人物がいるのだ。 なぜかは分からないがどれだけ血に塗れた仕事をしようとも感覚が一般人のままの女、キャンティだ。 意外なことに彼女と私は、キャンティが言うところの親友という関係にあるらしい。 親友なんてどんな関係性なのかは分からないけど。 少なくとも分かっていることは、彼女と二人で過ごす時間はとても温かいということくらいか。 週に一度は連絡が来る。 だいたい決まって水曜日の昼間。 もっとも、時差があるので向こうは真夜中だろう。 だが今日はいくら待っても彼女からの連絡が来ない。 どんなに忙しくても週に一度の連絡を欠かしたことが無い彼女から、初めて連絡がない。 別に心配になったわけじゃない。 ただ、毎週ある出来事が今日だけ起こらないことに違和感を覚えただけだ。 やたらコール音が長い。 胸騒ぎがする。 早く出て。 お願いだから。 やっとコール音が途切れたと思ったら。 『あぁ、もしもし、えっと…』 誰だ?聞いたことの無い男の声だ。 「あなた誰?そのスマホの持ち主じゃないでしょ?持ち主を電話に出して」 私は思わず詰問した。 すると電話越しの男は困ったように言った。 『あ~、そう怒らないでくれ。 このスマホの持ち主、交通事故に遭ってな。 今手術が終わって、意識は戻ってないんだ』 「…何?」 あの子が交通事故? 急速に体が冷えていくのを感じた。 唇が震える。 「…そう。 じゃあ、その子が起きたら、私が話したがっていたって伝えてちょうだい」 『えっ』 有無を言わせずに通話を切った。 次に私が電話をかける相手は、キャンティの昔馴染み。 こいつは一コールで出た。 『なんだ?』 「ジン!!キャンティが交通事故に遭ったってどういうことなの!?」 私が問い詰めると、彼がはっと息を飲む音が聞こえた。 『おい…どういうことだ?』 私が訊きたいくらいだ!! (キュラソー視点終了) [newpage] 目が覚めると真っ白な天井が見えました。 それでもって視線をちょっと横にずらすと点滴が見えました。 どう考えても病院なう。 「っ!キャンティ…」 わりと聞き慣れた声が聞こえてそっちを向くと、泣きそうな顔のスコッチがいました。 いやこの人なんでここにいるのさ。 最近ほぼ会ってなかったから、会うの二年ぶりくらいなんだけど。 「…スコッ…」 呼ぼうとしたけど喉が上手く動いてくれなくて断念。 スコッチの大きな手が私の髪を撫でてくれる。 気持ちがいい。 彼のもう片方の手は冷静にナースコールを押していた。 医師や看護師が来るまでの僅かな時間に、スコッチは切なく目を細めた。 そっと頬にキスしてくれた。 「なぁ、死ぬなよ。 キャンティ」 「…死ぬ、ワケ」 ないだろ。 まだ死ねない。 ヒロキくんの協力のもと、警察無線の傍受に成功、そのまま伊達さんと高木刑事がいる場所を特定。 さらに徒歩で(というか小走りで)その付近で彼らを探していると、見事に手帳を取り出そうとしている伊達さんを発見。 彼らに向かって突っ込んでくるトラックも発見。 全力で伊達さんを突き飛ばし、彼の無事を確保した。 …のは良いんだけど、自分の無事を確保するのを忘れていた。 見事にトラックに跳ね飛ばされて今に至る。 多少の検診を受けて医師と看護師が病室から出て行った。 また私の傍にスコッチが腰掛け、その隣に萩原さん、伊達さん、松田さんと並んだ。 え、ちょっとまって、イケメンに囲まれるとか幸せの極みだけど全員警察だからか怖い。 「警視庁の伊達って者だ。 俺のせいで、すまない。 助けてくれてありがとうな」 伊達さんが私に頭を下げてきたので、私はかろうじて動く左手をヒラヒラ振った。 「気にしないで。 咄嗟のことだったから私もよく覚えてないし」 ちなみに右手はスコッチに握られているので動かせません。 嬉しいけど恥ずかしいんでやめてくださいマジで。 嬉しいけど!! 次に萩原さんが微笑みと共に話しかけてくれた。 「久しぶり。 って言って、俺のこと覚えてるかな?」 「忘れるワケないだろ?あんたのことを大馬鹿者と言った記憶がある」 マジレスした。 萩原さんは苦笑して私の頭を撫でてくれた。 「萩原研二だ。 六年前はありがとうな。 命拾いした」 「命は大事だよマジで」 松田さんがジッとこっちを見ていたが、ぺこりと頭を下げてきた。 「俺以外の三人が、世話になった」 「あんたを助けたのは私の親友だから。 今度会ったら礼を言っておきな」 私、松田さん救出の時何もやってないし。 キュラソーが大活躍しただけだし。 キュラソーの話題が上がった途端、萩原さんが反応した。 「その親友って、あの時、一緒に居た銀髪の?」 「そうそう。 美人でしょ」 うちのキュラソーは組織でも群を抜く美人だぜ。 可愛いだろ? スコッチが愛おしい者を見る目で私を見つめてくれている。 相変わらずイケメン。 イケメンに見つめられるとか恥ずかしすぎた。 私はもぞもぞと布団の中に潜り込んだ。 (ジン視点) 気配を殺して夜の病院に忍び込んだ。 眠るキャンティから点滴を引き抜き、酸素マスクを取る。 気配に敏感な女はすぐに目を覚ました。 「…んぅ…?ジル?なんでここに?」 寝ぼけているからか、俺の本名を呼ぶ。 こいつは普段偉そうな態度を取るが、こういう時は素直で幼い。 俺はこいつを抱き上げた。 「迎えに来た。 帰るぞ」 「でも、あした、お見舞い…」 どうやらこいつを見舞いに来る人間がいるらしい。 だが知ったことか。 昔よりは会う頻度は格段に減った。 数か月会わないこともざらだ。 だがキャンティは、キャシーは俺の家族だ。 それは何年経っても変わらない。 ガキの頃からずっとこいつは俺たちと一緒に居てくれた。 ウォッカが運転する車の後部座席にキャンティを寝かせ、真夜中の道を走る。 「キャシーが無事でよかったです」 ウォッカが心底安心したように言った。 こいつも大概キャシーに懐いてやがる。 キャシーは俺たちの中で異質だ。 裏社会に何年も浸りながら、思考回路が一般人のままだ。 おそらくそれが原因で、スコッチなんて輩に惚れこんだんだろう。 正義感のある警察なんて輩に。 だが、この世には警察も裁けない悪がある。 光ばかり見ている理想主義の馬鹿どもに、俺の家族は渡さねぇ。 スコッチは死んだ。 だが、今回キャシーが運び込まれたのは警察病院だ。 また警察の野郎がこいつの周りをうろつきかねない。 しばらくはキャシーに護衛をつけてやるか。 弱い女じゃねぇが、用心に越したことはねぇ。 (ジン視点終了) (スコッチ視点) 組織の潜入から下りて一年が経った頃、また別の潜入捜査を任された。 ウイルス兵器を開発している民間軍事会社で、その女幹部に取り入れと。 上からの命令は絶対だ。 俺は対象の女に近づき、甘い言葉を囁いた。 身体の関係も持った。 だが、俺にはもうキャンティ以外考えられない。 他の女と寝た後は、必ずと言っていいほど吐き気に襲われてトイレに胃袋の中身を逆流させる。 もう性別を使った潜入捜査は無理だ。 ようやくその民間軍事会社の件が片付いたと思ったら、俺の愛しい相手が事故に遭って入院した。 ぐったりと横になる彼女の傍にいたいと思った。 きっと痛いだろう、苦しいだろう。 代われるものなら、その痛みを肩代わりしてやりたい。 彼女が痛みに顔を顰める度に俺も苦しくなった。 だけど同時にチャンスだとも思った。 俺が追いかけるといつも逃げてしまうこの魔性の女は、怪我という物理的な障害のせいで俺から逃げられない。 ようやくゆっくり話せる、そう思ったのに。 翌朝俺のスマホに入ったのは、彼女が病室を抜け出して行方不明だという知らせだった。 自分の全身が凍り付いたかのような錯覚すらした。 震える指で彼女の電話番号をタップする。 無機質なコール音の後、彼女の声が聞こえた。 『あ…スコッチ?』 その声に安堵すると同時に、どうしようもなく怒りが沸いてきた。 この子はどうしてこんなにも危なっかしいんだ!! (スコッチ視点終了) 突然病院からいなくなったことでスコッチからお怒りの電話が来たんだが、「私は抵抗したけどジンが無理矢理私を担ぎ上げたんだよ!!本当はスコッチやお友達に会いたかったよ!!」と言ったら謝られた。 さらにキュラソーから電話でお説教された。 警察無線を傍受して以降何の音沙汰もなかったことを心配して電話くれたヒロキくんに、事故のことを包み隠さず話した。 するとヒロキくんからではなく成実先生からお説教を受けた。 人助けしたのに、解せぬ。 でもあれか、自分の安全も確保しろって話ですよね、ハイ。 そんなこんなで復活を遂げた私は、コルンと一緒にフランスで任務にあたった。 任務自体は非常に簡単な暗殺任務だったので、早々に終わり。 私は一人で夜のパリを散歩していた。 やっぱ町全体がオシャレで素晴らしいわ、パリ最高! と思っていたら銃声が聞こえた。 「うっ!」 男の人のうめき声、しかも上の方から聞こえたぞ?見上げて見れば。 青山作品ファンからすれば物凄く馴染みのある真っ白なハングライダーが見えました。 どう考えても怪盗キッドです!! フラフラ飛んでくる!!立て続けに銃声が聞こえ、ハングライダーに穴が開いていき、その度にキッドの飛ぶ高度が下がっていく。 私はすぐにライフルバッグから愛銃を取り出すと、暗視スコープをセット。 スコープで探せば黒いスーツを着た男たち数人がキッドへ発砲しているのが見えた。 こちらも地上から奴らへ発砲した。 これでも組織の狙撃手、この距離なら余裕でいける。 百発百中で脳天をぶち抜いてやった。 さて、快斗くんは一体どこへ墜落したんだ!? しばらく探していたら、路地裏で真っ白な衣装の怪盗紳士を発見した。 疲れ果てた顔で宝石を手に持っている。 コナンの原作が始まっても、キッドはお求めのパンドラを手に入れられていない。 だから、今キッドが手に持っている宝石はパンドラじゃない。 「快斗くん、それはパンドラじゃないから返しなさい」 ぽろっとそう口に出してしまった。 ハッとして口を覆うが、時すでに遅し。 快斗くん、もとい怪盗キッドは警戒心丸出しの笑顔を向けてきた。 「おやおや、こんな夜更けに私にご用とは、いけない人だ。 お嬢さんあなたは一体何者です?」 「…ただの通りすがりです、すんません」 だからね!!イケメンに睨まれるのって怖いの!! 私は滞在先のホテルに逃げ帰った。 よし!!寝るぞ!!おやすみ!! [newpage] (相変わらずカオスな次回予告) コナン原作へ突入!!ちょっとジン、あんた本当にその格好でトロピカルランドに行くの!?気付いたんだけど、コナンって今時流行りのDQNネームってやつじゃないか?シェリーちゃん泣かないでくれ頼むから。 カルバドス、おまえはいい加減ベルモットのストーカーやめなさい。 ピスコさん、何か言い残すことある?あ、どうも、あなたは確か公安の…。 だからね、バーボンじゃなくて降谷さん、なんで私を押し倒してんの!? (反省会) 二作目をお読みいただきありがとうございます!!皆様のご期待に添える話だったでしょうか…?ま、まあ、ご期待に添えてなくても、こ、これは自己満足だし(しどろもどろ) 前作の次回予告では調子に乗って、やりたいネタを全部打ち込みました。 そうしたら今回、その次回予告の半分も書けませんでした…(泣)成美先生とかイーサン本堂とか、ヒロキくんとか、前回の時点ではすっかり頭から抜けてたんですよ…。 次にどれくらい書けるか分からないので今回の次回予告は控えめです。 早く萩原さんがキュラソーを口説くシーン書きたいです。 そういえば、うちのキャンティはイケメンに睨まれることに恐怖を感じると発覚しました。 (没ネタ) こういう流れにしたら面白いだろうなとネタは思いついたが、この先どう繋げたら良いのか分からず、没になってしまった場面。 降谷さんの警察学校の同期で、公安に行ってから消息不明だった降谷さんのことを気にかけてくれていた人。 この人を死なせるわけにはいかない。 伊達さんは確か、高木刑事に手帳を見せようとして、手帳落として交通事故で死んだはず…。 伊達さんを轢いた犯人は居眠り運転だったそうで。 で、事故に遭う前に、詐欺師を殺人の罪で逮捕していたとか。 どうしようか。 事故が起こった場所なんて分からん。 そうだ! 「よし、警察無線を傍受しよう」 「…警察無線を傍受ってどういうことですか?」 あ。 振り返れば、それはそれは良い笑顔のバーボンを発見しました。 今、一番会っちゃいけない人!! なんで「そうだ京都行こう」みたいな軽いノリで警察無線傍受とか口に出しちゃったんだろう私。 笑顔のバーボンが般若に見える。 怖い、降谷さん怖い。

次の

#2 我が名はキャンティ2

キャンティ コナン

Contents• コナン|黒の組織「キャンティ」プロフィール (出典:conan-jiten. info) 左目の周りに アゲハチョウをモチーフにした タトゥー(刺青)を入れているのが特徴的ですよね。 目の周りにハリを刺す?!とか、想像しただけで鳥肌ものですが、それをするほどの何かしら決意があったのでしょうか。 かなり 短気な性格が作品の中でも見受けられるキャンティ。 待ち伏せ時間が長くなると怒り出したりします。 また、人目に付くのに狙撃体勢をとっちゃったり、ドジというか、あまり考えていないというか、 スナイパーとしての資質には欠ける面があります。 また、「あの方」のお気に入りである ベルモットを憎んでいて、「あの方のお気に入りでなければ、とうの昔に殺ってる」などの暴言を吐くことも。 同じ黒の組織に属する女性としては、色々と思うところもあるのでしょうか。 高木刑事のことを「坊や」という面から、年齢は高木刑事より上の 20代後半〜と思われます。 一人称は「 アタイ」。 「アタイ」って、スケバン刑事ってイメージなのは私だけでしょうか。 スポンサーリンク 「名探偵コナン」キャンティ登場回 (出典: cdn. honcierge. jp) 初登場シーンでは、八つ当たりでジンの愛車をぶん殴るようなキャンティです。 粗野な態度、短気的な性格とは裏腹に、実は意外と 仲間意識が強く、キール脱出時には動揺するジンたちを横目に笑顔で喜ぶ場面も。 ベルモットがカルバドスを利用して見殺しにしたことが原因で、 ベルモットのことが大嫌い。 すごく個人的に、「あの方」に大事にされているという部分で、女性ならではのヤキモチ感もあるんじゃないかと密かに思ったりしています。 スポンサーリンク キャンティを演じる声優は (出典:talent. thetv. jp) 井上 喜久子(いのうえ きくこ)さん(1964年生まれ)。 デビューしてから数年間は清楚系の女性の役が多かったが、1990年代後半から少年役や強い女性・悪役までこなす声優さんです。 ナレーションにもよく右下とかに出てきますよね。 確かに、ベルダンディとキャンティじゃ、真逆な感じがしますが、それでもぴったりくる感じがするのはさすが!ですよね。 スポンサーリンク コナン|キャンティの愛車は青の 愛車は青の初代ダッジ・バイパー。 今回の一連の初代グランツーリスモのプレイで何かと大活躍だったダッジ・バイパーGTS パワーもあるし何気に扱いやすい。 ノーマルカーレースでたっぷりと荒稼ぎをさせていただきましたw — Claes cl4e5 クライスラーの中の一部門であるダッジおよびSRTから発売されていたアメリカンスポーツカーのことを言います。 当時最速の量産市販車だったことも、なんだか短気な性格のスピードも最速!な感じがします(おやじギャグっぽい) 【参考】キャンティってどんなお酒? キャンティ(Chianti)は、イタリア・トスカーナ州にあるキャンティ地方で生産される ワインのことなんです。 ワイン! 伝統的な藁苞の瓶も有名ですが、今では少数派となっている希少なワインなんですね! キャンティは、イタリアワインの顔とも言われるほどだそうです。 果実味豊かでタンニンが控えめとなっており、ほどよく酸が効いた飲みやすい味わいで、世界中で愛されているワインが「キャンティ」。 うーん。

次の