ち つない しゃ せい しょう がい リハビリ。 阪神福祉事業団ななくさ

障害者福祉センター(アイ愛センター)

ち つない しゃ せい しょう がい リハビリ

方針 家族 かぞく ・ 診療所 しんりょうしょ との 連携 れんけい を 図 はか りながら、 一人 ひとり ひとりの 健康状態 けんこうじょうたい に 配慮 はいりょ した 日常生活 にちじょうせいかつ の 支援 しえん 、 及 およ び 基本的 きほんてき な 生活習慣 せいかつしゅうかん の 自立 じりつ に 必要 ひつよう な 支援 しえん を 行 おこな っています。 機能回復訓練 きのうかいふくくんれん を 積極的 せっきょくてき に 取 と り 入 い れた 個々 ここ の 活動 かつどう と、 音楽活動 おんがくかつどう 、 療育的 りょういくてき な 活動 かつどう を 通 つう じ、 潤 うるお いのある 施設 しせつ づくりをめざしています。 平成 ( へいせい )5 年 ( ねん )に 開設 ( かいせつ )し、 最重度 ( さいじゅうど )の 知的 ( ちてき )な 障 ( しょう )がいのある50 名 ( めい )の 方 ( かた )が 生活 ( せいかつ )しておられます。 短期入所事業 ( たんきにゅうしょじぎょう )(ショートステイ)については6 名 ( めい )まで 利用 ( りよう )できます。 専門的 ( せんもんてき )なサービスの 提供 ( ていきょう ) 施設内 ( しせつない )はバリアフリーとなっています。 週 ( しゅう )4 回 ( かい ) 機能訓練士 ( きのうくんれんし )または 支援員 ( しえんいん )による 機能回復訓練 ( きのうかいふくくんれん )が 行 ( おこな )われています。 週 ( しゅう )1 回 ( かい ) 遊 ( あそ )びと 機能訓練 ( きのうくんれん )をミックスした 活動 ( かつどう )を 行 ( おこな )っています。 日常生活 ( にちじょうせいかつ )においては 生活 ( せいかつ )リハビリを 取 ( と )り 入 ( い )れています。 開 ( ひら )かれた 施設 ( しせつ )づくりを 目指 ( めざ )し、ボランティアの 積極的 ( せっきょくてき ) 受 ( う )け 入 ( い )れを 行 ( おこな )っています。 医療的 ( いりょうてき )なサポート 隣接 ( りんせつ )する 診療所 ( しんりょうじょ )( 内科 ( ないか )・ 精神科 ( せいしんか ) ・ 歯科 ( しか ))と 連携 ( れんけい )しています。 また、 看護師 ( かんごし )・ 支援員 ( しえんいん )による 定期的 ( ていきてき )なバイタルチェックを 行 ( おこな )っています。 各種活動 ( かくしゅかつどう )の 実施 ( じっし ) 飼育 ( しいく )・ 栽培活動 ( さいばいかつどう )・ 運動療法 ( うんどうりょうほう )・ 音楽療法 ( おんがくりょうほう )・ 絵画活動 ( かいがかつどう )などを 実施 ( じっし )しています。

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相談窓口 そうだんまどぐち アイ愛センター1階 あいあいせんたー1かい にある「 生活支援コーナー せいかつしえんこーなー 」では、 障 しょう がいのある 人 ひと や 家族 かぞく のからの 相談 そうだん を 受 うけ 付 つけています。 障害福祉サービス しょうがいふくしさーびすの 利用 りように 関 かんすることや 日常 にちじょうの 中 なかでのお 困 こまりごとなどの 相談 そうだん に 対 たいし、 相談支援専門員 そうだんしえんせんもんいんやピアサポーター、 各種専門家 かくしゅせんもんかによる 相談 そうだんを 行 おこないます。 また、ホームヘルパーなどの 障害福祉サービス しょうがいふくしさーびすを 利用 りようしている 障 しょうがいのある 人 ひとに、 サービス等利用計画 さーびすとうりようけいかくの 作成 さくせいのお 手伝 てつだいをします。 生活全般 せいかつぜんぱんに 関 かんする 相談 そうだん 例 たとえばこんなこと・・・ ・ 生活 せいかつの 中 なかで 困 こまっていること ・ 家族 かぞくや 友人 ゆうじん、 近隣 きんりんの 方々 かたがたのこと ・ 障害福祉サービス しょうがいふくしさーびすや 制度 せいどのこと ・ 将来 しょうらいのことや 進路 しんろのことで 不安 ふあんなこと など ピアカウンセリング 障 しょうがいのある 人 ひとご 自身 じしんやその 家族 かぞくの 方 かたが、 仲間 なかま(ピア・Peer)として、 相談 そうだんに 応 おうじます。 障 しょうがい 名 めい 実施日 じっしび 実施時間 じっしじかん 日程 にってい 発達障 はったつしょうがい 児(者) じ(しゃ)の 家族 かぞく 火曜(月2回) かよう(つき2かい) お 問合 といあわせください お 問合 といあわせください 視覚障 しかくしょうがい 者 しゃ 火曜 かよう 13時〜16時 * 基本的 きほんてきに、 毎週実施 まいしゅうじっししております。 *センターの 行事 ぎょうじやピアサポーターの 都合 つごうにより、 日程 にっていが 変更・休止 へんこう・きゅうしする 場合 ばあいがあります。 知的障 ちてきしょうがい 児(者) じ(しゃ)の 家族 かぞく 水曜 すいよう 9時30分〜12時30分 肢体障 したいしょうがい 者 しゃ 木曜 もくよう 9時30分〜12時30分 肢体障がい者(車イス使用者) したいしょうがいしゃ(くるまいすしようしゃ) 木曜 もくよう 13時〜16時 聴覚障 ちょうかくしょうがい 者 しゃ 金曜 きんよう 9時30分〜12時30分 重度心身不自由児(者) じゅうどしんしんふじゆうじ(しゃ)の 家族 かぞく 金曜 きんよう お 問合 といあわせください 精神障 せいしんしょうがい 者 しゃ 土曜 どよう 9時30分〜12時30分 専門相談 せんもんそうだん( 事前 じぜんの 予約 よやくが 必要 ひつようです) 精神科医 せいしんかいや 司法書士等 しほうしょしの 専門家 せんもんかによる 相談 そうだんを 行 おこないます。 事前予約 じぜんよやくが 必要 ひつようです。 相談種目 そうだんしゅもく 相談内容 そうだんないよう 相談員 そうだんいん 日 にっ 程 てい 精神相談 せいしんそうだん 心の悩 こころ なやみについて 精神科医 せいしんかい 月1回 つき1かい 精神相談(児童) せいしんそうだん(じどう) 発達や心の悩 はったつ こころ なやみについて 精神科医 せいしんかい 月2回 つき2かい 心理相談 しんりそうだん 発達等の相談・判定 はったつなど そうだん・はんてい 臨床心理士 りんしょうしんりし 年3回程度 ねん3かいていど 作業療法 さぎょうりょうほう 日常生活動作の改善や相談 にちじょうせいかつどうさ かいぜん そうだん 作業療法士 さぎょうりょうほうし 月1回 つき1かい 権利擁護 けんりようご 日常的金銭管理や成年後見制度に関する相談 にちじょうてききんせんかんり せいねんこうけんせいど かん そうだん 司法書士等 しほうしょし 月1回 つき1かい 理学療法 りがくりょうほう 運動機能の改善 うんどうきのう かいぜんやリハビリに 関する相談 かん そうだん 理学療法士 りがくりょうほうし 毎週火曜〜土曜 まいしゅうかよう どよう 看護相談 かんごそうだん 日常の健康に関する相談 にちじょう けんこう かん そうだん 看護師 かんごし 毎週火曜〜土曜 まいしゅうかよう どよう サービス 等利用計画の作成(指定特定相談支援事業の実施) とうりようけいかく さくせい(していとくていそうだんしえんじぎょう じっし) 障害福祉サービスを利用する方に対し、サービス等利用計画の作成の支援 しょうがいふくし りよう かた たい とうりようけいかく さくせい しえんをします。 事業所名 じぎょうしょめい 指定特定相談支援事業所 伊丹市立障害者福祉 していとくていそうだんしえんじぎょうしょ いたみしりつしょうがいしゃふくしセンター 事業内容 じぎょうないよう サービス 等利用計画の作成 とうりようけいかくの さくせい、モニタリング( 経過確認 けいかかくにん)の 実施 じっし その 他 た、 障がいに関する様々な相談に応 しょう かん さまざま そうだん おうじます。

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(ロジャー・デュボアザンぶん・え、小宮由やく、大日本図書)掲載:『岐阜新聞』2018. 03 きせつははるです。 サンタクロースはおもちゃづくりを休(やす)んで、はるやすみをとることにしました。 いつもの赤(あか)いコートはタンスの中(なか)にしまって、しょうたいをかくして町(まち)へでかけます。 ところが、町で出会(であ)った子(こ)どもたちに「このおじいさん、サンタからおひげと赤いはなぬすんじゃった! 」とどろぼうあつかいをされておおさわぎに。 さらに、さわぎをききつけたおまわりさんにけいさつしょにつれていかれてしまいました。 サンタクロースは自分(じぶん)が本物(ほんもの)だとみんなにわかってもらえるのでしょうか。 第二次世界大戦が起こり、ユダヤ人迫害(はくがい)に遭(あ)って、両親と離(はな)れ離(ばな)れになってしまいました。 1943年、子どもたちだけをあつめ、国境(こっきょう)を越(こ)えてスイスへ逃(に)げることになります。 しかしその途中(とちゅう)、引率者(いんそつしゃ)の青年が逃走(とうそう)し、ファニーをはじめとする子どもたちは取(と)り残(のこ)されてしまいました。 ファニーは、大勢の子どもたちのリーダーとなって、スイスへの逃避行(とうひこう)を続けます。 ユダヤ人少女ファニーの戦争体験の実話です。 (ポリー・フェイバー作、クララ・ヴリアミー絵、松波佐知子訳、徳間書店)掲載:『岐阜新聞』2018. 02 ジャングルからやってきた、マレーバクの子(こ)・バンバンは、マンゴーという女(おんな)の子といっしょに都会(とかい)でくらしています。 マンゴーはバンバンにならいごとをさがしてあげますが、チェス教室(きょうしつ)もケーキ教室もバレエ教室もうまくいきませんでした。 おちこんでしまったバンバンでしたが、ある紳士(しんし)からフラメンコ教室にさそわれて...。 フラメンコがきっかけで、バンバンは人気者(にんきもの)になり、ごうか客船(きゃくせん)の旅(たび)にさそわれます。 バンバンは大よろこびですが、マンゴーはわかれがつらくてたまりません。 バンバンとマンゴーは、はなればなれになってしまうのでしょうか。 (堀米薫作、黒須高嶺絵、新日本出版社) 私立(しりつ)中学の受験をあきらめた小学五年生の学(まなぶ)はつまらない日々をすごしていました。 ぐうぜんひろったサイエンスクラブのチラシに興味(きょうみ)をひかれて、学はクラブに入ることにします。 しかし、野外活動としてあぐり先生につれられてきた場所は、古めかしいかやぶき屋根の一軒家(いっけんや)でした。 そこには先生の知り合いの農家(のうか)の人たちが応援隊(おうえんたい)として待っていたのです。 甘(あま)えん坊(ぼう)の雄(ゆう)成(せい)や一匹(ぴき)オオカミの奈々(なな)、農家の大人たちと一緒に、学は種から苗(なえ)を育てる米作りに挑戦(ちょうせん)します。 3作目まで出ているシリーズの1作目です。 (ジュディス・カー作・絵、三原泉訳、徳間書店)掲載:『岐阜新聞』2018. 01 アルバートさんは、新(しん)聞(ぶん)やたばこやおかしを売(う)るお店(みせ)の店主(てんしゅ)でしたが、さいきんそのお店を手(て)ばなしてしまって、毎日(まいにち)どこかたいくつな生活(せいかつ)を送(おく)っています。 ある日(ひ)、海(うみ)で野生(やせい)のアザラシの親子(おやこ)にであったアルバートさんは、赤(あか)ちゃんアザラシのあまりの可愛(かわい)さに心を奪(うば)われます。 ところが、お母(かあ)さんアザラシが命(いのち)を落(おと)としてしまいました。 このままでは赤ちゃんアザラシも死(し)んでしまうかもしれません。 そこで、アルバートさんは大きな決断(けつだん)をします。 赤ちゃんアザラシを助(たす)けることはできるのでしょうか。 (ミタリ・パーキンス作、ジェイミー・ホーガン絵、永瀬比奈訳、鈴木出版) 学校(がっこう)で一番(いちばん)成績(せいせき)がよい小学(しょうがく)5年生(ねんせい)のニールは、奨学(しょうがく)金(きん)を勝(か)ち取(と)り、コルカタの中学校(ちゅうがっこう)に進学(しんがく)することを周(まわ)りから期待(きたい)されています。 しかし、ニールは大好(だいす)きな故郷(こきょう)から離(はな)れたくありません。 ある日、保護(ほご)区(く)からトラの子(こ)が逃(に)げだしたというニュースが入(はい)ります。 島(しま)では大捜索(だいそうさく)がはじまりました。 悪(わる)いやつらが見(み)つける前(まえ)にトラの子を助けなければ。 ニールもそんな思(おも)いを持(も)って必死(ひっし)でさがしますが・・・。 トラの子さがしを通(とお)して少年(しょうねん)の心に少(すこ)しずつ変化(へんか)が芽生(めば)えていくお話(はなし)です。 平成29(2017)年 (オンドジェイ・セコラさく・え、関沢明子やく、福音館書店)掲載:『岐阜新聞』2017. 12 ありのフェルダはなんでも屋(や)さん。 赤(あか)い水玉(みずたま)もようのスカーフが目印(めじるし)です。 長(なが)い旅(たび)から、ふるさとのあり塚(づか)へ帰(かえ)るとちゅう、フェルダとそのなかまたちはみつばちにおそわれてしまいます。 もうだめだと思(おも)ったそのとき、りっぱなよろいをきた騎士(きし)があらわれてありたちを助(たす)けてくれました。 それは、はちの巣(す)でつくったよろいをきた、フェルダだったのです。 ムカデの足(あし)を使ってそうじをしたり、赤ちゃんありの子守(こも)りをしたり、フェルダはなんでもやってのけます。 チェコで大人気(だいにんき)の「ありのフェルダ」シリーズの3作目(さくめ)、完結(かんけつ)です。 (小森香折作、植田真絵、BL出版)掲載:『岐阜新聞』2017. 10 花が大好きなリスのホップは森の園芸学校に楽しく通っていました。 ある日、先生に紹介され、ホップは「時知らずの庭」で庭師(にわし)として働(はたら)くことになります。 そこは、どこにもない植物がたくさんある、とくべつな庭でした。 つまれるのがいやで逃げてしまう、夜泣きニンジン。 ていねいにたのまないと実がとれない、龍(りゅう)の首飾(くびかざ)り。 時知らずの庭で育つ植物は、外の世界のものとは少し変わっていました。 おなじ庭師のアナグマのイダやドードー鳥のキミドリに助けられながら、ホップは庭の植物におこる問題(もんだい)を解(かい)決(けつ)していきます。 (砂山恵美子作・絵、こぐま社)掲載:『岐阜新聞』2017. 9 ビッキは、あかおにのおとこのこ。 毎日(まいにち)、お兄(にい)ちゃんたちが学校(がっこう)に行(い)くのを、ひとりさみしく見(み)おくっています。 おにの学校には、大(おお)おに校長(こうちょう)の金(かな)ぼうよりも、せが大きくならないと入学(にゅうがく)できないからです。 ビッキは、大きく強(つよ)くなって、はやく学校へ行けるように、毎日、自分(じぶん)をきたえています。 ある日、いつものようにとっくんをしていたビッキは、とつぜんトンビに空(そら)へさらわれてしまいました! ビッキはぶじに帰(かえ)ることができるのでしょうか。 ちびおにビッキの成長(せいちょう)をえがいたおはなしです。 (ユリアン・プレス作・絵、大社玲子訳、岩波書店) なかよしのフィリップ、フロー、カーロの3人とおかし屋(や)の店主(てんしゅ)レオさん、その弟(おとうと)のラース警部(けいぶ)は、探偵(たんてい)グループ「くろグミ団(だん)」を結成(けっせい)しています。 5人の大好物(だいこうぶつ)は甘(かん)草味(ぞうあじ)のくろいグミ。 でも、くろグミ団の子どもたちは、あまいお菓子(かし)よりもなぞの事件(じけん)が大好きです。 今回の事件は、秘密(ひみつ)結社(けっしゃ)「紅(べに)サンゴ」が、なにやら危険(きけん)なたくらみをしている様子(ようす)。 くろグミ団は彼らの陰謀(いんぼう)をあばくことができるのでしょうか。 3人の子どもたちが大活躍(だいかつやく)する、くろグミ団シリーズ第3作目。 表題(ひょうだい)「紅サンゴの陰謀」他4つのお話が入っています。 (長崎夏海作、佐藤真紀子絵、佼成出版社)掲載:『岐阜新聞』2017. 8 一年生のときにプールでおぼれてから、蒼は泳(およ)げなくなりました。 しかし、ふしぎと水はこわくありません。 なぜなら、蒼の心の中にはそれからイルカがすむようになったからです。 夏休みに、蒼は消(け)しゴムをけずって動物(どうぶつ)を作ることに夢中(むちゅう)になっていました。 ただ、イルカだけは、なかなかイメージしたとおりに作ることができません。 ある日、雑(ぞう)木林(きばやし)で彫刻家のカズさんに出会った蒼は、作品を見て刺激(しげき)を受けます。 そして、もう一度、消しゴムでイルカを作りはじめました。 実在する彫刻家、薬師寺(やくしじ)一彦(かずひこ)さんとその作品をモデルに書かれたお話です。 (嘉成晴香作 宮尾和孝絵、あかね書房) 看護師(かんごし)のお母さんが夜勤(やきん)の日に、圭(けい)太(た)はひとりでこっそりと病院(びょういん)の近くの川原に黄色いテントをはり、キャンプをしていました。 重い病気で幼いころからずっと入院している明里(あかり)は、病院(びょういん)の窓からずっとそのようすをながめていました。 圭太と友だちになりたい明里は、勇気を出して手紙を送ってみるのでした。 病院で働(はたら)くお母さん、3ヶ月ぶりに仕事から帰ってきたお父さん、キャンプをとおして友だちになった平井さん、足をケガして入院した友だちのかっちゃん。 偶然(ぐうぜん)の出会いがみんなの未来を変えていく、夏に読みたいお話です。 (森枝卓士写真・文、フレーベル館)掲載:『岐阜新聞』2017. 7 私(わたし)たちの食卓(しょくたく)には、干した食べものがたくさん登場(とうじょう)しています。 たとえば、梅干(うめぼ)し、のり、魚の干物(ひもの)・・・。 私たちが主食(しゅしょく)にしているお米(こめ)だって、干したもののひとつなのですよ。 でも、どうして干すのでしょう? 干すことで、何が変わるのでしょうか。 この本は、世界中(せかいじゅう)を旅した著者(ちょしゃ)が、日本だけではなく、世界中の干したものについて、たくさんの写真(しゃしん)とともに紹介(しょうかい)しています。 世界にはどんな干したものがあるのでしょう? みなさんも、身近(みぢか)にある「干したもの」について考えてみませんか。 (にしなさちこ作・絵、のら書店)掲載:『岐阜新聞』2017. 6 雨の日にだけおみせをひらく、かたつむりのせんたくやさんがありました。 しめったふくをきているのがだいすきなごきんじょさんのために、ようふくにあった雨水(あまみず)にぬらしてきれいにしてあげるのがしごとです。 わんぱくなげんごろうのチョッキには、気もちがひきしまるたんぽぽの葉(は)のにおい。 けんかをしているあまがえるとあおがえるのスカーフには、なかなおりにぴったりな赤いきのこのにおい。 かたつむりのせんたくやさんは森のしょくぶつをつかって、おきゃくさんにぴったりのしあげをします。 そのほかにも、森にくらす動物(どうぶつ)たちのおはなしが入っています。 (ジル・マーフィ作・絵、評論社) ディア・ハウンドという猟犬(りょうけん)のアルフィーは、体は大きいけれどまだこどもでカミナリが苦手です。 大好きな飼(か)い主(ぬし)のチャーリー、猫のフローレンスと楽しくくらしていました。 ある日、チャーリーがいとこの結婚式(けっこんしき)に出席(しゅっせき)するため、アルフィーは他人の家にあずけられました。 しかし、不幸なことが重なってアルフィーはあずけ先を飛びだして、あらしの夜に森で迷子(まいご)になってしまいます。 アルフィーは森で出会ったキツネの夫婦(ふうふ)に助けてもらいながら、家に帰る方法(ほうほう)をさがします。 無事(ぶじ)に飼い主のところへもどることができるのでしょうか。 (ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作、野口絵美訳、佐竹美保絵、徳間書店) エルグとエミリーの兄(きょう)妹(だい)には、おばあちゃんが4人います。 おばあちゃん1号(ごう)は、とてもきびしい人で、おばあちゃん2号は心配性(しんぱいしょう)。 おばあちゃん3号は、お金持(かねも)ちなのにすごくけちで、おばあちゃん4号は優(やさ)しいけれど、エルグとエミリーがけんかをするだけで気を失(うしな)ってしまいます。 ある日、お父さんとお母さんが4日間出張(しゅっちょう)に行くことになると、孫(まご)の面倒(めんどう)をみるため、おばあちゃん4人がせいぞろい。 家の中は大変(たいへん)なことになってしまいました。 個性的(こせいてき)な4人のおばあちゃんと兄妹のやりとりがおもしろいおはなしです。 (斉藤洋さく、高畠純え、講談社)掲載:『岐阜新聞』2017. 3 サバンナの夜明(よあ)け前(まえ)、ワシは毎日(まいにち)天(あま)の川(がわ)をめざして飛(と)んでいきます。 天の川を星(ほし)ではなくほんとうの川だと思(おも)っているのです。 日(ひ)がのぼった朝(あさ)、陸(りく)のサイは水(みず)の中(なか)のカバといつもかけっこをしています。 今日(きょう)はどっちがかったのかな? お昼(ひる)まえ、オカピはしまうまのむれにいたずらをして大(だい)まんぞくです。 サバンナのどうぶつたちは、どんなふうにいちにちをすごしているのかな。 みなさんもちょっとのぞいてみませんか。 1988年に出版(しゅっぱん)された童話(どうわ)「どうぶつえんのいっしゅうかん」の姉妹編(しまいへん)です。 (ナタリー・バビット作、こだまともこ訳、評論社) 月を見るのがなによりも大好きな少年ジョー・カジミール。 赤ちゃんのときに自動車事故(じこ)で両親(りょうしん)を亡(な)くし、ずっとおばあちゃんとふたりで暮(く)らしています。 12歳(さい)の夏休みに、ジョーは親戚(しんせき)のマイラおばさんのところへひとりで泊(と)まりにいくことになりました。 その街で出会った億万長者(おくまんちょうじゃ)のボルダーウォールさんに気に入られたジョーは、ある日突然(とつぜん)、あとつぎにならないかと言われます。 しかしジョーには、まだだれにも打ち明けたことのない、小さいときから思い続(つづ)けている夢(ゆめ)があって・・・。 (竹下文子作、藤原ヒロコ絵、佼成出版社)掲載:『岐阜新聞』2017. 2 アロサウルスのアローは、ユウくんがたんじょう日(び)プレゼントにもらったきょうりゅうのおもちゃです。 本当(ほんとう)のアロサウルスは全長(ぜんちょう)12メートルですが、アローは12センチ。 子どもの手(て)のひらにのるくらいの大(おお)きさです。 ある日(ひ)アローは、ユウくんにつれていってもらった公園(こうえん)の砂場(すなば)でねむってしまいました。 気(き)がつくと夜(よる)になっていて、公園にはだれもいません。 なんとかしてひとりでかえろうとしますが、道(みち)もわからず、こまってしまいました。 アローはぶじおうちにかえることができるでしょうか。 (エリザベス・レアード作、石谷尚子訳、評論社)掲載:『岐阜新聞』2017. 1 11歳(さい)のソロモンは、エチオピアの田舎(いなか)に住む男の子。 走ることがなによりも好きで、夢は世界一のランナーになることです。 ある日、ソロモンは、じいちゃんのおともをして、首都(しゅと)アディスアベバに行くことになりました。 たどり着いたその街(まち)は、初めて見る都会(とかい)で、運(うん)良(よ)くオリンピック選手団(せんしゅだん)の凱旋(がいせん)パレードも見ることができ、大興奮(だいこうふん)です。 しかしそこで事件(じけん)は起きます。 じいちゃんが倒(たお)れて、病院(びょういん)に運(はこ)ばれたのです。 じいちゃんが病気(びょうき)になったことを家族(かぞく)に伝えるため、ソロモンは家までの道を懸命(けんめい)に走りますが・・・。 (山本省三作、コマツシンヤ絵、佼成出版社) 3ヶ月前に小笠原(おがさわら)諸島(しょとう)からこの町に来た広(こう)太(た)は、新しい学校になかなかなじめません。 引(ひ)っ越(こ)してきてから通(かよ)いはじめたスイミングスクールでも、いまだによそ者(もの)気分(きぶん)です。 ある日、広太がテレビを見ていると、水族館(すいぞくかん)からペンギンが脱走(だっそう)したというニュースが流れてきました。 たった1匹(ぴき)でどこへ行こうとしているのだろうか。 故郷(こきょう)へ帰りたいのだろうか。 ペンギンのことが気になった広太は、ひそかにペンギン探(さが)しをはじめます。 脱走ペンギンは無事(ぶじ)見つかるのでしょうか。 平成28(2016)年 (アリソン・アトリー作、松野正子訳、殿内真帆絵、福音館書店)掲載:『岐阜新聞』2016. 12 このおはなしの主人公(しゅじんこう)は、ちゃいろいつつみ紙(がみ)。 ある小(ちい)さな新聞屋(しんぶんや)さんのたなの上(うえ)にすんでいます。 紙(かみ)はとてもたいくつしていて、どこかへぼうけんにでかけたくてたまりません。 しかし、そんな紙も、ある日、いっけんの家(いえ)に買(か)われていきました。 その家では、クリスマスのおくりものの準備(じゅんび)がされています。 ちゃいろい紙は、リボンがかけられたおくりものの箱(はこ)をしっかりと包(つつ)み、こづつみとなって、ゆうびんきょくへもっていかれました。 ちゃいろいこづつみは、これからどんなたびをするのでしょうか。 (村中李衣作、北村裕花絵、BL出版)掲載:『岐阜新聞』2016. 11 ぬいぐるみのくまきちは、とおるくんにつれられて花町(はなまち)としょかんにやってきました。 今日(きょう)は、としょかんでぬいぐるみのおとまり会(かい)があります。 とおるくんとはなればなれになって不安(ふあん)なくまきちでしたが、同(おな)じぬいぐるみのなかまたちといっしょにとしょかんをぼうけんします。 しかし、夜(よる)十二時(じゅうにじ)をすぎたとき、本(ほん)のせかいからあばれグマのジャンボンがでてきてさあ大変(たいへん)。 くまきちは、なんとかしてジャンボンを止(と)めようとしますが・・・? みなさんも、くまきちといっしょによるのとしょかんをぼうけんしてみませんか。 (泉田もと作、岩崎書店)掲載:『岐阜新聞』2016. 10 遠州(えんしゅう)にある古物商(こぶつしょう)のひとり息子である惣(そう)一郎(いちろう)は、取引先(とりひきさき)へ大切な茶碗(ちゃわん)を取りに行くよう父から頼(たの)まれます。 目的地(もくてきち)にたどり着き、茶碗を受け取った惣一郎でしたが、お供(とも)の奉(ほう)公人(こうにん)に裏切(うらぎ)られ、茶碗と財布(さいふ)を奪(うば)われてしまいました。 行く当てもなく、途方(とほう)に暮(く)れて山の中をさまよっていた惣一郎は、足をすべらせて崖(がけ)の下に落ちてしまいます。 目をさますと、どこからか声(こえ)がします。 その声の主(ぬし)は、なんと人間の頭(ず)がい骨(こつ)、つまりは「しゃれこうべ」だったのです。 惣一郎とおしゃべりなしゃれこうべの奇妙な旅のおはなしです。 (パトリシア・マクラクラン作、若林千鶴訳、たるいしまこ絵、リーブル) ロバートは音楽家(おんがくか)の両親(りょうしん)と犬のエリーと一緒(いっしょ)に暮(く)らしています。 夏休み、両親は2ヶ月ものあいだ、ロバートを残(のこ)して演奏(えんそう)旅行(りょこう)にでかけることになりました。 ほんとうはついていきたい、けれどそう言って、もしも拒否(きょひ)されたら? ロバートはこわくていつの間にかほんとうの気持(きも)ちが言えなくなっていました。 両親がいない間、ロバートはエリーと一緒に祖母(そぼ)であるマッディの家で暮らします。 ちょっと変わり者のマッディと、その友人のヘンリーと過(す)ごすうちに、ロバートは、自分のなかの「ほんとう」に気付いていきます。 (富安陽子作、たしろちさと絵、ひさかたチャイルド) テンテル山の、ぞうき林(ばやし)の入口(いりぐち)に、オバケさんというおじさんが住(す)んでいました。 オバケさんは、オバケではありません。 尾羽(おば)健(けん)一郎(いちろう)という名前(なまえ)の料理(りょうり)研究家(けんきゅうか)で、人間(にんげん)です。 ある日、オバケさんは、今よりも広(ひろ)いキッチンがある家(いえ)を求(もと)めて、山の中にあるスギナ屋敷(やしき)に引越(ひっこ)しました。 しかし、そこには、本物(ほんもの)のオバケがいたのです。 しかも、この屋敷にずっと住んでいる屋敷(やしき)守(もり)のオバケは、オバケさんを追(お)い出(だ)そうと、いやがらせをしてきてさあ大変(たいへん)。 オバケさんは無事(ぶじ)にこの家で暮(く)らせるのでしょうか。 (ジーン・ジオンぶん、マーガレット・ブロイ・グレアムえ、小宮由やく、大日本図書)掲載:『岐阜新聞』2016. 8 ハリーは、くろいぶちのある白(しろ)い犬(いぬ)です。 ハリーのいえのおとなりさんは、うたをうたいます。 とてもたかくて大(おお)きなこえでうたうので、ハリーはいつも耳(みみ)がいたくなってしまいます。 おとなりさんの大きなこえといったら、しょうぼうしゃのサイレンよりも大きいのですよ! こまったハリーは、なんとかしておとなりさんのうたをやめさせようと色々(いろいろ)なさくせんをかんがえます。 はたしてうまくいくのでしょうか? 絵本(えほん)「どろんこハリー」でおなじみのハリーが、だいかつやくします。 (ベン・マイケルセン作、代田亜香子訳、鈴木出版) コービーは四年前、交(こう)通(つう)事故(じこ)にあい、人生が変(か)わってしまいました。 右(みぎ)脚(あし)の一部(いちぶ)が義足(ぎそく)になったのです。 コービーにとって、事故にあったあの日のことを忘(わす)れさせてくれるものは、ただひとつ、海だけでした。 ある日、コービーは、浅瀬(あさせ)で座礁(ざしょう)していたクジラの親子を助けます。 クジラの親子は、海洋(かいよう)保護(ほご)班(はん)のプールにはこばれ、治療(ちりょう)を受けることになりました。 事故にあってから、ずっと自分の殻(から)にとじこもっていたコービーでしたが、クジラの親子との出会いをきっかけに、自分の周りの様々(さまざま)なことを受け入れていきます。 (小川洋子作、岡田千晶絵、PHP研究所)掲載:『岐阜新聞』2016. 7 このおはなしの主人公(しゅじんこう)のボタンちゃんは、丸(まる)いお顔(かお)の女(おんな)の子(こ)。 アンナちゃんのブラウスの一番上(いちばんうえ)にとまっています。 ある日(ひ)、ボタンちゃんをブラウスにとめていた糸(いと)が、なにかのひょうしに切(き)れてしまいました。 ボタンちゃんは、コロコロコロところがって、やがておもちゃ箱(ばこ)のうらがわにたどりつきます。 そこは、うすぐらくて、はじめて目(め)にする世界(せかい)でした。 すると、どこからか小(ちい)さな泣(な)き声(ごえ)がきこえてきます。 ボタンちゃんはそこで、アンナちゃんの思(おも)い出(で)のものたちに出会(であ)いますが・・・。 ジョゼフ・ホプキンズ文、ジル・マケルマリー絵、池本佐恵子訳、BL出版) 南カリフォルニアのサンディエゴという町は、かつて砂漠(さばく)の町でした。 人々はみんな、こんな乾(かわ)いた場所(ばしょ)に木なんて育(そだ)つはずがないと思っていたのです。 1883年にこのサンディエゴにやってきたケイトは、北カリフォルニアの森で育ち、子どものころから木や森が大すきだった女性(じょせい)です。 サンディエゴの町にも木がほしいと思ったケイトは、砂漠でも育つ木を探(さが)すことにしました。 ケイトが探し、育てた木は、やがてサンディエゴの町を緑(みどり)いっぱいにしていきます。 砂漠を緑の町にかえたケイトさんの物語(ものがたり)です。 (アンヌ・クロザさく、こだましおりやく、西村書店)掲載:『岐阜新聞』2016. 6 このおはなしの主人公(しゅじんこう)は、ちいさなみずたま。 ネコがみずをのんだボウルのそこに、ひとつぶのみずたまがのこりました。 みずたまは、おひさまのおかげで、ちいさなちいさなつぶになり、空(そら)にまいあがります。 そのまま、雲(くも)のなかでひとやすみし、風(かぜ)にはこばれて、雨(あめ)になりました。 雨(あめ)となってふたたび地上(ちじょう)にもどったみずたまは、土(つち)の中(なか)や川(かわ)や海(うみ)をたんけんして、さまざまな生(い)き物(もの)にも出会(であ)います。 ひとつぶのみずたまのぼうけんを通(とお)して、水(みず)の循環(じゅんかん)について知(し)ることができるおはなしです。 (中川 なをみ作、鈴木出版) 成績(せいせき)がいつも一番(ばん)であることをからかわれて、クラスメイトから仲間(なかま)はずれにされている小学5年生の周(しゅう)。 学校に行くのがつらいと思っていた時、スリランカで仕事(しごと)をしている祖父(そふ)から誘(さそ)われ、学校を休んで一緒(いっしょ)にスリランカへ行くことになりました。 現地(げんち)の運転手(うんてんしゅ)であるセナや、娘(むすめ)のジャヤと出会った周は、スリランカが抱(かか)える民族(みんぞく)問題(もんだい)や内戦(ないせん)についての悲(かな)しい歴史(れきし)を知ります。 「たくさん想像(そうぞう)できる人は、人を殺(ころ)さない」というセナの言葉(ことば)を聞き、周はそれを自分の周(まわ)りに置(お)き換(か)えて考(かんが)え始(はじ)めます。 スリランカへの旅(たび)で、少し強(つよ)くなった少年のおはなしです。 (竹下文子作、こばようこ絵、鈴木出版)掲載:『岐阜新聞』2016. 5 あるくにに、スプーン王子(おうじ)という王子さまがいました。 王子さまには、お気(き)に入(い)りのスプーンがあったので、みんなからそう呼(よ)ばれているのです。 ある日、王子さまは、りゅうたいじに出(で)かけます。 むかし、みんなを困(こま)らせるわるいりゅうをたおしたという、ひいひいひいおじいさんのまねをしてみたくなったのです。 うまにのって、りゅうの山まで来(き)た王子さまは、そこでけんかをしている三匹(さんびき)のりゅうと出会(であ)いました。 王子さまは、れいぎ正(ただ)しく「こんにちは! 」とりゅうたちに声(こえ)をかけますが・・・。 ちょっとくいしんぼうで、しりたがりやの王子さまのおはなしです。 (マリヤッタ・クレンニエミ作、マイヤ・カルマ絵、渡部翠訳、福音館書店) オンネリとアンネリはおなじ学校(がっこう)に通(かよ)う親友(しんゆう)同士(どうし)。 ふたりは入学式(にゅうがくしき)の日に出会って、それ以来(いらい)大(だい)のなかよしになりました。 オンネリのおうちは、大家族(だいかぞく)です。 きょうだいが多(おお)すぎて、あまりかまってもらえません。 アンネリは、両親(りょうしん)が別居(べっきょ)しているので、両方(りょうほう)のおうちを行(い)ったり来(き)たりしています。 夏休(なつやす)みのある日、ふたりは、ひょんなことから「小(ちい)さな女(おんな)の子(こ)がふたりで住(す)むおうち」を手(て)に入(い)れました。 そこは、オンネリとアンネリにぴったりの、夢(ゆめ)のようなおうちでした。 (北原未夏子作、市居みか絵、国土社)掲載:『岐阜新聞』2016. 4 トモキの八歳(さい)のたんじょう日(び)に、とおくに引(ひ)っ越(こ)したともだちのゴウくんがあそびにきてくれることになりました。 とてもたのしみにしていたトモキでしたが、たんじょうび当日(とうじつ)、ゴウくんのおうちの車(くるま)が動(うご)かなくなって、来(こ)られなくなってしまいます。 トモキがかなしくて泣(な)きわめいていると、ゴウくんがいなくなったと連絡(れんらく)がありました。 お母(かあ)さんの携帯(けいたい)電話(でんわ)にとどいていた謎(なぞ)の暗号(あんごう)を見(み)て、ゴウくんが自分(じぶん)に会(あ)いにこようとしていると確信(かくしん)したトモキは、家(いえ)を飛(と)び出(だ)します。 二人は会うことができるのでしょうか。 (春間美幸著、講談社) チカとユカは、一卵性(いちらんせい)の双子(ふたご)です。 顔(かお)も体型(たいけい)もそっくりで、そのうえ服装(ふくそう)や髪型(かみがた)もいつもおそろい。 だからしょっちゅう間違(まちが)われてしまいます。 五年生のクラス替えで、ふたりは初めて同じクラスになりました。 ユカは、クラスメイトに間違えられたって、二人ずっと同じで居続(いつづ)けたいと思っていました。 でも、チカは大好きな千代田(ちよだ)君には見分けてもらいたいといいます。 双子だからといって、チカの気持ちが全(すべ)てわかるわけではなく、ユカは悩(なや)んでしまいますが・・・。 六人の登場(とうじょう)人物(じんぶつ)それぞれの視点(してん)で語(かた)られる、名前をテーマにしたおはなしです。 (みずのよしえ作、いづのかじ絵、偕成社)掲載:『岐阜新聞』2016. 3 町(まち)の大通(おおどお)りからすこしはなれた小高(こだか)い場所(ばしょ)に、いつも忙(いそが)しそうな音(おと)をたてている工場(こうじょう)があります。 ここは、風(かぜ)をつくる工場。 しかも、はたらいているのはねこたちです。 かいねこものらねこも、町のねこのたいていが、人間(にんげん)たちにはないしょでこの工場ではたらいているのです。 会議(かいぎ)をひらいてあしたの風の種類(しゅるい)をきめるしごとや、風の材料(ざいりょう)を町から集めてくるしごと、風についての研究(けんきゅう)をするしごとなど、ここにはたくさんのしごとがあります。 みなさんも、ねこたちのひみつの工場をのぞいてみませんか。 (加部鈴子作、岩崎書店) 十三歳(さい)の誕生(たんじょう)日(び)の朝突然(とつぜん)、涼(りょう)太(た)のもとにスカイブルーのロードバイクが届(とど)きます。 不思議(ふしぎ)に思った涼太でしたが、それはお父さんからの誕生日プレゼントでした。 お父さんは、ほしいとも言っていないのにロードバイクを買ってきて、さらに笠(かさ)城山(ぎやま)でのレースにも勝手(かって)に申(もう)し込(こ)んできたというではありませんか。 涼太は腹(はら)が立って仕方がありません。 しかし、お父さんのペースに乗(の)せられ、レースに出ることになってしまいました。 レース当日(とうじつ)。 たくさんの選手(せんしゅ)がひとつのゴールをめざしています。 涼太は無事(ぶじ)に完走(かんそう)することができるのでしょうか。 (シャーリー・ヒューズ文、クララ・ヴリアミー絵、三辺律子訳、あすなろ書房)掲載:『岐阜新聞』2016. 2 いぬのディキシー・オデイの車(くるま)は、赤(あか)いオープンカー。 決(けっ)してあたらしくはないけれど、とてもだいじに手入(てい)れをしているので、いつもぴっかぴかです。 ともだちのパーシーも車をみがくのを手伝(てつだ)ってくれます。 あるとき、ディキシーが住(す)んでいるディズワースから、となり町(まち)のドッズワースまでのラリー開催(かいさい)が決(き)まりました。 ディキシーもパーシーといっしょに参加(さんか)することにしましたが・・・。 ラリーの結果(けっか)はどうなるのでしょうか。 ドライブがだいすきなニ匹(ひき)のおはなしです。 (沢田俊子文、田中六大絵、講談社) ある日、小学生のつぐみがガレージで見つけた子ねこは、目の病気(びょうき)にかかっていました。 子ねこを助(たす)けるためには、病院(びょういん)で目玉をとる手術(しゅじゅつ)をするしかありません。 どうしても助けたいと思ったつぐみは、手術をしてもらえるよう、お母さんに頼(たの)みました。 命にもかかわる大変(たいへん)な手術を無事(ぶじ)終(お)えた子ねこは、どろっぷと名づけられて、つぐみの家の子になりました。 つぐみの家(いえ)にはねこが三匹います。 最初はこわがっていたどろっぷも、三匹に見守(みまも)られて、だんだんとできることが増(ふ)えていきました。 実話(じつわ)がもとになった、目の見えない子ねこと、女の子のものがたりです。 (富安陽子作、小松良佳絵、偕成社)掲載:『岐阜新聞』2016. 1 タマネギあたまのぼっこくんは、家(いえ)をまもるちいさな神(かみ)さまです。 ぼっこくんのおしごとは、家のなかの「チミモー」を、まほうのほうきを使(つか)って外(そと)にはきだすこと。 「チミモー」とは、わざわいをはこんでくるちいさなようかいです。 ある日、ぼっこくんは、百二十年(ひゃくにじゅうねん)もの間(あいだ)まもりつづけてきたおじいさんの家から、まごのケイタくんが住(す)んでいる町(まち)のマンションに引(ひ)っ越(こ)すことになりました。 しかしそこには、「モーリョーおやぶん」というチミモーたちのおやだまがいたのです・・・。 ちいさくて元気(げんき)な神さまのおはなしです。 (山口 常夫文、岩崎書店)掲載:『岐阜新聞』2015. 12 みなさんは、この岐阜県(ぎふけん)で災害(さいがい)救助(きゅうじょ)犬(けん)になるために頑張(がんば)っている犬がいることを知っていますか? 東日本(ひがしにほん)大震災後(だいしんさいご)に、福島県(ふくしまけん)飯(いい)舘(たて)村(むら)で生まれた雑種(ざっしゅ)犬(けん)の「じゃがいも」は、生まれ故郷(こきょう)から800キロ離(はな)れた岐阜県にある日本(にほん)動物(どうぶつ)介護(かいご)センターで、災害救助犬になるために訓練中(くんれんちゅう)です。 災害救助犬として活躍(かつやく)するには、試験(しけん)に合格(ごうかく)しなければなりません。 じゃがいもは、この試験に何度か挑戦(ちょうせん)していますが、合格することはできませんでした。 それでもあきらめず、今も訓練をしつづけています。 試験に落ちても挑戦し続ける被災(ひさい)犬(けん)のおはなしです。 (堀米薫作、佐藤真紀子絵、そうえん社) 塾(じゅく)と習い事に追われて、忙しい日々を送っている小学五年生の風(ふう)香(か)は、ママのちょっとしたひとことにもすぐにイライラしてしまう年ごろです。 夏休みのある日、鹿(か)狼(ろう)村(むら)で農業(のうぎょう)をしている叔父(おじ)の「仁ちゃん」からキャベツが届(とど)きます。 キャベツとともに入っていた「遊びにこい! 」というメッセージを見た風香は、両親(りょうしん)に内緒(ないしょ)で鹿狼村に行くことに決めました。 電車を乗(の)り継(つ)ぎ、やっとのことでたどりついたそこには、一面(いちめん)のキャベツ畑と、「キャベツで生きてる」人たちがいました。 農作業(のうさぎょう)を手伝いながらすごした三日間で、風香の心にはだんだんと変化が生まれていきます。 (きたむらえりさく・え、福音館書店)掲載:『岐阜新聞』2015. 11 イノシシのアレハンドロのうちは、みんなおしゃべりが大好(だいす)きで、いつもとてもにぎやかです。 しかし、家族(かぞく)の中でアレハンドロだけは、なにも話(はな)さないおとなしい子でした。 それを心配(しんぱい)した両親(りょうしん)は、ある日、アレハンドロをとおくの丘(おか)にひとりで行かせることにしました。 そうすれば話すようになると、うらないしに言われたからです。 みんなにみおくられて、しゅっぱつしたアレハンドロ。 無事(ぶじ)にとおくの丘まで行き、話すようになって帰(かえ)ってくるのでしょうか。 はじめての大旅行(だいりょこう)のおはなしです。 (フィリパ・ピアス作、ヘレン・クレイグ絵、さくまゆみこ訳、徳間書店) ある日、散歩中(さんぽちゅう)に犬のベスがいなくなってしまい、悲(かな)しみに沈(しず)んでいたティル。 その夜、ティルは庭(にわ)木戸(きど)のところで誰(だれ)かが待(ま)っている夢(ゆめ)を見ました。 朝早く起(お)きて庭木戸へ行ってみると、そこには、「見つけ屋(や)」だという、ちいさいきみょうなおじいさんが立っていました。 ティルはおじいさんに、ベスがいなくなったときのことを話しました。 おじいさんと一緒(いっしょ)に、ベスがいなくなった野原(のはら)に行ってみると、そこで不思議(ふしぎ)なことが次々と起こります。 消えた犬のベスは戻(もど)ってくるのでしょうか。 (佐藤まどか作、木村いこ絵、フレーベル館)掲載:『岐阜新聞』2015. 10 小学四年生のくるみのクラスに、体験(たいけん)入学生(にゅうがくせい)が来ることになりました。 スイスからやってきた田口(たぐち)京(きょう)ちゃんは、見た目は日本人そのもの。 しかも黒髪(くろかみ)のおかっぱで、まるでコケシみたいです。 そんな京ちゃんですが、中身(なかみ)は全(まった)く日本人っぽくありません。 自分の意見(いけん)ははっきり言い、クラス一いじわるな出井(でい)君(くん)にからかわれたって、どうどうとしています。 内気(うちき)な自分とは正反対(せいはんたい)の京ちゃんに戸惑(とまど)ってしまうくるみ。 しかし、お互(たが)いのことを話(はな)すうちに、二人はだんだん仲良(なかよ)くなっていきます。 ちがうってなんだろう。 自分の国のことや友達(ともだち)のことを考えるきっかけになる一冊です。 (松本聰美作、渡邊智子絵、汐文社) 「いやなんだよ、おまえのこと。 」クラスの友達(ともだち)に言われた言葉(ことば)がきっかけで、声が出なくなり、学校にも行けなくなってしまった小学五年生のシン。 ママがアメリカへ出張(しゅっちょう)に行くあいだ、シンはママの幼(おさな)なじみの「マリさん」のお家(うち)で過(す)ごすことになりました。 待(ま)ち合(あ)わせの三鷹駅(みたかえき)で、「シンちゃん。 」と声をかけてきたのは、ぴったりした黒いパンツに派手(はで)なブラウス、そして重そうなつけまつげの、がっちりした背(せ)の高(たか)い女の人でした・・・。 オトコかオンナかわからない、不思議(ふしぎ)なマリさんとの一週間がはじまります。 (柏葉幸子作、たごもりのりこ絵、BL出版)掲載:『岐阜新聞』2015. 9 てらまちしょうてんがいのはずれにある、テラマチ・トラベル。 そこは、「ハカバ・トラベル」ともよばれていて、たまにゆうれいのお客(きゃく)さんがやってきます。 学校(がっこう)の帰(かえ)りに、テラマチ・トラベルでゆうれいのお客さんと出会(であ)ってしまったまことは、ゆうれいをおしろまでりょこうにつれていってあげることにしました。 風(かぜ)にとばされてしまったり、ゆうびんやさんのバイクにひっかかったり、ゆうれいとのりょこうはハプニングだらけです。 まことは、無事(ぶじ)にゆうれいをおしろまでつれていってあげることができるでしょうか。 (斉藤洋作、高畠純絵、小峰書店) しろくまの兄弟(きょうだい)のマルクとカールは、「しろくまじるしの宅配便(たくはいびん)」という会社ではたらいています。 荷車(にぐるま)で荷物(にもつ)のはいたつをするふたりは、町の人気者(にんきもの)です。 ふたりは人間(にんげん)のことばをしゃべることができるので、町の人々(ひとびと)はみんな、マルクとカールのことをしろくまのぬいぐるみを着(き)た人間だと思っています。 遊園地(ゆうえんち)に行ったり、プロレスの試合(しあい)を見に行ったり・・・そんなマルクとカールのくらし、少しだけのぞいてみませんか。 でも、ふたりがほんとうのしろくまだってことは、みんなには内緒(ないしょ)ですよ。 シリーズ「やっぱりしろくま」、「いつでもしろくま」もあります。 (福田岩緒作・絵、PHP研究所)掲載:『岐阜新聞』2015. 8 「さかあがりのできない子は、夏休(なつやす)みのしゅくだいにする。 」一(いち)学期(がっき)の終(お)わりに、担任(たんにん)の坂野(さかの)先生(せんせい)はそう言いました。 ゆうたは、さかあがりができない子のうちの一人です。 何度(なんど)も何度も練習(れんしゅう)をするゆうたですが、なかなかうまくできません。 できない自分にはらが立って、練習に付き合ってくれていたさとしにも、やつあたりをしてしまいました。 「さかあがりなんか、もうどうでもよくなった。 」と、一度(いちど)は思ったゆうたでしたが、やっぱり気になってしまって・・・。 ゆうたは、さかあがりのしゅくだいを無事(ぶじ)に終わらせることができるでしょうか。 (岡田依世子作、岡本順絵、アリス館) 小学生最後の夏休み、玉江(たまえ)は、お金がほしいといういとこの哲(てっ)平(ぺい)と、同級生(どうきゅうせい)の信彦(のぶひこ)とともに翡翠(ひすい)をさがすことになりました。 玉江が住む町では、海岸(かいがん)で翡翠をひろうことができます。 ひろった翡翠を売って、おこづかいにしようという考えです。 しかし、海岸では翡翠を見つけられなかった三人。 翡翠取り名人だった玉江のおじいちゃんが書いたという掛(か)け軸(じく)をヒントに、三人は立ち入り禁止になっているスイコミ平(だいら)の竪穴(たてあな)洞窟(どうくつ)まで翡翠をさがしに行きますが・・・。 夏休みの読書にぴったりのおはなしです。 (西村すぐり作、大野八生絵、ポプラ社) 図画工作の時間、「自分でみつけたすてきなもの」の写生(しゃせい)をすることになりました。 絵(え)が得意(とくい)なユクは、「てんぐんじょう」の絵を描(か)きます。 しかし、担任の石丸(いしまる)先生の一言で、納得(なっとく)のいかない絵を描くことになってしまったユクは、放課後(ほうかご)、自分が描いた絵をやぶって捨ててしまいました。 傷(きず)ついたユクでしたが、ウツギ・カエデ夫妻(ふさい)との出会いや、友だちのハネズの支えによって、しだいに絵を描くことの意味(いみ)を理解(りかい)していきます。 人づきあいが苦手なユクが、絵を描くことを通して少しずつ成長(せいちょう)していくおはなしです。 (ドリュー・デイウォルト文、オリヴァー・ジェファーズ絵、木坂涼訳、ほるぷ出版)掲載:『岐阜新聞』2015. 6 ある日、ケビンが絵(え)をかこうとすると、クレヨンのはこの上に、てがみがたくさんおいてありました。 よんでみると、それはぜんぶクレヨンからのてがみだったのです。 あかいクレヨンが、はたらきすぎているから休ませてほしいと言っているかと思えば、きいろのクレヨンとだいだいいろのクレヨンは、じぶんこそがおひさまのいろだと言いはって、けんかをしています。 クレヨンによっても言いたいことはいろいろなようです。 このおはなしをよめば、みなさんがいつも使(つか)っているクレヨンのきもちがわかるかもしれませんよ。 (ジル・ルイス作、さくまゆみこ訳、評論社)掲載:『岐阜新聞』2014. 4 カラムは同じクラスのアイオナから、保護(ほご)鳥(ちょう)であるミサゴが農場に巣(す)をつくっていることを教えられます。 ミサゴがケガをしたのをきっかけに、カラムは野生(やせい)生物(せいぶつ)保護(ほご)官(かん)のヘイミッシュらの力を借りてミサゴに発信器(はっしんき)をつけ、友人たちとアフリカへ渡っていくミサゴを見守ることにしました。 しかし、西アフリカのガンビアの湿地帯(しっちたい)で何日も移動していないことがわかり、不安になるカラムたちでしたが・・・。 カラムがミサゴを通じて自然(しぜん)保護(ほご)について学び、様々な人々と友情を深めていく物語です。 (ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作、市田泉訳、徳間書店)掲載:『岐阜新聞』2014. 2 病気の治療中(ちりょうちゅう)の魔法使いの家で留守番(るすばん)をすることになった、本好きの女の子チャーメイン。 魔法使いの家では、青い小人(こびと)が現れたり、ドアを開けると王宮や過去につながっていたりと、不思議なことばかり起こります。 留守番を始めてから数日後、チャーメインは希(き)望(ぼう)がかない、王宮図書室で文書を整理する仕事をすることになります。 そこで、王様から宝物(ほうもつ)庫(こ)の黄金を探すよう依頼(いらい)された、魔法使いハウルやソフィーたちと出会うのですが・・・。 「ハウルの動く城」シリーズの三作目です。 (寺沢孝毅著、あべ弘士絵、ポプラ社)掲載:『岐阜新聞』2014. 1 写真家(しゃしんか)の寺沢さんは、仕事でおとずれた北海道の知(しれ)床(とこ)半島で、流氷(りゅうひょう)が前よりもずいぶん減(へ)っていることに気が付きます。 このなぞをとくため、そして雪や氷の中での動物たちの生活の変化を知るために、北極へ探検に行くことにしました。 探検隊(たんけんたい)の生活場所は長さ二〇メートルのヨット。 二九日間かけて、北極圏(ほっきょくけん)を航海(こうかい)します。 ホッキョクグマやアザラシなど、きびしい自然の中でたくましく生きる動物たち。 地球はこうした「多種多様(たしゅたよう)な命を乗せる宇宙(うちゅう)船(せん)」であることを実感(じっかん)できる一冊です。 (堀米薫作、スカイエマ絵、新日本出版)掲載:『岐阜新聞』2013. 11 代々の山持ちの家に生まれた喜(き)樹(じゅ)は、山を守り続けている祖父の庄蔵(しょうぞう)から後(あと)を継(つ)ぐことを期待されています。 ある日、百年杉を買いたいという客が現れ、喜樹は木材の取引や伐採(ばっさい)現場に立会い、普段とは違う祖父の姿を目の当たりにします。 林業に魅力(みりょく)を感じながらも、後を継ぐことには消極的な喜樹でしたが、突然、姉の楓(かえで)が林業を勉強するため農学部を受験すると宣言(せんげん)し、戸惑(とまど)いを隠(かく)せません・・・。 バラバラだと思われていた家族が絆(きずな)を再確認し、前へ進んでいこうとする物語です。 (ラッシェル・オスファテール作、ダニエル遠藤みのり訳、風川恭子絵、文研出版)掲載:『岐阜新聞』2013. 6 小学生のジャコは、小さいころから食べることが大好き。 でも、算数の授業(じゅぎょう)や本を読むことは苦手(にがて)です。 ある日、図書館でお菓子の作り方の記事を見つけ、一人でクッキー作りに挑戦(ちょうせん)します。 すっかりお菓子作りに夢中(むちゅう)になったジャコは、近所の人のためにお菓子屋さんを開くことにしました。 そして、いつの間にか算数や本を読むことも苦手ではなくなっていたのです。 失敗(しっぱい)をしながらも、周りに支えられてお菓子作りを続けているジャコのように、みなさんも夢中になれることを探してみませんか。 (宮川ひろ作、小泉るみ子絵、童心社)掲載:『岐阜新聞』2013. 4 三年生になった和人(かずと)は、クラスの係をきめるときに「けんかとめ係」という新しい係を考えつきました。 ところが、担任(たんにん)の中村先生は「けんかはとめるものでないぞ。 しっかりとやらせるものだろう。 」と言うのです。 納得(なっとく)できない和人でしたが、「けんか係」として活動することになりました。 ある日、隣(となり)のクラスの一樹(かずき)に何も言い返せないでいる修一(しゅういち)に、けんかになってもいいから、言いたいことをはっきり言うようアドバイスする和人でしたが・・・。 自分の思いを素直(すなお)に伝え合うことの大切さに気づかせてくれる作品です。 (エスター・アベリル作・絵、松岡享子・張替惠子共訳、福音館書店) 掲載:『岐阜新聞』2012. 10 黒ネコのジェニーが住むティンカーの家の庭では、キャット・クラブというネコの集まりがあり、個性豊かなネコたちが会話を楽しんだり、踊(おど)ったりしています。 ジェニーはその様子をながめているだけで、声をかけることもできません。 ある日、ジェニーはティンカーの手作りスケートぐつをはき、凍(こお)った池でスケートをはじめました。 その様子に感激(かんげき)したクラブの仲間は、ジェニーをクラブの会員として迎(むか)え入れてくれたのでした・・・。 黒ネコのジェニーのお話は全部で三冊ありますので、読んでみてください。 (ルーネル・ヨンソン作、エーヴェット・カールソン絵、石渡利康訳、評論社) 掲載:『岐阜新聞』2012. 7 バイキングの子どものビッケは、力が弱く、戦うことは嫌いですが、とてもかしこい男の子。 ある日、フラーケ地方の族長である父親が率いるバイキング遠征(えんせい)についていくことになりました。 最初に訪れた国では、敵(てき)の罠(わな)にはまり捕(つか)まってしまいます。 しかし、ビッケはある生き物を使って仲間を助け出し、財宝まで手にするのです。 様々なピンチも、知恵を働かせて乗り越えていくビッケの魅力(みりょく)がつまったお話です。 ビッケのシリーズは全部で六冊ありますので、他のお話も読んでみてください。 6 舞台(ぶたい)はアフリカの小さな村。 熱風がふき、砂嵐(すなあらし)が起こり、夜はジャッカルの遠吠(とおぼ)えが聞こえます。 ここに家族とくらすシサンダは九歳(さい)の女の子です。 シサンダには心臓に重い病気があり、友だちと自由に遊ぶこともできません。 手術(しゅじゅつ)をするにはたくさんのお金が必要です。 ある日、風に飛ばされてきた新聞にマラソン大会の記事が。 それを見たお母さんのマスワラは、シサンダの病気を治すためにある決意(けつい)をします。 この物語には実在(じつざい)のモデルがいます。 ピンチを乗りこえて走るマスワラを村の人たちとともに応援(おうえん)したくなる一冊です。 (松浦晋也文、学研教育出版) 掲載:『岐阜新聞』2011. 12 みなさんは、流れ星を見たことがありますか? 流れ星は小惑星(しょうわくせい)や彗星(すいせい)のかけらです。 時々地上に落ちてくるかけらは、小さくても太陽系の始まりを研究するための大きな手がかりとなります。 小惑星探査機(たんさき)「はやぶさ」は、地球から直接小惑星へその手がかりを取りに行き、七年後に地球へ帰りました。 「はやぶさ」は、技術を開発する人、設計する人、部品を作る人や組み立てる人など、たくさんの人の夢をのせて宇宙を旅しました。 高い空、その先に広がる大きな宇宙。 そこに私たちの将来の可能性が無限に広がっていることを実感できる一冊です。 (キャロル・ライリー・ブリンク著、谷口由美子訳、中村悦子絵、文溪堂) 掲載:『岐阜新聞』2011. 9 一九三〇年秋、ミンティと妹エッグスは、仕事を失ったパパとともに、町を出て伯母(おば)さんのところへ向かっていました。 その途中(とちゅう)、森の中にひっそりとたつ家を発見します。 どうやら誰かの夏の別荘(べっそう)のようです。 車が故障(こしょう)して困っていたミンティたちは、この家でひと冬こっそり住まわせてもらうことに・・・。 舞台はアメリカ合衆国の中北部にあるウィスコンシン州。 森にさしこむ光、湖面のさざなみや、紅葉した木々。 豊かできびしい自然の中での、ミンティたちの暮らしと、思いがけない出会いをいきいきと描いています。 (バーバラ・オコーナー作、三辺律子訳、かみやしん絵、文溪堂) 掲載:『岐阜新聞』2011. 7 主人公ジョージナはアメリカのノースカロライナ州で、母と弟との三人暮らし。 訳(わけ)あって今は車の中で生活しています。 不便(ふべん)な生活から抜(ぬ)け出(だ)すために、ジョージナはある計画を思いつきます。 それは「犬をぬすむ」こと。 はたして、家族みんなでゆっくり眠れるもとのくらしにもどることができるのでしょうか。 自分のしたことに悩むジョージナは、放浪生活をしているムーキーと出会います。 「うしろに残した跡(あと)のほうが、前にのびてる道より大切なときもある」という彼のことばの意味を、主人公と一緒に考えてみませんか? (あんずゆき文、佼成出版社) 掲載:『岐阜新聞』2011. 7 「こんにちは。 入っていいですか。 」病室の入口から、目をくりくりさせた、にこにこ顔のホスピタルクラウン・Kちゃんがそっと声をかけます。 赤い鼻に、オレンジ色の服、トレードマークのちょんまげ・・・そんなKちゃんの登場(とうじょう)に、病室の子どもたちはびっくり! 「ホスピタル」は病院、「クラウン」はピエロのような道化師(どうけし)のこと。 Kちゃんは、病院をおとずれて、患者(かんじゃ)に笑いをとどけています。 Kちゃんが来ると、病気と闘う(たたか)子どもたちや家族、看護師(かんごし)さんたちの顔にも自然と笑顔がこぼれます。 笑いと元気を運ぶ、Kちゃんの活躍を描きます。

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