プレドニン 点滴。 ステロイドの使い方

7. 突発性難聴に対するステロイド点滴治療

プレドニン 点滴

ステロイドの使い方 循環器専門医は、臨床現場で副腎ステロイド薬を使った経験が少なく、副作用ばかりが気になって、ちょっとステロイドを処方するのが苦手な人種かもしれません( 僕だけ?)添付文書の延々と連なる副作用を見ていると、普通なら怖くて薬なんか飲めたのものではありませんが、実は、ほとんど大丈夫だから大きな問題にはならないわけですが、 ステロイドは、一定期間、一定量使うと必ずっていいほどしっかり副作用が出るのが他の薬と全く異なるところです。 副作用副腎ステロイドには、多彩な生理活性があって、いろいろな疾患に効果を発揮します。 プレドニンの添付文書を見たことがありますか? 効能・効果が1ページ目にはおさまりきらず、これでもかって感じで書いてあって、わけわかりませんよね。 開業して10年、少しは慣れてきましたが、疾患により量や期間などが異なり、副腎ステロイドを使いこなすというところまでは、まだまだですが、勉強した範囲で書いてみましょう。 副腎皮質ステロイドの薬理作用 (1)糖新生の促進し、血糖上昇。 (2)蛋白の異化を促進し、創傷治癒遅延、皮膚萎縮、皮膚線状。 (3)脂肪分解を促進し、中心性肥満、 満月様顔貌 moon face、野牛肩(インスリンの感受性は躯幹の脂肪細胞が高いため) (4)水貯留作用(腎尿細管からのNa再吸収を促進) (5): Caの腎臓からの排泄促進と腸管からの吸収抑制作用。 骨からのCa遊離を促進。 その結果、副ホルモン分泌が亢進しの一因。 (6)精神機能を維持。 運動知覚領域を興奮、多幸感、精神高揚状態。 (7)胃液分泌亢進および胃粘液分泌抑制作用(胃潰瘍) (8)多核白血球増加。 好酸球、好塩基球、リンパ球、単球減少。 血液凝固能亢進。 (9)抗炎症作用・免疫抑制作用 実際に、ステロイドを処方する時には、それぞれの疾患によって投与する 量や 期間、 剤形、 投与法などが異なります。 投与期間が、2週間以内の場合は、急に中止しても問題ありませんが、 2〜3週間を超えると副腎抑制がかかるので、徐々に減量する必要があります。 (疾患によっては、最初から免疫抑制剤を併用します)ステロイドと免疫抑制剤の違いは、ステロイドは即効性で効果も強力、確実ですが、免疫抑制剤は、効いてくるのに時間がかかります。 また、ステロイドは長期投与すると副作用必発ですが、免疫抑制剤はみんながみんな副作用が出るわけではありません。 飲み方は、生体では副腎から朝にたくさん出ているのに合わせて、朝の量の割合を増やすように投与する方法もあるようですが、はっきりしたエビデンスはなく、少量の場合は、朝に投与するとしてもプレドニン15mg以上投与する時は、分3処方で問題ないようです。 (分けて飲んだ方が、効果も副作用も強くなるとされています) 投与期間については、疾患によって投与する期間は異なるわけで、漸減中止できる疾患もあれば、SLEやANCA関連血管炎など、5mgぐらいは 一生飲み続けなければならない病態もあり得るわけです。 副腎皮質ステロイドの作用機序は、細胞内受容体を介して発現するゲノミック作用と考えられていたので、作用発現までに数十分〜数時間以上かかる遅い反応とされていたが、最近、細胞膜に局在する受容体を介して発現するノンゲノミック作用があることが発見され、その作用は数秒〜十数分で現れるとされ、臨床現場の感覚と一致します。 炎症は、まず補体が活性化され、マクロファージ、肥満細胞などから炎症性メディエーター(プロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエン)が放出され末梢血管を拡張し血管透過性が亢進する。 次いで炎症に関与する白血球、リンパ球の炎症部位への遊走、そこでの炎症性サイトカインなどの放出により炎症は完成して持続する。 これらのメディーエーターおよびサイトカインの産生をコルチゾルは抑制することで抗炎症作用を発揮する。 副作用 副作用は、たくさんありすぎて、すべて説明していると不安を煽るだけで誰も飲んでくれなくなるので、時系列に沿って、頻度の高い副作用を説明していきます。 たとえば、感染症は1ヶ月過ぎてから、無菌性骨壊死、なども初期から起こってくる副作用ではないので、数ヶ月で治癒できるような疾患については、話する必要がないわけです。 中枢神経症状が副作用として最も早期で、点滴では最初の6~10時間、内服では4~6日に見られ、症状は、 不眠から 多幸感、 うつ状態、性格の変化まで様々です。 数日後から血圧上昇、浮腫が見られ(プレドニゾロンなどミネラルコルチコイド作用)2〜3週間を超えると、副腎抑制が見られ、創傷治癒も遷延し、胃潰瘍なども起こってきます。 1ヶ月を超えると、かの有名な 感染症が増加、多毛、痤瘡など、数ヶ月後にはステロイド筋炎などがあります。 無菌性骨壊死や 骨粗鬆症(圧迫骨折)白内障などは、長期に服用している患者さんの忘れた頃に起こる副作用です。 無菌性骨壊死 長期にわたりステロイドを内服する場合は、必ず説明しておかないとトラブルの元になる疾患です。 常に股関節痛がないかを聞いて、体重をかけない、重い物は持たない、走って階段を降りないなど日常生活の指導が大切です。 ステロイドを服用していても胃潰瘍・十二指腸潰瘍はさほど増えないので(1. 1~1. 5)PPI(プロトンポンプ阻害薬)はルーチンで併用する必要はありません。 しかし NSAIDs+ステロイドでは、NSAIDs潰瘍の相対危険度はNSAIDs単独に比べ4. 4 倍に跳ね上がるのでPPI併用が必要ですが、ステロイドを飲んでいると痛みも軽減しますので、ダラダラとNSAIDsを飲まずに、さっさと止めてしまう方が利口です。 ステロイドの力価 ステロイドの種類は、抗炎症作用(糖質コルチコイド作用)とNa貯留作用(鉱質コルチコイド作用)生物学的半減期などを考慮して分類します。 プレドニンが中間的な立場で、頻用されており、ステロイドの力価はプレドニンを基準に計算します。 ソル・コーテフは、Naを貯留させる力が強いステロイドで、低血圧やを伴う相対的副腎不全がよい適応となります。 デカドロン、リンデロンなど、半減期が長くなるほど、副腎抑制が強くなり、抗炎症作用が強くなるが、ステロイド筋症などの副作用がより起きやすくなる。 そのため、抗炎症作用を狙う場合は、まず中間作用型から選択することになる。 中時間作用型は用量の微調節ができる点も魅力的である。 また、長時間作用型の点滴製剤はリン酸エステル構造をとっているので、コハク酸への過敏症を回避する場合はリンデロンを選択することとなる。 下垂体前葉からの副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌を抑制する。 長時間使用していると、副腎皮質はACTHによる栄養作用を受けず菲薄化し、ACTHによるコルチゾルの合成分泌能が消失する。 そのため、急に投与を打ち切ると急性副腎不全に陥る。 ステロイドを1ヶ月以上服用する可能性が高い病態については、治療前に血圧や血糖、骨密度などを調べておくことが必要です。 また、胃潰瘍の既往歴や緑内障の家族歴などもチェックしておくことが大切で、治療開始後もモニタリングして、副作用の早期発見、早期治療に結びつけます。 また、の予防のため、十分量のカルシウムやVD、YAM70%以下の患者さんには、ビスホス剤の投与も考慮します。 プレドニン20mgを2ヶ月以上内服する場合や免疫抑制剤併用例は、ST合剤の投与も考慮します。 (10mg以下で中止) 吸入ステロイド:inhaled corticosteroids (ICS) ICSの用量が多いほど増悪の予防となるが、ICSの増量が症状コントロールに寄与する程度は比較的少なく、他の長期管理薬を併用する方がより有効である。 同等の用量でも粒子径によりICSの肺への到達率は15~50%前後と異なるので、製剤によってコントロールの具合は異なる。 ICSが全身性に吸収される量はわずかであるため安全に長期使用できるが、高用量では、骨密度の低下、白内障・緑内障のリスクなどが報告されている。 喘息のコントロールが3ヵ月間良好に維持できた際は減量を検討する。 嗄声、口腔内カンジダ症などが主な局所の副作用であり、吸入後のうがいを説明することがとても重要である。 の治療は、経口でも注射薬も効果は同じです。 「ステロイドで調子が悪くなったことがある」と言われた時は、 コハク酸エステル型ステロイド(メチルプレドニゾロン、ハイドロコルチゾン)のアレルギーを考えます。 よって、 喘息の時は、リン酸エステル型のステロイド(リンデロン、デカドロン、ハイドロコートンなど)を使用します。 ・・・とは言うものの デカドロン注射液には防腐剤であるプロピルパラベン、メチルパラベンのパラベンが含まれており、喘息を誘発する可能性があります。 また、リンデロン注射液も、リンデロンとの因果関係が否定できないの増悪の報告が2症例あったようで、使用上の注意改訂情報として「本剤の投与により、患者のを増悪させることがあるので、薬物、食物、添加物等に過敏な喘息患者には特に注意が必要である」 が追加記載されました。 著しい( 喘息は、10人に1人)の時は、リンデロンやデカドロンなどのリン酸エステル型のステロイドを使用することが薦められていますが、大手を振って、リン酸エステル型のステロイドなら喘息患者に使用しても問題なしとは言えませんのでご注意ください。 経口摂取可能であれば、 内服で処方(効果は注射と同等)するか、ゆっくり点滴することで思わぬ事態も未然に防げるようです。 湿疹 湿疹に対してのステロイド軟膏の処方は、よろず診療所としては止む得ないよくある疾患です。 専門医との線引きとして、クリーム(ベタベタしないので患者さんには人気あり)は処方しておりません。 頭に使用するローションは別として、マイザー軟膏(very storonge)で治らないものは、紹介しております。 また、顔の湿疹は原則として診ておりません。 (仕方なく、ロコイドを1本だけ処方することありますが・・・) しかし、ステロイド外用剤の副作用は、たくさんありますが(皮膚萎縮、酒渣様皮膚炎、座瘡、多毛、感染症(細菌、白癬、カンジダ、単純ヘルペス))良くなったか悪くなったかは、患者さん本人が一番よくわかっているので、悪くなったら、ステロイド外用剤をすぐに中止すればいいわけです。 特に鼻閉がある場合や症状が頻繁に現れる場合は、鼻噴霧用ステロイド薬が最も有効となる。 鼻噴霧用ステロイド薬は、効果発現も比較的早く、通常は約1~2日で効果がみられる。 しかし、最大の効果が得られるまでは2週間連続使用することが重要である。 鼻噴霧用ステロイド薬は、副作用が少なく、抗ヒスタミン薬で副作用を生じる患者や肝機能障害などの基礎疾患を有する患者、多剤内服の患者にはよい適応である。 鼻噴霧用ステロイド薬の妊婦に対する使用は、抗ヒスタミン薬などほかの経口薬と同様に、妊娠2~4か月では催奇形性のある時期であるため、使用をさける。 妊娠5か月以降では、ステロイド点鼻薬の局所投与(少量)も選択肢の1つである。 治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。 新しい世代の鼻噴霧用ステロイド薬であるアラミストTM、ナゾネックスTMは、鼻への局所投与により、アレルギー性鼻炎に合併する眼症状にも有効であると報告されている。 では、ボスミン(アドレナリン0. 3~0. 5mg(0. のおよそ20%には二相性の反応(遅延型反応)を認め、ときに薬剤の反応に乏しく重篤化することがある。 残念ながら、二相性アナフィラキシーの小規模な報告例ではステロイド投与による第2相反応の予防効果は認められていない。 ステロイドは水に難溶性であるため、点滴静注用ステロイドはコハク酸、もしくはリン酸を側鎖につけたエステル構造として製造される。 NSAIDsアレルギー(AERD)は、コハク酸エステルで発作が誘発されることがある。 それは、ステロイドによるアナフィラキシーではなく、コハク酸エステルに対する過敏症である。 また、ソル・コーテフやデカドロンは防腐剤としてと構造が類似したパラベンを含んでおり、パラベンによる過敏症状の報告もある。 パラベンはアミド型局所麻酔薬の即時型反応の原因としても知られている。 日本におけるステロイド静注用製剤 AERDの発作誘発物質は、やNSAIDsのほかにもさまざまな食品や医療品添加物が含まれており、コハク酸やパラベンもその1つに数えられている。 AERDはIgEを介したI型アレルギーではないので、コハク酸やパラベンを含むステロイドは、初回(初日)投与時であっても過敏症状を誘発することがある。 AERDのリスク因子 成人発症の、女性(男性:女性= 2:3~4)、副鼻腔炎や鼻茸の合併、入院やER受診をくり返す重症喘息、嗅覚低下など AERDが疑わしい場合は、内服薬か、点滴静注ではリン酸エステル型ステロイド(リンデロンなど)を用いる。 内服薬はコハク酸もパラベンも含んでいないため、AERDであっても最も安全。 リンデロンであっても、添加物であるソルビトールや亜硫酸ナトリウム(酸化防止剤)で喘息が増悪した例がある。 投与方法も大切で、急速静注はAERDの激烈な発作を生じやすく、禁忌。 1~2時間かけると比較的安全ともされており、ステロイド製剤の点滴加療はゆっくりと行うことが望まれる。 ソル・メドロ一ル静注用には40mg、125mg、500mg、1,000mgの規格があるが、40mgにのみ乳糖が添加されている。 微量の牛の乳由来の乳タンパク質が含まれているので、牛乳アレルギーの既往歴がある患者ではアナフィラキシー症状を呈する可能性がある。 余命2ヶ月以内なら、感染症、、などの副作用は棚上げして下さい。 月単位の使用でしばしば見られるのは、 口腔内カンジダ症です。 (ファンギゾンのうがい液で対処可能)と抑うつです。 また、ステロイドとNSAIDSを併用している際は、消化性潰瘍の発生のリスクは4 倍になるとされており、PPI投与は必須です。 ステロイド投与における感染症のリスクは投与量と投与期間に関係します。 致死的なものではありませんが、 ムーンフェイスは時に美容上問題になることがあるので、説明しておいたほうが良いかもしれません。 (プレドニン10mg以下になれば元に戻るとされています。 また、個人差があり全くでない人もいます) 緩和医療に適しているのは、半減期が長いベタメタゾンやデキサメタゾンが、電解質への作用もなく第一選択です。 プレドニゾロンとベタメタゾン・デキサメタゾンの効力比は4 : 25 です。 しかし半減期が長いので,同力価でもベタメタゾンの方が効果がより実感されることがしばしばあります。 ミオパチーや筋力低下は、プレドニンよりベタメタゾンのほうが出やすいとされています。 サンドスタチンは、ベタメタゾンとの併用で6時間後13. 3%(24時間後で検出しない)になるので、同ルートにならないようにする配慮が必要があります。 ベタメタゾンは内服(錠剤は、数が多くなりがち)でも坐薬でも点滴でも生体内有効利用率は変わらないので、投与経路が違っても効果はほぼ同一です。 (低用量ほど慎重に減量)用法は、不眠の原因となるため、午後6時以降の投与は控えて、 朝、昼に分けて処方します。 多種多様な不定愁訴を取り除くステロイドの効果は、処方日〜数日以内に現れることが多いため、 1週間程度使用して全く効果がなければ中止します。

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プレドニンの効果・副作用を解説:ムーンフェイスとは?

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Q:湿疹がひどいときにステロイド剤の軟膏をもらいました。 とてもよく効いたので、その後も残りを時々使っています。 よくないっていう人もいますが、どうなんでしょうか。 A:ステロイド剤は、人間の体のなかの副腎皮質という器管から分泌されるステロイドホルモンを基礎にしてつくられた医療品です。 ステロイド剤の軟膏には、作用の弱いものから強いものまで何十種類もあり、湿疹が重症の場合には比較的強いものを、軽症の場合には弱いもの使います。 しかし顔や首、外陰部など皮膚の弱い部分には、湿疹が重症でも強力なステロイド剤は使いません。 薬剤が吸収されやすく、皮膚が萎縮したり、薄くなったり、 赤みを帯びてきた、多毛になるなどの副作用が現れやすいためです。 よく効くからといって、自己判断で全身どこにでも同じステロイド剤を同じように塗ると、副作用がおこりやすくなります。 皮膚科の医師は湿疹がよくなってく ると、弱いステロイド剤に切り替えるのが一般的です。 塗り方も強くすり込まず、いったん手にとって薄くのばし、患部をなでるようにして、指示された回数 塗ってくさい。 ステロイド剤は、すばらしい効果をもっていると同時に、使い方を誤ると重い副作用を生じる可能性ももっています。 飲み薬、吸入薬、軟膏いずれの場合でも、 ステロイド剤が処方され、副作用が心配であれば、医師や薬剤師に納得するまで発明してもらいましょう。 治療の主人公は患者さんなのですから。 Q:喘息で治療を受けています。 プレドニンという薬をもらいました。 こわい薬だと友人にいわれたのですが、大丈夫ですか。 A:プレドニンもステロイド剤の一種です。 強力な抗炎症作用、抗免疫症作用をもっているために、リウマチなどの膠原病、喘息、ネフローゼ、皮膚炎などで使われ ています。 喘息の患者さんの場合、重症の発作時にステロイド剤の点滴などで発作を鎮め、その後数日間、再発作予防のためにプレドニンなどの飲み薬のステロ イド剤を使う場合があります。 お友だちがプレドニンを「こわい薬」といったのは、副作用としてムーンフェイス(月のように丸い顔)や胃潰瘍、高血圧、糖 尿病、骨粗鬆症などをひきおこすことがあるとどこかで聞いたためだと思います。 これらの副作用はステロイド剤を大量に、長期に使用した場合におこりやすくなりますが、短期間の使用では、こういった副作用の心配はほとんどありませ ん。 長期に使用す場合であっても、医師はこれらの副作用に十分に注意して、必要最小量の薬を処方していますので、医師の指示に従って服用してください。 副作用 を恐れて、急に服用を中止すると、リバウンドといって症状の急激な悪化をひきおこすことがあるので注意が必要です。 いつでも元気 1997. 5 No.

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プレドニン錠5mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

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作用 【働き】 いわゆるステロイド薬です。 炎症をしずめたり、免疫系をおさえる作用があります。 炎症性の病気、免疫系の病気、アレルギー性の病気などに広く使用されています。 たとえば、膠原病、ネフローゼ、関節リウマチ、重い喘息、ひどいアレルギー症状、めまい、耳鳴り などに用います。 おもな効能は以下のようなものです。 慢性副腎不全(アジソン病)..副腎皮質ホルモンが不足しているときに用います。 補充療法です。• 免疫系の病気..膠原病、関節リウマチ、ネフローゼ、潰瘍性大腸炎など免疫系が関係している炎症性疾患を改善します。• アレルギーや炎症性の病気..喘息や湿疹、アトピー、アレルギー性鼻炎、結膜炎、角膜炎のほか、各科領域における炎症性の病気に用います(一部は外用剤が無効な重症例にかぎる)。• その他..メニエル病(めまい、耳鳴り)、突発性難聴、顔面神経麻痺、重症筋無力症、いろいろな血液の病気、白血病や多発性骨髄腫など血液がん、その他の腫瘍、鎮痛補助、抗がん薬に伴う悪心・嘔吐、臓器移植後の拒絶反応の抑制、注射によるパルス療法の補助などにも用います。 ここから、いろいろなステロイドホルモンが産生・分泌されます。 その代表がコルチゾルです。 コルチゾルは、糖や脂肪の代謝系に働いたり、体液の維持、免疫系の調整など大事な役目をしています。 病院では、コルチゾルの仲間を習慣的に「ステロイド」とか「副腎皮質ホルモン」と呼んでいます。 実際の治療には、作用を強めた合成のステロイド薬が使われます。 ステロイドを医薬品として一定量以上を用いると、優れた抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用などを発揮します。 特徴 プレドニゾロンは、もっとも標準的なステロイド薬です。 古くから、各診療科で広く処方されています。 作用の持続時間は、中間型です。 電解質代謝作用があり、浮腫や血圧上昇をまねくことがあります。 注意 【診察で】• 持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。• 水痘(水ほうそう)または麻疹(はしか)にかかったことのない人は、医師に伝えてください。• 服用中の薬を医師に教えてください。• 治療が長くなるときは、副作用や注意点について説明を受けておきましょう。 【注意する人】 病気によっては、その症状を悪化させるおそれがあります。 ただ、どうしてもこの薬でないとダメなことがあります。 そのような場合、副作用に注意しながら慎重に用います。 注意が必要なケース..感染症(有効な抗菌薬がない場合、全身の真菌症、結核、単純疱疹性角膜炎など)、肝炎ウイルスをもっている人、水痘(水ぼうそう)もしくは麻しん(はしか)の既往がなく また予防接種を受けていない人、胃潰瘍、精神の病気、緑内障、白内障、高血圧、電解質異常、手術後、血栓症、心臓病、糖尿病、骨粗鬆症のある人など。 【飲み合わせ・食べ合わせ】• 男性の夜間頻尿にデスモプレシン(ミニリンメルト)を使用している場合は併用できません。 併用により低ナトリウム血症を起こすおそれがあるためです。• 抗けいれん薬のフェノバルビタールやフェニトイン、結核の薬のリファンピシンなどと併用すると、この薬の効きめが弱くなるかもしれません。 そのほか、抗凝血薬のワルファリン、アスピリンなどサリチル酸誘導体、糖尿病の薬、利尿薬などと相互作用を起こす可能性があります。• 長期もしくは大量服用中あるいは中止後6カ月以内の人は「生ワクチン」の接種を控えます。 【使用にあたり】• 決められた飲み方を守ってください。 症状によって、飲む量や飲み方が違います。 隔日服用や間欠服用など変則的になることも多いです。 超大量療法では、入院が必要です。• ステロイドの長期服用時の注意点として「自分の判断で急にやめない」ということがあります。 反発的な重い症状が出るおそれがあるためです。 中止するときは、医師の診断のうえで、時間をかけて徐々に減らします。• 発熱やかぜ症状を含め、この薬を服用中にいつもと違う症状があらわれたら、すぐに受診してください。• 次のような場合、この薬を飲んでいることを報告してください。 大けがをした場合、手術をするとき、予防接種や皮内反応テストをするとき。 【検査】 定期的に決められた検査を受け、効果や副作用をチェックするようにしましょう。 【食生活】 大量服用中は感染症にかかりやすいです。 外出のときはマスクをし、うがいや手洗いをしっかりしてください。 できたら、人ごみは避けたほうがよいでしょう。 もし、発熱やのどの痛み、咳や痰、皮膚の発赤や発疹、水ぶくれなどがあらわれたら、すぐに受診してください。 効能 【内科・小児科領域】• 1 内分泌疾患:慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性)、急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)、副腎性器症候群、亜急性甲状腺炎、甲状腺中毒症〔甲状腺(中毒性)クリーゼ〕、甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症。• 2 リウマチ疾患:関節リウマチ、若年性関節リウマチ(スチル病を含む)、リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)、リウマチ性多発筋痛。• 3 膠原病:エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状)、全身性血管炎(大動脈炎症候群、結節性動脈周囲炎、多発性動脈炎、ヴェゲナ肉芽腫症を含む)、多発性筋炎(皮膚筋炎)、強皮症。• 4 川崎病の急性期(重症であり、冠動脈障害の発生の危険がある場合)。• 5 腎疾患:ネフローゼ及びネフローゼ症候群。• 6 心疾患:うっ血性心不全。• 7 アレルギー性疾患:気管支喘息、喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)、薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)、血清病。• 8 重症感染症:重症感染症(化学療法と併用する)。• 9 血液疾患:溶血性貧血(免疫性又は免疫性機序の疑われるもの)、白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)、顆粒球減少症(本態性、続発性)、紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)、再生不良性貧血、凝固因子の障害による出血性素因。• 10 消化器疾患:限局性腸炎、潰瘍性大腸炎。• 11 重症消耗性疾患:重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)。• 12 肝疾患:劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)、胆汁うっ滞型急性肝炎、慢性肝炎(活動型、急性再燃型、胆汁うっ滞型)(一般的治療に反応せず肝機能の著しい異常が持続する難治性のものに限る)、肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁うっ滞を伴うもの)。• 13 肺疾患:サルコイドーシス(両側肺門リンパ節腫脹のみの場合を除く)、びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)。• 14 結核性疾患(抗結核剤と併用する)。 肺結核(粟粒結核、重症結核に限る)、結核性髄膜炎、結核性胸膜炎、結核性腹膜炎、結核性心のう炎。• 15 神経疾患:脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(ただし、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること。 )、末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)、筋強直症、重症筋無力症、多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)、小舞踏病、顔面神経麻痺、脊髄蜘網膜炎、デュシェンヌ型筋ジストロフィー。• 16 悪性腫瘍:悪性リンパ腫及び類似疾患(近縁疾患)、多発性骨髄腫、好酸性肉芽腫、乳癌の再発転移。• 17 その他の内科的疾患:特発性低血糖症、原因不明の発熱。 【外科領域】 副腎摘除、臓器・組織移植、侵襲後肺水腫、副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲、蛇毒・昆虫毒(重症の虫さされを含む)。 【整形外科領域】 強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)。 【産婦人科領域】 卵管整形術後の癒着防止、副腎皮質機能障害による排卵障害。 【泌尿器科領域】 前立腺癌(他の療法が無効な場合)、陰茎硬結。 また、固定蕁麻疹は局注が望ましい。 【眼科領域】 内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)、外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)、眼科領域の術後炎症。 【耳鼻咽喉科領域】 急性・慢性中耳炎、滲出性中耳炎・耳管狭窄症、メニエル病及びメニエル症候群、急性感音性難聴、血管運動(神経)性鼻炎、アレルギー性鼻炎、花粉症(枯草熱)、副鼻腔炎・鼻茸、進行性壊疽性鼻炎、喉頭炎・喉頭浮腫、食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後、耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法、難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの)、嗅覚障害、急性・慢性(反復性)唾液腺炎。 用法 通常、成人はプレドニゾロンとして1日5〜60mgを1〜4回に分割経口服用する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 注意1:本剤の服用量、服用スケジュール、漸減中止方法等については、関連学会のガイドライン等、最新の情報を参考に服用すること。• 注意2:川崎病の急性期に用いる場合には、有熱期間は注射剤で治療し、解熱後に本剤に切り替えること。 医師の指示を必ずお守りください。 副作用 ステロイドの副作用は、服用量や服用期間によって違います。 とくに、多めの量(30mg以上)を続けていると、いろいろな副作用がでやすくなります。 このため、長期大量服用時など場合によっては入院が必要です。 治療が長くなるときは、定期的に決められた検査を受けてください。 飲み始めに多いのは、いらいら感、不眠、消化不良、下痢、吐き気、食欲増進などです。 服用が長めになると、にきび、むくみ、生理不順なども起こります。 軽い副作用の場合、病気によっては治療を優先しなければなりません。 長期服用で特異なのが、脂肪の異常沈着です。 多めの量を続けると、かなりの頻度で生じます。 ムーンフェイスといって顔がふっくらしたり、肩やおなかが太る症状です。 ただ、これは減量すれば治りますので大丈夫です。 そのほかは多くありませんが、大量もしくは長期の服用においては、副腎不全、ウイルス性肝炎を含め各種感染症の誘発、血糖値の上昇、骨が弱る、胃潰瘍、気分の落ち込み、眼圧上昇、動脈硬化、血栓症などに注意が必要です。 また、副腎不全の状態で、急に中止すると重い反発症状がでる危険性があります。 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください• 重い感染症..発熱、寒気、だるさ、食欲不振、のどの痛み、咳や痰、息苦しい、嘔吐、下痢、皮膚発赤・小水疱・ピリピリ痛い、水ぶくれ、できもの。• 副腎不全、糖尿病..だるい、吐き気、下痢、のどが渇く、水をがぶ飲み、多尿、食欲増進、太る• 消化管潰瘍・胃腸出血..胃痛、腹痛、吐き気、嘔吐、吐血(コーヒー色のものを吐く)、下血(血液便、黒いタール状の便)。• 膵炎..吐き気、吐く、持続的な激しい腹痛、上腹部または腰から背中の激痛、発熱。• 抑うつ..憂うつ、気分が落ち込む、やる気がでない、考えがまとまらない、悲観的、不安感、不眠。• 骨粗鬆症..骨がもろくなる、背中や足腰の痛み、骨折。• 目の重い症状(緑内障、白内障など)..見えにくい、かすんで見える、まぶしい、視力低下、目の痛み、頭痛、吐き気。• 血栓症..手足とくにふくらはぎの痛み・はれ・むくみ・しびれ、突然の息切れ・息苦しい、深呼吸で胸が痛い、急に視力が落ちる、視野が欠ける、目が痛む、頭痛、片側のまひ、うまく話せない、意識が薄れる。 【その他】• いらいら感、不眠• 消化不良、下痢、吐き気、食欲増進、食欲不振• にきび、肌荒れ、毛深くなる、頭髪の脱毛• 生理不順、むくみ、血圧上昇、体重増加• 脂肪の異常沈着(顔がふっくらする、肩やおなかが太る)• いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。 まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。

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