恋 は 続く よ どこまでも 妄想 小説。 【恋つづ】結婚式場のロケ地はどこ?妄想編と本番編の撮影場所!

恋は続くよどこまでも、貴方と

恋 は 続く よ どこまでも 妄想 小説

[chapter:無防備にもほどがある.. 七瀬の視線に気づいて一瞬、天堂もチラ、とこちらを見るもすぐに視線を外した 本当はもともと天堂が行くはずだった学会だったので、小石川とじゃあ、Nsは勇者ちゃんで決まりだね。 と あっという間に決定したが、あいにくの途中で予定変更。 酒井に振ってみようかとも思ったが、酒井はこの土日に人気でなかなか取れないセミナーに高いお金をはたいてすでに申し込んでいることを聞いていた主任は、案の定、、複雑な視線を浮かべる酒井にも、自分ではおそらく意識していないんだろうけど、すっごく後ろで漂う真っ黒なオーラとチクチクした視線を感じながら、七瀬にお願いね。 と念を押した 「そっか。 と再び背をむけ歩き出した天堂に、七瀬もわかってますよ。 お家でデートでもいいから一緒に過ごせたらと思っていたも、願いは無情にも叶わない、挙句の果てに怒られる状況に七瀬がぶつぶつ言いながら後ろを歩いていると 「…あだっ!!」 急に止まった目の前を歩く天堂の背中に気づかずそのまま盛大にぶつかり、今度は鼻筋に痛みが走った 「て、天堂先生??」 「一つだけ、忠告しとく」 何急に?と鼻筋をさすってると、両手を白衣のポケットにしのばせていた天堂がクルッと再び七瀬へ視線を移し 「いいか、新幹線であいつの隣になるな。 飲みに誘われても死ぬ気で断れ、一滴も酒は飲むな」 わかったか。 ちょっと、浬。 飲みたくて飲んでる」 そう短く返すも、ずっと同じところをスクロールしては戻って、きっと仕事なんて捗ってなさそうな浬の状態に流子は何かを悟ったように、わざと浬の目の前に腰をおろした 「そんなにななこちゃんとこーじ、気になるならあんたも行けばいいじゃん。 同じ循環器内科の医者なんだから別に何の問題もないでしょ??」 マッサージ器で肩をぐいぐいしながら、意味深な笑みを浮かべる流子に一度視線を向けるも、浬は勘付かれていることに平然を装い返事は返さなかった。 ちょっと用事思い出した」 「えっ・・ちょっと、浬??!」 詳しくは話さず、いそいそとPCを閉じ部屋に戻ったかと思うと ちょっと思い出した用事にしてはずいぶん多い荷物を片手にあっという間にリビングから去っていく浬の背中から どこか淡い色のオーラを纏ったように見え、「恋・・してんねぇ・・」流子はそんな弟の後ろ姿にほそく笑みを浮かべた 「来生先生、はい。 としっくりくる答えがちょっと恥ずかしそうに後ろから返ってきた 「愛されてるね、佐倉ちゃんは。 同期として一生働けないようになってもしらねーからな と、あからさまなどす黒い嫉妬心をむき出しにされ あいつ、いつの間にかあんな感情を露わにできるようになったんだ、と同期として感慨ぶかくもまた、佐倉ちゃんに何かあったら俺の医者としての道はあっけなく閉じるな・・と自嘲にも感じる小さい笑みが漏れ、不思議そうにしている後ろの七瀬に、「いや、なんでもないよ」とごまかした。 [newpage] 「「えええっ??!!」」 広いホテルのロビーに、七瀬と来生の驚く声が一斉に響き渡った 「…ですから、来生様と佐倉様、お一つの部屋でご予約を承っております…」 どうして??と驚く二人に、何度も予約画面のPCと二人の顔を交互に、フロント係は困った・・といわんばかりの表情を向けた 来生先生との学会を終え、ホテルにチェックインしようとしたも、二人で一部屋の予約しか取れていない状況が発覚し どうしよう…と、七瀬が慌てていると、ふと、来生は何かに気づいたようで 「あ・・・、もしかして・・」 『天堂君に行ってもらおうと思って話は進めてたんだけど、天堂君から今回の症例は来生君がいいんじゃないかって推薦があってね』 そう話す小石川に、学会の話を持ち掛けられたことをふつふつと思い出した 「まさか・・、最初は天堂が行くはずだった学会だったから、天堂と佐倉ちゃんなら一緒の部屋でいいかもって 小石川先生、余計な気をまわしたんじゃ・・そのあと医者は俺に変わったけど、 よくわからないまま総務の人がそのまま名前だけ俺に変えて予約とったんじゃ・・・」 「えぇー??そんな、これがもし天堂先生だったとして、 相手が私じゃない看護師だったらそれはそれで問題ですっ!!」 そこを今悩むのか。 そもそも何の違和感もなく予約した総務にも、天堂と佐倉ちゃんのことだと余計な気をまわした小石川先生にもクレーム案件だな・・と、さて、どうしたもんかと考えていると 「あの、も、もう1部屋、違う部屋をお願いします。 この際なんでも、いくらでもいいですっ!!」 食い気味にフロントに乗り出して七瀬が懇願するも、受付係の申し訳なさそうな表情がすぐに返ってきて 「申し訳ございません・・。 」 そ、そんなぁ・・と絵に描いたように七瀬はフロントにそのままガックリ項垂れた 「あ、あの、来生先生はふかふかのお布団で寝てください。 今日は主役だったんですから」 「え・・?」 「わ、私はそこの駅前のネットカフェで全然いいです!!」 漫画もあるし・・?と慌てて提案し譲ろうとする七瀬の姿に、来生は小さく息をもらすと 「そんなこと、女の子にさせるわけいかないよ。 はい」 別に何も疚しい気持ちなんてない、そう言い聞かせるように来生が一度咳ばらいをしてフロントからカードキーと受け取ると、七瀬をさぁ、と導いた 広いロビーを抜けて、来生先生の後ろをついて歩く 道のりなんて頭には入ってこなかった エレベーターの中さえも二人しか乗っていない状況に、普段はそこまで意識しないこの空間があまりにも狭く感じ 2、3、4、と目的の階までゆっくりオレンジ色に表示をする数字をひたすら眺め、頭の中は 天堂先生に言われた「絶対に部屋に一歩も入るな」その言いつけは、あと少しで破ってしまう 来生先生が目的の部屋の前にたどり着き、カードキーで解錠すれば、ダブルベッドが視界に入り一瞬はっと息をのむ。 なんだかものすごく、悪いことをしている罪悪感が押し寄せていくる感じだった 「来生先生。 それは、俺だって一緒だよ。 」 気にしないで、と優しく気遣う来生にの言葉にもチク、と胸は痛むが、ふいに「でも・・」と、先を行っていた来生の足が止まった 「これはこれで、俺にとっては好都合、かな?」 「ぇっ・・?!」 ふっと、微笑みをもらす来生が、くるっと振り返ると、玄関のところで未だ立ち止まっていた七瀬のもとにゆっくり近づき、そっと、その七瀬の顔の横のドアに肘をついた 「あいつはこんなところにはいないし、 一緒の部屋にいたって言わなきゃバレないでしょ・・?」 「せ、先生・・?」 何かをたくらんだような来生の表情と、近さに、七瀬は目を見開き、体を固くこわばらせることしかできなかった 「・・・ふっ、冗談だよ。 冗談!」 固まって微動だにしなくなった七瀬に、からかうように来生は笑うと、ごめん、ごめんと、近づいていた体を離し七瀬から距離をとった。 「ここ、天然温泉の大浴場があるみたいだから、行ってきなよ。 」 「へ・・?」 ほら、と最上階の天然温泉の大浴場の案内と、もう一枚のカードキーを七瀬に来生は手渡すと 「その間に、俺も近くに空いてるホテルがないか探しとくからさ」 そうカバンにしまっていたPCを取り出し、空いていたらそっちに移動しとくから安心して。 そろそろ魔王が待ってるな」 ひとしきり感傷にひたれば、来生はおもむろにコートのポケットからスマホを取り出し、lineの画面を開いた エレベーターから二人で降りてきた姿を確認したあと、なぜか二人で同じ部屋に入った瞬間に 時が止まったような感覚に襲われ、あとからふつふつと、来生への苛立ちが湧いてきた 今すぐ、インターホン押すか・・いや、なんてあいつに言う・・ エレベーターホールの陰から考えてはやめ、を繰り返していたら、なんだか顔を赤らめて慌てて部屋を出る七瀬の姿が目に入った あんのやろ・・。 覚えてろよ、この人たらし。 と来生への感情を高めていると、ふと、ポケットの携帯から新着の短い音が響いた 【アクシデント発生。 415号室、今から来い。 お前も来てんだろ?】 「・・!!」 メッセージをみて一瞬ぎょっと、した。 バレてる。 」 そう、咬みついた顔すんな、って。 分かったかのように来生は天堂へ先手を打つと、ほら、と天堂へ手の平を差し出した 「あ・・?」 訳が分からずコートのポケットに手をつっこんだまま短く返せば 「カ・ギ!お前もここに部屋とったんだろ。 今回ばかりはお前が後をこっそりつけてきて助かったわ。 これで他にホテル探さなくていい」 病院の手違いで一部屋しか取れてなかったんだ、と事実をもらす来生に、だったら部屋につれてかねーでロビーでやれよ。 と視線で訴えながら、自分の予約で取った部屋のキーを手渡した。 「お前・・」 天堂からカードキーを受け取ると来生は、助かったとPCをカバンにしまい七瀬が戻ってくる前にと部屋をあとにする準備をし、まだ気に入らなさそうな顔で立っている天堂へ近寄る 「今日はあんまり佐倉ちゃん、無理させるなよ。 あの子も疲れてんだから」 「はぁっ??」 ぼそ、と来生は天堂の肩越しにそう漏らすと、あからさまに動揺する天堂の姿が少し可笑しくて、肩をポンと一度たたけば、「さんきゅ」と部屋を後にした [newpage] 「来生先生、すみません。 思いのほか、お風呂が気持ちよくてつい・・」 長いこと時間がかかってしまった もうもしかして、部屋にはいないかもしれない。 と小さくつぶやくと浬の腰へ自分の腕もまわした 「でも、先生? 心配してきてくれたんですねっ??ふふ」 「・・・。 」 図星だった浬は一瞬、黙って「そんなんじゃない、たまたまだ。 こんなにも。 いう思いもこめた笑みをこぼせば、腕の中の七瀬はまた、はっと小さく息を吸って 心臓の脈打ちが早くなる 小さく肩を震わせてる、真っ赤になった七瀬に再びちゃんとしたキスを落とせば 「せ、先生・・。 」 いきなり訪れた甘い空気にまだ、慣れないと言わんばかりの戸惑いと小さな抵抗を見せるも 「いい。

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恋はつづくよどこまでも 3

恋 は 続く よ どこまでも 妄想 小説

勇者おめでとう!! 来生先生ほどオープンではないけど、七瀬と出会って恋をしてちょっと人間味を帯び始めた天堂先生にも隠れ魔王ファンは絶対いそう と、いうところから思いついたお話。 なんでこんなに長くなったんだ・・。 いつもいつも長くなる。 (笑) 七瀬の妄想の中で。 [chapter:隠れ天堂ファンあらわる.. ??] 日浦総合病院の売店のパンは人気も多く、焼き立てをゲットできたときはその美味しさは倍増 昼休憩にパンを求めて今日もスタッフの列ができているなか 七瀬もまた、あわよくば天堂先生の分のクリームパンも買えるかな?と、ソワソワしながらその列に並んでいた 「ねぇ、そういえば私見ちゃったんだよね。 ふっつーの子・・。 思わぬところで自分の勇者ぶりが他の病棟にもすでに知れていることや、そんな風に言われてたのか・・ と、七瀬はより一層気づかれないように身を1歩引いた 「あの子だったら、実際私のほうがスタイルは勝ってると思うし? ワンナイトでもいいから・・天堂先生もいけそうじゃないっ?!」 「もぉ~やめなよ。 」 結局お目当てのクリームパンも買えず、まだあと5時間以上仕事しなければならないのに気分は急降下 「普通」 という、言葉が胸に痛く突き刺さった 確かに身長は小さいし、顔は童顔で未だにお酒が飲みたくても毎回年齢確認されるし 出てるところも出てないし… 七瀬は、廊下の途中にあった姿見に映る自分の顔や体形を頭の上から足の先まで眺めてみるも さっきの看護師みたいなスラっとした美人系でも、特別取り柄があるわけでもない自分の姿で 「はあぁぁ・・」 っと、盛大にため息を漏らし、肩を落としてトボトボと病棟へと戻った 「どないしたん勇者、また天堂先生に怒られたんか?この世の終わりみたいな顔してんで」 「こ、この世の終わりっ?」 肩を落として休憩から戻った七瀬をみて、ラウンドから戻った沼津が心配そうに声かけるも、 自分そんなに酷い顔をしていたのか、と七瀬は自分の顔に手を当てハッとした 「あ、いや・・・その・・・ 実は意外と天堂先生にもファン?がいるんだなぁって」 沼津と近くにいた石原が心配そうに顔を覗いてくるので、七瀬はちょっとした危機感を二人に漏らした 「ああ~確かに。 天堂先生、勇者のおかげか最近ちょっと丸くなったもんなぁ・・」 沼津は腕を組みながら最近の天堂の様子を思い浮かべると、石原も頷いて同意していた 「そうね~、医者だし?顔はイケメンだし(性格は難ありだけど・・) 高学歴、高収入!の天堂先生を見逃す女は少なくないかもね」 こずえの言葉に七瀬も、やっぱり??と目で訴えると 「勇者。 あんたもうかうかしてらんないね~」 「せやせや!!」 と、二人に両サイドから肘で肩をつつかれ、七瀬はちょっとした危機感ではなく大いに危機的なんでは、と先ほどよりも増して不安が募った [newpage] 「はぁ。 」 勤務がひと段落した医局で天堂は情報の整理と、今日の入院患者の検査データなどを目に通していたが 天堂のデスクの横にしゃがみ、机に頬杖つきながら天堂を眺める七瀬の姿が視界の隅に入るも、あえて存在にふれてはいなかった しかし、3秒に1回ほどの割合で大きなため息を漏らすその姿がどうも気に障り 「なんなんだよ、さっきからお前は!!」 ついにそのPCから視線を外し、七瀬に声をかけた その天堂の声に七瀬はびっくりすることもなく、どこか思いつめたように「先生・・」と漏らすと 「もっと怒ってください」 「はっ???」 突拍子もない言葉が返ってきたことに天堂は驚くも 「もっとこのバカ!とか、厄介岩石ー!、この役立たずがー!って怒ってください」 いたって真剣だと、七瀬は真顔で訴えていた 「大丈夫かお前・・?」 いつになくおかしなことを言ってくる七瀬のおでこに、天堂は自分の手を当て、 まぁ、熱はないかと、体調面での心配はないかと軽く診察してみるも 「つーか、そんな趣味があったのかよ・・。 」 まさかそんなドMだったとは・・と眉間に皺を寄せて天堂はちょっと体を七瀬から引いた そんな天堂の様子に七瀬も気づき 「ち、違いますよ!!」 慌てて、「まさか!!」としゃがんでいた姿勢から立ち上がって否定した 「先生は自分で気づいてないんですか?」 だからさっきから七瀬が何を言いたいのか全くつかめず、怪訝な視線を送った 「だからその・・ 先生はお医者さんで仕事もできて、背も高くて脚も長くて 顔もイケメンで、高学歴高収入! 声も低くてセクシーで・・」 必死になんだか七瀬に褒められている状況に、悪くない。 と思いつつも だから何なんだよ?と天堂は椅子の背もたれに深く背を預けて腕を組みながらそんな七瀬を少し低い位置から見上げた 「だ、だからぁ!! 先生は最近、私のおかげ?で、前よりもちょっと人間らしく丸くなって・・ふふ」 自分のおかげ。 とちょっと恥ずかしそうに話す七瀬は、その様子に天堂がより一層眉間に深く皺を刻んだのを察知し慌ててにやけたその表情を正し 「そ、その、先生にも来生先生みたいにファンもいて!! だから、もっとこぉ前みたいに目を吊り上げて、上から目線でバカ!岩石!おい!とか 人を見下すくらいの冷徹魔王でいてくれないと困るんですっ!!!」 「魔王」な天堂をまねるべく、自分の目をちょっと吊り上げるようにし仁王立ちしてみると 吊り上げられて少し狭くなった視界から、はぁ。 」 と、いつもの低い声で名前を呼び、当たり前のように左手を差し出し 「今日の外来のリストと情報」 さっさと用意しろ。 といつになく魔王ぶりを発揮していた その天堂にいつもの勇者なら「はい、すぐに!!」と慌ててリストを用意しているも 七瀬は天堂のほうをチラっと見ると プイっとその顔を反らした。 「・・は?」 その七瀬らしからぬ行動に周りのスタッフもザワつき始めたも、一番驚いているのは天堂本人だった 「来生先生。 」 天堂から視線を反らした七瀬は、奥でカルテを眺めている来生のもとへ静かに近寄ると いきなり声をかけられ、驚いて来生は七瀬のほうへ視線を移した 「今日一日、来生先生のフォローをすることになりました。 よろしくお願いします」 深々と頭を下げる七瀬に、来生も「えっ・・?」と確かめる意味で七瀬に聞き返した 「いや、俺はいいけど・・・いいの?」 来生は七瀬の向こう側に、左手を出したまま呆然と固まる天堂の姿を、あれ。 と視線で指した しかし今日の七瀬はどこかもう決め切った、という形に横目がちに冷たい視線を天堂に送り 「いいんです。 今日はそういう日ですから。 」 吐き捨てるように言い放つと、まだ腑に落ちていない来生の後ろに回って 「はい。 そんなんじゃない。 あいつがまた勝手にしてるだけだ」 正直めんどくさい。 と言わんばかりにフッと視線を来生から外すと、デスクの椅子にため息をつきながら腰かけた 「そう?あんなに天堂、天堂って一筋だったのに お前が気づいていないところで何か傷つけるようなことしたんじゃないか?」 「はぁ?なんで俺が・・」 どこかそうじゃないか。 と思っていたも見当がつかなかった天堂は、 その核心をついたような来生の言葉に苛立ちを隠せなかった 「まあ、俺は大歓迎だけどね。 佐倉ちゃんが来生担になるの」 「!!」 読んでいた資料をパタンと閉じ、ソファーからそう立ち上がる来生の言葉に天堂はハッと来生のほうへ顔を向けると 「それだけはない。 断じてな。 」 いつもより低い声で、そんなことがあってたまるかと言わんばかりの咬みついた視線を来生へ送った 「あー・・・そう。 はいはい。 ご馳走さまでした」 そういう黒くって独占欲丸出しのところも佐倉ちゃんにちゃんと見せてあげればいいのに。 と来生は苦笑いを浮かべながら天堂の肩を軽くたたくと医局をあとにした どうにもイライラする感情が収まらず、とりあえず糖分摂取して落ち着こうと、天堂は院内のパン屋へ足を運んだ。 と片眉をひそめた 「確かに。 あの子みたいなのが好みなら、私も案外いけるかも??」 「えー!もしかして本気で天堂先生狙う気?笑」 後ろにその魔王がいつになく眉間に皺を刻んで、睨みながら見下ろしていると知らず 楽しそうに話している様子を目の当たりにしたとき、ふと天堂の記憶の中から 『これは、隠れ天堂ファンができてしまった私には一大事なんです!!』 と、必死に訴える七瀬の姿と言葉が浮かんで、天堂の中でやっと点と点がつながった 「そういうことか・・。 」 小さなため息とともに天堂は、さて、どうしたもんか・・と、 頭を掻きながら売店からUターンし早く仕事を片付けるべく医局へ戻った [newpage] 今日一日、天堂先生を無視してしまった ことごとく天堂を無視してヤケになってしまった自分の行動にいたたまれなくなりながら 重い足取りで七瀬はマンションまで戻ってきた 「絶対嫌われたよなぁ・・・」 はぁー・・。 とがっくり頭も肩も落としながら、玄関のカギを開けて中に入ろうとしたとき 「おい」 頭上から声が降ってきたかと思うと ダンっと右手を開いた七瀬の部屋のドアにあて、行く手を阻むかのように天堂が立っていた 「て、天堂先生・・!!」 散々無視してしまったも、たぶんきっと帰りは遅いだろうし顔は合わせることはないか・・と思っていた相手が突如目の前に立っており、七瀬は驚いて声が裏返った ジロっと自分を見下ろすその視線がどうにも痛すぎて、七瀬は視線を泳がせながら 「きょ、今日はお帰り・・早いんですねぇ・・?」 ドアに添えられている天堂の腕の下をすり抜け、 はは・・・っと引きつった笑顔を作って玄関の中のほうへ恐る恐る入った 中に入られた天堂は、そのまま玄関のドアの淵に背をもたれかけ腕を組みながら、しどろもどろしている七瀬に視線を落とした 「あ、私・・きょ、今日はちょっと忙しくて・・・」 天堂に何言われるか怖くて、七瀬は相変わらず視線を泳がせながらなんとか言葉を絞り出すと 「し、失礼しますっ!!!!!!」 御免!と言わんばかりのスピードで一気にドアを閉めようとしたが その行動を先読みしたかのような天堂の右足で閉めようとされるドアをガシっと間髪入れずに止められ 「待て。 話がある」 あっけなく天堂に阻止された七瀬は、いつになく冷ややかな視線が自分を見下ろしており 終わった・・・完全に・・・。 と心の中で涙しながら恐る恐る天堂を部屋へと招き入れた カチカチと、静かな部屋に時計の音だけがやけに響いていた 洗いざらい説明しろ!と、天堂に詰め寄られ、七瀬は売店でのことや自分がどう思われているのかを聞いてしまって危機感を感じていたことを話した それを聞いた天堂は、ダイニングテーブルに肘をつき、足を組みながら横目で七瀬の表情をうかがっていたも その姿はやけに機嫌悪そうで、七瀬もまた、そんな天堂を向かいの席から縮こまりながら盗み見ていた 「で?俺を狙う気の他の奴らが出てきた挙句 どこにでもいる普通のド新人がまさか彼女だと言われて落ち込んでると?」 「は、はい・・・。 」 淡々と整理されたように天堂から聞き返され、改めて天堂の口から気になっていたワードを言われると傷口に塩を塗りこまれたようにグサグサと深く傷み、消え入りそうな声で七瀬は短く返事した 「お前はバカか!」 「っ!!!」 突如降ってきた天堂の少し強めの「バカ」という言葉に、七瀬は肩をビクっと震わせ、なんで??と浬のほうへ泣きそうな表情を向けた 「お前は俺の彼女なんだろ? 彼女のお前が胸張って構えてないでどーすんだ」 吐き出された言葉に、ごもっとも・・と七瀬も言い返せなくなりそうだったが 「だ、だって・・・ 仕方がないじゃないですか! 私は天堂先生に出会ってから、5年間ずーっと天堂先生一筋で、天堂先生以外なんて目にも入らなくて 天堂先生しか知らなくて・・先生は私より10も年上で、大人で・・」 喉元まできていた感情が一気にあふれ出したように天堂へまっすぐとぶつけられた たまに見せる七瀬の泣きそうな表情で真面目にぶつかってくる姿に、それまでついていた肘をゆっくりテーブルから離し、浬もまた七瀬をまっすぐと見つめた 「そ、そりゃ、天堂先生だって綺麗でスタイルが良くて、ミニスカートが似合って胸元がっつり開いた服とか余裕で着れるぼん、きゅ、ぼん!!みたいな人がいい・・です・・ょ・・?」 もしかしたらそうなのかも。 でも、そうだとしたらその事実を浬の口からは聞きたくはないも、あふれてしまい止まらない言葉に、七瀬は徐々に語尾が消え入りそうになる 口を尖らせてそう訴える七瀬の姿に、浬の小さなため息が聞こえると 浬はそんな訳のわからん心配ごとを漏らす七瀬へ右手を伸ばすと頬ごとギュっと挟むように掴んだ 「俺がいつ、ミニスカートが似合って胸元がっつり開いた服が着れるスタイルがいいやつが好みだと言った」 「そ、それは・・私の想像です・・」 頬を掴まれ、しゃべりにくいなか七瀬がボソッとつぶやくと、「ったく・・」と飽きれたように浬は七瀬の頬から手を離した 「確かに、男は大きいに越したことはないんだろうけど」 離された頬を撫でていると、聞きたくなかった言葉にやっぱり??と七瀬は一瞬浬へショックの眼差しを送るとすぐに自分の胸元に目をやり、ため息とともに肩を落とした 「でも、俺は別にそこに何の意味も求めてない」 がっくり落ち込んだ七瀬の頬に、ふいに、浬の手が触れられた熱が伝わった 指の背で頬を撫でるその手は、表情は優しくて 「佐倉じゃなきゃ、意味がないんだよ。 ばーか。 」 「・・!!」 ゆっくり唇が離されたかと思うと、さっきとは違う、優しい声色の「ばか」 七瀬もまた、思わぬ2度目の「好き」とういう言葉に、胸の奥がこんなにも満たされている感じからふわっと笑みがあふれ その思いをそのままぶつけるかのように、勢いよく自分を見上げる浬の首にぎゅっと抱き着いた 「わ、私も好きです! 先生が大、大、大好きです!!」 大を強調するように、しがみつきながら幸せを噛みしめている七瀬の背中を浬もそっと手をあて優しく撫でる 「よくゆーよ。 来生のやつに浮気したくせに」 「そ、それは・・」 ポンポンっと撫でる手は止めずに、ちょっと拗ねたように聞こえた浬の言葉に、七瀬は、うっ・・と一瞬肩に力を入れたも、抱き着いていた腕をほどき、ゆっくり浬へと視線を合わせた 「何百回でも言います。 天堂先生が だいすきです」 その思いはきっと変わらない 揺るがない思いのようにまっすぐな瞳を感じた浬も 「・・・知ってる」 そう優しく彼女の髪を撫でると 照れたように はにかむ七瀬をそっと抱き寄せた 胸張って言いたい 魔王を射止めた勇者は...

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『恋はつづくよどこまでも』佐藤健「俺がどんだけ我慢してると思ってんだ」 ネット妄想止まらず /2020年3月4日 1ページ目

恋 は 続く よ どこまでも 妄想 小説

[chapter:天堂担..だろ?] 「408号室の田中さん、来生先生が担当の患者様ですが カテーテル検査を行ってその結果でオペする方向です」 朝のステーションの申し送り 主任からの申し送りを聞き逃さないよう必死に七瀬はメモとり聞いていた 「そこで、田中さんのカテ検査の介助を…」 「主任。 その検査介助、私が入りたいです」 同じく申し送りを聞いていた酒井が主任の言葉を待たず名乗り出た。 酒井さんなら安心だけど…」 一度酒井へ目線を向け微笑む主任に酒井は、安堵したように表情を緩めたも 「今回の検査は、佐倉さん。 あなたに介助をお願いするわ」 「へ・・?私、です・・か?」 メモを取っていた自分にいきなり白羽の矢が飛んできたことに驚き、顔をあげなんとも 間抜けな返事しか出せていなかった 「いいですよね? 天堂先生?」 「・・はっ?」 そのやり取りをステーションのPCの前に座って聞き耳だけたてていた天堂に主任が何やら笑みを浮かべながらわざとらしく聞いてみた。 七瀬と同じでいきなり自分に答えが回ってきたことに、天堂は一瞬七瀬に視線を向けるもすぐにフイッと視線をPCに戻した。 「主任、なんで・・。 私も一度は検査についたことはあります。 だから」 「そうよ。 みんなそうやって経験して一人前になっていくの。 だから今回は、佐倉さん。 頑張って?」 「へぇ~、佐倉ちゃんが俺の介助か。 お前はとっくに俺のもんだろ』 ふふ・・。 では皆さん業務に戻って」 来生の言葉によからぬ妄想の世界に入り込み、ひとりニヤニヤと百面相する七瀬の姿に、一同は「また始まった・・」となかば恒例行事になりつつ七瀬の妄想をスルーするように主任の一声で持ち場へと動きだそうとした 「じゃあ。 一緒に頑張ろう、佐倉ちゃん」 ひとしきり妄想に浸った七瀬は、来生の声でハッと我に返り、慌てて高らかと右手をあげ 「は、はい! 佐倉七瀬、看護師として成長すべく頑張ります!!」 その宣言を聞いた来生は 「それじゃ、一緒に回診お願いできるかな?」 と、七瀬に声をかけると、七瀬も来生について行くべく慌ただしくワゴンに手をかけステーションを出て行った 慌ただしくステーションを出て行った佐倉と、遅れてステーションにやってきた小石川は来生の後ろを追いかける佐倉の姿と、不機嫌そうにしている天堂の顔を交互に見て 「あれ、天堂くん。 絶対わざとだな。 とさっきまでのめんどくささを一変した。 「おい来生。 そいつみたいな岩石介助につけたら、苦労すんのはお前だぞ」 「なっ・・!!」 コートを脱いで、ダイニングに腰掛けながら天堂は来生に魔王の口ぶりで問いかけると、慌てたように七瀬が一番反応した 「相変わらずひどいな、天堂は。 そんなことないと思うけど?佐倉ちゃん、意外と吸収早いし」 来生のフォローにぱぁぁっと目を輝かせる七瀬にも苛立ち 「・・どうだか。 いいよ!何事も心意気も大事だからね! その調子で本番も頑張ろう。 何かあったら俺がフォローするから」 「はいっ!!」 ・・・ったく、ほんとばか。 来生のフォローに何の抵抗もなく笑顔振りまく七瀬にも苛立ちがつのる ソファーで肩を並べて教科書を眺めるその後ろ姿にもイライラする 近いっつーの。 もっと離れろ。 来生です。 そう・・。 わかった。 じゃあ今から戻るわ」 ピッと終話させると、申し訳なさそうに来生は 「ごめん。 ちょっと病院に戻ることになったから。 あとは復習頑張って」 と脱いでいたコートを手にし部屋を出る準備を始めた 「はい。 大丈夫です! 来生先生、ありがとうございました!」 病院に戻る来生に七瀬は一礼すると 「がんばれ~こーじ!」と、酔っぱらった流子も見送った途端、バタンっと机に突っ伏したと思ったら、すぐに規則正しい寝息が聞こえてきた 「ふふ・・。 流子さん、寝ちゃった・・。 」 「・・いや・・それは・・」 ぐっと、抱きしめられる腕に力がこめられ、身動きもとれないほどの力と熱がこみ上げる 「お前がどれだけ成長、したか。 「ほら、早く答えねーと、姉貴が起きるぞ。 5.4.3.2・・」 いじわるな天堂の舌に、ううっと身震いするのを何とかこらえ 「か、冠動脈の狭窄・・や、閉塞を確認して・・ 冠動脈疾患の確定診断と じゅ、重症度把握と治療方針のけってい・・」 答える最中も容赦ない天堂の吐息に、とぎれとぎれになりながらも七瀬は何とか言葉を吐き出した 「よし。 次 カテーテル検査のアプローチの種類は」 「んっ・・!! ちょ・・。 」 一つ目のきわどい悪戯に耐えたと胸をなでおろしたのもつかの間、表情は見えないも 今、とっても悪戯心むき出しな天堂の表情が読み取れる・・と 左の首筋に今度は天堂の唇が移動してきたので、七瀬は再びグッと肩に力が入った 「ほら、もたもたすんな。 と、橈骨動脈せんしほう・・、じょ、上腕動脈穿刺ほう んっ・・だ、大腿動脈穿刺法・・」 絞りだした答えとともに、這っていた天堂の唇もその場から離れ はぁ・・っと荒い息が七瀬から漏れた 「じゃあ、最後」 や、やっと最後・・。 」 「どうした。 「はぁ、はぁ・・」 肩で息をして、なんとか流子が起きず耐えた・・と七瀬は外された胸元を抱えながら 散々悪戯を楽しんでくれた天堂にムッとした視線を送った 「先生のバカ・・。 」 「よくできました。 しっかり復習できただろ?」 フッと悪戯に微笑む天堂に七瀬は涙目になりながら 「今ので全部吹っ飛びましたよっ!!もう!!」 と抗議の視線を送ると、天堂はそっと七瀬の頬に手をあて 「俺を妬かせた罰だ。 」 「あ、来生先生!今日はありがとうございました!!」 昼休みに声をかけてきた来生に、七瀬は慌ててベンチから立ち上がり、来生に一礼した 頭をあげて来生に目線をむけると ふっと、来生の手が七瀬の制服の左襟のところを少し持ち上げた その来生の行動に何だかわからず、「ん?」と首をかしげながら左首元に手を置くと 「復習・・。 初めてのカテで首痛めたんか?」 不自然すぎる七瀬と、その首から肩に覗く湿布薬に首を指しながら沼津が声かけた 「あ・・いや・・ちょっと寝違えちゃて、はは」 「若いのに大変ね~」 首筋をさすりながらなんとか誤魔化し、ははは・・と苦笑いを浮かべると ふと、ステーションの端でPCに向かう天堂が視界に入った 七瀬のそんな姿に気づいた天堂は、ふっと視線を七瀬にむけると 『ばーーか』 と、声には出さず口の動きだけで七瀬へ不敵な笑みをむけた 「!!」 それに気づいた七瀬も、こんなあからさまには見えないけど、気づくくらいの場所にキスマークをつけたあげくに、 バカともらす天堂の姿に 『やっっぱり魔王!!』 と、同じように声にならない言葉を返した Fin.

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