我々だ学園パロ。 我々だ学園の生徒の日常【学パロ】

UPZ大学付属高校の日常

我々だ学園パロ

ジャンル 、、、 漫画 原作・原案など 作画 出版社 、 その他の出版社 Pika Edition 掲載誌 レーベル 発表号 9月号 - 5月号() 巻数 全7巻(2011年4月時点) 話数 全30話(2013年5月号時点) 漫画:最近のデッド。 原作・原案など 佐藤大輔、佐藤ショウジ(キャラクター原案) 作画 出版社 富士見書房 掲載誌 月刊ドラゴンエイジ 発表号 6月号 - 5月号 漫画:学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド 原作・原案など 佐藤大輔、佐藤ショウジ(キャラクター原案) 作画 出版社 富士見書房 掲載誌 月刊ドラゴンエイジ レーベル ドラゴンコミックスエイジ 発表号 2010年10月号 - 2011年4月号 巻数 全1巻 話数 全14話(全7回掲載) アニメ 原作 佐藤大輔、佐藤ショウジ 監督 シリーズ構成 脚本 黒田洋介、 キャラクターデザイン 音楽 アニメーション制作 製作 H. 製作委員会 放送局 を参照 放送期間 2010年7月 - 9月 話数 全12話 OVA:Drifters of the DEAD 原作 佐藤大輔、佐藤ショウジ 発売日 その他 原作単行本第7巻初回限定版付録 小説:学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 〈終わり〉の日 著者 佐藤大輔 イラスト 佐藤ショウジ 出版社 富士見書房 掲載誌 月刊ドラゴンエイジ 発売日 2010年8月9日 掲載号 2010年9月号 - プロジェクト ・ ポータル ・ 『 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』(がくえんもくしろく ハイスクール・オブ・ザ・デッド)は、原作:、作画:によるの。 略称は、「 H. 」 「 HOTD」「 スクデッド」 など。 に単行本第4巻までの内容が化された。 2017年に原作者が逝去したため、本原作はとなった。 詳しくは後述。 概要 [ ] 連載当初から表紙を飾り、幾度も付録化されていた『』の看板作品。 ごく普通の日常から一転したに準拠する設定を背景として、主人公たちが次々と降りかかる危機を生き延びていく、いわゆる漫画である。 作中に登場する生ける屍(後述の通り、作中ではポピュラーな表現であるゾンビと呼ばれることは一切ない)の脅威に加え、生存者同士が日頃から抱いていた不満が軋轢となり、さらなる緊張を生む。 大ゴマ、斜めのアングル、を多用したダイナミックな作画と、スピーディーな展開が特徴。 また、残酷な状況の中でも作画担当のが得意とするセクシーな女性が、物語に華を添える。 原作担当のの小説が漫画化された作品には『』があるが、漫画用に原作を書き下ろすのは本作品が初である。 本作の企画段階において、当時の佐藤ショウジはまだ作家でしかなく、アクション漫画の実績もなかったが、同じ漫画家のの推薦によって、佐藤が作画を担当することとなった。 なお、その縁から作中には、平野をモデルとした登場人物が存在する。 いわゆるを意識していることがうかがわれ、作中でも監督について言及される部分がある。 ただし、作中での生ける屍は「」と呼ばれず、代わりに「 奴ら」と呼ばれている。 や、描写についてもそれぞれの個性を強調した、アクの強い設定が目立っている。 本編のとして、『 最近のデッド。 』や『 学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド』が存在する。 詳細はを参照。 連載状況 [ ] 本作は高い人気を博している反面、当初から休載しがちな作品としても知られ、特に原作者のの晩年は顕著であった。 単行本第5巻の発売後、1月号より本格的に連載を再開する予定であったが、原作者の大幅な遅筆から休載。 また同年4月号より、『 スクデッドミュージアム』と称する2ページのが掲載された。 2009年5月号、佐藤ショウジが同誌に『 』の執筆を開始。 2010年3月号、本作のテレビアニメ化が発表されたことに伴い、同年4・5月号に2号連続で本編が掲載されたが、続く6月号より遅筆から再び休載。 後に同年8月号で再開され、次回掲載の同年10月号以降は隔月連載となる予定だったが、同年12月号以降はまたも遅筆により休載となった。 2011年4月号、一時休載していた『トリアージX』の連載再開に伴い、本作も同時掲載されたが、それ以降またもや遅筆から休載となる。 第7巻発売後、再開の目処は一向に立っていなかったが、後記の『FULL COLOR EDITION』第5巻 - 第7巻に掲載されたインタビューにて、原作者自身がの惨状が作品と重なって震災ショックを引き起こしたことや、心臓疾患を患って入院していたため、遅筆になっていたことが判明する。 2013年4月号、再開を目指して準備中であることが告知され、予告通り同年5月号に掲載される。 しかし、以後の掲載については一切不明のまま、原作の遅筆による休載状態が4年近くも続いた。 2017年3月22日、原作者がで死去したことにより、本原作はとなった。 2018年12月7日、が行った佐藤ショウジ・初代担当者へのインタビューによれば、海外のファンから連載再開を根強く望まれているが、作品へのこだわりが強かった原作者に対する敬意から、第三者が簡単に続きを書けないということを理解してほしい旨が述べられている。 物語 [ ] 第1巻 [ ] 藤美学園の教室外で授業をサボっていた主人公・ 小室孝は、校門の前で不審者と教師たちを目撃する。 まもなく、不審者に噛まれた教師は他の教師や生徒に噛みつくことで、後に「奴ら」と呼称される生ける屍たちを学園内に増やし始めた。 孝は友人・ 宮本麗と井豪永を連れて校舎屋上へ逃げるが、「奴ら」と化した教師に噛まれた永も「奴ら」と化したため、孝はやむを得ず永を殺害する。 その後、麗の父の正へ何とか繋がった電話もすぐに切れたため、孝と麗は複雑な思いを抱えながら学園からの脱出を目指す。 天才自認・ 高城沙耶、銃器マニア・ 平野コータ、剣術の達人・ 毒島冴子、校医・ 鞠川静香と合流した孝と麗は、職員室で一旦休息を取る。 しかし、「奴ら」の件が世界規模の状態であることや、それが止まらないであろうと考えた孝たちは、家族の安否確認や救出を決意する。 やがて他の生徒たちと教師の紫藤を加えた孝たちは、マイクロバスに乗車して学園から脱出する。 しかし、家族の安否確認を主張する孝たちと、立て籠もりを主張する他の生徒たちは対立する。 それを見て一行のリーダーへ名乗り出た紫藤に因縁を持つ麗は同行を拒否し、降車してしまう。 そんな麗を即座に見限った紫藤に孝は反発しつつ彼女を追うが、その直後に傍の車へ突っ込んできた路線バスが爆発炎上する。 マイクロバスと分断されてしまった孝と麗は乗り捨てられたバイクを入手し、別ルートでの移動を開始する。 第2巻 [ ] バイクのガソリン補給のために立ち寄ったガソリンスタンドで、暴漢に麗が襲われる。 暴漢は麗をさらおうとするが、孝は移動中に警察官の死体から入手していた拳銃で暴漢を撃退する。 麗を取り戻した孝は、脅威が「奴ら」だけでなく生者もそうであることや、自分がこの世界に順応して楽しむようになってきていることを実感する。 その頃、床主国際洋上空港ではが「奴ら」の駆除を行っていた。 一方、紫藤が現実を直視できない生徒たちに洗脳紛いの演説を始めるなど不穏な空間となったマイクロバスでは、冴子たちが紫藤に決別を宣言して車外へ脱出する。 まもなく冴子たちは孝や麗と無事に合流するが、孝・麗・沙耶の家族がいる御別川を渡った東側へ通じる橋は全て封鎖されてしまっていた。 日没が迫る中、静香の友人でSAT隊員・南リカの家が近いことを知った孝たちはそこへ避難すると、学園脱出後初の休息を取る。 屋外では混乱がより激化し、他者を見捨てて屋内へ立て籠もることが当然となっていた。 冴子は自分たちもそうするべきとの覚悟を孝に諭すが、取り残された少女・ 希里ありすを発見した孝とコータは、彼女の救出を決意する。 南家に保管されていた銃器類を使いこなすコータによる援護の中、孝はバイクを犠牲にしてありすの元へ駆けつけるが、「奴ら」に囲まれてしまう。 しかし、南家に保管されていたで突進してきた静香たちによって、孝とありすは彼女たちとの脱出を果たす。 第3巻 [ ] 翌朝、ハンヴィーで御別川を渡った孝たちは高城邸への移動中、「奴ら」の侵入を防止するために張られたに阻まれて窮地へ陥るが、沙耶の父の壮一郎が会長を務める右翼団体「憂国一心会」によって救出された。 高城邸へ辿り着いた孝たちの前には、救出された大勢の避難民もいたが、まもなくの途絶を見越し、移動の準備も始められていた。 孝たち全員を集めた沙耶は、両親がすぐに駆けつけてくれなかったことで自暴自棄になりかけたところを、孝に諌められる。 救出活動から戻った壮一郎が「奴ら」と化していた部下を斬る姿を見たコータは、全ての銃を抱えて飛び出す。 追った孝は銃を譲るように脅されていたコータを発見するが、そこへ壮一郎や彼の妻の百合子が現れる。 壮一郎に尋問されるコータを孝は仲間たちと共に擁護し、結束を固める。 また、現実を直視できない避難民たちの心理を素直に理解した孝のことを、沙耶たちは自分たちのリーダーとして称える。 一方、マイクロバス内では紫藤による不穏な空気が、生徒たち同士にを始めさせていた。 紫藤は高城邸への偵察に出していた男子生徒・黒上からの電話連絡を受けると、自分の思想に染まりきった生徒たちだけを連れて高城邸へ車を走らせる。 では大統領を含む政府高官たちが「奴ら」に噛まれ、政府は混乱に陥っていた。 まもなく、航行中のにとへの攻撃が命令される。 第4巻 [ ] 床主国際洋上空港では、「奴ら」を焼き払う作戦が行われるが、SAT隊員・田島が噛まれてしまい、「奴ら」ごと自爆する。 高城邸では、到着して立派な教師を演じる紫藤に対し、麗が怒りの銃剣を突きつける。 その際、麗の父の正が紫藤の父の一郎に対する捜査への警告として麗を留年させられていたことが明かされ、麗が「殺す価値も無い」と銃剣を下ろすまでの一部始終を見た壮一郎は、紫藤たちをマイクロバスごと追放する。 国外では、中国の核ミサイル4発のうち3発が日本海上にて撃墜されるが、最後の1発を撃墜するはずだったのクルーが「奴ら」と化していたため、最後の1発は日本上空でを経てを発生させる。 その結果、高城邸では大半の車両や電子機器が壊れ、ライフラインも止まる。 また、紫藤たちのマイクロバスがへ衝突し、が開いたままとなる。 「奴ら」の大群に壮一郎と百合子は隣家への避難を決意し、孝たちは故障を逃れていたで脱出する。 街中では、群がる「奴ら」に対して孝と冴子が囮となり、麗たちと二手に分かれて移動を開始する。 その夜、孝と共に神社の本殿へ避難した冴子は、4年前から敵を得ることや斬ることに悦楽を感じており、今ではそれが酷くなっていることを告白するが、翌朝に孝が理解を示したことで2人の仲は急接近する。 やがて、孝と冴子は麗たちとの合流場所であるへ無事に辿り着く。 第5巻 [ ] モール内には数人の避難民と新米・中岡あさみがいたが、避難民たちは現状の責任を彼女に押し付けたり口論するばかりで連帯感の欠片も無く、そのうち島田という男性に至っては静香を強姦しようと目論む始末だった。 コータの機転でそれらは解決したものの、孝たちが旅立ちの準備を行っていた途中で、特別なの輸血を毎週必要とするを患っていた老婆が倒れてしまう。 孝たちは1人を救うために危険を冒すべきか悩むが、見捨てることはできず、近隣の病院へ専用の輸血用血漿を入手に向かうことを決意する。 孝たちからは彼の他にコータとあさみ、避難民たちからは田丸という男性による合計4人で構成された一行が、病院へ向かう。 しかし、病院への道のりこそ何とか順調だったものの、血漿を入手する際には「奴ら」の襲撃に遭い、逃げる途中で田丸が犠牲となってしまう。 その上、モールへ戻ってすぐに血漿の入手行動における反省点を洗い出していた最中、モールの敷地内にはあさみへ避難民たちを託して床主東警察署へ応援を要請に向かったはずの先輩婦警・松島が、「奴ら」と化して現れた。 自らの最期を悟った田丸の懇願に応じて彼を射殺した直後という状況に加え、1人のために1人が犠牲になった事実に追い打ちをかけられたあさみは、パニックを起こしてしまう。 モールにも、不穏な空気が満ちつつあった。 第6巻 [ ] あさみの様子に今日中の出発を決めた孝たちは、彼女の同行をコータに勧めさせる。 無事にあさみを説得できた矢先、別の避難民の1人を刺した避難民の少年が非常扉を開けてモール外へ飛び出したため、「奴ら」の侵入を許してしまう。 また、その直前には血漿を輸血された老婆と彼女の老夫が、モールの屋上から投身心中していた。 バリケードを作るも「奴ら」に突破され、避難民たちが次々と餌食となっていく中、孝たちはモールの屋上に立て籠もって救出を待つ決意を固めた者たちと別れ、脱出を開始する。 無事にモールの敷地外へ出られると思われた矢先、あさみは非常扉を開けた少年が「奴ら」に囲まれている姿を発見し、島田と共に少年の救出へ向かう。 しかし、その過程で島田が「奴ら」の餌食となった上、あさみも退路を断たれてしまう。 コータはあさみを救出に向かおうとしたが、あさみはコータたちに生き残ってもらいたい思いから、大声を上げて「奴ら」を呼び集める囮になり、警察官としての敬礼を行うと、人間としての最期をコータに託す。 コータは泣きながらあさみの思いに応え、彼女を射殺する。 一方、モールの屋上へ立て籠もった者たちにも「奴ら」が迫っていたが、その上空へ電磁パルス対策を取っていたために難を逃れていた自衛隊のが飛来し、「奴ら」を一掃する。 救出された者たちは安堵する反面、孝たちの手慣れ具合に舌を巻く。 第7巻 [ ] あさみを射殺したことから、小室家や宮本家への道中にを発症したコータは「奴ら」と戦いながら死のうと、自暴自棄になり始める。 そんなコータを見た孝たちは、彼の症状を和らげるべく自分たちの家を後回しにし、銃や弾薬の補充も兼ねて床主東警察署へ向かう。 しかし、まもなく到着するという時にコータが死別を宣言したため、静香は駆け寄ると上官の立場になりきってコータを叱咤激励する。 コータもそれに応え、何とか回復を果たす。 荒れ果てて生存者のいない署の様子に麗は動揺しかけるが、道や駐車場に残っていた無数のスリップ痕から、孝たちは生存者たちが自動車でどこかへ避難したことを悟る。 それを確認しようと、署内を徘徊する「奴ら」を倒しながら銃や弾薬を補充して最上階の通信指令室へ入った孝たちは、非常用バッテリーのお陰で生きていたから、明後日に床主市でも自衛隊による救出作戦が、孝の母の赴任先である新床第三小学校で行われることを知る。 また、公安係室で得られた情報から、正を含む生存者の署員たちや避難民たちが小学校へ向かったこともうかがえたため、孝たちは改めて麗の母・貴理子の安否確認を決意する。 雨の中を宮本家へ向かった孝たちは、バリケードから物資調達に出たまま締め出されていた貴理子と合流し、共に小学校へ向かう。 その頃、自衛隊による床主国際洋上空港での救出作戦は完了していたが、小学校へは紫藤一行が先着していた。 登場人物 [ ] 名はアニメ版のもの。 身長などのデータは、小冊子『plus』 、使用銃器類などのデータは「スクデッドミュージアム」による。 アニメ版では、後述のストーリー変更に伴い、一部キャラクターの設定が変更されている。 藤美学園2年生。 一人称は「僕」だが、たまに「俺」となる。 三白眼気味のツリ目と跳ねっ毛が特徴。 「面倒くさい」が口癖。 無気力かつ怠惰な性格で、日常的に遅刻や欠席などの授業怠惰を行っていた不良生徒。 個性的な面々が揃っている一行の中で、最も一般的かつ常識的な人物。 本人も「凡人」と卑下する描写が見受けられる。 運動神経は並程度だが、優れた決断力と行動力で「やらねばならないことは自分から率先して行う」気概の持ち主で、高城邸を脱出して以降は一行のリーダー的存在となる。 物語開始時点では麗へ想いを寄せていたが、中盤から冴子にも気持ちを揺らぎつつあり、現在は双方と関係を進展させられない状態にある。 また、かつての親友であった永に対しても、裏切られたことによる遺恨と自らの手で殺めてしまった自責の念、相反する二つの感情を抱いている。 無免許ながら、やを自在に乗りこなせる技能を持ち、免許取得者の静香に代わって運転を行うこともある。 学園脱出後は学園内で手に入れたを得物として使っていたが、コータに銃の扱いを教わってからは、南家で入手したのや、床主東警察署の証拠品保管庫で手に入れたを使いこなす。 そのほか、死亡した警官から拝借したのも一時使用していた。 アニメ版 顔立ちがより精悍なつくりとなっている。 また、原作以上に派手なアクションの立ち回りが目立ち、冴子に劣らぬ俊敏さを披露する描写も見受けられた。 本作が初主演である担当声優の諏訪部には、「ごく普通の高校生」と評されている。 なお、諏訪部自身も本作に対する想いは強く、原作者のが逝去した際には、続編を再び演じたかったことを自らので呟いている。 藤美学園3年生。 一人称は「私」。 尻まで届くロングヘアを持つ凛とした古風な淑女。 2年生時に全国大会で優勝した実力を持つ部主将。 その実績から学園でも名を知られている。 常に冷静沈着で引き締めた態度は、一行を精神的に支える存在にもなっている。 上記の経歴ゆえ一行内で最も戦闘力が高く、当初から持ち前の剣術で「奴ら」を薙ぎ払ってきた。 物語序盤は部活用のを振るっていたが、高城邸到着後には壮一郎から譲られた「小銃兼正・村田刀 」を振るうようになる。 高城邸脱出後、床主東警察署内にいた「奴ら」から入手したをで装備している。 男性へのセックスアピールに疎く、それに相当する行為であっても無意識にこなしてしまう一面を持つ。 麗曰く「」。 マイクロバスの脱出後、再会を果たした孝の人柄に少しずつ惹かれていき、神社で2人きりとなった際、他者を物理的に傷つけることを悦ぶな性癖であることを打ち明け、それを理解してくれた孝と急速に距離が縮まっていく。 そのため、一行と合流した後は、麗とよく睨み合いになったりと少々ぶつかり合うことがある。 人気投票は1位。 担当声優の沢城からも「非常に美しい子」と大変気に入られている。 また、作画担当のからも「一番の自信作」と評されるなど、関係者随一の人気キャラクターである。 アニメ版 ストーリー展開の変更に伴い、大きくクローズアップされるという厚遇を受けた。 また、OVA版でもメインヒロインを担っている。 藤美学園2年生。 一人称は「あたし」だが、たまに「わたし」となる。 腰まで届く茶髪の に2本のが特徴。 孝曰く「優等生」らしく、兄弟はいない模様。 非常に勝気な性格。 当初から情緒不安定でヒステリックな言動が目立ち、表面上の印象があまり芳しくない。 また、時折恐ろしく生々しい言動 を取ることがあり、本人も「女はそういう生き物」と認めているなど、作中を通じてとして描かれている。 その一方で、「誰かに支えてもらわないと生きていけない」といった、脆く崩れやすい面もある。 孝とは幼稚園時代からの幼馴染。 作中の地理描写から互いの実家も近い。 小学生時、孝とは結婚を誓い合うほど仲睦まじかったが、後述の一件で留年した際、彼に相談を持ちかけたが口論となって愛想を尽かし、その直後に優しく接してくれた永に惹かれて交際し始めた。 永の死亡後、彼のことを引きずりながらも孝に惹かれ始めており、現在は紆余曲折を経て微妙な関係にある。 また、再会後は孝と冴子の距離が急接近したことに気がつき、不安や焦りを覚え始めた。 そのため、冴子とよく睨み合うようになる。 本来は孝より1学年上であるが、父の正にまつわる諸事情から紫藤の手で留年させられ、現在は同学年。 それゆえに父娘ともども紫藤を激しく憎んでいる。 また、原作における森田の発言や、スロット版の日常パートの描写などから、留年生ゆえにクラス内では浮いた存在である模様。 部に所属しており、父よりも習っているため、学園内で手に入れたモップの柄や南家で手に入れた銃剣付きなどの長柄物を振るいながら、「奴ら」へ果敢に立ち向かう。 人気投票は4位。 担当声優の井上からは「作中で一番生々しいキャラクター」「ある意味でという方向性で演じている」と述べられ 、原作者の佐藤大輔も「本当は悲劇のヒロインを描きたかった」と後書きで記し、現在の人格設定が確立したことを後悔している旨を明かしている。 また、作画担当の佐藤ショウジからも上記の点を危惧されており 、関係者たちから人間性について不安視されている。 名前は漫画家のに由来している。 アニメ版 ヒステリックな面が一層強調され、物語後半からは構成が変更されたことに伴い、出番が若干減っている。 孝の同級生。 一人称は「アタシ」。 麗と同じく幼稚園以来の幼馴染。 気が強く高いから天才を自認し、自分たちの状況を豊富な知識などで冷静に判断する、一行内における参謀的存在。 静香に次ぐを誇る の美少女。 また、兄弟はいない模様。 物語開始時点では孝へ密かな想いを寄せていたが、彼からはただの幼馴染としか思われていなかった上に、教室脱出時には存在すら忘れられてしまうなど進展がなく、コータを連れて職員室手前で一行と合流する。 そのため、学園脱出後はコータへ徐々に気持ちを傾ける様子も見せるようになる。 脱出以降はコータへの恋愛感情がまだ薄くも信頼はすでに厚くなったようで、孝からは「コータが死んだら沙耶も壊れる」と見られている。 当初は麗のことを快く思っていない節があり、彼女に対して非好意的な視線を送っている描写が散見されたが、行動を共にしていくうちに軟化していく。 主な武器は自宅で母から託された(後にコータに預ける)と、床主東警察署内の特殊捜査隊床主分室で手に入れた。 名前は元のに由来している。 アニメ版 原作1巻の冒頭にて孝の境遇に少なからず同情していた森田の役が沙耶に変更されるなど出番が若干増えている。 担当声優の喜多村からは「演じていて楽しかった」と評されている。 一人称は当初こそ「僕」だったが、次第に「俺」へと統一されていった。 沙耶に付き従う肥満の軍事オタク。 父は宝石商で、母は、祖父は外国航路の元で、祖母は元と、家族構成は「完璧」の一言。 人気投票では第2位。 普段は温厚な少年だが、銃器を握ると好戦的な性格へ豹変する。 肉弾戦の才能は皆無ながら、アメリカの・ で受けた訓練によって会得した射撃能力を発揮し、学園内の工作室で急造した自作の改造 や南家で手に入れた狙撃銃仕様 へ改造されたや沙耶から預かったを巧みに操り、残忍な笑みすら浮かべながら「奴ら」を容赦なく蹴散らしていく。 以上のように銃器や軍・警察関係の知識に詳しいため、それを一行に教えるアドバイザーとしての役割も担当している。 物語開始前は紫藤から罵られていたうえ、他学生からを受けていたらしい。 麗ほどではないものの、いじめの実態を知りながら自身を馬鹿にしてきた紫藤を憎んでいる。 それゆえ、自身の経験から極限状態に置かれた人間の心理をよく分析・理解している。 沙耶へは密かな想いを寄せているが、自身に女性への免疫が無いため、女性陣のあられも無い姿を見る度に赤面し、鼻血を流すこともしばしば。 名前は漫画家のに由来している。 アニメ版 「奴ら」との戦闘描写がより深く掘り下げられたことに伴い、銃器の有無による性格の豹変が更に臨場感溢れる描写となった。 大学病院から臨時に派遣された藤美学園の校医。 一人称は「わたし」。 沙耶を上回る張りと大きさのや冴子を上回る長さのロングヘアを持つ、プロポーション抜群の美女。 メートル越えの爆乳を使った水鉄砲の披露やキャンプ道具の収納など割りとオーバースタイルを楽しんでいる。 一行で唯一の取得者である ため、自動車の運転手としても活躍する(ただし、大の機械音痴)。 当初は頼りないの言動や酒癖の悪さしか見せなかったが、南家脱出後は年長者としての良識や機転、そしてに絡めた発言など、ノリの良さも見せるようになる。 また、ありすが悪夢にうなされた際には彼女の母代わりとなってを行ったり、コータがを発症した際には上官の立場になりきって彼を叱咤激励するなど、も担当している。 冴子と同様に男性へのセックスアピールに疎いため、南家では上述の言動や酒癖と相俟ってあられも無い姿で孝やコータを困惑させ、ショッピングモールでは避難民の1人である島田(後述)に強姦されかけていたが、孝たちがそばにいたことで何もされずに解決している(本人は爆睡後の寝起き状態で、自身の貞操が危うく危機にあったこともあまり自覚していなかった)。 友人のリカには日頃から南家の合鍵を託されており、仕事の性質上あまり帰宅できない彼女に代わって家事を担当していた。 そのため、孝たちは御別川の東側へ行く橋を渡る前に南家で休息を取ることができた。 アニメ版 原作同様にオーバースタイルが強調され、メートル越えの爆乳が揺れる様子や音も描写されている。 入浴シーンではが披露された。 希里 ありす(まれさと ありす) 声 - 身長 - 128cm 「奴ら」が発生した当日の夜 、新聞記者の父(声 - )や母と一緒に逃亡していた小学2年生の少女。 母とはぐれて辿り着いた民家で立てこもっていた一般人に父を目の前で殺害されてしまったうえ、「奴ら」に襲われかけたところを孝たちに救われる。 それ以降は孝たちと共に行動し、微笑ましい言動で一行の役となっているが、両親を失った悲しみから就寝時には悪夢にうなされている。 の運転が得意。 「奴ら」が発生する前は、孝の友人の今村(後述)の実家の隣家に両親と3人で暮らしていた模様。 ジーク 声 - 原田ひとみ ありすと共にいたところを孝たちに拾われた。 小さな身体と元気の良さからを連想したコータによって、ジークと名付けられる。 勇ましい性格でよく吠えるため、「奴ら」を呼び寄せてしまうこともある。 また、静香に抱き上げられる際には小さな身体が災いし、彼女の巨乳で窒息してしまうこともある。 紫藤一行 [ ] 紫藤 浩一(しどう こういち) 声 - 藤美学園3年A組の担任教諭。 地元の有力代議士である紫藤一郎(後述)の息子。 周りからは人格者と思われているが、内面は酷く歪んでいる。 母が酒浸りとなって死亡するなどの悲惨な少年時代を過ごしてきた上、父の地盤が異母弟へ継がれたことで紫藤家を激しく憎むようになり、性格は大きく歪んでしまった。 それ以降は自らを含む紫藤家を破滅させるためにわざと従順になっており、麗の父である正の捜査が一郎の身辺へ及んだ際には一郎の命令で麗の成績を改竄し、留年させた。 政治家の息子であるだけに扇動は上手く、学園脱出後はマイクロバス内での家族の安否確認を優先する孝たちと立て籠もりを主張する生徒たちとの対立に際し、リーダーへの名乗りを上げると数で勝る後者の同意を取り付け、リーダーになった。 それに反発した孝たちがマイクロバスから去った後も残った生徒たちを統率するが、危険な方向に性を発揮するタイプでもあったため、車内はモラルの崩壊した空間と化してしまう。 やがて高城邸へ逃げ込むが、またしても反発の意思を示した麗から徹底的に拒絶された挙句、「殺す価値もない」と吐き捨てられてこの上ない屈辱を味わい、麗とのやり取りを見てその異常性を看破した壮一郎によって生徒たち共々追放された。 電磁パルスの発生による制御不能に陥って大破したマイクロバスから角田や美玖と共に逃げ延び、新床第三小学校へ現れた。 角田(かくた) 声 - 藤美学園の不良男子生徒。 名前や学年は不明。 学園脱出の際にマイクロバスへ乗り込んだ者の1人で、金色に染めた髪を跳ね上げている。 容貌そのままの好戦的な性格で、物事を力づくで解決しようとする粗忽な乱暴者。 マイクロバス内では正論を主張した孝の態度に食ってかかるほどだったが、麗にモップの柄で一突きされて悶絶する。 孝たちがバスを去った後は残った生徒たち一同で美玖と共に一際紫藤の虜となったことで、性格はより好戦的かつ凶暴なものとなり果て、紫藤と敵対する者を威嚇したり、逆らった仲間を「奴ら」の前に突き出して見殺しにするなど、紫藤一派の的役割を務める一方、仲の良い美玖をはじめ他の女子生徒たち(後述)共々、生徒同士での車内すら楽しむようになった。 なお、美玖とは車内乱交後も仲が良く、高城邸への到着時には彼女と身を寄せ合っていたり、新床第三小学校へ現れた際には共に紫藤の横で不敵な笑みを浮かべている。 電磁パルスの発生後は紫藤や美玖と共に逃げ延び、新床第三小学校へ現れた。 夕樹 美玖(ゆうき みく) 声 - 藤美学園3年 の女子生徒。 学園脱出の際にマイクロバスへ乗り込んだ者の1人で、前髪をで上げている。 当初は学園随一のセクシーな美貌やそれゆえに纏わり付く黒い噂を話題にされる だけの存在でしかなかったが、孝たちがバスを去った後は残った生徒たち一同で紫藤の虜となって狡猾な性格を露にし、角田や他の女子生徒たち共々、生徒同士での車内乱交すら楽しむようになった。 その後は、角田と共に紫藤の側近的存在として振る舞うほか、高城邸への到着時には善良な避難民を装って涙ぐんだ表情や制服の胸元を肌蹴させた姿を守衛たちに見せ、警戒心を解かせるといったことも行っている。 電磁パルスの発生後は紫藤や角田と共に逃げ延び、新床第三小学校へ現れた。 谷内(たにうち)、川本(かわもと) 声 - 原田ひとみ(谷内)、 (川本) 藤美学園の女子生徒。 学園脱出の際にマイクロバスへ乗り込んだ2人組。 孝たちがバスを去った後、紫藤の虜となってに目覚め、角田や美玖と共に車内乱交を楽しむようになった。 電磁パルス発生によるマイクロバスの大破後、共に生死不明。 黒上(くろかみ) 声 - 藤美学園の男子生徒。 学園脱出の際にマイクロバスへ乗り込んだ者の1人。 紫藤の虜となった後は車外偵察へ出されており、車内乱交の光景にほくそ笑んでいた紫藤の携帯電話へ高城邸の付近から連絡を入れる。 電磁パルス発生によるマイクロバスの大破後、生死不明。 山田(やまだ) 声 - 藤美学園の男子生徒。 学園脱出の際にマイクロバスへ乗り込んだ者の1人。 紫藤の虜となり、生徒同士での車内乱交を楽しんだ点では他の残った生徒たちと同様であるが、やがて我に返って紫藤の思想に異を唱えるも時すでに遅く、反逆者と見なされて角田たちによって車外へ放り出され、ほくそ笑む彼らの目の前で「奴ら」に喰われる。 アニメ版 経緯は不明ながら車外に出されたらしく、原作同様に「奴ら」に喰われる。 引き締まった身体に小麦色の素肌を持つ美女。 県警付属第1小隊に所属するで、全国の警察官の中でベスト5に入る凄腕の持ち主。 階級は。 産のを好む。 独身だが、豪華なタイプのマンションで暮らしており、自宅内には数々の銃器弾薬類を保管している。 また、軍用車両の を愛車としている。 これらの装備や物資は、仕事の性質上あまり帰宅できないために静香へ合鍵を託していたことと相俟って、後に南家を訪れた孝たちの大きな助けとなった。 床主国際洋上空港では滑走路上に群がる「奴ら」を排除する作戦に就き、旅客機の発進業務や空港内に残った幾人かの生存者を、自衛隊による救出作戦が始まるまで守り切った。 その後、床主市内への帰還を目指す。 武器は・改(風に改造)と改。 田島(たじま) 声 - 県警警備部付属SAT第1小隊に所属する隊員。 リカのを務める。 名前や階級は不明。 リカと共に床主国際洋上空港で滑走路上の「奴ら」を排除していたが、を用いて一斉に焼き払う作戦を行った際、不意を突かれて噛まれてしまう。 最後はリカと言葉を交わすと、「奴ら」を巻き込んで給油車もろとも自爆した。 その勇姿は、リカに敬礼をもって見送られた。 武器はと(折曲銃床式)。 89式はリカが引き継いだ。 階級は。 先輩婦警の 松島(まつしま)巡査長と共にショッピングモールへ避難していたが、本署である床主東警察署へ応援要請に向かった彼女 に避難民たちを任され、彼女と入れ違いで孝たちが訪れるまではモール内の指示に孤軍奮闘していた。 島田が静香を強姦しようと目論んだ際には警察官として上手く対処できずにいたが、機転を利かせたコータがその場を収めてくれたことで、彼に惹かれていく。 血漿入手後の逃亡時に「奴ら」に噛まれた田丸の懇願に応えて彼を射殺したことに加え、モールへ戻った後に松島が「奴ら」と化して敷地内へ現れたのを見てパニックを起こしてしまう。 後にはコータに説得され、孝たちと共にモールからの脱出を決心するが、身勝手な行動が元で「奴ら」に囲まれた少年を島田と共に救出しようとしたところ、島田が「奴ら」に噛み殺された上に自らも「奴ら」に囲まれた際に拳銃を全弾撃ち尽くしてしまい、そこで自らの最期を悟る。 孝たちを逃がすため、囮となりながら人間としての最期をコータに託し、彼のによって射殺された。 武器はと三段式。 宮本家 [ ] 宮本 正(みやもと ただし) 声 - 麗の父で、貴理子の夫。 県警警備部課所属で床主東警察署の公安係長。 階級は。 麗いわく、「どんなことにも動じない人」。 は県警大会で負け知らずの腕前。 の腕前も併せ持つ。 紫藤一郎代議士の秘密資金の出所を捜査していたことが麗を留年させられる原因となったため、それ以来は娘共々、彼を激しく憎んでいる。 「奴ら」発生時は麗との電話が早々に切れて安否確認すらできない状況へ追い込まれていたが、その後は新床第三小学校でによる救出を待つ避難民たちを警護している。 宮本 貴理子(みやもと きりこ) 正の妻で、麗の母。 元県警交通部隊員。 異動後に配属された所轄の警察署で「PSの貴理子 」と呼ばれて近隣の暴走族から恐れられていたところ、正と出会って熱烈な交際を経て結婚退職したことが、作中の台詞から示唆されている。 最終階級は不明。 夫のことは「正ちゃん」と呼んでいる。 なお、警察官になる前は「床主女王蜂」の総長を務めており、前述の異名もそれに起因するものである。 「奴ら」発生時は近所の人々と作ったバリケード内で立て籠もっていたが、食料調達へ出た後に締め出されて言い争っていたところ、安否確認に訪れた孝たちと再会・合流した。 本来なら法に触れる孝たちの武器所持を、再会して早々に事情を汲んで認めるなど、柔軟な思考の持ち主でもある。 武器は夫の(の十文字槍)と、コータが床主東警察署の証拠品保管庫から持ち出した。 高城家関係者 [ ] 高城 壮一郎(たかぎ そういちろう) 声 - 沙耶の父で、百合子の夫。 県下最大勢力を誇る国粋「憂国一心会」の会長。 厳格でカリスマ性を持ち、コータや孝たちの意思を聞き、彼らのことを認めたり、紫藤に対して猛然と反発する麗の言動から紫藤たちの異常性を見抜くなど、確かな鑑識眼の持ち主で、部下たちや妻の百合子からの信頼も厚いが、娘の沙耶からは「正邪の割合を自分だけで決めてきた男」 と評されている。 若年時に冴子の父に師事していた経験があり、冴子へ軍刀「小銃兼正・村田刀」を譲る。 避難民たちを救助中、沙耶たちとの再会を果たす。 「奴ら」に屋敷の門を突破された後は沙耶を孝たちに託して旅立たせ、部下たちや避難民たちと共に隣家へ避難したが、その後については不明。 武器は日本刀の。 高城 百合子(たかぎ ゆりこ) 声 - 壮一郎の妻で、沙耶の母。 独身時代はではその名を知らない者がいないほどの凄腕だったが、壮一郎とは出会った翌日に結婚したほどの熱い仲で、彼のことを「壮一郎さん」と呼んでいる。 の護身コースへ通っていた経験から、銃の扱いについては壮一郎以上。 それらの手腕を振るって築き上げた高城家では壮一郎の傍に仕え、彼に次ぐ存在として皆を纏め上げている。 高城邸への道中に大勢の「奴ら」に迫られて絶体絶命の危機に陥ってしまった孝たちを、一団を率いて救助に現れた。 「奴ら」に屋敷の門を突破された後は壮一郎と同様に沙耶を孝たちへ託し、銃を手に壮一郎の背を守りながら彼と共に隣家へ避難したが、その後については不明。 武器はと。 吉岡(よしおか) 声 - 右翼団体「憂国一心会」の幹部。 名前は不明。 壮一郎と百合子に次いで組織をまとめている理知的な人物。 「奴ら」に屋敷の門を突破された後は壮一郎たちと共に隣家へ避難したが、その後については不明。 松戸(まつど) 声 - 「憂国一心会」に所属する。 通称「マッドさん」。 名前は不明。 孝たちの乗ってきたを整備したり、壮一郎の指示により出放された軍用バギーカーを孝たちに渡す。 「奴ら」に屋敷の門を突破された後は壮一郎たちと共に隣家へ避難したが、その後については不明。 土井 哲太郎(どい てつたろう) 声 - 右翼団体「憂国一心会」の幹部にして、壮一郎とは親友であった男。 救出活動の最中に部下を救おうとして噛まれる。 「奴ら」と化したその身は、避難民に現状を知らしめるための「教材」とされた。 ショッピングモールの人々 [ ] 田丸 ヒロシ (たまる ヒロシ) 「タイエー床主 東坂店」に避難していた避難民の1人。 見た目は眼鏡で坊主の系。 だが、実銃を触った経験はない。 による輸血治療が必要な老婆を気遣い、近隣の病院へ孝・コータ・あさみと共に輸血用血漿を入手に向かうが、「奴ら」から逃げそびれて犠牲となってしまう。 あさみに自分を殺すように懇願して名前を告げた後、彼女の手によって射殺された。 なお、老婆は血漿こそ間に合ったものの、その後に老夫と投身心中している。 武器は市販のに8本のを固定し殺傷力を無理矢理付加した「サスマタ改」。 島田(しまだ) 上記の田丸と同じく、モールに避難していた避難民の1人。 名前は不明。 惨禍に遭う前はだった模様(6巻巻末にその姿が描かれている)。 当初は絶望感から理性を失っており、静香を強姦しようと目論むが、コータによって阻止される。 キレた少年が長髪の青年をナイフで刺し、ショッピングモールの屋外へ飛び出して「奴ら」を呼びこんだ際には孝たちとの脱出を試みるが、その途中で「奴ら」に追い詰められていた少年の救出へ向かったため、自らは「奴ら」に噛まれて絶命する。 元銀行員の女性(名前不明) 避難民の1人。 黒い服を着た女性。 やや高飛車な性格で、島田や他の生存者とよく口論している。 発狂した少年がショッピングモールに「奴ら」を呼びこんだ際には孝たちと別れて屋上へ立てこもり、自衛隊に救助されて生き残った。 元そば屋の店員(名前不明) 避難民の1人。 金髪で小太りの体形の男性。 発狂した少年がショッピングモールに「奴ら」を呼びこんだ際には孝たちから共に脱出するかを問われるが、「挑戦や冒険は自分のガラじゃない」という理由で別れて屋上へ立てこもり、自衛隊に救助されて生き残った。 サラリーマン(名前不明) 避難民の1人。 眼鏡の中年男性。 発狂した少年がショッピングモールに「奴ら」を呼びこんだ際にはバリケードを作り、屋上へ逃げるかを他の避難民から問われていたが、その避難民が「奴ら」に喰われている姿を目の当たりにして屋上へ立てこもり、自衛隊に救助されて生き残った。 禿頭の老人(名前不明) 避難民の1人。 他人任せで身勝手な性格。 常に苛ついた態度で所構わず煙草をふかしている。 呼び込まれた「奴ら」がモール2階にまで押し寄せた際に逃げ遅れ「こんなばかげたこと認められるか」と最期まで目前の現実を直視せずに喚き散らし「奴ら」の餌食となった。 長髪の青年(名前不明) 避難民の1人。 ゾンビ映画ファンを自称し、パニックを起こしたあさみに乗じて「みんな死ぬ」「誰も助からない」等と不穏当な言葉を吐き散らかし、他の避難民の不安と絶望感を煽る。 発狂した少年にダガーナイフで腹を刺されて負傷。 「奴ら」がモール2階にまで押し寄せた中、狂笑を上げながら包丁を闇雲に振り回し、忽ちの内に「奴ら」に群がられるという「映画に付き物の場面」を自らが演じた挙句、「奴ら」に成り果てた。 冷静な性格で、的確な状況判断の持ち主。 の有段者。 孝曰く「文武両道」。 孝の元親友。 第4巻における孝の回想シーンから、彼とは少なくとも中学生当時からの付き合い。 以前より孝の想いを知りながらも麗と付き合い 、結果的に彼を裏切る形となってしまったため、それ以降は絶縁状態になっていた模様。 第1話で「奴ら」と化した脇坂に噛まれた後に吐血し、「噛まれるだけでダメ」な最初の実証例となってしまう。 「『奴ら』になりたくない」と嘆きながら悶死、「奴ら」と化した直後、孝によってとどめを刺される。 生ける屍たちに対しては、「映画やゲームじゃないから『ゾンビ』と呼ぶわけにはいかない」という理由を挙げ、「奴ら」という呼称を創った。 先述の一件が原因となり、現在でも孝を苦しめ続けているコンプレックス的存在。 原作者の佐藤大輔からも「死んで当然な奴」と忌み嫌われ、原案段階から死亡させる予定だったことが明かされている。 名前はののになっており、性格や言動も永井作品を意識したものになっている。 アニメ版 原作では孝に掴みかかるなど独占欲の強い面が描かれている一方、アニメ版では孝に対して負い目を感じているような描写があり、良心的な面が強調されている。 森田(もりた) 孝の友人。 刈り上げた金髪の不良。 三枚目的な性格をしている。 原作1巻の冒頭に登場している(アニメ版では、沙耶に変更されている)。 孝の境遇に少なからず同情しており、麗や永のことをあまり快く思っていない様子。 ギターが趣味。 沙耶や冴子などといった、同世代の美少女を好んでいる。 スロット版では、ミスコンの司会者を務めるなど、サブキャラ扱いとなっている。 「奴ら」発生によって「奴ら」と化した。 今村(いまむら) 孝の友人。 赤毛に染めた長髪の不良。 未成年だが、裏で喫煙をしている。 静香やありすの母などといった年上の女性を好むマダムキラー(孝曰く「オバコン」)。 森田と同じく、麗や永のことをあまり快く思っていない様子。 なお、今村の実家はありすの隣家である。 「奴ら」発生の時、校舎裏でサボっていたため異常事態に気付かず、状況が読めないまま「奴ら」に襲われ死亡。 石井 かず(いしい かず) 声 - 保健室で静香に付き添っていた男子生徒。 目の前で「奴ら」と化してまもない級友の 岡田(おかだ)を自らの手で葬り、それに続いて現れた「奴ら」から静香を身を挺して守ろうと「奴ら」に噛まれてしまい、駆け付けた冴子ので、安らかに絶命した。 静香には「奴ら」発生以前の日頃から付き添い、好意を抱いていた様子を見せていたが、彼女には名前を覚えてもらえてすらいなかった。 一条 美鈴(いちじょう みすず) 声 - 2年生。 が特徴。 敏美とは親友だが、彼女が危機に陥った際は醜い本性を晒し、その直後に自身も襲われて「奴ら」と化す。 二木 敏美(にき としみ) 声 - 2年生。 三つ編みが特徴。 麗や沙耶に負けず劣らず巨乳。 美鈴とは親友だが、最終的に彼女の裏切りに遭って「奴ら」と化す。 自身の腕が食いちぎられても、固く握った左手は美鈴を放さなかった(テレビアニメ版では敢え無く蹴り落とされた)。 教師 [ ] 手島(てしま) 声 - 体育教師。 校門に現れた「奴ら」を追っ払おうとするも、逆に噛まれて自身も「奴ら」と化す。 なお、作中において最初に「奴ら」と化した人物でもある。 同僚である林に好意をもっていたが、皮肉にも負傷をかばった彼女を自身の手で「奴ら」にしてしまうことになる。 林 京子(はやし きょうこ) 声 - 卓球部顧問。 眼鏡をかけており、静香に次ぐ爆乳。 校門に現れた「奴ら」を力ずくで追っ払おうとする手島を諌めようとするも、手島に噛まれて「奴ら」と化す。 手島からの好意には気づいていたらしく、後に自身も好意を寄せていたことが明らかになった。 回想編では卓球部を運動着姿で指導する様子が披露されている。 脇坂(わきさか) 声 - 現国教師。 上記の手島、林に続いて「奴ら」と化し、永に襲いかかった。 回想では孫らしき赤ん坊の世話をしている様子が紹介されている。 高山(たかやま) 声 - 手島と同じく体育教師で柔道部の顧問。 自慢の投げ技も「奴ら」には通じず 、逃げ惑った末に「すべて悪い夢だ」と錯乱、屋上から(テレビアニメ版では校舎4階の窓から)身を投げた。 その他 [ ] 紫藤 一郎(しどう いちろう) 声 - 浩一の父。 地元の有力。 傲慢かつ非道な性格。 自身の地盤を異母弟へ継がせたため、実子の浩一から激しい憎悪を抱かれており、現在の彼の歪んだ性格を形成させた張本人。 正には秘密資金の出所を捜査されており、浩一に麗の成績を改竄して留年させるよう命じた。 また、「奴ら」発生以前には、壮一郎と何らかの関わりがあった模様。 現時点では浩一の回想のみ登場のため、「奴ら」発生後における現在の生死や消息は不明。 暴漢(仮称) 声 - 名前不明。 マイクロバスと分断されてしまった孝と麗がバイクで移動中、ガソリン補給のために立ち寄ったガソリンスタンドで麗を襲った筋肉質の男性。 上顎歯列にを装着している。 「奴ら」と化した家族を手にかけて逃げ延びたことから自暴自棄となっており 、その影響から欲望を剥き出しにして麗の胸を揉んだ挙句に勢いそのままで彼女をさらおうとするが、孝が移動中に警察官の死体から入手していた拳銃で右肩を撃ち貫かれ、その痛みに苦しみ喚いたところへ集まってきた「奴ら」に噛まれる。 その姿は、見捨ててバイクで走り去っていく孝と麗に世界の壊れようを実感させる。 なお、「奴ら」に四肢を喰いちぎられず脳を喰われる前に絶命して「奴ら」と化したらしく、孝と麗が去った後には獲物でなくなったために興味を無くして引き下がる「奴ら」の中で、新たな「奴ら」と化して立ち上がる姿が描かれている。 有瀬 智江(ありせ ともえ) 原案段階に存在したキャラ。 高校2年生、16歳。 眼鏡っ娘、という要素を併せ持つ優等生。 「物語の構成上、居ても不要」という原作者の判断で、先述の要素は沙耶へと統合された。 小説版『〈おわり〉の日』の登場人物 [ ] 安西 里奈(あんざい りな) 小説版におけるヒロインの一人。 長い黒髪を結った女子生徒。 孝とは1年の頃のクラスメイト。 容姿も明るい人柄も好印象で、孝自身彼女と特別な関わりを持とうとしなかった事に自問した程。 他の生徒と共に学内を逃走する際に孝一行と顔合わせするが、恐慌に陥る自身のグループと冷静な判断を保つ彼らとの間で殺伐な空気が流れたのもあり、無理を強いての頼りは出来ず、別行動となった。 用語 [ ] 地名 [ ] 床主市(とこのすし) 本作の主要舞台。 の沿いにある。 は約100万人。 はとして栄えていた。 としてはやが多く、版では沖合いのが登場する。 施設名 [ ] 藤美学園高等学校 本作序盤の舞台。 孝たちが通学していた の。 床主市西部の丘陵部に建っている。 男子の制服は、女子の制服はを着用。 また、女子は胸元を黒いリボンで飾っている。 アニメ版における沙耶のセリフなどから、偏差値は高い模様。 南家 本作中盤の舞台。 御別川の近くに建っているの一室で、リカの自宅。 室内は豪華なタイプで、・・のほか、麗・沙耶・冴子・静香が一度に入れる規模のバスタブを備えた付きすら存在する。 リカは鍵付きの庫内で銃器や弾薬を大量に保管していたうえ、1階のガレージには軍用車両のを駐車していた。 高城邸 本作中盤の舞台。 沙耶の自宅で、物語の転機となった。 小高い丘の上に広大な敷地と屋敷が建っている豪邸で、右翼団体「憂国一心会」の本拠地でもある。 当初はと守衛たちによる守りを固めて避難民たちを受け入れていたが、電磁パルスの発生後には「奴ら」の大群の襲撃を受け、事実上の壊滅を迎える。 床主国際洋上空港 床主市の沖合に位置する。 テロ対策のため、が配置されていた。 床主東警察署 床主市内東部に立地する。 正が勤務していたほか、麗とも親しかった同僚の 加藤(かとう)も勤務していたが、「奴ら」に噛まれた後で自決し損ねて「奴ら」と化しており、やがて訪れた孝たちに襲いかかる。 床主国際洋上空港から近いため、空港警備を行うSATの支援として付属のにあたる特殊捜査隊の一分隊が配置されていたほか、押収品や証拠品の保管庫が一般人にはわからないように配置されていた。 孝たちはやからによる救出作戦の情報を、保管庫から(万が一の自決用も含めて)銃器や弾薬をそれぞれ得る。 新床第三小学校 考の母が在職している。 「奴ら」の発生後は、自衛隊が救出に来るまで臨時の避難所として機能している。 「奴ら」 [ ] 名称 いわゆるだが、孝たちには「 奴ら」、や自衛隊には「 目標(ターゲット)」、「奴ら」化する症状は世論においては「 殺人病(さつじんびょう)」とそれぞれ呼称されている。 なお、作中では「 〈奴ら〉」との山括弧を使用した表記となっている。 感染経路・被害 空気感染や無傷の素肌へ返り血や体液を浴びたくらいでは感染せず、「奴ら」に 噛まれた場合のみ感染するが、そのには謎が多く、発生原因を含めて詳細な解明には至っていない。 噛まれた際はその場で死亡に至らなくても、極めて短時間のうちに吐血や血涙を伴いながら必ずへ至り、「奴ら」と化して人々を襲うようになる。 それが世界中で「奴ら」が短時間のうちに大量増殖する最大の要因であり、全世界規模の状態を引き起こした。 日本ではわずか1日 で発症者が200万人を越え、予想犠牲者数は1000万人に到達するという、驚異的な増殖力を見せている。 現時点では人間にのみ感染しているようで、やなどの小動物が感染する様子はない。 また、「奴ら」に噛まれた者が「奴ら」と化すのを防ぐ方法は、人間であるうちに死ぬことのみである。 特徴 聴覚以外の感覚を失っており、音にのみ反応する。 心臓を串刺しにされても平気で、筋肉と骨さえ残っていれば活動を続ける。 頭部へ強い衝撃を受けるほか、筋肉と骨を焼き尽くされるといった物理的欠損が発生した場合のみ、活動を停止する。 非常に攻撃性が強く、人間を見つけると襲いかかり噛もうとする。 社会性は持ち合わせていないため、人間には単独で襲いかかるが、別の「奴ら」が付近にいた場合はその「奴ら」も同時に人間へ襲いかかろうとするため、「奴ら」が密集する場では、人間が複数の「奴ら」に襲われる危険がある。 ただし、捕食の対象はあくまでも人間のみであり、ジークなどの小動物はいくら吠えても「奴ら」が集まってくるだけで、襲いかかられることはない。 痛みを感じないゆえに校舎内の扉を破壊する程度の怪力を有しており、一度組み付かれると引き剥がすことは難しく、噛まれてしまう結果となる。 体温は死体と同じく、極端に低い。 物理的には死体そのものであるが、腐敗する描写は存在しない。 ただし、「奴ら」と化した直後の者と「奴ら」と化してから時間が経過した者では肌の色に明確な差異が生じており、前者が生者とほぼ同じ色の肌であるのに対して後者は浅黒く変色した肌であることから、藤美学園を最初に襲った「奴ら」は前者だった上、その身体には教員たちから見える箇所に負傷がなかったために単なる不審者と見なされ、不用意に掴み掛かって噛まれた教員から学園内へ感染被害が及んでしまう原因となった。 歩行能力はかなり低く、フラフラと歩く程度。 視力が失われているにもかかわらず階段を昇降できるが、急勾配の坂を駆け下りることはできずに転げ落ちる。 また、水中では出鱈目に動いて身動きが取れなくなる。 その他 による派生作品『最近のデッド。 』では、原作者の佐藤大輔によって「『奴ら』と化していながらも人間としての意識はそのまま残っている者たち」の存在が示唆されており、生者でも死者でもない彼らによるドラマが展開される。 これがギャグに過ぎないのか本編にも共通する設定なのかは、明かされていない。 単行本 [ ] 通常版 各巻カバー折り返しには、目次に加えてその巻で登場した「奴ら」(もしくは「奴ら」に成り果てた登場人物)が1体(第1巻では2体 ピックアップされ描かれている。 巻末には、その巻で死亡や消息不明、もしくは生き残った登場人物が通常生活を送っていた頃のピンナップに加え、第5巻と第6巻には番外編が描き下ろされている。 第1巻 - 2007年3月1日発売• 第2巻 - 2007年4月1日発売• 第3巻 - 2007年10月9日発売• 第4巻 - 2008年3月9日発売• 第5巻 - 2008年9月9日発売• 第6巻 - 2010年7月9日発売• 第7巻付き限定版 - 2011年4月26日発売• 単巻 - 2010年12月20日発売 FULL COLOR EDITION 通常版をフルカラー化した豪華版。 第1巻から第4巻までの購入特典は製の冴子。 番外編もそれぞれフルカラー化され、『Cos-play of the DEAD』は第4巻に、『Beginning of the DEAD』は第5巻に、『DEAD Illusion』は第6巻に収録された。 第1巻 - 2011年2月25日発売• 第2巻 - 2011年2月25日発売• 第3巻 - 2011年3月25日発売• 第4巻 - 2011年3月25日発売• 第5巻 - 2013年2月9日発売• 第6巻 - 2013年2月9日発売• 第7巻 - 2013年3月9日発売 小説 [ ] 『 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 〈終わり〉の日』(がくえんもくしろく ハイスクール・オブ・ザ・デッド 〈おわり〉のひ)のタイトルで、『月刊ドラゴンエイジ』2010年9月号に付録として同梱された。 原作者・佐藤大輔による執筆で、B6サイズ、112ページ。 物語の展開自体は原作に準拠しているが、人物設定などにいくつも差異が見受けられた。 同出版社のライトノベル雑誌『』より2008年5月号~11月号にて連載されたが、以後休載となり単行本になるほど原稿は溜まっていなかった。 本来ならば、2011年3月に完全版が発売される予定だったが、原作者の大幅な遅筆により、続報も一切ないまま発売未定となっていた。 2017年に原作者の佐藤大輔が逝去したため、本作は絶筆扱いとなり、今後発売される可能性も消滅に至った。 派生作品 [ ] 最近のデッド。 [ ] 『月刊ドラゴンエイジ』2010年6月号より2011年5月号まで連載された。 作者は。 2016年現在、単行本化はされていないが、作者による個人誌化はされている。 詳細はを参照。 「奴ら」と化した生徒や教師のもう1つの世界観を描いたショートコメディ。 台詞には「『奴ら』特有の言い回し」と共に、括弧書きで訳された標準語が加わっている。 件の言い回しは作中で「ゾンビ弁」と呼ばれている。 原作本編に登場した人物たちも登場する。 あらすじ(最近のデッド。 ) [ ] 突如「奴ら」の襲撃を受けた藤美学園。 生徒たちが次々と「奴ら」と化して行く中、肉体的には「奴ら」になりながらも人間としての意識を残している者たちが、少なからず存在していた。 本作では、「奴ら」の中にも人間としての意識を残したままである個体の存在が示唆されている。 肉体的には死亡して腐敗が進んでいることに変わりは無いが、彼らは努力すれば数分間生きた人間のように振る舞うことができる。 普段は「ゾンビ弁」しか話せないが(彼ら同士はそれで意思の疎通ができる)、生前のように人間の言葉を話すこともできる。 彼らに噛まれた者は、同じように人間の意識を残したまま「奴ら」となる。 また、通常の「奴ら」も彼らに噛まれると自意識を取り戻す。 登場人物(最近のデッド。 ) [ ] 椎名 ヒロシ 本作の主人公らしき少年。 立花 さとこ 本作のヒロインらしき少女。 林 京子(はやし きょうこ) 学園の教師で、卓球部の顧問。 静香に負けず劣らずのプロポーションの持ち主の眼鏡をかけた美女で、原作では序盤に死亡するが、本作では主要人物である。 竹田 2-6の生徒。 放送室に立て籠もっていた。 桜田 2-6の生徒。 放送室に立て籠もっていた。 鬼瓦 煉次 3-6の生徒。 空手部主将。 舟渡 海 2-2の生徒。 個人輸入研究会所属。 学校に銃を持ち込んでいる。 恩光 理恵 2-1の生徒。 手銛研究会所属。 石田 3-2の生徒。 橋本 3-2の生徒。 肥山 3-2の生徒。 「奴ら」と化していたが、人間としての意識を取り戻す。 痩田 ミチオ 3-2の生徒。 「奴ら」と化していたが、人間としての意識を取り戻す。 一条 美鈴(いちじょう みすず) 原作の序盤で死亡。 「奴ら」と化していたが、本作では人間としての意識を取り戻す。 死亡時の経緯から、親友だった敏美との関係は気まずい模様。 二木 敏美(にき としみ) 原作の序盤で死亡。 「奴ら」と化していたが、本作では人間としての意識を取り戻す。 死亡時の経緯から、親友だった美鈴との関係は気まずい模様。 卓造 声 - (テレビアニメ版) 原作では孝たちと共に学園を脱出しようとするも死亡。 「奴ら」と化していたが、本作では人間としての意識を取り戻す。 共に死亡して「奴ら」と化した女子生徒の 直美(声 - 〈テレビアニメ版〉)とは、熱愛関係にある。 単行本(最近のデッド。 ) [ ] 佐藤大輔の公認を受け、作者の同人サークル「甲冑娘田丸支店」の個人誌という形で、2013年8月10日にでの専売が開始された。 学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド [ ] 『』2010年10月号から2011年4月号まで連載された。 全14話(毎号2話ずつ掲載のため、全7回)。 作者は。 原作やテレビアニメ版などをネタとした。 「簡単にやられそうな主人公たち」をテーマとしている。 物語が進むにつれて孝がな一面を見せたり、沙耶のツインテールがギャグのネタとして取り上げられるなど、サンカクヘッド独自のキャラ付けがされていった。 また、原作序盤で静香に付き添うも彼女を守ろうとして「奴ら」に噛まれ、冴子によってを施された 石井かず(いしい かず、声 - )などの端役にも焦点が当てられている。 欄外には同誌で掲載される他の4コマ作品と同じく、当該ページの物語に関連したコメントが記載されている。 単行本(学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド) [ ] カバー表紙は、同日に刊行された原作第7巻のデザインをパロディ化したものである。 巻末には、描き下ろしのイラスト(冴子)が収録されている。 単巻 - 2011年5月9日発売 アニメ [ ] スタッフ 原作 、 (『』富士見書房刊) 監督 シリーズ構成 キャラクターデザイン プロップデザイン 新妻大輔 美術監督 川本亜夕 色彩設計 橋本賢 撮影監督 山田和弘 編集 肥田文 音響監督 音楽 音楽プロデューサー 西村潤 エグゼクティブプロデューサー 池田千穂、藤田敏 プロデューサー 小倉充俊 アニメーションプロデューサー 橋本健太郎 アニメーション制作 製作 H. テレビアニメ [ ] 2010年7月から9月まで、やなどで放送された。 全12話。 原作第4巻までの内容に加え、第5巻で描き下ろされた番外編『Beginning of the DEAD』、第2話『Escape from the DEAD』内に織り込んでアニメ化された。 描写については、原作に準拠する形で描かれている が、時系列については藤美学園へ「奴ら」が襲来してから、孝たちが高城家へ辿り着くまでの時間が丸1日以上増えたり、孝と冴子が「奴ら」の囮になるべく麗たちから離れて別行動を取る部分を、高城家への道中へ前倒しするなどの相違や改変などが施されている。 原作に存在したや、についての台詞や設定は、そのほとんどが曖昧にボカされている。 また、南家における麗と静香の飲酒描写やとによるの応酬描写も攻撃目標が化されるなど曖昧にされており、原作ほど明確には描かれていない。 作品や作者の関係者たちが毎回数人ずつ、「奴ら」などの役で出演していた。 「奴ら」とのバトルシーンでは原作のガンアクションを再現する一方、主に孝と冴子が原作より派手なアクションで立ち回るように改変されている ほか、背景には主にが使用されている。 エンディングには1話ごとに違う曲が使用されている上、原作の単行本に倣って、その話で退場した人物が健在だった頃の写真が追加されていくようになっている。 登場人物たちの一部による過剰なエロ描写、「奴ら」による凄惨なグロ描写、そして登場人物たちの大半が(多くの場合はやむを得ず)行う犯罪描写などを踏まえ、テレビ放送版やネット配信版では冒頭に毎回、内容がであることを強調する告知テロップを表示していた。 には、『』・『』・本作の日本製アニメ3作品が暴力賛美に当たるとして、政府から名指しで批判されていることが報じられた。 本作の場合、社会道徳の最低基準を越えて公序良俗に違反しているとのこと。 テレビ放送版やネット配信版に存在したエログロ描写の自主規制が解禁されているほか、第3巻では女性陣の入浴シーンで静香のみ乳首が解禁されている。 2012年12月21日には単品BD全6巻に加えて後述のOVAも収録したBD-BOXが発売され 、2015年8月26日にはその廉価版が発売された。 第1巻 - 2010年9月22日発売• 第2巻 - 2010年10月27日発売• 第3巻 - 2010年11月24日発売• 第4巻 - 2010年12月22日発売• 第5巻 - 2011年1月26日発売• 第6巻 - 2011年2月23日発売 OVA [ ] は『 Drifters of the DEAD』(ドリフターズ・オブ・ザ・デッド)、OVA本編内は「 Drifters of the Dead」を表記。 原作単行本第7巻の初回限定完全予約生産版付録 として、に発売された。 内容はテレビアニメ版の番外編。 尺こそ1話分に満たないが、孝たちが床主市を脱出して訪れたで露出過多の水着姿に着替えたり、とある理由から錯乱かつ興奮してを結びそうになる など、本編の作風からやや逸脱したコミカルな内容となっており、セクシー要素はテレビアニメ版以上に強調されている。 書籍 [ ] 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD TV-Animation コンプリートファイル テレビアニメ版とOVA版を紹介したムック本。 2011年4月26日に発売された。 パチンコ・パチスロ [ ] この節のが望まれています。 原作の絵柄が一部用いられているものもあるが、作品自体はテレビアニメ版を題材としているため、ここで記述する。 パチンコ• CR学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD(2017年8月、) パチスロ 数社によって制作され、稼動している。 アニメパートには原典の映像を再編集し、その一部が流用されているほか、原作では描かれなかった日常パートが盛り込まれ、そういった部分は原典の作画スタッフが担当している。 なお、機種によっては主要な面々に加えて美玖も登場し、藤美学園のに出場する。 ここではその美貌からミスコンのという設定にもなっており、主要な女性陣と共に原典での姿とは別に水着姿などで彩りを添えている。 パチスロ 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD(2013年8月、)• 同年10月10日には、からへの移植版『 スロッターマニアV 学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD』も発売された。 オンラインパチスロゲームでは、やでプレイできる。 パチスロ学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド(2018年7月、) 関連項目 [ ]• - 2012年放送のテレビアニメ作品。 第4話に、映画館の上映作品として本作が登場している。 - 2012年発売のホラーアクションゲーム。 他の角川グループ作品とのコラボレーションとして、プレイヤーキャラクターのコスチュームチェンジが可能であり、本作からは宮本麗や毒島冴子のコスチュームを選べるようになっている。 脚注 [ ] 注釈 [ ]• テレビアニメ版における沙耶の「まぐれで藤美学園に入学した」というセリフや、スロット版におけるテスト時の描写などから、学業に関してはあまり芳しくない模様。 一方、日常では決して味わえないスリリングな出来事に、内心で密かに喜びを得ているなど、少し危うい面も見せ始めている。 テレビアニメ版では、孝と共に別行動を取るエピソードが前倒しされたため、逃げ込んだ先の神社の本殿で奉納されていた御神刀を彼から手渡され、高城邸で壮一郎から小銃兼正・村田刀を譲られている。 また、高城邸到着前には御神刀は所持しておらず、破棄した模様。 原作初期では背中までの長さだったが、作品の進行とともに伸びていき、第7巻時には冴子と変わらぬ長さにまで到達している。 一方、アニメ版では最初から腰までの長さに設定されている。 永を殺害した孝を激しく罵倒するが、その直後に彼が自分の元から離れていくこうとすると、「さっきのは本心じゃない」と必死に言い繕うなど、女としての醜い一面がたびたび垣間見えた。 また、原作やテレビアニメ版では、関係の進展については不透明なものの、季節の舞台がいずれも春先であることから、原作やテレビアニメ版では交際し始めてからの日は浅い模様。 学園脱出前はを着けていたが、着用時のずれを理由に眼鏡に変えた。 小説版では、学園一のプロポーションを誇る。 テレビアニメ版では、訓練の際に元の教官へ師事していたという設定が追加されている。 作中の文章によれば、SR-25風。 平野自身が、単行本などで「高校でゾンビと殺し合いしてきます」とコメントしている。 愛車は。 一行全員が乗るなど到底無理という判断から、学園の駐車場に放置された。 テレビアニメ版では、次の日の夜。 テレビアニメ版第1話・第11話における描写では、受け持ち科目は世界史とされている。 単行本第6巻巻末の番外編で、孝の友人の森田(後述)が美玖のことを「先輩」と紹介している。 テレビアニメ版では、紫藤へ抗議するシーンや車外へ放り出されるシーンはカットされている。 テレビアニメ版では本来の性能に加えて対策が施されていたため、高城家へ大勢の「奴ら」が襲来した時点でも無事であり、孝たちが脱出する際には孝と冴子が高城邸へ合流する前に乗り捨てたバギーカーに代わる形で用いられている。 テレビアニメ版では作戦自体が描かれていないため、それ以降の生死も不明。 テレビアニメ第12話のスタッフロール後において、生前の彼女と思しき婦警が通り過ぎている。 この呼び名を聞いたコータは「」を想像し、沙耶に「アンタいくつよ」とつっこまれた。 テレビアニメ版では「旧床主藩主天道荘厳流」の総帥。 テレビアニメ版では「全てを自分の掟で判断する男」。 テレビアニメ版では高城邸への行程が変更されたため、ハンヴィーを渡す。 テレビアニメ版では「奴ら」に投げ技をお見舞いするシーンはカットされている。 単行本巻末による写真では、「奴ら」発生以前の彼と妹らしき少女の姿が確認できる。 ただし、巻末に描かれている日常風景などから、明らかに自宅から通学しているような描写もあり、この部分に関しては実質曖昧である。 作中では、一部の左翼は殺人病のウイルスについて「日本政府・自衛隊とアメリカ政府・アメリカ軍が極秘に共同開発したであり、それが世界中に漏洩して蔓延した」と設定して主張・糾弾しているが、その根拠は不明。 孝とコータは、そんな左翼を「設定マニア」と見る。 テレビアニメ版では2日間。 作中で、自衛隊が(熱線映像装置)を通して人間か「奴ら」かを判別している描写が存在する。 麗が元から、孝らと同学年など。 AT-Xのみ。 地上波やネット配信では、映像に修正が施されている。 いわゆる「」も派手に改変されており、仰け反った冴子の互い違いに揺れる乳房の寸前を、彼方から孝の撃った弾丸が紙一重で通過していく(現実には飛行中の弾丸の周囲に生じる衝撃波で、無傷では済まない)など、カメラワークと合わせて派手な描写となっている。 本編で法律に違反する描写が見られるため。 当初、DVDでの発売やBD単品発売の予定はなかったが、前述のBD-BOXへ収録された。 ありすは騒動の発生直前に偶然その場を離れたため、難を逃れている。 、 2017年4月8日閲覧。 - S. - S. (archive. isによる2013年8月20日分キャッシュ)• 富士見書房公式サイトのテレビアニメ化記念人気投票の欄より。 ITmedia ニュース アイティメディア. 2015年4月2日. 2015年5月7日閲覧。 ロイター トムソン・ロイター. 2015年5月4日. 2015年10月7日閲覧。 NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン. 2019年6月25日閲覧。 NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン. 2019年6月25日閲覧。 NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン. 2019年6月25日閲覧。 NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン. 2019年6月25日閲覧。 NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン. 2019年6月25日閲覧。 NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン. 2019年6月25日閲覧。 NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン. 2019年6月25日閲覧。 NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン. 2019年6月25日閲覧。 外部リンク [ ]• - (2017年6月13日アーカイブ分)•

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我々だ学園パロ

pixivision• 2020-07-17 17:00:00• 2020-07-17 14:00:00• 2020-07-17 13:00:00• 2020-07-16 18:00:00• 2020-07-16 17:00:00 人気の記事• 更新された記事• 2020-07-17 23:04:54• 2020-07-17 23:04:18• 2020-07-17 23:04:15• 2020-07-17 23:03:25• 2020-07-17 23:01:50 新しく作成された記事• 2020-07-17 23:06:41• 2020-07-17 22:58:52• 2020-07-17 22:55:22• 2020-07-17 22:38:06• 2020-07-17 22:25:38•

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我々だ学園パロ

レッド・スコーピオン本部は俄かに動きが慌ただしくなった。 応接室ではミスター滝口が動物園の熊のように右に左に歩き回り、真っ赤になって怒鳴り散らしている。 「情報がつかめないだと!? 敵対する渋谷組や丸山組にも動きがない? じゃあ、あの男どもは何者なんだ!? 探りを入れるにしても大袈裟すぎる。 わざわざ芝居を打つほどだ。 くそっ、分からんじゃ済まさんぞ! 早く調べろ、ぐずぐずするな!」 あの男ども、とは言わずと知れたハインライン財閥の伊野尾と、ヴァンドーム YOKOYAMAの若社長のことだ。 滝口は居並ぶ部下に向かって札束を目いっぱい投げつける。 伊野尾が預けた掛け金 600万の札束が、目がチラチラするほど複雑な柄をしたペルシア絨毯の上に散らばった。 大きすぎる紙吹雪。 よく見れば、上下の数枚だけが本物で、他は中央のすかし部分が福沢諭吉ではなく、人を馬鹿にしたようなピーナッツ人形が描かれていた。 精緻な印刷が施された、明らかなまがい物。 それはちょうど帯封の下に当たり、パラパラとめくるだけでは見えない部分。 一枚一枚を確認しなければ、銀行員でも騙されてしまうだろう。 そして強欲な滝口もまんまと騙された、というわけだ。 「ふざけやがって!」 憎々し気に紙くずを踏みつける滝口に、冷静すぎる秘書の上田が進言する。 「このまま賭博を続けるのは危険でございます。 現金も手元に置かれない方がよろしいかと」 「~~分かっておる!」 相手がどこの誰かは不明だが、警視庁でも探偵でも敵対する組織でも、とにかく集めた資金と証拠の隠滅がミスター滝口に課せられた今の最優先事項だ。 本部は鶴の一声で騒然となり、季節外れの大掃除。 データ関係はパソコンはもちろん部下の持つスマホやタブレットまで完全に消去され、出納関係に使っていたパソコンはデータ破棄に留まらず本体ごと焼却炉行き。 野球賭博に関する契約書もシュレッダーにかけた上で、厨房にあるイタリア直輸入のピザ用石窯にくべて跡形もなく燃やされた。 出入りに使った末端のチンピラどもは、家族を人質に脅しをかけられ、日付の変わる前には東南アジア行きの便に乗せられるだろう。 永遠の片道切符。 「残ったのがプレトリアスポーツの村上だけというのは好都合でございました」 屋敷の騒動には構いなく、上田が無表情のままライターに火をつけた。 赤い炎はボスの滝口が咥える葉巻にくべられることなく、上田の手にした書類に燃え移る。 それは今回の野球賭博の参加者リスト。 ペラペラの一枚紙はあっと言う間に灰となり、猫脚テーブルの上に置かれたバカでかいガラスの灰皿の上に音もなく落ちた。 「生活は続きます。 証拠は消しても、信頼は消すわけにはいきません」 もっともだ。 書類の燃え尽きるのと同時にドアが開かれ、プロレスラーのようないかつい部下が小旅行用の黒いボストンバッグを2つ掲げて入ってきた。 「完了しました」 「よし、ぬかりはないな」 滝口の足元に置かれたのは、一般的なサラリーマンが2泊3日の国内出張に使うような、これといって特徴のない地味なボストンバッグ。 唯一ありきたりではないのは、内容物が着替えや洗面道具ではなく、掛け金総額の現金 1億円だということか。 上田がさっと中身を確認し「では予定通り、別邸の隠し金庫へ…」、部下に指示を出そうとした、その時。 廊下からバタバタと駆け込む足音がして、新たな部下がドアを破って転がるように入ってきた。 「今度はなんだ、騒々しい」 「大変です、警察が…!」 「なにっ?」 滝口が速攻で上田に視線をやる。 上田は一番頼りになる第一秘書らしく冷静沈着。 警察の訪問を予期していかたのように「ご安心ください」と囁けば、不敵な笑みを浮かべて尖った顎をしゃくる。 プロレスラー並みの部下は小さく頷くと、そのまま2つのボストンバッグを持って部屋の後方にあるドアから出て行った。 部下が出て行った奥の扉が閉まったと同時に、応接室の両開きのドアが大きく開いた。 間一髪といったタイミングで、男女の私服警官が入ってくる。 ややくたびれた感のあるダークスーツを着たベテラン風の中年刑事と、きりっとタイトな紺のパンツスーツ姿の女性警官。 ショートボブに細い銀縁メガネが良く似合う。 部屋には言い知れない緊張が走る。 控えていた部下が一斉に姿勢を正した。 刑事は滝口と、その後ろに立つ秘書に目をやると、胸ポケットからチラと警察手帳を見せ、 「突然に申し訳ありませんが、ここでイカサマ賭博が行われているとの通報があり、念のためにお話しをお伺いしたいと思いまして参りました。 我々公僕は市民の通報に応える義務があるもので、アポイントなしのご無礼をお許しください」 穏やかな物言いながらもその眼光は鋭く、部屋全体にくまなく視線を走らせる。 一方、滝口も場数は踏んでいる。 さっきまでの動揺はおくびにも見せず、威厳をちらつかせた太い声で余裕な対応を見せる。 「わざわざご苦労様ですな。 何があったのか知りませんが、お仕事とあればそちらの無礼は問いますまい。 自己紹介することもないでしょうが、私がレッド・スコーピオンの当主、滝口だ」 「いやいや、ご協力に感謝いたします。 こちらも仕事ですから悪く思わないでください。 ああ、申し遅れました、私は2課の安田です」 刑事はミスター滝口と握手を交わし、名刺を差し出した。 さらに、こちらは補佐の大倉ですと横に立つ眼鏡の女性刑事を紹介する。 「2課と言うと…、詐欺や贈収賄の担当ですな」 ミスター滝口は名刺を眺めながら、さりげなく上田に目をやる。 上田が小さく頷き、一礼して部屋を出て行く。 特に問題ない。 「さて安田さんとやら、どこをお調べになりますか? 聞きたいことは何でもおっしゃってください。 そのイカサマ賭博とは一体何のことでしょうかな? 私も興味深いですな」 ガハハハと大げさに笑ってみせた。 豪壮なゴブラン織りのソファに腰を下ろし、安田刑事が神妙な口調で質問を繰り出す。 その横で大倉刑事が熱心にメモを取る。 いきなり核心はつかず、まずは何気ない世間話から入るのが取り調べのセオリーだ。 「…滝口さんはスコーピオン学院の校長も兼任されているんですね」 「はい、そうです。 やがて我がレッド・スコーピオングループで活躍するであろう人材を学生時代から育成していくのが目的でしてね」 「スポーツにも力を入れておられるそうですが」 「ああ、今年は花園ラグビー、春高バレーも上位入賞しましたし、先日は高校野球が地区予選でいいところまで行ったんですよ。 あと一息で甲子園だったのに、実に惜しかった」 「…その野球に関して、裏で賭博行為が行われている、との噂があるのですが…」 安田刑事が慎重に言葉を選びながら本題へと斬り込む。 しかし、さすが場数を踏んでいる役者は違う。 滝口は初耳だと言わんばかりに驚いた表情を見せた。 いささかわざとらしいほどに。 「まさかそんなこと」、逆に鼻で笑って軽くいなす。 「いや、実はある筋からの情報で…」、安田がさらに追及しようとしたその時、静かにドアが開いて秘書の上田がコーヒーを運んで来た。 話しが中断する。 落ち着かない静寂の中、カチャカチャと小さくカップが鳴る。 ふわりと漂う芳醇な香りが上品すぎて場違いだ。 「ごゆるりと…」 秘書が立ち去り際、滝口にさりげなく耳打ちをした。 その瞬間、ミスター滝口の顔が嗤うように不気味に歪む。 目を細め、企みのこもった表情で小さく頷くと、 「どの筋からの情報か知りませんが…」 再び応接室のドアが開かれ、ドヤドヤと黒スーツの男たちがなだれ込んできた。 有無を言わさず、乱暴に二人の刑事の腕を取る。 「なっ!? 何をするんですか!」 「…うちの筋の情報によると、捜査2課はおろか1課にも3課にも安田や大倉という刑事はいない、ということですが、どういうことですかな?」 滝口が不敵に笑う。 「~~ありゃ、もうバレちゃったの? あっ! そうか~、警察には高木って息のかかった犬がいたんだったけか。 忘れてたあ~」 安田と名乗った刑事があ~あ~あ~というふうに肩をすくめる。 それに大倉刑事が「ドジ」、小さく呟きながら肘鉄を食らわした。 「おい、お前ら一体どこの組の回し者だ!? 」 「言わねえと痛い目に遭うぞ!」 男どもに取り押さえられた二人の刑事。 「ちょっと何すんの、乱暴はやめてよ!」 後ろ手を取られ、ぐいと髪を引かれた拍子に大倉刑事の眼鏡が落ち、ついでに黒髪ショートボブのかつらがズルッと外れた。 女刑事の「あっ」と言う叫び声とかぶるように、ミスター滝口の「あっ」という驚きの声が見事にシンクロした。 「…ミナ! ミナちゃんじゃないか!? 」 そこには銀座のクラブで懇意にしていた栗色の長い髪が似合うミナがいた。 瞬時に言葉を失う不二子。 素早く隣の安田刑事と目を合わせる。 どうしよう。 しかし決断は早かった。 不二子は口からすうと息を吸い込む。 それを吐き出すのと同時に出てきたのは、媚びの混じったホステス仕込みの甘い声。 「助けて滝口様! わたし、この男に脅されて、お願い、助けて!」 「えっ!? え、ええ~~? ちょ~っと、ふ…??」 慌てる安田刑事、に扮したルパンを無視して不二子はなりふり構わず喚き散らす。 そう、このベテラン刑事はルパンの変装である。 「わたし、この男に借金のカタに言うこと聞けって脅されてたの! そうしないと体で払ってもらうことになるって。 成り行きでこうなってしまったけれど、わたし、貴方を騙す気なんてなかったの、本当よ、信じて!」 ミナを一番押しにしていた滝口である。 この出来過ぎ感のある状況よりも再び会えたことに感激して、もう端から疑う気すらない。 冷静さは最初から欠いている。 「~~ああ、可哀そうに。 クラブから突然いなくなったから心配していたら、ああ、そうだったのか。 なんて汚い奴らだ。 さあ、もう大丈夫だ、こっちへおいで」 ミスター滝口の合図で部下が渋々と不二子への手を緩めると、不二子は横のルパンに正面から向き直り、「最低っ!」ベシッと思いっきり頭を叩いた。 そのまま滝口に駆け寄り、涙ながらに胸に飛び込む。 「滝口様!」 「本当に最低な男だ。 よしよし、ワシが後で懲らしめてやるから、もう安心しなさい。 おい! その男を地下に監禁しとけ!」 「くっそ~~、裏切ったな!! 」 顔色を失ったルパンは、多勢に無勢、あっと言う間に手下どもに乱暴に押さえつけられた。 抗う術もなく手足を縛り上げられて、応接室から引きずるように連れて行かれる。 「覚えとけよ~~!! 」 辛うじて恨み節を喚くも、不二子は完全無視してフンと横を向く。 ルパンの声も空しく、ドアは無常にもバタンと閉じられた。

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